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174話 「猫の縄張り その3」
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「また誰か来たぜ。すぐ追い払って……ん? 何だあの光?? まぶし……」
キュッピィイイ、ドゴーーーーーーーーン!!!!
「にゃああああああああああ?!!!!!」
「……ん? 今何か光らなかったかしら?」
「虫がいたから追い払ったの。勢いつけすぎて火花散っちゃった」
「火花?! 力入れ過ぎよ。もっと弱くても効果あるわよ?」
冒険者を壁の穴に押し込みお店エリアを出た僕とシロ先生は、町の人達が住んでいるであろうエリアにやって来ました。
「似たようなお家ばっかりだね~」
「ここらへんは瓦礫を撤去した後すぐ出来たわ。やっぱり人間も住居が大事なのね」
「まあ時間掛けずにいっぱい作るならこうなるか」
仮設住宅がいっぱい並んでいるような街並みですね。パッと見アパートとかマンションはなさそうです。そう考えると使用人達の住んでいる僕のお家って少し変わってるよね。増築しまくったのかなあ。
「出歩いている人はあまりいなそうだね。ちょっと探索してみようか」
「いいわよ」
こうしてぶらぶら散歩を始める僕達。しばらく歩くと目の前に犬があらわれました。家のドアの前に佇んでいます。僕は犬種は詳しくないので分かりませんが、サイズは大きめですよ。きっと門番でもしているのでしょう。
「……」じぃー
「犬だね」
「さっきからずっとこっち見てるの」
犬は僕達を警戒しています。
「家の前にいるし飼い犬だね。なら問題ないよ。そういえばこの町に野犬っているの?」
「いないわよ。人間に害をなして追い出されたって聞いたわ」
「へえ」
「コノマチでは人間が一番強いの。私達猫は共存という形で住み着いているわね。住むなら近くの森や山でもいいけど食べ物が簡単に手に入るから猫達はコノマチにいるの。私もその1匹ね」
「なるほど。そういう事情があったんだ」
猫も場所を選んでいるようですね。全然知りませんでした。
「そういうことならあの犬は大丈夫だね。しつけが悪かったらこの町から追い出されてるよ」
「ぐるるるるっ!」
「いやいや、すごく唸ってるわよ?! 怖いからあっちの道使わない?」
どうやらシロ先生は犬が苦手なようです。まあ僕ら猫からしたらあの大きさは怖いよね。ここは不安を取り除くのが1番でしょう。
「ちょっと待ってて。僕があの犬のしつけをしてみるよ」
「は?! 危ないわよ?」
「実はね、僕タクシーにしつけについて教えて貰ったの」
「え、タクシー様に?」
「そう、だから僕に任せてよ。まずは猫結界! そしてこうやって……」
猫結界で音を防ぎ、しっぽをぐにゅ~んと伸ばします。なるべく細めに作りますよ。噛まれても痛くないように魔力だけで出来たしっぽのムチが完成です。
「じゃじゃーん! これで準備出来たよ。じゃあタクシー流のしつけをするから見ててね」
「……すごく嫌な予感しかしないんだけど」
まずはムチを軽く地面に叩きつけます。バチィ―ン! っとね。タクシー流の教えでは、まず動物にどう思われているのかを確認する必要があるそうです。
「――?」←犬
「……(反応が微妙だなあ。あの犬僕のこと小さいからって舐めてるな?)」
今度は地面をえぐる強さでムチを振ります。バズィイーーーン! バズィイーーーン! っとね。タクシー流の教えでは、動物に自分の方が格上なんだぞと力を見せる必要があるのです。
「――?!」←犬
「にゃ?!」←シロ先生
「……(ん~、もうちょい強くかな?)」
どんどんムチの威力を上げていきます。ドゥゴオオーーーーーーーーーン! ドゥゴオオーーーーーーーーーン! ドゥゴオオーーーーーーーーーン! ドゥゴオオーーーーーーーーーン! っと地面をぶっ壊していきます。しっぽはタクシー流の教えでは、舐め腐った動物には永遠に逆らえない傷を心を刻み込みます。そのため地獄のような恐怖体験をさせるのです。
「――がぅあああ?!!!」←犬
「にゃあああああああああああああああ?! 地面が、地面が爆発してるのおおおおお?!」
「よし、今だ! 猫魔法・ライオン!!!!!!!!」
バキバキバキ……。ムクムクムクムクムッ!
