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54話 「スキルってなあに?」
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「そりゃ大事な孫のスキルが気になるじゃないの」
……へ?
「メンテちゃんのスキルはどっちかしらね」
「はっはっは。二人ともかもしれないな」
……え?
「フフッ、まだ分からないけど魔法には興味あるのよね。そうでしょメンテちゃん?」
「そういえばタクシーは目がすごく良いとか言ってたな。目を強化してギリギリ見えたってものを普通に見ていたらしい。これはメンテのスキルの影響かもしれんな」
「どうやらそれらしいことがあるみたいね」
「ほほう」
「えぐぅ~?」
全然話に付いていけません。でもこの世界では、魔法以外にもスキルというものが存在するとわかりました!
「ばあばはどんなスキルなの?」
「アーネちゃんはあたいのスキルが気になるのね」
僕も気になりますね!
スキルと言えばゲームでは定番でしたね。この異世界ではどのような感じなのか知りたいです。ここは聞き耳を立てましょう。もちろん母に甘えながらです。え? 可愛くちゅぱってもおっぱいはまだダメなのですか。今日の母はガードが固いですねえ。
「あたいのスキルは”器用”よ。物作りが上手になるの」
「へー。きよーってなあに?」
「細かいことが上手に出来るの」
「細かいことってなあに?」
「小さくて普通だと難しい作業も失敗しにくくなるわね」
「難しいことってなあに?」
「他の人が出来ないようなことね」
「出来ないことってなあに?」
「えっとねえ……」
アーネ怒涛のなあに? ラッシュです。小さい子は知りたいことがあると聞きまくるのです。僕も詳しく聞きたかったので、アーネはいい感じに質問してくれたのですよ。だんだんメイクばあばが助けてという顔をしてきましたがスルーしましょう。威厳はどこいったんだろうね。
どうやらこの世界のスキルというのは、誰でも必ず1つ持っている才能のとこらしいです。話を聞く限り両親からの才能を受け継ぐ場合と、それとは別に新しいスキルを持つこともあるんだって。
「じいじは?」
「今度はわしかい? まあ見ておれ」
アーネのターゲットがイブシじいじに変わります。メイクばあばは疲れた顔をしていますね。ご苦労様です。
「こんな感じじゃ」
「へーすごいね」
「あぐぅうう?!」
イブシじいじの周りにある銀色のオーラが自由に動きました。正直なところ、謎のオーラが見えているの僕だけじゃなくて安心しました。
「あぐうううう!(何それ!)」グイッ
「メンテちゃん急にこっち向いてどうしたの?」
「ばあば、あれはいつものメンテだよ」
「いつもの?」
「魔法見ると興奮するんだよ」
「はっはっは。魔法以外にも初めて見るものなら何でもだな」
「へえ、そうなの。何事かと思ったわ」
「フフッ、興味津々なとことが赤ちゃんなのよ」
僕は母の抱っこから飛び出し、机の上に体を乗せました。うん、ここならよく見えますね。そんな僕の体を母が落ちないように支えてくれました。これ以上机の上を移動させないように抑えている気もしますが、今はそれどころじゃないね!
「ふむ。これは魔法ではなくスキルじゃが」
「じいじのそれカッコいいよね」
「ユニークじゃからのう」
「すごいよね。そうだ、あとで俺の魔法を見てよ! 新しい魔法覚えたんだよ」
「ほう。あとで見てあげよう」
「やったー! じいじ後でね。絶対だよ」
「わかったわかった」
これは僕も見たいので付いていきましょう。それよりユニークって何ですかね? 教えてイブシじいじー!
「だぁーぶぅー」バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ!
「メンテちゃんお腹すいたのかしら。そろそろお昼だし食べましょうか」
「んぐぅ?(え、おっぱい?)」
「食堂に行こうね」
「あーあー?(おっぱい?)」
「いっぱい食べようね」
「えぐううううう!(おっぱいがいっぱい、やったー!)」バンバンッ!
