165 / 258
165話 「たかいたか~い その1」
しおりを挟む
「きゃきゃー!」
「はっはっは!」
今日は天気の良い素晴らしい日。メンテは、父親であるダンディと二人で屋敷の周りを散歩をしていた。
「ぱぁぱ~」
「どうしたメンテ?」
「だっお」
「おお、抱っこか。こっちにおいで」
「はあーい!」
ダンディに甘え始めるメンテ。抱っこされるとすぐピタっと体をくっつかせ、僕あなたのことを信頼してるの感を出す。さらに腕が疲れてきたら持ち直しをする暇を与えずに自ら動いて手間を省かせる。気が付けば長時間抱っこしてしまう、祖父母にも好評だったメンテの必殺技である!
なお大人達からは体が小さくて体重が軽いから持ちやすい。だから長いこと抱っこしてしまうのだろうと言われている。本当はメンテの作戦通りなのだが気付いている人はいないのだ。ある意味恐ろしい赤ちゃんである。
「えぐぅ」ピタッ
「はっはっは、メンテは軽いから全然疲れないな!」
「ぱんぱ、たか~い」
「もっとたかいたかいをして欲しいのかい?」
「はぁい!」
「よし、たかいたかーい!」
「きゃきゃー!」
父親に甘えまくるメンテ。今日も彼はご機嫌ちゃんである。
「ぱぱん」
「今度はなんだい?」
「おっと。もっとたか~い」
「まだ足りないのか。それ、たかいたかーい!」
「きゃきゃきゃ!」
5分後。
「ぱぱ~」
「はぁはぁ。少し待つんだ、もうパパ疲れたよ……」
「ううううぅ……」
「わ、分かった。だがちょっと待ってくれ。……おーい、タクシー!」
「ほほっ。お呼びでしょうか?」
音も気配もせず急に現れるタクシー。この老人はナンス家の執事である。
「メンテにたかいたか~いをしてくれ。はぁはぁ……。ついでに私に飲み物とイスも頼む」
「ほほっ。お任せ下さい」
パチンと指を鳴らすと、タクシーの部下が急いで走ってきた。タクシーに何かを指示されると、すごい速さで去っていく。5秒ぐらいの出来事であった。
「今のは?」
「私の部下です。彼は足が速いのですぐお飲み物を持ってきますぞ」
「そうか。ふう、助かった~。ついでにどこか休めそうな場所はないのか?」
「ほほっ、ありますぞ。近くに野外訓練施設を作りましたので。そちらに行きませんか?」
「はあーい! えぐえっぐ!」
「おお、メンテが行きたいそうだ。でもそんな施設あったかな? 私も気になるし行ってみるかい?」
「はあああああい!」バシバシ
「はっはっは、行きたいんだな。じゃあ行ってみようか。へい、タクシー! その場所に案内してくれ」
「かしこまりました。ではメンテ様はこちらへ。私と高い高いしながら行きましょう」
「はぁーい!」
「ほほっ。それ高い高いですぞ~」
「ふう、タクシーが来てくれて助かったよ。さすがに何回も抱っこはきついからな」
「もっとー!」
「ほほっ、高い高いですぞ~」
「きゃきゃ。もっとー!」
こうしてメンテはタクシーに高い高いされながら移動を始めた。何回も同じことをねだる子供あるあるを実践するメンテ。普通の子供らしくて愛いかったという。
◆
メンテとダンディとタクシーの3人は、タクシーの部下達の訓練している場所に到着した。ここは少し前に起きた騒動の地形をそのまま残したナンス家の敷地だ。土の壁が高すぎて崖のようになったり、大きな池、砂漠のような砂地や雪の積もる場所まで何でもある。元の状態に戻さなくてもいろいろな訓練に使えますなというタクシーの提案により、更にいろいろなギミックを追加されたそうだ。
この他にもコノマチの被害が出た地形をあえて元の状態に戻さず、冒険者達の練習場所として利用されるようになった。初めて行く地形や過酷な環境を体験出来ると評判が良く、初心者の冒険者が急増したとか。おかげでコノマチの居住地の面積が4分の1も減ったらしいが。
なお土地の使用料や管理はギルドが全額負担することになった。ギルドがナンス家に払うという形で。なぜそうなったの経緯は不明だが、ここはナンス家の私有地である。金を払えば自由に使わせてやると都合良く話が進んだそうだ。
こうしてナンス家は新たな収入源をゲットしたのである! なぜギルドがここまでナンスを恐れるのか。それはそのうち分かるであろう。それはともかく3人は、野外訓練施設の中に入って行った。初めて訪れる場所なので興味深々なメンテである。
「きゃー!」
「ほお、ここが新しい訓練施設か。結構広いな」
