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84話 「噂の新人冒険者 その2」
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トマとマトの兄弟が、僕と遊んでくれるそうです。
「メンテくん、こんにちは。私マト。よろしく!」
「んぐぅ~?」
僕はいつも祖父母に効果抜群な可愛い声で答えます。大人にはこのあざとさが効くのですが、このお姉ちゃんにはどうでしょう?
「……可愛い(ボソ」
よかった~、効果ありましたね!
「……」
「ちょっと。黙ってないでお兄ちゃんも挨拶!」
「そ、そうだね。赤ちゃんの相手が出来るのか不安だよ……」
「……うぐぅ?」
「僕はトマって言うんだ。こ、これからよろしくね」
「えっぐ!」
お兄ちゃんは子供に慣れていないそうです。まあ僕がフォローするので大丈夫でしょう。そこは得意分野なのです。
「んー。メンテくん全然怖がってないよ」
「僕の方も変化なしだよ」
「あぐぅ?(ん?)」
もしかして今メンタルチェックされたのかな?
「もしかしてスキルを使っているのかしら?」
「は、はい。嫌がっても喜んでもいないみたいです」
「フフッ。メンテちゃんは全然人見知りしないのよ」
「そうなんですか」「へえ、すごいね!」
僕には全然分かりませんでしたね。いつスキルを発動したのかな?
ちなみに今の僕の気持ちは、お腹いっぱいだからゆったりしたいです。だから母の膝の上でまったりくつろいでいる状態ですよ。この兄弟は、本当に僕の心を読み取ることは出来るのでしょうか?
「僕のスキルは自分にしか効果が分からないですね。相手が何を思っているかまでは分からないので、メンテくんの態度や表情からの推測です。ただ赤ちゃんに使ったことがあまりないので、本当に当たっているのか不安ではありますが……」
「私もそんな感じなの。今もメンテくんに使ってるんだよ~?」
「えぐぐぅ~?」
へえ、そうなんだ。これでは使われた側は何も分かりませんな。でも分かるといっても僕のお腹いっぱいの感情まで完璧に理解出来なかったご様子。あくまで経験が物を言うスキルなのでしょう。何もかも万能という訳ではないのですねえ。
「うほぉおおおおおおおおおお! すごーい!」
近くで兄貴が奇声をあげてますね。なぜか僕より楽しそうです。
「あはははっ、アニーキ―くんからすごい感情の反応を感じるよ」
「え、分かっちゃいました?!」
「まあね。僕からあまり離れていなければ何人でも分かるよ」
「ふおるふおうふぉお00000おおおおおお!」
さすがに兄貴の感情は僕でも分かるレベルですよ。すごい声と顔してるしさ。そのまま兄貴がもっと詳しくスキルについて聞いていますが、結構秘密という回答が多いですね。職業上、話さない方が安全だそうです。まあ全部バレていたら命の問題に関わるかもしれませんし。
「にゃは。アニーキ―くんは男の子だねえ。メンテくんは私と遊ぼうか?」
「うぐ!」
僕の相手は、現在妹のマトさんがしてくれるようです。
「あぐー」両手向ける
「うん? どうしたのかな?」
「えぐぐぐぐ(抱っこして~)」
「メンテちゃんは抱っこして欲しいみたいね。マトちゃん、大丈夫かしら?」
「にゃは、いいんですか~? こっちおいで~」
「えっぐー!」
母の上からマトさんの胸に移ります。でもマトさんの着ている鎧が硬くて邪魔ですね。軽装鎧ってやつでしょうか? 鎧の割に動きやすそうな感じですよ。
「あぐぅ!」バシバシ
「にゃ? スキルに反応があるね」
「うぐうううう(これ脱いで)」
「ん~。もしかするとメンテちゃんその鎧が痛いのかもしれないわね」
「えぐえぐ!(そうそう!)」
「にゃっ、そうですね。抱っこしたら直に当たるから痛いんだね。ちょっと待ってね、メンテくん」
「あぐぐううううう!」
精神系スキルのない母だけど僕の行動がお見通しでした。……本当に心を読むスキルないの?
