目覚めたら親友(草食男子)の推しAV女優になってました

華山富士鷹

文字の大きさ
上 下
7 / 27

エビフライの魔法

しおりを挟む
俺は自分が姉川レイになってしまった事を理解すると、逃げるように帰宅し、ドタバタと自室に入った。
尚、帰宅の際、俺は何度も男達からナンパされ、これが事実であると意図せず確証を得た。
「なんでなんだ?」
何故、姉川レイなのか?
そっくりというレベルではない。口元にあるホクロまで一致しているのだ、姉川レイそのものに違いなかった。
何度姿見で自分の姿を確認しても、そこにいるのはどうしたって姉川レイで、考えられる原因と言ったら……

『親友のスミレに姉川レイ似の彼女ができますよーに』

──ってやつか!
「確かに神に祈ったけど、なんで俺が姉川レイになるんだよ!」
俺は鬼の神様とやらに突っ込まずにはいられなかった。
それにしても、俺の身にこんなエロ漫画みたいな展開が襲ってくるとは、喜んでいいのか悲観していいのか解らなくなる。正直、姿見に映るナイスバディなお姉さんを見ていると、様々なポーズをとってみたし、色々と試してみたくなる。せっかくセクシー女優になったんだし、的な。
「ゴクリ……」


まあ、あちこち見たり触ったりはしちゃったよね。
「ちょっとパニクってたのが馬鹿みたいだ。はー、スッキリしたー」

………………………………………そして俺はふと我に返る。
「って、いつになったら俺に戻れるんだ?」
別に姉川レイであっても不便はないが、周りはこの一連の騒動を絶対に信じてくれないだろう。いっそ姉川レイとして生きて、スミレの嫁か愛人(又は性奴隷と言う)にでもしてもらおうか?
元々スミレは俺の女房役みたいなもんだし、姉川レイ推しだからきっと喜んでくれるだろう。
元々楽天的な俺は、わりかし容易に現状を受け入れる事が出来た。
「あ、そういやスミレから連絡きてるかな?」
鞄からスマホを取り出すと、現在の時刻は10時前で、スミレからのメールが沢山きていた。その中でも最新のメールを開いてみると『メール見てないの?家に戻った?やっぱ心配だからこれから向かう』と書いてあった。
「あっちゃー、心配かけたな」
スミレは俺に対して過保護だから、なんとなくこうなるだろうとは予測していた。
『来るな。治った。でも面倒だからサボる。来るな』
多少素っ気ないが、俺は普段通りの文面でスミレにメールを送る。
「……いやぁ、でも、あいつの事だからもう学校を出てるよな」
どのみちこの姿で俺の自宅にいるのはマズイ。
足止めするか。
「それにしても、さすがに着替えなきゃマズイよな」
俺は若くして亡くなった母親の部屋に行き、タンスというタンスを荒らしまくった。
「とにかくシンプルにしてたら間違いないだろ」
今どきの女性のトレンドは解らないが、いつの時代もシンプルイズベストは有効だろう。そう思って服を選んでいたら、リクルートスーツでないにしろ、白シャツに赤のタイトミニでむちゃくちゃ仕事の出来そうなOLみたいになってしまった。因みにエロストやブラジャーを装着している時は、ちょっと我に返って虚しくなったものだ。母ちゃんの遺品で遊んではいけない。
しかしながらこの姉川レイという女性、20代前半でキリッとした容姿や、女教師役をやっていただけにOL姿がよく似合う。シャツの胸元から覗く谷間なんか我ながらセクシーだ。
カッコイイな。これならスミレも気に入ってくれるはず。スミレが喜んでくれるなら、俺も嬉しいし。
俺は黒コートや財布、ショルダーバッグも物色し、掘り出したブーツまで履いて意気揚々と家を出た。