「きゃきゃきゃー!」
「ほほっ、ここでは様々な地形や気候を再現出来ます。おかげでわざわざ訓練で山に行かなくても良くなりました。魔法の実験し放題ですぞ!」
「あくじー、だめ! ぎるどぶっこわ!」バシバシ
「ほほっ、新しい兵器の実験はギルドでやると言いたいのですな。さすがメンテ様!」
「はあい!」
「おお、メンテはパパ達の事をよく分かっているじゃないか。なんて可愛い息子なんだ!」
「はっはっは!」「ほほっ」「きゃきゃきゃ!」
すでに思考が父親やタクシーにそっくりなメンテ。もう手遅れかもしれない。
「――おい?! みんなあれ見て見ろ」
「あ、あのお方はダンディ様じゃないか?!」
「本当だ!?」
「あら、本当ね。メンテ様もいるわよ」
3人の大きな笑い声に気付いた部下達。たまにメンテが遊びに来るが、今回は珍しくダンディも一緒なのである。おかげで部下達の注目を引いていたとか。
「ふぅ、笑い疲れたなあ。水はまだかな」
「旦那様、こちらにお座りください」スッ
「おお、助かる。よっこいしょ……ふぅ」
ダンディは高そうな椅子に座って足を組んだ。そして、この訓練場の中を眺めはじめた。その様子を見たタクシーの部下はあることを思った。
「……もしかしてダンディ様は、ここを視察しに来たのでは?」
「「「「「「――?!」」」」」」
そう、ダンディはナンス家の当主。さらにタクシーの主である。新しく出来た場所および人材を視察して当然なのだ。何か不備があればクビ、最悪死刑になるかもしれない。それは絶対嫌だと部下達に緊張が走った。
「ふぅ。甘いものより冷たいものがいいな(飲み物が)。メンテもそう思うだろ?」
「はーい!」
「タクシー、追加を頼む(飲み物の)」
「かしこまりました。そういえばこちらに移動したと伝え忘れていましたな(命令した部下に)。コン、旦那様がここでお待ちだと伝えてください。場所は……」
とタクシーは近くにいる部下のコンに指示を出した。部下は急いで仲間の部下を呼びに走っていた。身体強化の魔法を使っているせいかすごいスピードである。が、遠くにいた部下達は違う意味で聞こえていた。
「おい、今何って言ったんだ?」
「ちょ、揺らすなよ。甘いものより冷たいもの? が何とかだってさ。ああもう、最後まで聞こえなかったじゃねえか……」←聴覚強化の魔法を使える部下
「「「「「「あ、甘い者より冷たい者が良いだと?!」」」」」」
「それがダンディ様のご要望なのか?!」
「ああ、メンテ様もそれが良いらしい。つまりナンス家の総意なのかもしれないなあ」
「まじか?」
「れ、冷酷にならないとダメなの?」
「いやいや、仕事が甘すぎるって意味だろう。もっと真面目に取り組めってことだよ」
「なるほど。そういう意味か」
「誰かクビにしたいんじゃないか?」
「だからダンディ様が来たのか?!」
「……ごくり」
ダンディはただ飲み物の話をしているだけである。が、誰も気付いていない。部下達の勘違いなのだ。
「ぱんぱあ」ぐいぐい
「ちょっと待ってくれ。パパしばらく休憩をしているから、その間メンテはタクシーと遊んでいてくれないか?」
「はあい!」
「よしよし、いい子だ。タクシー、しばらく頼んだぞ」
「ほほっ、お任せください」
「あくじー! あえ!」指プイ
「「「「「「「――?!」」」」」」」」ビクッ
急に部下達を指差すメンテ。何か楽しそうにしゃべってるから僕も混ぜてと指差しただけなのだが、部下達にはこう思われたという。こっちを指差したということは間違いない、今の会話はナンス家の要望だ。仕事中は冷たい人間を演じる、いや真剣に取り組む姿を見せなければいけない! と。
分かっていると思うが何度でも言おう。ダンディはただ疲れて休んでいるだけである。こうして、部下達が盛大に勘違いしたままメンテとのお遊びが始まった。
「はっはっは!」
今日は天気の良い素晴らしい日。メンテは、父親であるダンディと二人で屋敷の周りを散歩をしていた。
「ぱぁぱ~」
「どうしたメンテ?」
「だっお」
「おお、抱っこか。こっちにおいで」
「はあーい!」
ダンディに甘え始めるメンテ。抱っこされるとすぐピタっと体をくっつかせ、僕あなたのことを信頼してるの感を出す。さらに腕が疲れてきたら持ち直しをする暇を与えずに自ら動いて手間を省かせる。気が付けば長時間抱っこしてしまう、祖父母にも好評だったメンテの必殺技である!
