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【弐章】浄罪師と使徒
Sランク使徒
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「はぁ?」
伊吹と蒼は当然過ぎるこの言葉に拍子抜けをしてしまった。『決して人を殺すな』だと?そんなこと当たり前じゃないか、第一、蒼たちが任された任務は殺人事件を阻止することである。阻止する側が、殺人何か犯していいはずがない。
「そもそも俺たちは、そんなことはしませんよ」
蒼は真雛の目を見て、きっぱりと断言した。同じく伊吹も頷いた。
「それでは安心です」
蒼たちの決意が伝わったのか、真雛は小さく微笑んだ。
しかし、蒼にはひとつだけ、理解出来ない点があった。それは、『何故、真雛は200も居る使徒の中からわざわざ、蒼と伊吹を選んで自分の保護まで頼むのか』ということである。少ないとは言え、200人もいる使徒から自分が選ばれたなんて到底思えない蒼は不思議でならない。
「あの…真雛様はどうして俺たちだけ、特別扱いするのですか」
真雛は一瞬、驚いたかのような顔をしたが、直ぐに、横から黒羽が割り込んできた。
「それは蒼と伊吹が以前、真雛様の直属である使徒だったからじゃよ。おぬしらはまだ思い出せていないようじゃが、昔は凄腕の使徒だったんじゃ。確かSランクじゃったな」
使徒にはランクがある。上からS、A、B、Cランクと全部で4種類ある。Sランクの使徒は真雛の直属で、主に護衛任務を果たしていた。勿論、通常の任務もこなしていた。以下、Aランクからは、ランクごとに仕事の難易度が変化していくのである。当然、Sランクの使徒には、難関な任務が与えられた。
「俺らがかぁ?」
口を大きく開けたまま、伊吹は黒羽と真雛を交互に見る。
「黒羽の話は事実です。お前たちはSランクの使徒でした。Sランクの使徒は全部で5人いたのですが…」
「あと3人いるのか?」
伊吹の問い掛けに対して、真雛は急に暗い表情となった。
「正確には、2人です。一人は…ヘレティックと成り果てました。随分前に…」
「ヘレティックに?」
「さぁ、その話はまた今度にしましょう。今は任務を優先しなさい」
真雛はそう言うと、部屋から姿を消した。スーッと透明になり、姿が見えなくなったのだ。
「げっ!あいつ、幽霊かよ」
「違うわい!真雛様は瞬間移動したのじゃ、天井の上に空いている穴から外に出ただけじゃよ、ほれ、お
ぬしらも行くぞ」
黒羽はその後直ぐに、蒼と伊吹の肩を掴んで、順番に天井の穴から引きずり出した。
外は、曇りであった。厚い雲が空を覆っている。この調子だと、雨が降りそうである。因みに、二人があの部屋に連れられた時の場所であった。つまり、拝殿の前。
「やっと、外に出られたぜ」
「全くだね、俺たちだけじゃあの部屋に出入りできないし」
「ふん、おぬしらが神殿に入るには吾輩の助けが必要ってことじゃよ」
「神殿?さっきの部屋って、神殿だったんですか…」
確か、六畳あるかないかって感じの広さだったはずだ、あんな狭いところが神殿だったなんて…と蒼は驚いた。
「神殿といものは、本来なら人が出入りする場所ではない」
「確かに…」
すると、蒼の顔に何か大きな物がぶち当たった。
それはクリーム色の長い鳥の羽であった。
「毛が、一本抜け落ちてしまったようです…」
と言って、空から真雛が舞い降りてきた。彼女の髪は風になびいて、空中でなびいていた。改めて見ると、人間とはかけ離れた容姿が眩しかった。彼女のアメジスト色の瞳とクリーム色の羽がそれを物語っていた。太陽の弱々しい光に照らされた彼女の肌はより一層に真っ白であった。人間にしては白い蒼の肌よりも彼女の肌は白かった。
彼女は果たして、人間なのか?そもそも浄罪師って人間じゃないのかも…とそんな考えが頭を駆け巡った。
「我は、今から大事な仕事があるので、二人は黒羽の指示に従いなさい」
彼女の大事な仕事…それは、おそらく魂の浄罪だろう…蒼はそんな彼女の後ろ姿を見ていることしか出来なかった。魂を洗う浄罪師、その仕事はどんな仕事よりも辛く、厳しいものなのだろう…死者の汚れた心を綺麗にするなんて…それも彼女一人で…今までずっとそうやって世界の秩序を守ってきた彼女。
蒼はそんな彼女が保っていた秩序を乱したヘレティックの存在が憎いと思った。必ず、この手で仕留めてやる…
すると、黒羽が蒼の心を見透かしたかのように、
「蒼、おぬし…まさか、ヘレティックを退治するなんて考えているんじゃなかろうな?」
「えっ?」
黒羽に心を見透かされたと思った蒼は目を丸くした。
「言ったろう?吾輩には、おぬしら人間の魂の濁りが見えるって」
どうやら黒羽は蒼の魂に植えられそうになった、殺意の種を見つけたらしい。
「でも、仕留めないんなら、どうやって奴らを倒すんだよ」
蒼はムキになって、黒羽に言った。
「誰が、ヘレティックを倒せと言った?真雛様を奴らからお守りしなさい、と言ったのじゃ」
「でも…それじゃあ反撃出来ないじゃないか」
すると、黒羽は不敵な笑みを浮かべて、
「奴らの寿命が尽きればいいんじゃよ」
と言った。奴らの寿命が尽きるまで待てと?
