最愛の災厄さん〜「いや、私の日常どこいった…」「はぁ、困ってる常磐さんも可愛いぃ…!!」「もう嫌だこいつ」〜

鮎さん

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ヤンデレ8%

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目をゆっくりと開けると、美しい肌が目に入った。

その瞳の中に、私が入りこんでいる。

耳にかけてある髪の毛が、僅かに垂れていた。

それだけで色っぽく、男らしく見える彼は、本当に10代なのだろうか。


「あ…常磐さん起きました?まだ寝てていいんですよ?」

顔が、良い…!!

「いや、大丈夫、起きる。」

「そうですか、常磐さんが起きるなら僕も起きます」

「ハイハイ」


朝ごはん、あー冷蔵庫に何入ってたっけな、一応?今のところ客人な訳だしコンフレークとかはダメか…


「僕コンフレーク好きですよ」

「んぇ?!」

え?今の声聞こえてた?私口に出してた?!

「ふふっ、んぇ?!って、ふふふっ」

「な…」パクパク

言葉が出てこなくてただ口を開閉させる

「…あ、金魚の真似ですか?似てますね!」

「いや、ちがう…はぁ…」

彼は相変わらずニコニコしている。



「じゃあコンフレークで大丈夫?」

「はい!」

「私ご飯食べ終わったら準備して仕事行くけどロキ君は何か用事あるの?」

「そうですね、僕も行かなきゃいけないところがあるので出かけます。」

「おー了解」



部屋に戻り、服を着替えて会社に行く準備をする。


「ん~何か忘れてる気がする……ロキ君に会うの昨日が初めてじゃないような…いや、でもそうだったら久しぶりですねとか言うような気が…うぅん…」

コンコン

「すみません、僕先に出ますね」

「ぁ、うん、気を付けてね、行ってらっしゃい」

「…っ!はい!」


…やっぱり気のせいか、

常磐がうんうん悩んでいる一方ロキといえば…


はぁぁ!!
常磐さんに行ってらっしゃいって言って貰えた!
あぁ!嬉しい!
これだけでこの計画実行した意味がある!!!



常磐からの行ってらっしゃいに悶えているのだった。

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