「ギゥルオオオオオオオオオオオオオッパイーーーーーーーーーーー!」
「「……」」←ポカーンとする犬とシロ先生
猫魔法を使って僕は大人のライオンに成長します。まあ僕は猫なのでこれぐらいはね。身体強化というより巨大化みたいなものですよ。ほら、あの犬より大きくなりましたね。この見た目怖いから脅しには丁度良いでしょ?
それだけではありません。黒く禍々しい立派なたてがみから黒い瘴気のようなものを放ってみます。猫闇魔法を使った演出です。どうせなら月の光が薄れるぐらい辺りを暗くしちゃいましょうか。世界を変えるほどの力があるんだよの軽いアピールです。
さらに歩くたびに地面にひびを入れ、しっぽのムチの威力もどんどん上げニッコリと笑いながら近づきます。猫土魔法としっぽを上手使った演出です。え、しっぽが気になるって? あれは完全に物理現象ですよ。僕のしっぽは魔法で出来ているので全く痛みはないのです。だから物理的に地面ぐらいぶっ壊せます。猫土魔法なんて使っていませんよ。まあもっとしっぽに魔力を込めたら威力はアップするでしょうが、今はこれぐらいにしておきましょう。
まだまだ終わりません!! 相手の心を破壊してこそタクシー流です。魔法を使って大きな牙でも見せつけましょうか。猫光魔法を使って牙を光らせ、ここに力があるんだぞと存在をアピールします。ニヒッっと笑いながら口元を見せつけますよ。
「……じゅるり」
「わ、わわわわわ、わふぅ?!!!!!」
おっと失礼、よだれが垂れちゃいましたね。こうみえて僕はまだ子供なの。許してにゃん。
そろそろかな? よし、タクシー流のしつけスタートです!!
「きゅ、ききゅうううううううん?!!!!!!!!」ドンドンドンドンッ!
「うお?! なんだあ?」
「きゃー?! ビビリちゃんがドアを破壊して入って来たわー!」
「こらビビリ。外で待っていろといっただろ」
「もしかして外で何かあったんじゃ……?」
「「「「ざわざわ」」」」
犬が家のドアを叩きまくり……。いえ、突き破って中に入って行きましたね。このお家の人達がパニック状態です。この家族が外に出て来るかもしれないので元の子猫に戻りましょうか。しゅぼ~っとね。
「シロ先生ごめん。しつける前に犬が逃げちゃった……」
「……いろいろ言いたいことはあるの。でも一言だけ言わせてね。やっぱりあなた魔王なんじゃないの?!!」
◆
「猫エレベーター!」
僕とシロ先生は猫エレベーターで高いところから町の様子を確認します。犬のしつけをしていたら道に迷っちゃいましてね。てへっ。
「すごいわね。上から町を見るのは初めてなの」
「これなら迷わないでしょ?」
「そうね。それにこの魔法の使い方が正しいって気もするの。別に坂道とか作らなくてもいいんじゃないかしらね」
「あ、あっちにギルドがあった。あっち方面に行くよー!」
シロ先生の独り言は無視して次の目的地を強引に決めます。うん、この猫エレベーターって上下に移動出来るだけで十分なんだよね。そこに気付くとは恐るべき猫です。猫エレベーターと坂道を強引にセットにする必要性なんて本当はないのです。知られたくないので次の場所へ向かいましょうか。
「じゃあ降りるよ」ギュイーン
「あら? 坂道作らないのね」
「うん。坂道で移動すると町の様子を上からしか見れないからね。今日は普通に足で歩いてみたいんだ。だから坂道は必要な時だけ作ればいいと思うんだよ。逃げるときとか安全に移動したいときとかにね」
「まあそう言われればそうね」
それらしいことを言って坂道もセットで必要なときもあるんだよと強調しておきます。シロ先生に納得して貰えたのでこの話題はおしまいです! さあ、次行くよー!!
