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第12話 イージーにんげんライフ計画
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妖精の国のハンターギルドに入り浸るようになって数日が経過した。私は今日、とうとうとある計画を実行することにする。そう、人間としてこの街に訪れるという、壮大な計画を!
私は、ガーベラさんからもらったバッグを首からかける。うん、ピッタリだね。このまま首の下にバッグを垂らしても可愛いけど、走るときに邪魔になるかもしれない。ここは、背中側にバッグをもってこようかな。サイコキネシスの魔法で位置を固定すれば、うん、動きやすい。
ギルドの売店で買った塩胡椒とミックススパイスはバッグに入れたし、ポーションの瓶もしまった。ガーベラさんからもらった小さなバッグの中は、1m四方くらいの大きさに空間が拡張しているみたいだから、まだまだいっぱい入るけど、今のところ持ち物はこれだけだ。あ、お金もまだちょっとあるよ。
私は借りていた部屋を出て1階に降りる。受付にはガーベラさんがいた。実際にはすぐこの街に帰ってくるわけだけど、猫としてここに戻って来るわけじゃないから、ちょっと出かけると言っておこう。
『ガーベラさん、一度住処に戻りますね』
「そこは遠いの?」
『そんなに遠くないです。森の中を走って、2時間かからないところにある木の上なので』
「あら、じゃあまた来てくれるのよね?」
『はい! こちらに拠点を移すかはまだ決めてないですが、いろいろ仕留めて持ってきます!』
「それじゃあ、その時を楽しみにしておかないとね!」
『それでは、失礼します』
「はい、またいつでも来てね」
私の考えた、イージーにんげんライフ計画は、拠点に戻ってポーションを回収アンド増産、それを持って人間として街に戻ってきて売るというものだ。
この街は、北の崖と東の山からのモンスターの進行を食い止める、いわば前線基地として生まれたと、本に書いてあった。城壁が20mもあるのと、街の南端のお城がすっごいごっついのは、それだけこの地域のモンスターが強力だっていうことの証みたい。
だからこの街にはフージ王国の軍隊が常駐しているし、フージ王国のハンターもいっぱいいるんだって。つまりこの街はモンスターと戦う人が多いっていうことだ。もちろんモンスター達だって黙ってやられるわけじゃないはずだ。となると軍人さんもハンター達も怪我をする。
つまり、私のポーションは良い値段で売れる可能性が高いということ! 実際、この街はポーションを売りに来る商人とかには非常に優しいみたいで、ポーション売りには街に入るときの税金とかも掛からないんだって。
イージーにんげんライフ計画なのに、猫としての能力に頼りっぱなしでいいのって思うかもしれないけど、細かいことは気にしちゃダメなのです。
それじゃあ出発だ。アオイにも挨拶をしたかったんだけど、アオイはこないだから、ちょっと遠くまで狩りに出かけちゃってて、まだ帰ってきていない。私は全速力で拠点を目指す。猫ボディにもだいぶ慣れてきたのか、なんか超速く走っても全然平気だ。前回は2時間弱かかった道のりを、今回は1時間もかけずに到着した。
さて、まずは置いておいたポーションの確認かな。私は桜の木の上に保管していたポーションの容器を確認する。ふたを開けて中を覗いたけど、問題なさそうだ。何をもって問題ないと判断してるかなんだけど、そこはイージーにゃんこライフな猫カン任せだ。私は早速そのポーションをガーベラさんに売ってもらったポーションの瓶の中に移し替える。水魔法を使ってポーションに勝手に瓶に入ってもらう。よし、そしたらこのコルクみたいなので栓をしてっと。うん、完成だね。私は同じようにどんどんすり鉢のポーションを瓶に移す。すると、丁度10個完成した。確かポーションの瓶は100ml入りだから、全部で1リットル分だね。
さってと、次は増産だ。数日ぶりということで、私の拠点の地面にはたくさん桜の花びらが散っている。その桜の花びらを風魔法を駆使して回収し、池の水を水魔法で操って洗浄。その辺の地面の土を土魔法でいじってすり鉢を作って、とにかく追加でどんどんポーションを作っていく。
ふ~、1リットルのすり鉢ポーションが、全部で10個か、十分な量だね。さて、あんまり作りすぎてもバッグに入らないし、残りの花びらは寝床に土魔法で箱を作って、置いておこう。どうやら、魔法を使う時に劣化しないようにって念じながら箱を作れば、何らかの保存魔法がかかるのか、中身が劣化しないみたいだしね。
私は100mlの瓶入りポーション10個と、1リットルのすり鉢いりポーション10個をバッグの中にいれる。これだけあれば、街に行っても十分な生活が出来るかな?
