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114話 「猫と交流する その10」
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僕はみんなに作戦内容を伝え、協力をお願いします。
「えぐえっぐ(みんな僕の作戦通りよろしくね)」
「いいよー」←レッド
「人間の言葉は分からないからな。メンテ頼んだよ」←ブラウン
「……なんだか不安だわ。頑張ってね」←シロ先生
作戦とは何か。それは僕がタクシーに猫の玄関を作ってと伝える事です!
猫たちには軽く説明したので大丈夫でしょう。シロ先生だけは僕が大人に物事を伝えるのが大変だと知っているのです。なんて優しい猫なんだろうね。あとでお菓子あげようっと。
「えぐぐー!(タクシー!)」
「どうなさいましたか?」
「うぐぅ」ぐいぐい
僕はタクシーの足元に近づくと服を引っ張ります。そして、玄関ドアの前までタクシーを連れて行きます。ドアの前にはレッドとブラウンが待っています。
「えっぐ(僕が呼ぶまでそこで待機)」
「「御意」」
「ぎょい?」
「メンテが教えてくれたよ」
「人間の言葉だと了承するときこう言うらしいね。せっかくだから真似してみたんだよ」
「へえ、そうなの」
メンテが言うならとシロは納得した。まだしゃべれないのに難しい言葉は覚えているのは、子供って大人の会話をよく聞いているからよねと思ったそうだ。では話を戻そう。
「うー」コンコン
「それはドアですな。ここに何かあるのですか?」
まずは玄関のドアを叩きます。ここを見て! ってアピールしているのですよ。僕のもくろみ通りタクシーは見ていますね。次は猫が必要ですよ。
「あぐ(誰か来て)」
「じゃあ俺行くね」
僕に呼ばれてきたのがレッドです。行動力がありますね。
「あー(ここの前で止まって)」
「御意」
猫が御意とか言うの面白いけどスルーしましょう。レッドをドアの前に立たせます。タクシーは何かな? って顔をしていますね。
「えっぐ(我慢してね)」
「え、我慢?」
僕はレッドの横に立ちます。それから胴体を掴みます。レッドは何するんだ?? と疑問を浮かべていますが大丈夫です。すぐ終わるからね!
ふう、落ち着け僕。よし、本番スタートです。
レッドの体を掴んだ僕は全力で玄関のドアに叩きつけます。ぶつけては引いてぶつけてと何度も何度も繰り返します。これぞ、ここに穴がないから通れないのアピールです。レッドは顔面からぶつかっていますが問題ないでしょう。さっき我慢してと言ったので。
バンバンバンバンバンバンッ!
「にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「えっぐうううううううう!」
「レ、レッドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ほら言わんこっちゃないわ。毎回これをやるから大変なのよ……」
レッドもブラウンも大絶叫である。シロ先生は前回頭を叩かれまくったので落ち着いていた。ああ、これが嫌な予感の正体ねと思うのであった。
何回かドアに頭を叩きつけていたたらレッドはふらふらになってしまいました。僕はタクシーを確認します。
「……?」
う~ん。まだ僕が伝えたいことに気付いていないみたいです。ドアを指差してみましたがピンときていませんな。これはもう一度やりましょう。それしかありません!
「えっぐ(じゃあ次ブラウン)」
「……え?」
「あぐぐ!(レッドの努力が無駄になっちゃうから早く!)」
「冗談だろ? なあ、シロ先生もそう思うよな」
「タクシー様に伝わるまで頑張りなさい。メンテもファイトよ」
「シロ?!」
シロ先生も頑張れっていうので僕も頑張りますよ!
ダンダンダンダンダンダッ!!!!!!!!!!!!!
