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第31話 待ち伏せするめめさん
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「艦長、予定通り待ち伏せポイントに到着しました」
「わかりました、作戦を次の段階に移行します。ステルス性能に長けたBPSは、予定の配置についてください。くれぐれも慎重にお願いします」
熊さん達のBPSに加え、私達の仲間からもジャコウネコ達のBPSが展開していく。BPSの性能は乗り手の影響を強く受ける。こういう待ち伏せは、肉食獣メンバーの本領発揮といったところね。
「はぴさん達の様子はどうですか? わかる範囲でいいので教えてください」
私達は現在ステルスモードで待機中のため、アクティブな機器は全滅してしまっている。いくら光学迷彩やレーダー欺瞞フィールドで隠れていても、こちらから電波を飛ばしたら台無しなので、そこはしかたない。でも、パッシブのセンサーで捉えられる情報も決して少なくはない。
「現在はぴさん達は予定通りデメキンに攻撃を仕掛ています」
「流石ははぴさんたちね。では、私達は予定通りここで待ちます。各員やる事はわかっていますね?」
失敗するとは思っていませんでしたが、こうも予定通りですと、少し恐ろしくもありますね。
「あの~、お姉ちゃん?」
「なんですかババ、いつまでもそのような子供じみた呼び方をして、今は人目があるのですよ」
「猫ちゃん達はいないし、熊ちゃん達もBPSで行っちゃったから、もう人目はないよ? なんていうか、お姉ちゃんがその余所行きモードだと、やりにくいっていうか、たぶんみんなの士気も下がっているっていうか」
「そうなのですか?」
「そうだよ、ねえみんな?」
「あ~、あっしにふらねえで貰いたいっす」
「私もです」
なんでしょう、やけにじれったい物言いですね。少し圧を加えて正直に話してもらいましょうか。
「そうなのですか?」
私は少し強めに、あえて同じ質問を繰り返す。
「あ~、正直言いますと、そうっすね。あねさんはいつものあねさんでねえと、調子狂いやす」
「申し訳ございません、私もその、同じくです」
「私にとっては、こちらのほうが素に近いと思うですが、みなさんが慣れないというのであれば仕方ないですね、いつものようにやるよ。おい、お前ら、やることはわかってるんだろうな!」
「「「「「へい、あねさん!」」」」」
「じゃあとっとと準備しろ! システム班、ステルスモードはいつでも切れるようにしとけよ! 機関室、ステルスモードが切れ次第最大船速で動く、ぬるい加速するんじゃないよ! 砲手ども、全砲門いつでも撃てるようにしとけ! まだ射手のいねえ砲はどうなってんだ? 戦闘配置っつただろうが! BPS組、お前らも当然全員乗り込んでるんデるんだろうな!?」
「「「「「は!」」」」」
ったく、しょうがねえ連中だな。どこかこう、緊張感が足りてねえ。とはいえ、今することは座して期を待つことだけだけどな。
「ねえさん、はぴさん達が予定通り敵を引き連れて接近してきます」
「へえ、流石だね」
「ですがねえさん、ミニぴぴぷちゃ号の様子がおかしいです。敵に仕掛けた際に、ダメージを受けたのでは無いでしょうか? こちらから救助に打って出ますか?」
作戦予定宙域で待つあたし達のほうに、はぴさん達が敵を引き連れて接近してくる。はぴさんのミニぴぴぷちゃ号は左足をやられ、煙をはき、いかにもあと少しで撃墜されそうな雰囲気を醸し出している。
前回、惑星アルファ侵攻作戦時のはぴさんのミニぴぴぷちゃ号の強度からいって、あの船の強度はかなりの物だった。足も速いから本格的なダメージを受ける前に逃げることも可能なはず。つまり、演技の可能性が高いね。
「止めな! あれは十中八九演技だ。予定地点に引き込むまで、決して動くんじゃないよ!」
「は!」
「ねえさん、敵影を確認! 黄色のBPSが30と、小鬼の1000m級が2!」
「おいおい、はぴさん、少し張り切りすじゃねえか? 30機の黄鬼のBPSはともかく、小鬼の1000m級を2隻も連れてくるとはね」
「ねえさん、いかがしますか?」
「何言ってんだい、全部やるに決まってんだろ! ババ、ステルスモード解除後、ドッキングを最速で解除、BPSを多めに付けてやるから、あんたの子羊で右の1隻を仕留めな。あたしの親羊で左をやる」
「わかったわ、お姉ちゃん。まっかしといて!」
あたし達ははぴさん達が予定の宙域まで来るのをじっと待つ。こういう時間はじれったいね。でも、我慢だ我慢、せっかくの待ち伏せ作戦が台無しになるからな。