とにかく、これで、薬売りとしての売り物の準備はおっけいだ。あとは、服装を何とかしないとだね。街の住人や、ガーベラさん、ボヌールさんの服を見た感じだと、この世界の服の素材は、そんなに不思議な素材ではないように見えた。日本で言う天然繊維の服なら問題ないと思う。
そして、猫ボディの魔法なら、服くらい簡単に作れる、と思う。出来なかったらどうこかで服を入手する必要があるね。チラッと見た街の人の服装はワンピースみたいな服装も多かったけど、ズボンの人もいた。ワンピースだと旅の薬売りファッションとしては失格だと思うから、ここは無難に、ズボンとシャツを作ろうかな。
私は適当な植物をスパッと切ると、その残骸に魔力を込める。天然繊維は大抵植物だ。なら、その辺の植物に魔力を加えて、天然繊維の服とズボンになれって念じれば、きっと出来上がるはずだ。かなり無理な魔法の使い方かもしれないけど、流石はイージーにゃんこライフ魔法だ。無事に成功したっぽい。私はサイコキネシスでそれを持ち上げる。
このデザインは・・・・・・。なんか、どこかの映画で見たことがあるような服になっちゃった。ま、まあいいかな、キジトラ柄の迷彩服よりは、この世界の一般的な服に見えるし。
これで服と売り物は揃った。あとは、バッグかな。ガーベラさんから貸してもらったバッグは、人間が持つには小さすぎる。街の人は皮のバッグを使っていたし、あとで狩りのついでに毛皮を確保しよう。この辺のウサギなら、大きいし、皮もいっぱい取れると思うんだ。
最後に必要なのは、剣だね。日本とかでなら、旅の薬売りが武装してなくてもいいかもしれないけど、モンスター溢れるこの世界で、武器も護衛もなく旅をするのは、非常識だ。剣があっても私が戦えるわけじゃないけど、本にそう書いてあったので、それがこの世界の常識で間違いないはずだ。
私は魔力を地面に流す。そして、剣の素材にいい鉱石の場所を教えてもらう。なるほど、東に30分くらい走ったところに、剣に向いた鉱石があるみたいだ。
私は善は急げとすぐにそこに行く。その場所は、ぱっと見何もない場所だった。再度地面に魔力を流し、剣の素材出てこいと念じる。すると、地面の中から剣に向いた鉱石がぼこぼこと飛び出してくる。私はその鉱石を更に魔法で剣にいい合金に加工して、それを拠点に持ち帰る。
さて、ここからは剣づくりだ! 剣を作るのは難しいって? 大丈夫。私が欲しいのは実戦で使えるようなちゃんとした剣じゃない。あくまでも旅の薬売りファッションをするための剣が欲しいだけだからね。そもそも、一般的な日本女子の力しかない私じゃあ、伝説の剣があっても戦えないと思うし。もし戦いになったら、速攻で猫ボディになって爪と魔法で戦うので問題ないのだ。
剣、う~ん、剣か~。日本刀じゃなくて、両刃の剣のほうが無難だよね。刃にある波の模様って、両刃の剣にあったっけ? うう~ん、あれがあるのは日本刀だけなのかな? でも、たっかい包丁にもあったよね。あと、持つところってどうなっているんだろう? 木? うう~ん、包丁でも木のもあれば、金属のもあった。全体的に細かい部分がよくわかんなくてイメージがあやふやだけど、まあいいや、作っちゃえ。
私は魔力を金属に込めて、剣へと加工する。すると、見事な剣が出来た。持ち手が40cm、刃渡りは1mくらいかな。持ち手と刃の間には出っ張りもちゃんとあるし、持ち手も滑り止めの凸凹がある。刃の部分は両刃だけど、波模様がある。おお~、なんかかっこいい!
私は早速サイコキネシスで振ってみる。うん、いい感じだ。びゅんびゅんいっててすごくよく切れそうだ。
ってダメダメ。人間ボディで振れなきゃね。
ぽふん!