そして僕とシロ先生は、町の中心の商店街を見ながらギルドに向かうのでした。
キュッピィイイ、ドゴーーーーーーーーン!!!!
「にゃああああああああああ?!!!!!」
「……ん? 今何か光らなかったかしら?」
「虫がいたから追い払ったの。勢いつけすぎて火花散っちゃった」
「火花?! 力入れ過ぎよ。もっと弱くても効果あるわよ?」
冒険者を壁の穴に押し込みお店エリアを出た僕とシロ先生は、町の人達が住んでいるであろうエリアにやって来ました。
「似たようなお家ばっかりだね~」
「ここらへんは瓦礫を撤去した後すぐ出来たわ。やっぱり人間も住居が大事なのね」
「まあ時間掛けずにいっぱい作るならこうなるか」
仮設住宅がいっぱい並んでいるような街並みですね。パッと見アパートとかマンションはなさそうです。そう考えると使用人達の住んでいる僕のお家って少し変わってるよね。増築しまくったのかなあ。
「出歩いている人はあまりいなそうだね。ちょっと探索してみようか」
「いいわよ」
こうしてぶらぶら散歩を始める僕達。しばらく歩くと目の前に犬があらわれました。家のドアの前に佇んでいます。僕は犬種は詳しくないので分かりませんが、サイズは大きめですよ。きっと門番でもしているのでしょう。
「……」じぃー
「犬だね」
「さっきからずっとこっち見てるの」
犬は僕達を警戒しています。
「家の前にいるし飼い犬だね。なら問題ないよ。そういえばこの町に野犬っているの?」
「いないわよ。人間に害をなして追い出されたって聞いたわ」
「へえ」
「コノマチでは人間が一番強いの。私達猫は共存という形で住み着いているわね。住むなら近くの森や山でもいいけど食べ物が簡単に手に入るから猫達はコノマチにいるの。私もその1匹ね」
「なるほど。そういう事情があったんだ」
猫も場所を選んでいるようですね。全然知りませんでした。
「そういうことならあの犬は大丈夫だね。しつけが悪かったらこの町から追い出されてるよ」
「ぐるるるるっ!」
「いやいや、すごく唸ってるわよ?! 怖いからあっちの道使わない?」
どうやらシロ先生は犬が苦手なようです。まあ僕ら猫からしたらあの大きさは怖いよね。ここは不安を取り除くのが1番でしょう。
「ちょっと待ってて。僕があの犬のしつけをしてみるよ」
「は?! 危ないわよ?」
「実はね、僕タクシーにしつけについて教えて貰ったの」
「え、タクシー様に?」
「そう、だから僕に任せてよ。まずは猫結界! そしてこうやって……」
猫結界で音を防ぎ、しっぽをぐにゅ~んと伸ばします。なるべく細めに作りますよ。噛まれても痛くないように魔力だけで出来たしっぽのムチが完成です。
「じゃじゃーん! これで準備出来たよ。じゃあタクシー流のしつけをするから見ててね」
「……すごく嫌な予感しかしないんだけど」
まずはムチを軽く地面に叩きつけます。バチィ―ン! っとね。タクシー流の教えでは、まず動物にどう思われているのかを確認する必要があるそうです。
「――?」←犬
「……(反応が微妙だなあ。あの犬僕のこと小さいからって舐めてるな?)」
今度は地面をえぐる強さでムチを振ります。バズィイーーーン! バズィイーーーン! っとね。タクシー流の教えでは、動物に自分の方が格上なんだぞと力を見せる必要があるのです。
「――?!」←犬
「にゃ?!」←シロ先生
「……(ん~、もうちょい強くかな?)」
どんどんムチの威力を上げていきます。ドゥゴオオーーーーーーーーーン! ドゥゴオオーーーーーーーーーン! ドゥゴオオーーーーーーーーーン! ドゥゴオオーーーーーーーーーン! っと地面をぶっ壊していきます。しっぽはタクシー流の教えでは、舐め腐った動物には永遠に逆らえない傷を心を刻み込みます。そのため地獄のような恐怖体験をさせるのです。
「――がぅあああ?!!!」←犬
「にゃあああああああああああああああ?! 地面が、地面が爆発してるのおおおおお?!」
「よし、今だ! 猫魔法・ライオン!!!!!!!!」
バキバキバキ……。ムクムクムクムクムッ!
