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拘束

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 夢を見た。

 目の前に俺が2人いて、1人はエデンを傷付けたくないと言って、もう1人はエデンの全てを奪いたいと主張していて彼らは互いに譲り合わない。やがて彼らは派手に喧嘩を始めたが、俺は2人をただ傍観するだけで止めなかった。

 どちらが勝ったのか、その結末を見る前に目が覚めた。

 目の前は真っ暗闇だったが、月明かりを頼りに朧に見た天井は自室の物とは違っていて、恐らく自分は城の医務室で寝ていたのだと容易に予想が出来た。
「重っ」
 股間の辺りがやにズシリと重いなと思っていると、傍らの椅子に座ったエデンが上腕を投げ出してそこに伏しているのが見える。
「変なとこで寝るなよ」
 俺はエデンを起こさぬよう上体を起こし、慎重に体をずり上げたが、神経質な彼女は直ぐに体を起こし、片手でこめかみを押さえた。
「ん……」
「ごめん、起こした」
「いや、氷朱鷺は?肩、痛む?一応、痛み止めは打ったけど」
 エデンが打ったのか?
 別に痛くもないし、構わないけど、医者や看護師はどうした?
 どうせ処断になるからと、誰も俺の処置をしてくれなかったのかも。
「痛くない」
「良かった」
 エデン、鼻声だ。
 何気なくエデンが伏していた辺りに目をやると、俄に濡れているように見える。
「あれから何時間も寝ていたけど、お腹減ってない?何か作ってこようか?」
 エデンは俺から顔を背けているけれど、多分、エデンは……
「いいよ。エデン、俺の処罰が決まったんでしょ?」
「……」
 エデンは顔を背けたまま動きを止めた。
 図星かな。
「別に覚悟は出来てるよ。奴隷として売られるの?歩兵として捨て駒にされる?死ぬまで幽閉?すぐに処刑?」
 なんとなく、自分の事が他人事のように思えた。
「……」
「なんとなく分かったよ。口にするのも恐ろしい刑だろ?」
 処刑か、妥当だな。
「氷朱鷺、お願いだから、これが最後のお願いだから、この城から逃げてほしい」
 エデンは俯いたまま俺の両手を握りしめ、懇願するように頭を下げた。
 エデンの手が冷たい。それから小刻みに震えている。エデンは俺が処刑される事を恐れているのか。必要とされるのは嬉しいけど……
「こんな肩じゃ、あの崖を下りられないよ」
「あっ、そうか……じゃあ私が杉山さんに頭を下げてお金を工面してもらって、執行官に賄賂を渡せば、もしかしたら──」
「そこまでして助かりたくない。それにまだわからないじゃないか。死刑が執行されて心臓が止まるまでは──いや、止まってからも、また心臓が動き出す可能性だってあるんだから」
 俺は死なない。そんな確信があった。