慣れないヒールでヨロヨロと数100メートル程歩くと、駅前の喧騒の中にスミレの姿を見つける。彼は俺に来るなと言われたせいかガードレールにしょぼんと俯いて腰掛けていた。
叱られた大型犬みたいだな。カワイそー。
ちょっと萌える。
俺は手を上げていつも通りスミレに話し掛けようとしたが、言葉に詰まってフリーズしてしまう。 
いきなり姉川レイに声をかけられたら、いくら寡黙なスミレでも絶対ビビるよな。
「うーん、うーん……」
「ハァ……ハァ……あの……」
俺が顎に手を当てて考えあぐねいていると、真後ろからオッサンの荒い息遣いが聞こえてきたのだが、俺はあまりに真剣に物思いに耽っていたので全くもって気付かない。
「うーん、うーん……」
「あの……姉川レイちゃんだよね?」
「は?違うし」
何だよ、ちけーなオッサン。
俺は特に深く考えずにオッサンをあしらった。
「え……でも、同じとこにホクロあるし、俺、凄いファンで……」
「だから──」
あ、そうか。俺は今、姉川レイなんだった。
慣れないせいか失念していた。
「あの、ファン感謝祭の温泉バスツアー観たよ」
オッサンの掠れた声が俺の耳にかかり、ゾッとする。
え、キモい。何なの?このオッサン。
俺がギロリとオッサンを睨みつけると、彼はその侮蔑した視線すらも歓迎するように俺の手を肉厚でギトギトの手で握り締めてきた。
「おい、オッサン、調子乗るなよ」
「俺もファンなんだって。ファンならあのバスツアーみたいに奉仕して貰えるんでしょ?」
「はぁ!?」
んな訳あるか。こいつ、エロ動画と現実の区別がついてないのか?
あんなもの、全部シナリオの用意されたヤラセに決まってんじゃねーか(※個人の意見です)
「ねぇ、エッチ好きなんでしょ?君って凄くインランじゃん」
「あんなもの、演技に決まってんだろ」
俺も昨日まではエロ動画の中に夢を見ていたが、いざセクシー女優側に立ってみると(?)そんなものは幻想だったんじゃあないかと思う。その証拠に、俺はファンを名乗るこのオッサンのアレにご奉仕なんてまっぴら御免で、想像するのも憚られたからだ。
仕事とは言え、見知らぬオッサン相手に演技しなくちゃならないセクシー女優って、大変なんだな。
「触んな!」
「いいじゃん。仕事で色んな男とヤりまくってんだから、俺にもヤラせてよ」
こいつ、マジで最低だな。
俺は心底オッサンを軽蔑し、手を振払おうとするが、いつもの半分も力が出ない。
力も女のままだったー!!
女ってこんなにも非力だったんだな。これからは今以上に女性に優しくしよう……って、違ーーーーうっ!!
オッサンは強引に車道脇まで俺を引きずって行き、手を上げてタクシーを止めた。
「待て待て待て待て待て待て!」
俺の顔からサーッと血の気が引く。
「いいからいいから」
「よくねーよ!」
後ろからオッサンに背を押され、俺は往生際悪く開け放たれたタクシーのドアにへばりつく。
絶体絶命!!!!
スミレッ!!
俺が心の中で絶叫すると、突然背中の圧力が無くなった。
「お?」
振り返ると、そこにはオッサンの腕を捻り上げるスミレの勇姿が。
スミレーーー!
その時のスミレは、俺にはヘラクレスか何かに見えた。
マジ、かっけー。
「おじさん、俺、片手でリンゴ割れますよ」
スミレがそう凄むと、オッサンは素直に一人でタクシーに乗り込んで逃げて行った。スミレはソフマだが図体がデカイから、オッサンは勝算がないとみて逃げ出したようだ。
「助かった~」
ヘナヘナと俺が地べたに座り込もうとすると、スミレに腕を掴まれて体を支えられた。
「ぁ」
スミレが俺の顔を見るなり小さく声を漏らす。
やはり気付きましたか、スミレ。
そう、何を隠そう、今の俺はスミレの好きなセクシー女優、姉川レイなのだ。
スミレがモノホンの姉川を前にどんな顔をするのか、俺はワクワクしてその表情を窺ったが、やっぱり無表情で窺い知れない。でも目を合わせようとしないところを見ると、スミレなりに緊張しているようだ。
萌える。
「ありがとうございます」
俺がペコリと頭を下げると、スミレはぶっきらぼうに『いえ』とだけ発し、その場を立ち去ろうとした。
えっ!
オイオイオイ、本当にファンなの?
淡白過ぎやしないか?
てか、紳士かよ。
世の男達の大半は、さっきのオッサンみたいにセクシー女優とあわよくば……みたいな下心を持つものだろうに、帰っちゃうの?
スミレ、すげーイイ男じゃん。我が親友ながら惚れ直した。俺が女だったら絶対スミレを嫁(?)にするわ……いや、今、俺、女だな。
「あのっ!」
こんなイイ男、黙って帰らせる訳にいくか。
俺は帰りだしたスミレの手首を掴んでこちらを向かせた。
「何か用ですか?」
相変わらず素っ気ないな。
あれ、でも……

スミレの脈拍が半端なく早い。

へ、えー、表に出さないけど、俺の事、意識してるんだ。なんか嬉しい。
スミレの手首から鼓動が伝わり、俺の心臓もドキドキしてくる。
スミレでも女の子にドキドキする事あるんだな。すげー新鮮。見た目は平然としてるのに、不思議だな。
「あの」
「あ、ごめん」
ボーッとしてた。
「じゃあ、俺はこれから友人の家に行くので、気をつけて」
「待っ!!」
待て、それはマズイ。その友人(俺)は今、家に居ない。
俺はスミレの手首を強引に引いて近くの喫茶店に連れ込んだ。