私は人間ボディになる。
「ん~、久しぶりの人間ボディね! あ~あ~あ~。しゃべるのも久しぶりな気がする。この世界に来てから、人間としてのプライドはどこにいったって言うほど猫ボディだよりだったけど、ついに私の人間としての生活がはじまるのね!」
私は用意したポーション、服、剣を眺めて、少しの間、感慨にふけった。
私は、ガーベラさんからもらったバッグを首からかける。うん、ピッタリだね。このまま首の下にバッグを垂らしても可愛いけど、走るときに邪魔になるかもしれない。ここは、背中側にバッグをもってこようかな。サイコキネシスの魔法で位置を固定すれば、うん、動きやすい。
ギルドの売店で買った塩胡椒とミックススパイスはバッグに入れたし、ポーションの瓶もしまった。ガーベラさんからもらった小さなバッグの中は、1m四方くらいの大きさに空間が拡張しているみたいだから、まだまだいっぱい入るけど、今のところ持ち物はこれだけだ。あ、お金もまだちょっとあるよ。
私は借りていた部屋を出て1階に降りる。受付にはガーベラさんがいた。実際にはすぐこの街に帰ってくるわけだけど、猫としてここに戻って来るわけじゃないから、ちょっと出かけると言っておこう。
『ガーベラさん、一度住処に戻りますね』
「そこは遠いの?」
『そんなに遠くないです。森の中を走って、2時間かからないところにある木の上なので』
「あら、じゃあまた来てくれるのよね?」
『はい! こちらに拠点を移すかはまだ決めてないですが、いろいろ仕留めて持ってきます!』
「それじゃあ、その時を楽しみにしておかないとね!」
『それでは、失礼します』
「はい、またいつでも来てね」
私の考えた、イージーにんげんライフ計画は、拠点に戻ってポーションを回収アンド増産、それを持って人間として街に戻ってきて売るというものだ。
この街は、北の崖と東の山からのモンスターの進行を食い止める、いわば前線基地として生まれたと、本に書いてあった。城壁が20mもあるのと、街の南端のお城がすっごいごっついのは、それだけこの地域のモンスターが強力だっていうことの証みたい。
だからこの街にはフージ王国の軍隊が常駐しているし、フージ王国のハンターもいっぱいいるんだって。つまりこの街はモンスターと戦う人が多いっていうことだ。もちろんモンスター達だって黙ってやられるわけじゃないはずだ。となると軍人さんもハンター達も怪我をする。
つまり、私のポーションは良い値段で売れる可能性が高いということ! 実際、この街はポーションを売りに来る商人とかには非常に優しいみたいで、ポーション売りには街に入るときの税金とかも掛からないんだって。
イージーにんげんライフ計画なのに、猫としての能力に頼りっぱなしでいいのって思うかもしれないけど、細かいことは気にしちゃダメなのです。
それじゃあ出発だ。アオイにも挨拶をしたかったんだけど、アオイはこないだから、ちょっと遠くまで狩りに出かけちゃってて、まだ帰ってきていない。私は全速力で拠点を目指す。猫ボディにもだいぶ慣れてきたのか、なんか超速く走っても全然平気だ。前回は2時間弱かかった道のりを、今回は1時間もかけずに到着した。
さて、まずは置いておいたポーションの確認かな。私は桜の木の上に保管していたポーションの容器を確認する。ふたを開けて中を覗いたけど、問題なさそうだ。何をもって問題ないと判断してるかなんだけど、そこはイージーにゃんこライフな猫カン任せだ。私は早速そのポーションをガーベラさんに売ってもらったポーションの瓶の中に移し替える。水魔法を使ってポーションに勝手に瓶に入ってもらう。よし、そしたらこのコルクみたいなので栓をしてっと。うん、完成だね。私は同じようにどんどんすり鉢のポーションを瓶に移す。すると、丁度10個完成した。確かポーションの瓶は100ml入りだから、全部で1リットル分だね。
さってと、次は増産だ。数日ぶりということで、私の拠点の地面にはたくさん桜の花びらが散っている。その桜の花びらを風魔法を駆使して回収し、池の水を水魔法で操って洗浄。その辺の地面の土を土魔法でいじってすり鉢を作って、とにかく追加でどんどんポーションを作っていく。
ふ~、1リットルのすり鉢ポーションが、全部で10個か、十分な量だね。さて、あんまり作りすぎてもバッグに入らないし、残りの花びらは寝床に土魔法で箱を作って、置いておこう。どうやら、魔法を使う時に劣化しないようにって念じながら箱を作れば、何らかの保存魔法がかかるのか、中身が劣化しないみたいだしね。
私は100mlの瓶入りポーション10個と、1リットルのすり鉢いりポーション10個をバッグの中にいれる。これだけあれば、街に行っても十分な生活が出来るかな?