「そんな奇跡みたいな事、私は信用してない。私は確実に氷朱鷺を生かしたい。氷朱鷺を浜辺で助けた時から、私はお前を守るって決めたんだから。お願いだから言う事をきいて」
 あの偉大なるエデンが、俺の両手に額を擦りつけて懇願している。俺はエデンのこんな姿を見たい訳じゃないのに。
「エデン、俺も男だから、守ってもらって喜んだりしないよ。ましてやもうすぐ18で、大人になるんだから」
 大丈夫。俺はエデンに守られなくても自分の事は自分でなんとかしてみせる。
「そうだけど、でもっ……」
 思わず顔を上げたエデンの顔と対面すると、彼女の目が微かに赤くなっていて、俺はそのまま吸い込まれるようにその瞼に唇を寄せようとして、はたと動きを止めた。
 なんでだ?拒絶されない。
 ギュッと閉じられた瞼に、引き結ばれた唇。エデンは何かに耐えるように俺の唇を甘んじて受け入れようとしていた。多分、エデンは俺がまた癇癪を起こすと思ったのと、俺の処刑が決まったから、情けをかけたのだろう。
 結局この人は俺に甘い。だから中途半端に情けをかけては俺を苦しめ、同時に自分の首をも絞めるのだ。
「エデンさん」
 トントンと、人差し指で軽くエデンのおつむをノックすると、彼女は恐る恐る瞼を開けた。
「ん?」
 目をまん丸にしたエデンと目が合い、意外にも子供みたいでかわいいなと思った。
「俺は死なないから、自分を差し出す事はない」
 俺はエデンを慰めるように彼女の頭を優しく撫でる。こうしていると、まるでエデンが年下みたいに思えた。
「癇に障ったなら謝る」
「いや、俺は自分の力でエデンを奪いたいのに、同情でエデンを得るなんてつまらないなと思って。それにエデンは瞼にキス以上の事は許さなかったでしょ?」
「うん」
 やっぱりか。
 少し残念だった。
「俺は献上品としてエデンを上へのし上げるって決めてるから死んだりしないよ。そしてエデンを奪うってね」
 俺がフッと鼻から息を漏らすと、それにつられてエデンも緊張を解く。
「むちゃくちゃな事言ってる」
「本当さ。俺には力があるからね。何も漠然と荒唐無稽な事を言っている訳じゃない。もう、子供みたいに駄々をこねて我を通そうとするのは止めた。人を動かすには自分が動かなければならないって思い知らされたからね」
「氷朱鷺、大人になったね。万里なんか、氷朱鷺のそばを離れないってさっきまで泣きながらお前の脚に縋り付いてたんだよ。あの子はまだまだ子供だ。今も昔も変わらない」
「万里か。万里は──」
 エデンは弟が男の俺に好意を寄せている事は知っているのだろうか?
 俺はパッカリと口を開けたまま口を閉ざした。
「ん?」
「いや」
 別にわざわざ報告する事もない。万里の好意は、単に俺に対する憧れだ。逆に、俺が万里にちょっかいを出した事が知れればエデンの逆鱗に触れかねない。エデンは弟の万里を溺愛しているし。