なお大人達からは体が小さくて体重が軽いから持ちやすい。だから長いこと抱っこしてしまうのだろうと言われている。本当はメンテの作戦通りなのだが気付いている人はいないのだ。ある意味恐ろしい赤ちゃんである。
「えぐぅ」ピタッ
「はっはっは、メンテは軽いから全然疲れないな!」
「ぱんぱ、たか~い」
「もっとたかいたかいをして欲しいのかい?」
「はぁい!」
「よし、たかいたかーい!」
「きゃきゃー!」
父親に甘えまくるメンテ。今日も彼はご機嫌ちゃんである。
「ぱぱん」
「今度はなんだい?」
「おっと。もっとたか~い」
「まだ足りないのか。それ、たかいたかーい!」
「きゃきゃきゃ!」
5分後。
「ぱぱ~」
「はぁはぁ。少し待つんだ、もうパパ疲れたよ……」
「ううううぅ……」
「わ、分かった。だがちょっと待ってくれ。……おーい、タクシー!」
「ほほっ。お呼びでしょうか?」
音も気配もせず急に現れるタクシー。この老人はナンス家の執事である。
「メンテにたかいたか~いをしてくれ。はぁはぁ……。ついでに私に飲み物とイスも頼む」
「ほほっ。お任せ下さい」
パチンと指を鳴らすと、タクシーの部下が急いで走ってきた。タクシーに何かを指示されると、すごい速さで去っていく。5秒ぐらいの出来事であった。
「今のは?」
「私の部下です。彼は足が速いのですぐお飲み物を持ってきますぞ」
「そうか。ふう、助かった~。ついでにどこか休めそうな場所はないのか?」
「ほほっ、ありますぞ。近くに野外訓練施設を作りましたので。そちらに行きませんか?」
「はあーい! えぐえっぐ!」
「おお、メンテが行きたいそうだ。でもそんな施設あったかな? 私も気になるし行ってみるかい?」
「はあああああい!」バシバシ
「はっはっは、行きたいんだな。じゃあ行ってみようか。へい、タクシー! その場所に案内してくれ」
「かしこまりました。ではメンテ様はこちらへ。私と高い高いしながら行きましょう」
「はぁーい!」
「ほほっ。それ高い高いですぞ~」
「ふう、タクシーが来てくれて助かったよ。さすがに何回も抱っこはきついからな」
「もっとー!」
「ほほっ、高い高いですぞ~」
「きゃきゃ。もっとー!」
こうしてメンテはタクシーに高い高いされながら移動を始めた。何回も同じことをねだる子供あるあるを実践するメンテ。普通の子供らしくて愛いかったという。
◆
メンテとダンディとタクシーの3人は、タクシーの部下達の訓練している場所に到着した。ここは少し前に起きた騒動の地形をそのまま残したナンス家の敷地だ。土の壁が高すぎて崖のようになったり、大きな池、砂漠のような砂地や雪の積もる場所まで何でもある。元の状態に戻さなくてもいろいろな訓練に使えますなというタクシーの提案により、更にいろいろなギミックを追加されたそうだ。
この他にもコノマチの被害が出た地形をあえて元の状態に戻さず、冒険者達の練習場所として利用されるようになった。初めて行く地形や過酷な環境を体験出来ると評判が良く、初心者の冒険者が急増したとか。おかげでコノマチの居住地の面積が4分の1も減ったらしいが。
なお土地の使用料や管理はギルドが全額負担することになった。ギルドがナンス家に払うという形で。なぜそうなったの経緯は不明だが、ここはナンス家の私有地である。金を払えば自由に使わせてやると都合良く話が進んだそうだ。
こうしてナンス家は新たな収入源をゲットしたのである! なぜギルドがここまでナンスを恐れるのか。それはそのうち分かるであろう。それはともかく3人は、野外訓練施設の中に入って行った。初めて訪れる場所なので興味深々なメンテである。
「きゃー!」
「ほお、ここが新しい訓練施設か。結構広いな」
「きゃきゃきゃー!」
「ほほっ、ここでは様々な地形や気候を再現出来ます。おかげでわざわざ訓練で山に行かなくても良くなりました。魔法の実験し放題ですぞ!」
「あくじー、だめ! ぎるどぶっこわ!」バシバシ
「ほほっ、新しい兵器の実験はギルドでやると言いたいのですな。さすがメンテ様!」
「はあい!」
「おお、メンテはパパ達の事をよく分かっているじゃないか。なんて可愛い息子なんだ!」
「はっはっは!」「ほほっ」「きゃきゃきゃ!」
すでに思考が父親やタクシーにそっくりなメンテ。もう手遅れかもしれない。
「――おい?! みんなあれ見て見ろ」