「今すごい反応があったよ」←兄のトマ
「にゃ、さすがメンテくんのお母さんだ。何でも分かるんだね」←妹のマト
「フフッ、ありがとう。二人とも私のことはレディーでいいのよ?」
「にゃは。じゃあレディーさん!」
「僕もレディーさんで!」
「フフッ、いいわよ」
トマト兄弟とナンス家の仲がどんどん良くなっていきますね。父もダンディと呼んでいいぞと言っていましたが、トマさんは暴そ……と言いかけて慌てて言い直していましたよ。残念なことに王都の若者にも父の暴走が知れ渡っているのでしょう。
「メンテくん脱いだよー。おいでー」
「えっぐー」
僕はマトさんに抱っこして貰いました。でも腰のベルトにある物が邪魔ですね。足でバンバン叩いてアピールします。
「にゃ? これも痛いの?」
「うぐっー!(正解!)」
「じゃあこのベルトもとっちゃおうかな~?」
「きゃきゃきゃ!」
「お、すごい反応があるよ。喜んでるみたいだね」
僕はいったん母の上に戻ります。マトさんがベルトをとったところで、兄であるトマさんのスキルが反応しました。兄貴はすごい、そんな些細な変化も分かるんだと感心しています。
「これで抱っこしたら喜ぶよね! メンテくんおいで~」
「きゃきゃきゃ!」
何度もマトさんに抱っこされちゃう僕です。えへへ。
近くで見ても耳としっぽ以外は人間と変わりませんね。どうせならこの服の下がどうなっているか見て見たいですよね。決して裸を見たいとかそういうやましい理由ではないですよ? あくまでほんの少~~~~~~~~~~~~~~し興味があるだけです!
「うぐぐー」バシバシ!
「今度はどうしたの?」
「あうー、うぐぅ!」マトの服を掴んで伸ばす
「にゃ?! これも脱ぐの?」
「えっぐ!」
「じゃあ、ちょっとだけね」
「きゃきゃきゃ!」
やったー! 脱いでくれるんだって!
服を脱ぐ間、僕は母にバトンタッチされます。ではマトさんのストリッ……ではなく脱ぎ脱ぎタイムを見て楽しみましょう!
「ちょ、ストップー! マト、それはダメだって」
「にゃ? どうしてよ」
「それ脱いだら下着姿だよ」
「にゃ? でも喜ぶよ?」服をちょっと持ち上げてチラッ
「きゃきゃきゃきゃきゃああああ!」
「……僕のスキルに今日一番の反応があるね。よく分からないけどメンテくんめっちゃ喜んでるよ」
「でしょでしょ~?」
僕はただ服の下がどうなているのか知りたいだけなんです。お願い脱いでと目をキラキラさせます。お兄さん、邪魔しちゃだめだよ。赤ちゃんの可愛いお願いなんだよ?
「私のスキルは全然反応してないの。だから脱いでもいいよね。赤ちゃんだし大丈夫!」
「いやいや、周り見てよ。ここにイブシさんいるし恥ずかしいから止めなって!」
「うぐううう!(早くうううう!)」バンバン
「ほら、すごい怒ってる。私のスキルに反応出ちゃったよ……」
「嘘でしょ?!!!! どういうこと?!」
マトさんに僕の負の感情が伝わったようです。さあ脱いで脱いで~!
「こらこら、メンテちゃん止めましょうね」
「えぐぅ~?」
残念、母に止められてしまいました。
「トマちゃんとマトちゃん困ってるじゃないの。わがまま言わないの、めっ!」
「……んぐぅ」
僕は悲しい表情で母を見ましたがダメでした。仕方がないので兄貴を見ると目を逸らされましたよ。残念ながら僕の周りには味方がいないようです。
「すごく悲しんでる。私、スキル使わなくても表情で分かっちゃうよ。……ほら、スキル使ってみたけど今日一番の反応があるもん」
「……そ、そうだね」
「はっはっは、メンテは相変わらずだな」
「……そうじゃのう」←眉間を押さえるイブシ
孫が迷惑を掛けて申し訳ないと思うイブシであった。
「メンテくん、こんにちは。私マト。よろしく!」
「んぐぅ~?」
僕はいつも祖父母に効果抜群な可愛い声で答えます。大人にはこのあざとさが効くのですが、このお姉ちゃんにはどうでしょう?