とにかく、これで、薬売りとしての売り物の準備はおっけいだ。あとは、服装を何とかしないとだね。街の住人や、ガーベラさん、ボヌールさんの服を見た感じだと、この世界の服の素材は、そんなに不思議な素材ではないように見えた。日本で言う天然繊維の服なら問題ないと思う。
そして、猫ボディの魔法なら、服くらい簡単に作れる、と思う。出来なかったらどうこかで服を入手する必要があるね。チラッと見た街の人の服装はワンピースみたいな服装も多かったけど、ズボンの人もいた。ワンピースだと旅の薬売りファッションとしては失格だと思うから、ここは無難に、ズボンとシャツを作ろうかな。
私は適当な植物をスパッと切ると、その残骸に魔力を込める。天然繊維は大抵植物だ。なら、その辺の植物に魔力を加えて、天然繊維の服とズボンになれって念じれば、きっと出来上がるはずだ。かなり無理な魔法の使い方かもしれないけど、流石はイージーにゃんこライフ魔法だ。無事に成功したっぽい。私はサイコキネシスでそれを持ち上げる。
このデザインは・・・・・・。なんか、どこかの映画で見たことがあるような服になっちゃった。ま、まあいいかな、キジトラ柄の迷彩服よりは、この世界の一般的な服に見えるし。
これで服と売り物は揃った。あとは、バッグかな。ガーベラさんから貸してもらったバッグは、人間が持つには小さすぎる。街の人は皮のバッグを使っていたし、あとで狩りのついでに毛皮を確保しよう。この辺のウサギなら、大きいし、皮もいっぱい取れると思うんだ。
最後に必要なのは、剣だね。日本とかでなら、旅の薬売りが武装してなくてもいいかもしれないけど、モンスター溢れるこの世界で、武器も護衛もなく旅をするのは、非常識だ。剣があっても私が戦えるわけじゃないけど、本にそう書いてあったので、それがこの世界の常識で間違いないはずだ。
私は魔力を地面に流す。そして、剣の素材にいい鉱石の場所を教えてもらう。なるほど、東に30分くらい走ったところに、剣に向いた鉱石があるみたいだ。
私は善は急げとすぐにそこに行く。その場所は、ぱっと見何もない場所だった。再度地面に魔力を流し、剣の素材出てこいと念じる。すると、地面の中から剣に向いた鉱石がぼこぼこと飛び出してくる。私はその鉱石を更に魔法で剣にいい合金に加工して、それを拠点に持ち帰る。
さて、ここからは剣づくりだ! 剣を作るのは難しいって? 大丈夫。私が欲しいのは実戦で使えるようなちゃんとした剣じゃない。あくまでも旅の薬売りファッションをするための剣が欲しいだけだからね。そもそも、一般的な日本女子の力しかない私じゃあ、伝説の剣があっても戦えないと思うし。もし戦いになったら、速攻で猫ボディになって爪と魔法で戦うので問題ないのだ。
剣、う~ん、剣か~。日本刀じゃなくて、両刃の剣のほうが無難だよね。刃にある波の模様って、両刃の剣にあったっけ? うう~ん、あれがあるのは日本刀だけなのかな? でも、たっかい包丁にもあったよね。あと、持つところってどうなっているんだろう? 木? うう~ん、包丁でも木のもあれば、金属のもあった。全体的に細かい部分がよくわかんなくてイメージがあやふやだけど、まあいいや、作っちゃえ。
私は魔力を金属に込めて、剣へと加工する。すると、見事な剣が出来た。持ち手が40cm、刃渡りは1mくらいかな。持ち手と刃の間には出っ張りもちゃんとあるし、持ち手も滑り止めの凸凹がある。刃の部分は両刃だけど、波模様がある。おお~、なんかかっこいい!
私は早速サイコキネシスで振ってみる。うん、いい感じだ。びゅんびゅんいっててすごくよく切れそうだ。
ってダメダメ。人間ボディで振れなきゃね。
ぽふん!
私は人間ボディになる。
「ん~、久しぶりの人間ボディね! あ~あ~あ~。しゃべるのも久しぶりな気がする。この世界に来てから、人間としてのプライドはどこにいったって言うほど猫ボディだよりだったけど、ついに私の人間としての生活がはじまるのね!」
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