「あ、あのお方はダンディ様じゃないか?!」
「本当だ!?」
「あら、本当ね。メンテ様もいるわよ」
3人の大きな笑い声に気付いた部下達。たまにメンテが遊びに来るが、今回は珍しくダンディも一緒なのである。おかげで部下達の注目を引いていたとか。
「ふぅ、笑い疲れたなあ。水はまだかな」
「旦那様、こちらにお座りください」スッ
「おお、助かる。よっこいしょ……ふぅ」
ダンディは高そうな椅子に座って足を組んだ。そして、この訓練場の中を眺めはじめた。その様子を見たタクシーの部下はあることを思った。
「……もしかしてダンディ様は、ここを視察しに来たのでは?」
「「「「「「――?!」」」」」」
そう、ダンディはナンス家の当主。さらにタクシーの主である。新しく出来た場所および人材を視察して当然なのだ。何か不備があればクビ、最悪死刑になるかもしれない。それは絶対嫌だと部下達に緊張が走った。
「ふぅ。甘いものより冷たいものがいいな(飲み物が)。メンテもそう思うだろ?」
「はーい!」
「タクシー、追加を頼む(飲み物の)」
「かしこまりました。そういえばこちらに移動したと伝え忘れていましたな(命令した部下に)。コン、旦那様がここでお待ちだと伝えてください。場所は……」
とタクシーは近くにいる部下のコンに指示を出した。部下は急いで仲間の部下を呼びに走っていた。身体強化の魔法を使っているせいかすごいスピードである。が、遠くにいた部下達は違う意味で聞こえていた。
「おい、今何って言ったんだ?」
「ちょ、揺らすなよ。甘いものより冷たいもの? が何とかだってさ。ああもう、最後まで聞こえなかったじゃねえか……」←聴覚強化の魔法を使える部下
「「「「「「あ、甘い者より冷たい者が良いだと?!」」」」」」
「それがダンディ様のご要望なのか?!」
「ああ、メンテ様もそれが良いらしい。つまりナンス家の総意なのかもしれないなあ」
「まじか?」
「れ、冷酷にならないとダメなの?」
「いやいや、仕事が甘すぎるって意味だろう。もっと真面目に取り組めってことだよ」
「なるほど。そういう意味か」
「誰かクビにしたいんじゃないか?」
「だからダンディ様が来たのか?!」
「……ごくり」
ダンディはただ飲み物の話をしているだけである。が、誰も気付いていない。部下達の勘違いなのだ。
「ぱんぱあ」ぐいぐい
「ちょっと待ってくれ。パパしばらく休憩をしているから、その間メンテはタクシーと遊んでいてくれないか?」
「はあい!」
「よしよし、いい子だ。タクシー、しばらく頼んだぞ」
「ほほっ、お任せください」
「あくじー! あえ!」指プイ
「「「「「「「――?!」」」」」」」」ビクッ
急に部下達を指差すメンテ。何か楽しそうにしゃべってるから僕も混ぜてと指差しただけなのだが、部下達にはこう思われたという。こっちを指差したということは間違いない、今の会話はナンス家の要望だ。仕事中は冷たい人間を演じる、いや真剣に取り組む姿を見せなければいけない! と。
分かっていると思うが何度でも言おう。ダンディはただ疲れて休んでいるだけである。こうして、部下達が盛大に勘違いしたままメンテとのお遊びが始まった。
0
お気に入りに追加
233
あなたにおすすめの小説
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
ぐ~たら第三王子、牧場でスローライフ始めるってよ
雑木林
ファンタジー
現代日本で草臥れたサラリーマンをやっていた俺は、過労死した後に何の脈絡もなく異世界転生を果たした。
第二の人生で新たに得た俺の身分は、とある王国の第三王子だ。
この世界では神様が人々に天職を授けると言われており、俺の父親である国王は【軍神】で、長男の第一王子が【剣聖】、それから次男の第二王子が【賢者】という天職を授かっている。
そんなエリートな王族の末席に加わった俺は、当然のように周囲から期待されていたが……しかし、俺が授かった天職は、なんと【牧場主】だった。
畜産業は人類の食文化を支える素晴らしいものだが、王族が従事する仕事としては相応しくない。
斯くして、父親に失望された俺は王城から追放され、辺境の片隅でひっそりとスローライフを始めることになる。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる