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254話 「デート? その1」
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コノマチの教会にて。
「「……」」
この日、とある男女が教会に訪れていた。
男性の方は、動きやすいカジュアルというかラフな服装である。黒いワイドパンツに白いシャツ。歩きやすそうな黒い靴を履いていた。スポーツ選手のような短めの黒髪。一目見るだけで清潔感のある印象を持っていた。モテるかモテないかでいうとどっちとも言えない。そんな雰囲気の友達なり知り合いの男性の顔を思い浮かべて欲しい。それにそっくりなのがこの男性だ。
女性の方は、なぜかメイド服姿である。メイド服といっても……まあなんだ。召使いだったり学生服のようなそんな目立つ恰好ではない。普通の服にエプロンをしたかのような普段着だ。それが普段着というのもなんだが人の好みにケチをつけないでおこう。仕事を抜け出して来たと間違えられてもおかしくないが。
男女はまるでお見合いをしているかのような雰囲気で向かい合っていた。お互い緊張しているのか落ち着かないようだ。
そんなことはさておき、この男女二人よりも目立つ人物がもうひとりいる。
それは赤ちゃんです。構え構え。甘やかせ~。という1歳の男の子。この子は女性の膝の上に座りながら男性を見ていた。じーっと観察しているようだ。
女性と男性はお互い見つめ合いながらこう思っていた。
「「……(き、気まずい)」」
◆
時は少し遡り、約1時間前。
ぐっすり寝たメンテは、体調が元通り。元気元気~!
対してメンテの近くに女性達は疲労困憊という状況であった。
「メンテちゃん、これな~んだ」
「えぐ?」
「じゃじゃーん。お手紙ですよ~」
「えぐぐぅ~?」
今メンテと遊んでいるのは、メンテの母親ことレディー。
昨日今日とメンテは徹底的に甘やかされまくっていた。それは体調が悪かったせいもある。ご機嫌取りをするのよと女性達は死力を尽くして頑張ったのだ!
おかげで今最高に可愛い笑顔をしている。すこぶる元気なようだ。だが真の狙いは甘やかして喜ばせることではない。ここが勝負どころだわ! とレディーが仕掛けたという。
「読んでみてメンテちゃん」
「こえ?」
「そうよ、これをね。最後まで読めたらご褒美があるわ!」
「はーい! ……おれの、なまえは、ばいく」
「えーっと。そうね、最初から読むのね。えらいわよ」
レディーの狙いは、この手紙を読ませること。なぜならこれはメンテにしか読めない謎の文字で書かれているからだ。この際読めちゃう不思議さは無視しちゃうのだった。
この様子を女性達はこっそり見守っていた。始まったわ、ついに手紙の内容が分かるわよ! とそわそわしつつも邪魔にならないよう仕事をしているフリをしていたという。
メンテは何の疑いなく読み進めていく。ご褒美と聞いてやる気が溢れているようだ。
ここから読んでねと言ってもなぜか必ず最初から読み始めてしまうメンテ。彼に文章を途中から読むという大人に都合の良い融通は利かないぞ。なにせ彼は1歳という幼い子。あまり頭が良くないアピールを遺憾なく発揮して楽しんでいた。
本人が可愛いでしょ? 頭悪い方が可愛いがられるとわざとやっているのだが、周囲の人々には年相応の反応に思っていた。演技しようとしまいとただの赤ちゃんにしか見えないので疑う者は皆無である。それより早く先を読んでくれの声が一番多いが、気分を害してはいけないと言葉に出すことはなかった。おかげで1分かからない文章に何十分も時間をかけたという。
「しょくじ」
「そうそう食事ね。食事のあとは?」
「どよー。おひる、どうbまrgま、ばちょは、が43qgbあ」
「……ちょっと待ってね。土曜のお昼ね。そのあとをもう一回言えるかしら?」