「……可愛い(ボソ」
よかった~、効果ありましたね!
「……」
「ちょっと。黙ってないでお兄ちゃんも挨拶!」
「そ、そうだね。赤ちゃんの相手が出来るのか不安だよ……」
「……うぐぅ?」
「僕はトマって言うんだ。こ、これからよろしくね」
「えっぐ!」
お兄ちゃんは子供に慣れていないそうです。まあ僕がフォローするので大丈夫でしょう。そこは得意分野なのです。
「んー。メンテくん全然怖がってないよ」
「僕の方も変化なしだよ」
「あぐぅ?(ん?)」
もしかして今メンタルチェックされたのかな?
「もしかしてスキルを使っているのかしら?」
「は、はい。嫌がっても喜んでもいないみたいです」
「フフッ。メンテちゃんは全然人見知りしないのよ」
「そうなんですか」「へえ、すごいね!」
僕には全然分かりませんでしたね。いつスキルを発動したのかな?
ちなみに今の僕の気持ちは、お腹いっぱいだからゆったりしたいです。だから母の膝の上でまったりくつろいでいる状態ですよ。この兄弟は、本当に僕の心を読み取ることは出来るのでしょうか?
「僕のスキルは自分にしか効果が分からないですね。相手が何を思っているかまでは分からないので、メンテくんの態度や表情からの推測です。ただ赤ちゃんに使ったことがあまりないので、本当に当たっているのか不安ではありますが……」
「私もそんな感じなの。今もメンテくんに使ってるんだよ~?」
「えぐぐぅ~?」
へえ、そうなんだ。これでは使われた側は何も分かりませんな。でも分かるといっても僕のお腹いっぱいの感情まで完璧に理解出来なかったご様子。あくまで経験が物を言うスキルなのでしょう。何もかも万能という訳ではないのですねえ。
「うほぉおおおおおおおおおお! すごーい!」
近くで兄貴が奇声をあげてますね。なぜか僕より楽しそうです。
「あはははっ、アニーキ―くんからすごい感情の反応を感じるよ」
「え、分かっちゃいました?!」
「まあね。僕からあまり離れていなければ何人でも分かるよ」
「ふおるふおうふぉお00000おおおおおお!」
さすがに兄貴の感情は僕でも分かるレベルですよ。すごい声と顔してるしさ。そのまま兄貴がもっと詳しくスキルについて聞いていますが、結構秘密という回答が多いですね。職業上、話さない方が安全だそうです。まあ全部バレていたら命の問題に関わるかもしれませんし。
「にゃは。アニーキ―くんは男の子だねえ。メンテくんは私と遊ぼうか?」
「うぐ!」
僕の相手は、現在妹のマトさんがしてくれるようです。
「あぐー」両手向ける
「うん? どうしたのかな?」
「えぐぐぐぐ(抱っこして~)」
「メンテちゃんは抱っこして欲しいみたいね。マトちゃん、大丈夫かしら?」
「にゃは、いいんですか~? こっちおいで~」
「えっぐー!」
母の上からマトさんの胸に移ります。でもマトさんの着ている鎧が硬くて邪魔ですね。軽装鎧ってやつでしょうか? 鎧の割に動きやすそうな感じですよ。
「あぐぅ!」バシバシ
「にゃ? スキルに反応があるね」
「うぐうううう(これ脱いで)」
「ん~。もしかするとメンテちゃんその鎧が痛いのかもしれないわね」
「えぐえぐ!(そうそう!)」
「にゃっ、そうですね。抱っこしたら直に当たるから痛いんだね。ちょっと待ってね、メンテくん」
「あぐぐううううう!」
精神系スキルのない母だけど僕の行動がお見通しでした。……本当に心を読むスキルないの?