 妬ましい。

 これはまあ、エデンの弟だから許してやるが、万里のスキンシップはベタベタとボディタッチが多いのでとにかく癪だ。
「きっと、献上品の門限が無ければ万里は氷朱鷺からいっときも離れなかったと思う」
「そう」
 どうでもいい。
「エデン、いつも万里にするみたいにしてみてよ」
 俺はエデンと万里の距離がどんなものなのか確かめたくなった。
「え?」
「俺には姉弟がいないから、万里との接し方がわからないんだ」
「いや、それは……」
 エデンは動揺し、少し照れくさそうにしていた。
「でも、弟扱いされたくないって……」
「今のは弟扱いされたくて言った訳じゃない。姉弟ってどんな感じなのかなと思って。2人には俺の知らない部分が沢山あるだろ?」
 今は、エデンは俺と同居しているが、万里と暮らしていた頃はどれ程の距離感でいたんだろう?

 場合によっては万里をしばく。

「氷朱鷺、なんでか顔が怖いよ」
 エデンは俺の顔を見て俄にドン引きする。
「カーテンから差し込む月明かりのせいだよ」
 なんて言って殺意を隠し、俺はエデンに身を任せようと両手を掲げて見せた。
「弟が不安な時、姉ちゃんはどうするの?」
「そりゃあ……」
 エデンは戸惑いながらもおずおずと腰を上げ、俺の頭を両手で胸に抱く。
「大丈夫。私がなんとかする」
 エデンの甘い香りと、頬に触れる軟らかな胸の感触が俺の理性を擽る。
 これは駄目じゃないか?
 これは絶対駄目だ。アウト、完全にアウト。俺はいい、けど万里は駄目だ。いくら姉弟と言っても年頃の弟にこれは禁忌じゃないか?
 え、姉弟ってこれが普通なのか?
 弟の顔を胸でパフパフするのって普通?
 俺は今の状況をラッキーと捉えるよりも嫉妬心の方が上回っていた。
 え、え?混乱する。これはもう、カップルじゃないか。
「エデン、これは駄目だよ」
 ラッキースケベを味わいながら言う台詞でもないけど。
「氷朱鷺、私に出来る事ならなんでも手を尽くすから、大丈夫」
「……」
 エデンは弟の万里にそうするように、というよりも、弟のように思っている俺を安心させようと胸を貸しているように思えた。
 複雑。
 相手がエデンの弟だろうと、やっぱり俺はエデンを独り占めしたい。
「……あ」
 万里どころか杉山さんもこんな事をしてもらっているのか?
 想像するとクソ腹立つな。
「エデン、俺以外にこういう事しないで」
 俺がギュッとエデンの腕にしがみつくと、意外にも彼女も自身の腕で俺の頭をギュッとし返してくれた。
 これも同情からなんだろうけど、勘違いしそうになる。期待しそうになる。エデンにはまだ手を出しちゃいけないのに……
 俺が煩悩と闘っている時、急に医務室の引き戸が大きく開け放たれ、エデンは俺を守るように俺に背を向けて大きく両腕を広げた。
「無理矢理怪我人を連行するつもりですか?」
 エデンの脇腹越しに開け放たれた出入り口を見ると、そこに警察官の様な服装をした男が3人と、腕を組んだ杉山さんが立っていた。
「逃亡の恐れがある。それに処刑される者の怪我を治して何になる?怪我を治す為の薬や包帯、そいつを生かしておく為の食料も全て税金で賄われるんだ、即刻処刑しないと国民にも示しがつかないだろう」
 そう言って先に立った年配の男が後に続く2人の男に顎をしゃくって合図し、俺とエデンはその3人に周りを取り囲まれる。
「本当の罪人ならそうかもしれませんが、家の子は濡衣なんです!」
「エデン、怪我をするから大人しくするんだ」
 杉山さんはエデンに近付き『何もしないから』と両手を上げて見せたが、エデンは子熊を守る母熊の如くピリピリとしていた。
「杉山さん、杉山さんはどっちの味方なんですか?私の邪魔をする気ですか?」
「俺はエデンの味方だよ。でも氷朱鷺の味方ではない。だからエデンに危険が生じない、最善のやり方でお前を助けたいんだ」
『どうどう』と杉山さんは馬でも宥めるみたいにエデンを鎮めようと両手を上下に振るう。
「私を助ける?私は救済を求めていません」
「それは分かってる。けど今はそんな事は問題じゃない」
 杉山さんは俺を陥れようとしているというより、本気でエデンを救いたいと思っているようだったが、エデンの右手がそろりそろりと不穏な動きで自身の懐に伸びようとしていた。
「エデン、駄目だよ。エデンまで大変な事になる」
 俺がそう止めても、エデンの右手はホルスターに収まった銃へと伸ばされる。