メンテの赤ちゃん感あふれる発音にレディーは苦戦しつつも手紙を読み解いていく。だが聞いているうちにこの子本当に読めてるんだなと思うのであった。
「ここは何って読むのかな?」
「じゅーち」
「じゅーち? いち? それともに?」
「にい」
「にね。土曜で、お昼で、12時ね」
「はーい!」
「そうなの、すごいわメンテちゃん。このばちょっていうのはどこかしら?」
「ぎうお」
「ギルド?」
「はーい!」
「フフッ。今は土曜の11時40分ね。…………カフェちゃあああああああああああん!!」
……ということがあった。悲しい事件になりかけたと言う人もいる。
全く持って時間がなかったカフェはオシャレをする暇がほぼなく、仕事をしていたそのままの恰好で外に飛び出したのだ。それと通訳が必要なんじゃないかという意見でメンテを連れて出て行ったという。ほぼ赤ちゃん言葉なので役に立つかは未知数であるが。
あとの仕事は私たちに任せなさい! あなたはあなたで頑張るのよと皆に応援され、カフェは約束の時間内になんとかギルドにたどり着けたのだ。彼女を見送るときに一番目が輝いていたのはレディーだったりする。キッサにいたってはヤバい、これもう終わったわねと暗い表情をしていたが。
待ち合わせ場所であるギルドの建物の前にたどり着くカフェとメンテ。
ギルドと言っても待ち合わせ場所はどこになるのか。中なのか外なのか。それともギルド近くの店なのか。そもそもメンテが読んだという手紙の信憑性が気になるところなカフェ。レディー様に言われたからには町には行くしかない。とりあえずこの手紙をくれた男性と話せば皆の誤解も解けるでしょう。これもメイドの仕事ですねという気楽な気分である。
そんな理由で、カフェはデートに誘われているという自覚が全くないのだ。鈍感というか相手のことが分からな過ぎてそういう気持ちになれなかったのだろう。ただでさえ結婚への理想が高いのに自らハードルを高めていることに気付いているのだろうか?
「確認だけして帰りましょうか」
どうせあの異国の男はいないだろう。いないなら手紙の内容は間違っていたと報告すれば問題ない。どうせ冷やかしか何かだったのでしょう。そう思っていたのだが……。
「――! bn,mq50hq35k!!」
「?!」
ギルドの入り口から外に出て来た男性は、カフェに気付くと手を振って近づいて来たのである。
え? 本当にいるのですか?? とびっくりするカフェである。
「babj4g53jg3o5lllbyjwj5ih6qy5-0!」
「え、えっとですね……」
カフェの前に来て何かを言う男性。やっぱり言葉が分からない。何か喜んでいるのは分かるけど何と返事をすればいいのだろう。というかこっちの言葉は通じるの? と困惑するカフェ。
そんなカフェの様子を見て頭をかく男性。顔を赤くして何かをしゃべっている。何か失敗して恥ずかしいという感情だろうか。
さてさて、そんな二人はどうするのか。
男性は手紙を読んで貰えたんだねという明るい表情なのだが、カフェに至っては目的や予定をほとんど知らない。というのも最後まで手紙を読んでいないからだ。メンテが頭の悪さを演技で発揮しまくった結果、時間がないと知った大人達が大慌てしたのである。準備時間20分でよくたどり着いたものだ。
「「……」」
二人がどうしよう。何の会話をすればいいんだ? とぎこちない空気が流れる中。動いたのはやりあの赤ちゃんである。
「かふぇえええい!」
「? どうなさいましたかメンテ様」
「いく」
「どこに行きたいのですか? 今お話し中なのですが」
「かねのなるあれ」
「…………えっと、どこでしょうか。あっちですか? ああ、お金ですか。教会に行きたいのですね」
「はーい!」
あ、男を無視してついメンテ様としゃべり込んでしまったわ。失礼なことしてしまったのでは? と思うカフェ。だが男の人はびっくりするような目でメンテを見つめていたという。怒っていないようだ。
それより金でどこに行きたいのか通じるのはいかがなものだろうか?