「おい、それじゃあ、俺たちは奴らが寿命で死ぬまで待っていろって言うんか?」
伊吹は黒羽に向かって大声をあげた。
「そうじゃ、奴らが勝手に亡くなれば、真雛様が魂の処分を行ってくださる。そうすれば、ヘレティックは全滅する」
確かに黒羽の言っていることは正しかった。ヘレティックの持つ魂は『汚れた魂』本来なら浄罪師によって、輪廻の輪から外されるべきもの…浄罪師のいる今、奴らは一度死んだら二度と世に戻ることはないのだ。
「分かったよ、とにかく、俺は誰も殺さねぇ」
伊吹は強気でそう言っていた。蒼自身も真雛から言われた時はそう思った。でも、今は正直自信が無かった。殺人なんて自分は絶対にしない…そうは思うが、実際、こんな世の中でいざと言う時、自分はその忠告を守れるのだろうか…いくら記憶が永遠といっても、死ぬ時のあの感覚…蒼はそれを何度か味わってきた。
―自分の身に危機が迫った時、自分はその忠告を守れるのだろうか…
伊吹と蒼は当然過ぎるこの言葉に拍子抜けをしてしまった。『決して人を殺すな』だと?そんなこと当たり前じゃないか、第一、蒼たちが任された任務は殺人事件を阻止することである。阻止する側が、殺人何か犯していいはずがない。
「そもそも俺たちは、そんなことはしませんよ」
蒼は真雛の目を見て、きっぱりと断言した。同じく伊吹も頷いた。
「それでは安心です」
蒼たちの決意が伝わったのか、真雛は小さく微笑んだ。
しかし、蒼にはひとつだけ、理解出来ない点があった。それは、『何故、真雛は200も居る使徒の中からわざわざ、蒼と伊吹を選んで自分の保護まで頼むのか』ということである。少ないとは言え、200人もいる使徒から自分が選ばれたなんて到底思えない蒼は不思議でならない。
「あの…真雛様はどうして俺たちだけ、特別扱いするのですか」
真雛は一瞬、驚いたかのような顔をしたが、直ぐに、横から黒羽が割り込んできた。
「それは蒼と伊吹が以前、真雛様の直属である使徒だったからじゃよ。おぬしらはまだ思い出せていないようじゃが、昔は凄腕の使徒だったんじゃ。確かSランクじゃったな」
使徒にはランクがある。上からS、A、B、Cランクと全部で4種類ある。Sランクの使徒は真雛の直属で、主に護衛任務を果たしていた。勿論、通常の任務もこなしていた。以下、Aランクからは、ランクごとに仕事の難易度が変化していくのである。当然、Sランクの使徒には、難関な任務が与えられた。
「俺らがかぁ?」
口を大きく開けたまま、伊吹は黒羽と真雛を交互に見る。
「黒羽の話は事実です。お前たちはSランクの使徒でした。Sランクの使徒は全部で5人いたのですが…」
「あと3人いるのか?」
伊吹の問い掛けに対して、真雛は急に暗い表情となった。
「正確には、2人です。一人は…ヘレティックと成り果てました。随分前に…」
「ヘレティックに?」
「さぁ、その話はまた今度にしましょう。今は任務を優先しなさい」
真雛はそう言うと、部屋から姿を消した。スーッと透明になり、姿が見えなくなったのだ。
「げっ!あいつ、幽霊かよ」
「違うわい!真雛様は瞬間移動したのじゃ、天井の上に空いている穴から外に出ただけじゃよ、ほれ、お
ぬしらも行くぞ」
黒羽はその後直ぐに、蒼と伊吹の肩を掴んで、順番に天井の穴から引きずり出した。
外は、曇りであった。厚い雲が空を覆っている。この調子だと、雨が降りそうである。因みに、二人があの部屋に連れられた時の場所であった。つまり、拝殿の前。