「ギゥルオオオオオオオオオオオオオッパイーーーーーーーーーーー!」
「「……」」←ポカーンとする犬とシロ先生
猫魔法を使って僕は大人のライオンに成長します。まあ僕は猫なのでこれぐらいはね。身体強化というより巨大化みたいなものですよ。ほら、あの犬より大きくなりましたね。この見た目怖いから脅しには丁度良いでしょ?
それだけではありません。黒く禍々しい立派なたてがみから黒い瘴気のようなものを放ってみます。猫闇魔法を使った演出です。どうせなら月の光が薄れるぐらい辺りを暗くしちゃいましょうか。世界を変えるほどの力があるんだよの軽いアピールです。
さらに歩くたびに地面にひびを入れ、しっぽのムチの威力もどんどん上げニッコリと笑いながら近づきます。猫土魔法としっぽを上手使った演出です。え、しっぽが気になるって? あれは完全に物理現象ですよ。僕のしっぽは魔法で出来ているので全く痛みはないのです。だから物理的に地面ぐらいぶっ壊せます。猫土魔法なんて使っていませんよ。まあもっとしっぽに魔力を込めたら威力はアップするでしょうが、今はこれぐらいにしておきましょう。
まだまだ終わりません!! 相手の心を破壊してこそタクシー流です。魔法を使って大きな牙でも見せつけましょうか。猫光魔法を使って牙を光らせ、ここに力があるんだぞと存在をアピールします。ニヒッっと笑いながら口元を見せつけますよ。
「……じゅるり」
「わ、わわわわわ、わふぅ?!!!!!」
おっと失礼、よだれが垂れちゃいましたね。こうみえて僕はまだ子供なの。許してにゃん。
そろそろかな? よし、タクシー流のしつけスタートです!!
「きゅ、ききゅうううううううん?!!!!!!!!」ドンドンドンドンッ!
「うお?! なんだあ?」
「きゃー?! ビビリちゃんがドアを破壊して入って来たわー!」
「こらビビリ。外で待っていろといっただろ」
「もしかして外で何かあったんじゃ……?」
「「「「ざわざわ」」」」
犬が家のドアを叩きまくり……。いえ、突き破って中に入って行きましたね。このお家の人達がパニック状態です。この家族が外に出て来るかもしれないので元の子猫に戻りましょうか。しゅぼ~っとね。
「シロ先生ごめん。しつける前に犬が逃げちゃった……」
「……いろいろ言いたいことはあるの。でも一言だけ言わせてね。やっぱりあなた魔王なんじゃないの?!!」
◆
「猫エレベーター!」
僕とシロ先生は猫エレベーターで高いところから町の様子を確認します。犬のしつけをしていたら道に迷っちゃいましてね。てへっ。
「すごいわね。上から町を見るのは初めてなの」
「これなら迷わないでしょ?」
「そうね。それにこの魔法の使い方が正しいって気もするの。別に坂道とか作らなくてもいいんじゃないかしらね」
「あ、あっちにギルドがあった。あっち方面に行くよー!」
シロ先生の独り言は無視して次の目的地を強引に決めます。うん、この猫エレベーターって上下に移動出来るだけで十分なんだよね。そこに気付くとは恐るべき猫です。猫エレベーターと坂道を強引にセットにする必要性なんて本当はないのです。知られたくないので次の場所へ向かいましょうか。
「じゃあ降りるよ」ギュイーン
「あら? 坂道作らないのね」
「うん。坂道で移動すると町の様子を上からしか見れないからね。今日は普通に足で歩いてみたいんだ。だから坂道は必要な時だけ作ればいいと思うんだよ。逃げるときとか安全に移動したいときとかにね」
「まあそう言われればそうね」
それらしいことを言って坂道もセットで必要なときもあるんだよと強調しておきます。シロ先生に納得して貰えたのでこの話題はおしまいです! さあ、次行くよー!!
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