「何するんですか?」
席に着くなり、スミレが責めるようにこちらをジト目で見てくる。
「お礼がしたくて」
俺は悪びれるでもなく胸の前で両手を合わせた。
「別に大丈夫です」
「いいからいいから、そろそろお昼ご飯だし、付き合ってよ」
そのまま手を擦り合わせると、スミレは観念した様に椅子に腰を据える。
「ありがとう。ここ、前から来てみたかったんだよね~、高校生なんて、ファストフード店くらいしか行かないし」
店内は、ログハウス風の木の温もりを活かした落ち着いた雰囲気で、個人経営なのかテーブル数はそれ程無いが、平日とあって人は疎らだった。壁側には暖炉があり、店の隅々までを暖めている。
「高校生?」
俺はルンルンしながらメニューを開いたが、スミレの一言で凍りつく。
「えっ、あっ、高校生の頃はね」
私は焦りを気取られぬようメニュー表で顔を隠した。
やべ、無意識に『俺』が出てしまう。
俺は姉川レイ俺は姉川レイ俺は……私は姉川レイ私は姉川レイ……
俺は自分に言い聞かせるように頭の中で唱えた。
「お……私はナポリタン。スミ……君は?」
ボロが出そうでヒヤヒヤするな。
「俺はコーヒーで」
スミレの奴、遠慮しやがって。本当はラザニアが好きなくせに。
「じゃあラザニアね」
俺はメニューにラザニアがある事を確認すると手を上げてウェイトレスのお姉さんにナポリタンとラザニアを注文した。
「……コーヒーで良かったのに。しかもなんでラザニアなんですか?嫌いだったらどうするんですか?」
スミレの疑問も当然だろう。
「ラザニア嫌いな人なんている?お姉さんは聞いた事ないよ。それに、オススメにラザニアって書いてあるし。コーヒーは食後にしようよ」
たまたまだけど、メニューの1ページ目に写真付きでそう書いてある。
「そうですか」
興味が無いのか、やる気が無いのか、スミレはそれ以上追求してこなかった。
「……」
「……」
スミレからあれこれ追求されるのも困るけど、喋らな過ぎるのもどうかと思う。
普段なら俺ばかり話すか、沈黙でも気にならないが、俺はスミレとは初対面という体に縛られ迂闊に口を開けないでいた。
ラザニアって時間かかりそうだな……空いてるし、早く来ないかな?
「いつもあんな感じなんですか?」
いきなりスミレに質問され、俺は一瞬何の事やら理解出来なかった。
「ナンパとか、危ない目にあうの」
「え、あぁ、
そうだ、初対面って事になってるんだし、ちゃんと自己紹介しなきゃ。
「知ってます。姉川さ──」
そう言いかけて、スミレは僅かに頬を紅くして窓の外を見た。
うわ、スミレが恥ずかしそうにしてるの初めて見たよ。図体ばかりでっかいが、こういう一面もあるんだな。面白いなぁ。
そう、スミレが俺(姉川レイ)を知っているという事は、俺(姉川レイ)をオカズにシコシコしていると言っているようなものなのだ。そら本人を前にそんな事を言ってしまったらスゲー恥ずかしいだろう。
あぁ、でも、俺が姉川を名乗ってしまったら、本人に迷惑がかかるよな。
「なーんて。よく間違えられるからカマかけちゃった。そっくりさんの私が言うのもなんだけど、いつも見てくれてありがとう」
俺は無かった事にする様に軽く笑い飛ばしたが、スミレはバツが悪そうに首筋を押さえていた。
「……どうも。俺はスミレです」
ちょっと投げやりだが、スミレはきちんと応えてくれる。
スミレって他の女と話す時はこんな感じなんだな。年下と話す時はまた違うのかもしれないけど、年上の、しかも意中の人(?)にはこんなに律儀なんだ。
なんか、もっともっと色んなスミレを見てみたいな。
「ねぇ、スミレ……君」
あっぶね、呼び捨てにするとこだった。
「スミレでいいです」
「スミレは学校楽しい?」
当たり障りの無い話題と言ったらこんなのしか思いつかなかった。
「まぁ」
「彼女は?」
「いません」
「なんで?カッコイイのに」
俺の世話ばかりしてないで、自分の青春を謳歌したらいいのに。
「モテないですから」
おい、俺に喧嘩売ってんのか?
俺の笑顔に若干の青筋が立つ。
「うそうそ」
「や、別に。危なっかしい幼馴染みのそばを離れられないし」
おい、それ、俺の事か?
失礼だな。
「その幼馴染みって女の子?」
一応、知らない体は通さないと。
「いえ、同級生の男ですけど」
「なら、そろそろ子離れしてもいんじゃない?」
「それは……」
スミレは自分でも思うところがあるのか二の句に困っていた。
「やっぱそうですよね……」
「うん?」
スミレは珍しく思い詰めた顔をしていたが、タイミング悪くオーダーした物が届き、なんとなくその話題は自然消滅する。