「やっと、外に出られたぜ」
「全くだね、俺たちだけじゃあの部屋に出入りできないし」
「ふん、おぬしらが神殿に入るには吾輩の助けが必要ってことじゃよ」
「神殿?さっきの部屋って、神殿だったんですか…」
確か、六畳あるかないかって感じの広さだったはずだ、あんな狭いところが神殿だったなんて…と蒼は驚いた。
「神殿といものは、本来なら人が出入りする場所ではない」
「確かに…」
すると、蒼の顔に何か大きな物がぶち当たった。
それはクリーム色の長い鳥の羽であった。
「毛が、一本抜け落ちてしまったようです…」
と言って、空から真雛が舞い降りてきた。彼女の髪は風になびいて、空中でなびいていた。改めて見ると、人間とはかけ離れた容姿が眩しかった。彼女のアメジスト色の瞳とクリーム色の羽がそれを物語っていた。太陽の弱々しい光に照らされた彼女の肌はより一層に真っ白であった。人間にしては白い蒼の肌よりも彼女の肌は白かった。
彼女は果たして、人間なのか?そもそも浄罪師って人間じゃないのかも…とそんな考えが頭を駆け巡った。
「我は、今から大事な仕事があるので、二人は黒羽の指示に従いなさい」
彼女の大事な仕事…それは、おそらく魂の浄罪だろう…蒼はそんな彼女の後ろ姿を見ていることしか出来なかった。魂を洗う浄罪師、その仕事はどんな仕事よりも辛く、厳しいものなのだろう…死者の汚れた心を綺麗にするなんて…それも彼女一人で…今までずっとそうやって世界の秩序を守ってきた彼女。
蒼はそんな彼女が保っていた秩序を乱したヘレティックの存在が憎いと思った。必ず、この手で仕留めてやる…
すると、黒羽が蒼の心を見透かしたかのように、
「蒼、おぬし…まさか、ヘレティックを退治するなんて考えているんじゃなかろうな?」
「えっ?」
黒羽に心を見透かされたと思った蒼は目を丸くした。
「言ったろう?吾輩には、おぬしら人間の魂の濁りが見えるって」
どうやら黒羽は蒼の魂に植えられそうになった、殺意の種を見つけたらしい。
「でも、仕留めないんなら、どうやって奴らを倒すんだよ」
蒼はムキになって、黒羽に言った。
「誰が、ヘレティックを倒せと言った?真雛様を奴らからお守りしなさい、と言ったのじゃ」
「でも…それじゃあ反撃出来ないじゃないか」
すると、黒羽は不敵な笑みを浮かべて、
「奴らの寿命が尽きればいいんじゃよ」
と言った。奴らの寿命が尽きるまで待てと?
「おい、それじゃあ、俺たちは奴らが寿命で死ぬまで待っていろって言うんか?」
伊吹は黒羽に向かって大声をあげた。
「そうじゃ、奴らが勝手に亡くなれば、真雛様が魂の処分を行ってくださる。そうすれば、ヘレティックは全滅する」
確かに黒羽の言っていることは正しかった。ヘレティックの持つ魂は『汚れた魂』本来なら浄罪師によって、輪廻の輪から外されるべきもの…浄罪師のいる今、奴らは一度死んだら二度と世に戻ることはないのだ。
「分かったよ、とにかく、俺は誰も殺さねぇ」
伊吹は強気でそう言っていた。蒼自身も真雛から言われた時はそう思った。でも、今は正直自信が無かった。殺人なんて自分は絶対にしない…そうは思うが、実際、こんな世の中でいざと言う時、自分はその忠告を守れるのだろうか…いくら記憶が永遠といっても、死ぬ時のあの感覚…蒼はそれを何度か味わってきた。
―自分の身に危機が迫った時、自分はその忠告を守れるのだろうか…
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