「今すごい反応があったよ」←兄のトマ
「にゃ、さすがメンテくんのお母さんだ。何でも分かるんだね」←妹のマト
「フフッ、ありがとう。二人とも私のことはレディーでいいのよ?」
「にゃは。じゃあレディーさん!」
「僕もレディーさんで!」
「フフッ、いいわよ」
トマト兄弟とナンス家の仲がどんどん良くなっていきますね。父もダンディと呼んでいいぞと言っていましたが、トマさんは暴そ……と言いかけて慌てて言い直していましたよ。残念なことに王都の若者にも父の暴走が知れ渡っているのでしょう。
「メンテくん脱いだよー。おいでー」
「えっぐー」
僕はマトさんに抱っこして貰いました。でも腰のベルトにある物が邪魔ですね。足でバンバン叩いてアピールします。
「にゃ? これも痛いの?」
「うぐっー!(正解!)」
「じゃあこのベルトもとっちゃおうかな~?」
「きゃきゃきゃ!」
「お、すごい反応があるよ。喜んでるみたいだね」
僕はいったん母の上に戻ります。マトさんがベルトをとったところで、兄であるトマさんのスキルが反応しました。兄貴はすごい、そんな些細な変化も分かるんだと感心しています。
「これで抱っこしたら喜ぶよね! メンテくんおいで~」
「きゃきゃきゃ!」
何度もマトさんに抱っこされちゃう僕です。えへへ。
近くで見ても耳としっぽ以外は人間と変わりませんね。どうせならこの服の下がどうなっているか見て見たいですよね。決して裸を見たいとかそういうやましい理由ではないですよ? あくまでほんの少~~~~~~~~~~~~~~し興味があるだけです!
「うぐぐー」バシバシ!
「今度はどうしたの?」
「あうー、うぐぅ!」マトの服を掴んで伸ばす
「にゃ?! これも脱ぐの?」
「えっぐ!」
「じゃあ、ちょっとだけね」
「きゃきゃきゃ!」
やったー! 脱いでくれるんだって!
服を脱ぐ間、僕は母にバトンタッチされます。ではマトさんのストリッ……ではなく脱ぎ脱ぎタイムを見て楽しみましょう!
「ちょ、ストップー! マト、それはダメだって」
「にゃ? どうしてよ」
「それ脱いだら下着姿だよ」
「にゃ? でも喜ぶよ?」服をちょっと持ち上げてチラッ
「きゃきゃきゃきゃきゃああああ!」
「……僕のスキルに今日一番の反応があるね。よく分からないけどメンテくんめっちゃ喜んでるよ」
「でしょでしょ~?」
僕はただ服の下がどうなているのか知りたいだけなんです。お願い脱いでと目をキラキラさせます。お兄さん、邪魔しちゃだめだよ。赤ちゃんの可愛いお願いなんだよ?
「私のスキルは全然反応してないの。だから脱いでもいいよね。赤ちゃんだし大丈夫!」
「いやいや、周り見てよ。ここにイブシさんいるし恥ずかしいから止めなって!」
「うぐううう!(早くうううう!)」バンバン
「ほら、すごい怒ってる。私のスキルに反応出ちゃったよ……」
「嘘でしょ?!!!! どういうこと?!」
マトさんに僕の負の感情が伝わったようです。さあ脱いで脱いで~!
「こらこら、メンテちゃん止めましょうね」
「えぐぅ~?」
残念、母に止められてしまいました。
「トマちゃんとマトちゃん困ってるじゃないの。わがまま言わないの、めっ!」
「……んぐぅ」
僕は悲しい表情で母を見ましたがダメでした。仕方がないので兄貴を見ると目を逸らされましたよ。残念ながら僕の周りには味方がいないようです。
「すごく悲しんでる。私、スキル使わなくても表情で分かっちゃうよ。……ほら、スキル使ってみたけど今日一番の反応があるもん」
「……そ、そうだね」
「はっはっは、メンテは相変わらずだな」
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