暫くして、俺は皿に残ったマッシュルームをフォークでひと刺しにし、それを大口開けて口に放り込もうと顔を上げると、既に完食していたスミレと目が合った。
「……」
「……いつから見てたの?」
「見てません」
いや、見てたやろ。
「何かついてる?」
「や、似てるなって」
見てんじゃねーか。
俺は急にスミレの視線が気になっておちょぼ口でマッシュルームを食べようとして、それをシャツの胸元に落とした。
「うわ、最悪」
真っ白なシャツにマッシュルームのナポリタンソースがべっちょりと付着し、まるで日の丸のようになっている。
恥ずかしいっていうか、形見汚しちゃったよ。
俺はテンションだだ下がりの中、テーブルのナプキンでマッシュルームを摘出し、ゴシゴシ擦ろうとすると、スミレが俺のそばまで来てその手を止めさせた。
「擦るとひろがります」
そう言ってスミレは鞄からしみ抜き剤とハンカチを取り出し、俺の襟元からハンカチを差し入れ、しみ抜き剤を塗っていく。
「ほえ~」
スミレは相変わらずそつがないな。感心する。
「女子力高いね」
「幼馴染みが物をよくこぼす奴なんで」
そういや、日頃からスミレにこういう事してもらってたっけ。小さい頃、俺が転んで膝を怪我して以来、ソーイングセットと絆創膏まで持ち歩くようになったんだよな。俺に母親がいなかった分、スミレがその代わりをしてくれているのかもしれない。
頭上がんねーな。
「凄い!結構とれてる」
シミはだいぶ薄くなり、遠目にはわからない程綺麗になっていた。
「あとはクリーニングに──」
「ん?」
スミレが不自然に語尾を切り、ハッとして口元を押さえている。
「触ってすみません。いつもの癖で」
「あっ、あー!」
それな。確かにスミレの手が胸に触れてた気がするけど、意識してなかった。
「いい、いい、君の事だから下心は無いと思うし」
「……」
スミレは改めて俺の谷間を凝視している。
あるんかい、下心。
でも自首(申告)して謝罪するところはさすが紳士、真面目だな。好感が持てる。普通の男ならシミにかこつけてわざと胸をまさぐるだろう。連絡先だってそうだ、会計後店を出ても、スミレは『途中まで送って行きましょうか?』とは申し出てくれたが、自分から連絡先を聞くようなチャラついた事はしてこなかった。俺も男だから解るが、男にとってこれは千載一遇のチャンスの筈なのに、稀有な男だ。その代わり、俺はサブで使っていたフリーメールのアドレスをナプキンに書いて渡した。


それから俺は駅でスミレと別れ、時間差でこっそり帰宅しようと思っていた。
しかし事件が起こったのはその直後、変身時のような気持ち悪さが俺を襲い、僅かに髪が短くなっていっているの気が付く。
シャツの肩幅も狭くなり、体中の節が骨張り始めていた。
男に戻ってる!!
俺は慌てて駅構内のテナントでズボンと靴を購入し、男子トイレの個室でそれらを履いた。
男のシンボルも元に戻り、俺は間一髪で本来の姿を取り戻す。
「ズボンと靴さえメンズなら、後はコートで隠れるから問題ないな」
良かった。
俺は安堵の息を漏らした。
元に戻れない事よりも、スミレに正体がバレなくて良かった。
「あー、でも、スミレに連絡先教えちゃったんだよなぁ」
俺はあわよくばスミレの嫁にしてもらおうと思っていただけに、自分の軽率さを悔いた。
「まじでなんだったんだろう?」
頭を傾げつつ、俺は帰路につく。


そして次の日の夕食時、事件の真相が少しだけ明らかになる。
残り物のエビフライを食べた折、あろうことか俺はもう一度姉川レイになったのだ。何故かは解らないが、女体化の原因はどうやらエビフライだったらしい。しかもその効力はだいたい3時間程で、1日に1回しか変身出来ない。因みに2回目からはめまいや立ちくらみ程度の症状で変身する事が出来た。
エビかエビフライにさえ気をつけていれば問題ないし、まさかあの無欲で奥手なスミレからメールがくる事もあるまい。

ただ少し、スミレが好きだという姉川レイに心残りが無かったと言えば嘘になるのだけれど……
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

どうして、こうなった?

yoyo
BL
新社会として入社した会社の上司に嫌がらせをされて、久しぶりに会った友達の家で、おねしょしてしまう話です。

処理中です...