 エデンが反乱を起こそうとしている。そうなればエデンも間違いなく処刑、どころかその場で射殺されるだろう。
「平気だよ、このまま堂々と城を出よう」
「本当にやめて。それにエデン、その銃には一発しか弾が込められてないじゃないか」
 献上品を撃つ為の弾を、どうして献上品を守る為に使うのか、エデンは愚かだ。昔、俺とした口約束を果たそうとしているのか。
「不利だよね。確かに不利だ。追い込まれてる。でも心配しないで。なんとかする」
 なんとかだなんて、こいつらだって腰に銃を装備しているじゃないか。
「エデン、銃には触るな。お前が国に反旗を翻せば、さすがの俺でも助けてやれない」
 杉山さんも説得に徹するが、エデンの手は既に銃に触れていた。
「エデン、万里や故郷の家族はどうする?謀反を起こせば家族にまで影響が及ぶんだぞ?」
 その言葉でエデンの手が止まる。
「……」
 エデンは葛藤していた。血の繋がらない俺と、本当の家族を天秤にかけていたのかもしれない。
 俺はよそ者なのに、何を悩む必要がある?
 どうせ俺は本物の家族には敵わないのに。
 俺は後ろから手を伸ばし、エデンより先に彼女の銃を抜き取った。
「氷朱鷺!!」
 不意をつかれたエデンが振り返り、俺から銃を取り上げようとしたが、俺はそれを杉山さんに投げて渡した。
「っと」
 まるでそれが合図だったかのように、俺は男3人に畳み掛けられるように取り押さえられる。
「いたっ」
 それは相手が怪我人でも容赦無しだ。
「乱暴にするなっ!!」
 エデンは俺を庇おうとしてくれたが、彼女は杉山さんに軽々と抱き抱えられ、部屋の外へ連れてかれた。
 俺はと言うと、城の地下にある鉄格子の部屋に閉じ込められた。ここは暗くて狭くて寒くて最悪の場所だった。何でも隣には拷問部屋なるものが存在しているらしいが、俺は拷問すらすっ飛ばして明朝8時には処刑されると執行官から聞かされた。いつかエデンとピクニックをしたあの崖から突き落とされるそうだ。
 本来、献上品の始末は調教師がやるものだが、当然、エデンはそれを断った。俺としては、殺られるならエデンが良かったのだけれど……
「こんな美少年がまざまざと処刑されるとか、勿体ねぇ話だな」
 俺が壁に寄り掛かってぼんやり天井を見ていると、外で見張りをしていた山賊みたいな風貌の男が下卑た笑いを浮かべながら部屋に入って来た。
「……」
「もう少し猶予があれば毎晩可愛がってやるところだが、一晩で我慢してやるか」
 男は鍵を取り出し、鉄格子の扉を開けると中に入って来た。恐らくこいつはここに献上品が入れられる度にそいつらを味見しては闇に葬り去っていたのだろう。死人に口無しとはこの事か。
 下衆が。
「本当に、これまでここに来た中でお前が一番上物だな」
 男は手を伸ばし、俺の顎を掴んだ。
 ゴツゴツとガサついた汚い手だ。
「それはどうも。オジサン、俺を犯そうとしてる?」
「そりゃあ」
「俺は死ぬその時まで王女の献上品、つまり国の所有物なんだ、手を出したらオジサンも死刑になるよ?」
 俺は男と目も合わさず、向こう側の壁を見ていた。
「そんなもの、バレなきゃお前が真実を墓場まで持ってってくれるからな。今までだってそうだったんだから、今更問題ねぇ」
「そう、問題ない?けど、俺はどうせ明日死刑になる身だから、オジサンがその汚いイチモツを出そうものなら引き千切ってトイレに流してやるけどね?」
「お、おい、怖い事言うなよ」
 男は俺の脅しに肝を冷やし、手を引っ込める。
「どうだい?キンタマが竦んで萎えただろ?でも冗談で言ってるんじゃあないんだ。献上品てのは王女を護る為にあらゆる格闘技を習っているからね、その見かけ騙しの怠惰なだらしない体型のオジサンなんかはものの数秒でキンタマを潰せる。まあ、それだけで済ますつもりは勿論無いけど、強いて言うなら、てめえのイチモツを引き千切ってそのままそれをその汚いケツにぶち込んでやるよ。そう、どうせ俺は明日の朝に処刑されるからね。そんな事をしても刑は変わらないから、どうしてもオジサンが俺と遊びたいってんなら、遊んでやってもいい」
 マジ、ブッ殺すからな。
「わ、分かったよ。涼しい顔しておっかねーな」
 分かればいいんだよ、分かれば。
「そこ、ちゃんと戸締まりして行けよ」
 俺は男を部屋から追い出し、やれやれと軽く息を吐いて床に座った。

「さあて、明日は俺の命日か、それとも──」


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