こうして教会に向かう3人。ちなみにメンテは抱っこ紐をされているのでノロノロ歩いたりはしない。あとは邪魔にならないように静かなものであった。
教会に着くと、出迎えてくれたのは子供達。その子供たちが呼んで来たのはマネーノ。カフェはマネーノに中に入りたいことと、この男の人について聞いてみたがよく分からないということだった。
それから男性、カフェ、メンテの3人は個室というかドアで区切ってある部屋に入った。
チラチラとドアの隙間から子供がこちらの様子を伺っている。これドアの意味なくない? 本当にここに来てよかったのだろうかと思う男性。目的もよく分かっていないのに男は何も文句言わずについて来た。これ正解だったのか? あと何を話せばいいのか悩むカフェ。それと特に何も考えてないメンテ。皆計画性がなく行き当たりばったりだった。
そして、冒頭に至る。
3人はどうなってしまうのか。次回からはメンテ視点で見てみよう。
「「……」」
この日、とある男女が教会に訪れていた。
男性の方は、動きやすいカジュアルというかラフな服装である。黒いワイドパンツに白いシャツ。歩きやすそうな黒い靴を履いていた。スポーツ選手のような短めの黒髪。一目見るだけで清潔感のある印象を持っていた。モテるかモテないかでいうとどっちとも言えない。そんな雰囲気の友達なり知り合いの男性の顔を思い浮かべて欲しい。それにそっくりなのがこの男性だ。
女性の方は、なぜかメイド服姿である。メイド服といっても……まあなんだ。召使いだったり学生服のようなそんな目立つ恰好ではない。普通の服にエプロンをしたかのような普段着だ。それが普段着というのもなんだが人の好みにケチをつけないでおこう。仕事を抜け出して来たと間違えられてもおかしくないが。
男女はまるでお見合いをしているかのような雰囲気で向かい合っていた。お互い緊張しているのか落ち着かないようだ。
そんなことはさておき、この男女二人よりも目立つ人物がもうひとりいる。
それは赤ちゃんです。構え構え。甘やかせ~。という1歳の男の子。この子は女性の膝の上に座りながら男性を見ていた。じーっと観察しているようだ。
女性と男性はお互い見つめ合いながらこう思っていた。
「「……(き、気まずい)」」
◆
時は少し遡り、約1時間前。
ぐっすり寝たメンテは、体調が元通り。元気元気~!
対してメンテの近くに女性達は疲労困憊という状況であった。
「メンテちゃん、これな~んだ」
「えぐ?」
「じゃじゃーん。お手紙ですよ~」
「えぐぐぅ~?」
今メンテと遊んでいるのは、メンテの母親ことレディー。
昨日今日とメンテは徹底的に甘やかされまくっていた。それは体調が悪かったせいもある。ご機嫌取りをするのよと女性達は死力を尽くして頑張ったのだ!
おかげで今最高に可愛い笑顔をしている。すこぶる元気なようだ。だが真の狙いは甘やかして喜ばせることではない。ここが勝負どころだわ! とレディーが仕掛けたという。
「読んでみてメンテちゃん」
「こえ?」
「そうよ、これをね。最後まで読めたらご褒美があるわ!」
「はーい! ……おれの、なまえは、ばいく」
「えーっと。そうね、最初から読むのね。えらいわよ」
レディーの狙いは、この手紙を読ませること。なぜならこれはメンテにしか読めない謎の文字で書かれているからだ。この際読めちゃう不思議さは無視しちゃうのだった。
この様子を女性達はこっそり見守っていた。始まったわ、ついに手紙の内容が分かるわよ! とそわそわしつつも邪魔にならないよう仕事をしているフリをしていたという。
メンテは何の疑いなく読み進めていく。ご褒美と聞いてやる気が溢れているようだ。
ここから読んでねと言ってもなぜか必ず最初から読み始めてしまうメンテ。彼に文章を途中から読むという大人に都合の良い融通は利かないぞ。なにせ彼は1歳という幼い子。あまり頭が良くないアピールを遺憾なく発揮して楽しんでいた。
本人が可愛いでしょ? 頭悪い方が可愛いがられるとわざとやっているのだが、周囲の人々には年相応の反応に思っていた。演技しようとしまいとただの赤ちゃんにしか見えないので疑う者は皆無である。それより早く先を読んでくれの声が一番多いが、気分を害してはいけないと言葉に出すことはなかった。おかげで1分かからない文章に何十分も時間をかけたという。
「しょくじ」
「そうそう食事ね。食事のあとは?」
「どよー。おひる、どうbまrgま、ばちょは、が43qgbあ」
「……ちょっと待ってね。土曜のお昼ね。そのあとをもう一回言えるかしら?」
メンテの赤ちゃん感あふれる発音にレディーは苦戦しつつも手紙を読み解いていく。だが聞いているうちにこの子本当に読めてるんだなと思うのであった。