「にゃ、にゃごぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「えっぐうううううううううう!」
「もっと、もっと強くよ。まだタクシー様に伝わっていないわ。ファイトよー!」
あんな痛い思いはしたくない。だってメンテは赤ちゃんだから手加減をしらないし。何回も顔面からぶつかるなんて絶対に嫌。それにこれはこの2匹が勝手に言いだしたこと。私は巻き込まれたくないの。と必死に応援するシロであった。
ふう、みんなで頑張りましたよ。するとどうでしょう。努力が報われる瞬間が来たのです。
「ほほっ、そうですか。ここに猫が通れるような入口が欲しいのですな?」
「えぐえぐうー!(やったあ、タクシーに伝わったよ! 今だよ!)」
「「お、おう……」」←ボロボロのレッドとブラウン
「よかったわね」
いえーいと僕たちは抱き合います。そして、そのまま全員でタクシーにくっつきスリスリします。僕と猫3匹で媚びまくりますよ。タクシー大好きってね!
「ほほっ。では今すぐ作りますか」
◆
タクシーが玄関をコンコンと叩きます。
「このぐらいの力を使えば大丈夫ですな。ほほっ、少し危ないので離れましょう」
僕とタクシー、それから猫3匹は玄関からすこし離れたところに移動します。
「メンテ様の大好きな魔法のお時間ですぞ」
「えぐ?!」ぴくっ
「ほほっ。魔法を使って玄関に穴をあけるのですよ。これぐらいなら私、失敗しないのですぞ。まあ見ていてください」
「きゃきゃきゃ!」
まるで日本で人気のドラマみたいなセリフですね。まあタクシーなら大丈夫でしょう。魔法に関しては信頼しているのです。タクシーが魔法を使うからここで待機、近づいたら危険だよと猫に通訳します。
「魔法って何?」
「何だろうね。シロ先生は何か知っていそうだけど」
「人間って不思議な力を使うでしょ? あれを魔法っていうみたいよ」
「「ああ、あれね」」
僕が説明する前にシロ先生が説明してくれました。先生らしさが増しています。
「ほほっ、いきますぞ」
タクシーが指をパチンと鳴らします。指パッチンですね。すると……。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
「「「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」」
「きゃきゃー!」←大喜びなメンテ
タクシーのポンコツモードを知らない猫達の絶叫がこだました。
「えぐえっぐ(みんな僕の作戦通りよろしくね)」
「いいよー」←レッド
「人間の言葉は分からないからな。メンテ頼んだよ」←ブラウン
「……なんだか不安だわ。頑張ってね」←シロ先生
作戦とは何か。それは僕がタクシーに猫の玄関を作ってと伝える事です!
猫たちには軽く説明したので大丈夫でしょう。シロ先生だけは僕が大人に物事を伝えるのが大変だと知っているのです。なんて優しい猫なんだろうね。あとでお菓子あげようっと。
「えぐぐー!(タクシー!)」
「どうなさいましたか?」
「うぐぅ」ぐいぐい
僕はタクシーの足元に近づくと服を引っ張ります。そして、玄関ドアの前までタクシーを連れて行きます。ドアの前にはレッドとブラウンが待っています。
「えっぐ(僕が呼ぶまでそこで待機)」
「「御意」」
「ぎょい?」
「メンテが教えてくれたよ」
「人間の言葉だと了承するときこう言うらしいね。せっかくだから真似してみたんだよ」
「へえ、そうなの」
メンテが言うならとシロは納得した。まだしゃべれないのに難しい言葉は覚えているのは、子供って大人の会話をよく聞いているからよねと思ったそうだ。では話を戻そう。
「うー」コンコン
「それはドアですな。ここに何かあるのですか?」
まずは玄関のドアを叩きます。ここを見て! ってアピールしているのですよ。僕のもくろみ通りタクシーは見ていますね。次は猫が必要ですよ。
「あぐ(誰か来て)」
「じゃあ俺行くね」
僕に呼ばれてきたのがレッドです。行動力がありますね。
「あー(ここの前で止まって)」
「御意」
猫が御意とか言うの面白いけどスルーしましょう。レッドをドアの前に立たせます。タクシーは何かな? って顔をしていますね。
「えっぐ(我慢してね)」
「え、我慢?」
僕はレッドの横に立ちます。それから胴体を掴みます。レッドは何するんだ?? と疑問を浮かべていますが大丈夫です。すぐ終わるからね!