「囮部隊の作戦宙域到達まで、あと10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1、予定通りはぴさん達は作戦宙域を通過中。敵もこちらに気付く素振りはありません」
「敵生首型宇宙船、もうすぐきます!」
小鬼の1000m級生首型宇宙船が私達の目の前を通過する。
「ステルスモード解除! 全速前進! 一気に敵艦の背後に食らいつくよ! 全砲門開け! 狙いは敵生首型宇宙船、後頭部下方! 撃って撃って撃ちまくれ!」
「ドッキング解除、あたし達もいくよ~!」
「BPS部隊、発進してください!」
あたしの合図とともに、ステルスモードを解除して、一気に小鬼達の宇宙船の背後へと動き出す。
今回の待ち伏せ作戦のポイントは、後頭部だ。小鬼達の1000m級の生首型宇宙船は、正面こそ火力があるし、バリア発生装置の配置の関係で防御力もそこそこ高いけど、それ以外では大きな弱点がいくつかある。まずは大きさゆえに取り付かれた相手への対処能力が低いことだ。だから、BPSで上手いこと接近出来れば、それだけで圧倒的に有利になる。特に、目鼻口耳といった開口部は、BPSの火力でも簡単に撃ち抜ける。
それから、後頭部を取られることも弱点だ。後頭部にはまともな火器が配置されていない上に、後頭部の下から、本来であれば首の生えている部分にかけての防御力が、これまたかなり低い。バリアの強度も薄く、艦砲射撃でなら容易く撃ち抜けるレベルだ。
「砲弾、敵艦後頭部下方に命中。バリアごと装甲を破りました。このまま内部を徹底的に破壊するために継続射撃を行います」
「いい腕だね。もう1隻は?」
「予定通りババの子羊が大ダメージを与えた様子です。BPS部隊も難なく取り付けそうですし、破壊も時間の問題です」
「黄色たちは?」
「そちらも予定通りです。熊太郎さん達とジャコウネコ隊により、完全な包囲に成功、殲滅中とのことです。仮に一部が包囲を突破しても、デメキンとの間にはすでに工作部隊が展開済みです。逃す可能性は低いでしょう」
まだ小鬼の生首型宇宙船の中の艦載機のBPSがいるから油断は出来ないが、母艦からの支援を失い、指揮系統が混乱している小鬼のBPSなんて、あたし達の敵じゃない。
「デメキンからの援軍にだけは注意しつつ、敵を殲滅するよ!」
「「「「「は!」」」」」
初戦は、あたし達の勝利だね。
「わかりました、作戦を次の段階に移行します。ステルス性能に長けたBPSは、予定の配置についてください。くれぐれも慎重にお願いします」
熊さん達のBPSに加え、私達の仲間からもジャコウネコ達のBPSが展開していく。BPSの性能は乗り手の影響を強く受ける。こういう待ち伏せは、肉食獣メンバーの本領発揮といったところね。
「はぴさん達の様子はどうですか? わかる範囲でいいので教えてください」
私達は現在ステルスモードで待機中のため、アクティブな機器は全滅してしまっている。いくら光学迷彩やレーダー欺瞞フィールドで隠れていても、こちらから電波を飛ばしたら台無しなので、そこはしかたない。でも、パッシブのセンサーで捉えられる情報も決して少なくはない。
「現在はぴさん達は予定通りデメキンに攻撃を仕掛ています」
「流石ははぴさんたちね。では、私達は予定通りここで待ちます。各員やる事はわかっていますね?」
失敗するとは思っていませんでしたが、こうも予定通りですと、少し恐ろしくもありますね。
「あの~、お姉ちゃん?」
「なんですかババ、いつまでもそのような子供じみた呼び方をして、今は人目があるのですよ」
「猫ちゃん達はいないし、熊ちゃん達もBPSで行っちゃったから、もう人目はないよ? なんていうか、お姉ちゃんがその余所行きモードだと、やりにくいっていうか、たぶんみんなの士気も下がっているっていうか」
「そうなのですか?」
「そうだよ、ねえみんな?」
「あ~、あっしにふらねえで貰いたいっす」
「私もです」
なんでしょう、やけにじれったい物言いですね。少し圧を加えて正直に話してもらいましょうか。
「そうなのですか?」
私は少し強めに、あえて同じ質問を繰り返す。
「あ~、正直言いますと、そうっすね。あねさんはいつものあねさんでねえと、調子狂いやす」
「申し訳ございません、私もその、同じくです」
「私にとっては、こちらのほうが素に近いと思うですが、みなさんが慣れないというのであれば仕方ないですね、いつものようにやるよ。おい、お前ら、やることはわかってるんだろうな!」
「「「「「へい、あねさん!」」」」」
「じゃあとっとと準備しろ! システム班、ステルスモードはいつでも切れるようにしとけよ! 機関室、ステルスモードが切れ次第最大船速で動く、ぬるい加速するんじゃないよ! 砲手ども、全砲門いつでも撃てるようにしとけ! まだ射手のいねえ砲はどうなってんだ? 戦闘配置っつただろうが! BPS組、お前らも当然全員乗り込んでるんデるんだろうな!?」
「「「「「は!」」」」」
ったく、しょうがねえ連中だな。どこかこう、緊張感が足りてねえ。とはいえ、今することは座して期を待つことだけだけどな。
「ねえさん、はぴさん達が予定通り敵を引き連れて接近してきます」
「へえ、流石だね」
「ですがねえさん、ミニぴぴぷちゃ号の様子がおかしいです。敵に仕掛けた際に、ダメージを受けたのでは無いでしょうか? こちらから救助に打って出ますか?」
作戦予定宙域で待つあたし達のほうに、はぴさん達が敵を引き連れて接近してくる。はぴさんのミニぴぴぷちゃ号は左足をやられ、煙をはき、いかにもあと少しで撃墜されそうな雰囲気を醸し出している。
前回、惑星アルファ侵攻作戦時のはぴさんのミニぴぴぷちゃ号の強度からいって、あの船の強度はかなりの物だった。足も速いから本格的なダメージを受ける前に逃げることも可能なはず。つまり、演技の可能性が高いね。
「止めな! あれは十中八九演技だ。予定地点に引き込むまで、決して動くんじゃないよ!」
「は!」
「ねえさん、敵影を確認! 黄色のBPSが30と、小鬼の1000m級が2!」
「おいおい、はぴさん、少し張り切りすじゃねえか? 30機の黄鬼のBPSはともかく、小鬼の1000m級を2隻も連れてくるとはね」
「ねえさん、いかがしますか?」
「何言ってんだい、全部やるに決まってんだろ! ババ、ステルスモード解除後、ドッキングを最速で解除、BPSを多めに付けてやるから、あんたの子羊で右の1隻を仕留めな。あたしの親羊で左をやる」
「わかったわ、お姉ちゃん。まっかしといて!」
あたし達ははぴさん達が予定の宙域まで来るのをじっと待つ。こういう時間はじれったいね。でも、我慢だ我慢、せっかくの待ち伏せ作戦が台無しになるからな。
「囮部隊の作戦宙域到達まで、あと10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1、予定通りはぴさん達は作戦宙域を通過中。敵もこちらに気付く素振りはありません」
「敵生首型宇宙船、もうすぐきます!」
小鬼の1000m級生首型宇宙船が私達の目の前を通過する。
「ステルスモード解除! 全速前進! 一気に敵艦の背後に食らいつくよ! 全砲門開け! 狙いは敵生首型宇宙船、後頭部下方! 撃って撃って撃ちまくれ!」
「ドッキング解除、あたし達もいくよ~!」
「BPS部隊、発進してください!」
あたしの合図とともに、ステルスモードを解除して、一気に小鬼達の宇宙船の背後へと動き出す。
今回の待ち伏せ作戦のポイントは、後頭部だ。小鬼達の1000m級の生首型宇宙船は、正面こそ火力があるし、バリア発生装置の配置の関係で防御力もそこそこ高いけど、それ以外では大きな弱点がいくつかある。まずは大きさゆえに取り付かれた相手への対処能力が低いことだ。だから、BPSで上手いこと接近出来れば、それだけで圧倒的に有利になる。特に、目鼻口耳といった開口部は、BPSの火力でも簡単に撃ち抜ける。
それから、後頭部を取られることも弱点だ。後頭部にはまともな火器が配置されていない上に、後頭部の下から、本来であれば首の生えている部分にかけての防御力が、これまたかなり低い。バリアの強度も薄く、艦砲射撃でなら容易く撃ち抜けるレベルだ。
「砲弾、敵艦後頭部下方に命中。バリアごと装甲を破りました。このまま内部を徹底的に破壊するために継続射撃を行います」
「いい腕だね。もう1隻は?」
「予定通りババの子羊が大ダメージを与えた様子です。BPS部隊も難なく取り付けそうですし、破壊も時間の問題です」
「黄色たちは?」
「そちらも予定通りです。熊太郎さん達とジャコウネコ隊により、完全な包囲に成功、殲滅中とのことです。仮に一部が包囲を突破しても、デメキンとの間にはすでに工作部隊が展開済みです。逃す可能性は低いでしょう」
まだ小鬼の生首型宇宙船の中の艦載機のBPSがいるから油断は出来ないが、母艦からの支援を失い、指揮系統が混乱している小鬼のBPSなんて、あたし達の敵じゃない。
「デメキンからの援軍にだけは注意しつつ、敵を殲滅するよ!」
「「「「「は!」」」」」
初戦は、あたし達の勝利だね。
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