「ここは何って読むのかな?」
「じゅーち」
「じゅーち? いち? それともに?」
「にい」
「にね。土曜で、お昼で、12時ね」
「はーい!」
「そうなの、すごいわメンテちゃん。このばちょっていうのはどこかしら?」
「ぎうお」
「ギルド?」
「はーい!」
「フフッ。今は土曜の11時40分ね。…………カフェちゃあああああああああああん!!」
……ということがあった。悲しい事件になりかけたと言う人もいる。
全く持って時間がなかったカフェはオシャレをする暇がほぼなく、仕事をしていたそのままの恰好で外に飛び出したのだ。それと通訳が必要なんじゃないかという意見でメンテを連れて出て行ったという。ほぼ赤ちゃん言葉なので役に立つかは未知数であるが。
あとの仕事は私たちに任せなさい! あなたはあなたで頑張るのよと皆に応援され、カフェは約束の時間内になんとかギルドにたどり着けたのだ。彼女を見送るときに一番目が輝いていたのはレディーだったりする。キッサにいたってはヤバい、これもう終わったわねと暗い表情をしていたが。
待ち合わせ場所であるギルドの建物の前にたどり着くカフェとメンテ。
ギルドと言っても待ち合わせ場所はどこになるのか。中なのか外なのか。それともギルド近くの店なのか。そもそもメンテが読んだという手紙の信憑性が気になるところなカフェ。レディー様に言われたからには町には行くしかない。とりあえずこの手紙をくれた男性と話せば皆の誤解も解けるでしょう。これもメイドの仕事ですねという気楽な気分である。
そんな理由で、カフェはデートに誘われているという自覚が全くないのだ。鈍感というか相手のことが分からな過ぎてそういう気持ちになれなかったのだろう。ただでさえ結婚への理想が高いのに自らハードルを高めていることに気付いているのだろうか?
「確認だけして帰りましょうか」
どうせあの異国の男はいないだろう。いないなら手紙の内容は間違っていたと報告すれば問題ない。どうせ冷やかしか何かだったのでしょう。そう思っていたのだが……。
「――! bn,mq50hq35k!!」
「?!」
ギルドの入り口から外に出て来た男性は、カフェに気付くと手を振って近づいて来たのである。
え? 本当にいるのですか?? とびっくりするカフェである。
「babj4g53jg3o5lllbyjwj5ih6qy5-0!」
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カフェの前に来て何かを言う男性。やっぱり言葉が分からない。何か喜んでいるのは分かるけど何と返事をすればいいのだろう。というかこっちの言葉は通じるの? と困惑するカフェ。
そんなカフェの様子を見て頭をかく男性。顔を赤くして何かをしゃべっている。何か失敗して恥ずかしいという感情だろうか。
さてさて、そんな二人はどうするのか。
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二人がどうしよう。何の会話をすればいいんだ? とぎこちない空気が流れる中。動いたのはやりあの赤ちゃんである。
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「? どうなさいましたかメンテ様」
「いく」
「どこに行きたいのですか? 今お話し中なのですが」
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それより金でどこに行きたいのか通じるのはいかがなものだろうか?
こうして教会に向かう3人。ちなみにメンテは抱っこ紐をされているのでノロノロ歩いたりはしない。あとは邪魔にならないように静かなものであった。
教会に着くと、出迎えてくれたのは子供達。その子供たちが呼んで来たのはマネーノ。カフェはマネーノに中に入りたいことと、この男の人について聞いてみたがよく分からないということだった。
それから男性、カフェ、メンテの3人は個室というかドアで区切ってある部屋に入った。
チラチラとドアの隙間から子供がこちらの様子を伺っている。これドアの意味なくない? 本当にここに来てよかったのだろうかと思う男性。目的もよく分かっていないのに男は何も文句言わずについて来た。これ正解だったのか? あと何を話せばいいのか悩むカフェ。それと特に何も考えてないメンテ。皆計画性がなく行き当たりばったりだった。
そして、冒頭に至る。
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