ふう、落ち着け僕。よし、本番スタートです。
レッドの体を掴んだ僕は全力で玄関のドアに叩きつけます。ぶつけては引いてぶつけてと何度も何度も繰り返します。これぞ、ここに穴がないから通れないのアピールです。レッドは顔面からぶつかっていますが問題ないでしょう。さっき我慢してと言ったので。
バンバンバンバンバンバンッ!
「にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「えっぐうううううううう!」
「レ、レッドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
「ほら言わんこっちゃないわ。毎回これをやるから大変なのよ……」
レッドもブラウンも大絶叫である。シロ先生は前回頭を叩かれまくったので落ち着いていた。ああ、これが嫌な予感の正体ねと思うのであった。
何回かドアに頭を叩きつけていたたらレッドはふらふらになってしまいました。僕はタクシーを確認します。
「……?」
う~ん。まだ僕が伝えたいことに気付いていないみたいです。ドアを指差してみましたがピンときていませんな。これはもう一度やりましょう。それしかありません!
「えっぐ(じゃあ次ブラウン)」
「……え?」
「あぐぐ!(レッドの努力が無駄になっちゃうから早く!)」
「冗談だろ? なあ、シロ先生もそう思うよな」
「タクシー様に伝わるまで頑張りなさい。メンテもファイトよ」
「シロ?!」
シロ先生も頑張れっていうので僕も頑張りますよ!
ダンダンダンダンダンダッ!!!!!!!!!!!!!
「にゃ、にゃごぉああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「えっぐうううううううううう!」
「もっと、もっと強くよ。まだタクシー様に伝わっていないわ。ファイトよー!」
あんな痛い思いはしたくない。だってメンテは赤ちゃんだから手加減をしらないし。何回も顔面からぶつかるなんて絶対に嫌。それにこれはこの2匹が勝手に言いだしたこと。私は巻き込まれたくないの。と必死に応援するシロであった。
ふう、みんなで頑張りましたよ。するとどうでしょう。努力が報われる瞬間が来たのです。
「ほほっ、そうですか。ここに猫が通れるような入口が欲しいのですな?」
「えぐえぐうー!(やったあ、タクシーに伝わったよ! 今だよ!)」
「「お、おう……」」←ボロボロのレッドとブラウン
「よかったわね」
いえーいと僕たちは抱き合います。そして、そのまま全員でタクシーにくっつきスリスリします。僕と猫3匹で媚びまくりますよ。タクシー大好きってね!
「ほほっ。では今すぐ作りますか」
◆
タクシーが玄関をコンコンと叩きます。
「このぐらいの力を使えば大丈夫ですな。ほほっ、少し危ないので離れましょう」
僕とタクシー、それから猫3匹は玄関からすこし離れたところに移動します。
「メンテ様の大好きな魔法のお時間ですぞ」
「えぐ?!」ぴくっ
「ほほっ。魔法を使って玄関に穴をあけるのですよ。これぐらいなら私、失敗しないのですぞ。まあ見ていてください」
「きゃきゃきゃ!」
まるで日本で人気のドラマみたいなセリフですね。まあタクシーなら大丈夫でしょう。魔法に関しては信頼しているのです。タクシーが魔法を使うからここで待機、近づいたら危険だよと猫に通訳します。
「魔法って何?」
「何だろうね。シロ先生は何か知っていそうだけど」
「人間って不思議な力を使うでしょ? あれを魔法っていうみたいよ」
「「ああ、あれね」」
僕が説明する前にシロ先生が説明してくれました。先生らしさが増しています。
「ほほっ、いきますぞ」
タクシーが指をパチンと鳴らします。指パッチンですね。すると……。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
「「「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」」
「きゃきゃー!」←大喜びなメンテ
タクシーのポンコツモードを知らない猫達の絶叫がこだました。
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