みんなでお昼ご飯を食べました。スキルはとても気になるところですが、おっぱいも大事なのですよ。僕おっぱい大好きなただの赤ちゃんなので。
……へ?
「メンテちゃんのスキルはどっちかしらね」
「はっはっは。二人ともかもしれないな」
……え?
「フフッ、まだ分からないけど魔法には興味あるのよね。そうでしょメンテちゃん?」
「そういえばタクシーは目がすごく良いとか言ってたな。目を強化してギリギリ見えたってものを普通に見ていたらしい。これはメンテのスキルの影響かもしれんな」
「どうやらそれらしいことがあるみたいね」
「ほほう」
「えぐぅ~?」
全然話に付いていけません。でもこの世界では、魔法以外にもスキルというものが存在するとわかりました!
「ばあばはどんなスキルなの?」
「アーネちゃんはあたいのスキルが気になるのね」
僕も気になりますね!
スキルと言えばゲームでは定番でしたね。この異世界ではどのような感じなのか知りたいです。ここは聞き耳を立てましょう。もちろん母に甘えながらです。え? 可愛くちゅぱってもおっぱいはまだダメなのですか。今日の母はガードが固いですねえ。
「あたいのスキルは”器用”よ。物作りが上手になるの」
「へー。きよーってなあに?」
「細かいことが上手に出来るの」
「細かいことってなあに?」
「小さくて普通だと難しい作業も失敗しにくくなるわね」
「難しいことってなあに?」
「他の人が出来ないようなことね」
「出来ないことってなあに?」
「えっとねえ……」
アーネ怒涛のなあに? ラッシュです。小さい子は知りたいことがあると聞きまくるのです。僕も詳しく聞きたかったので、アーネはいい感じに質問してくれたのですよ。だんだんメイクばあばが助けてという顔をしてきましたがスルーしましょう。威厳はどこいったんだろうね。
どうやらこの世界のスキルというのは、誰でも必ず1つ持っている才能のとこらしいです。話を聞く限り両親からの才能を受け継ぐ場合と、それとは別に新しいスキルを持つこともあるんだって。
「じいじは?」
「今度はわしかい? まあ見ておれ」
アーネのターゲットがイブシじいじに変わります。メイクばあばは疲れた顔をしていますね。ご苦労様です。
「こんな感じじゃ」
「へーすごいね」
「あぐぅうう?!」
イブシじいじの周りにある銀色のオーラが自由に動きました。正直なところ、謎のオーラが見えているの僕だけじゃなくて安心しました。
「あぐうううう!(何それ!)」グイッ
「メンテちゃん急にこっち向いてどうしたの?」
「ばあば、あれはいつものメンテだよ」
「いつもの?」
「魔法見ると興奮するんだよ」
「はっはっは。魔法以外にも初めて見るものなら何でもだな」
「へえ、そうなの。何事かと思ったわ」
「フフッ、興味津々なとことが赤ちゃんなのよ」
僕は母の抱っこから飛び出し、机の上に体を乗せました。うん、ここならよく見えますね。そんな僕の体を母が落ちないように支えてくれました。これ以上机の上を移動させないように抑えている気もしますが、今はそれどころじゃないね!
「ふむ。これは魔法ではなくスキルじゃが」
「じいじのそれカッコいいよね」
「ユニークじゃからのう」
「すごいよね。そうだ、あとで俺の魔法を見てよ! 新しい魔法覚えたんだよ」
「ほう。あとで見てあげよう」
「やったー! じいじ後でね。絶対だよ」
「わかったわかった」
これは僕も見たいので付いていきましょう。それよりユニークって何ですかね? 教えてイブシじいじー!
「だぁーぶぅー」バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ!
「メンテちゃんお腹すいたのかしら。そろそろお昼だし食べましょうか」
「んぐぅ?(え、おっぱい?)」
「食堂に行こうね」
「あーあー?(おっぱい?)」
「いっぱい食べようね」
「えぐううううう!(おっぱいがいっぱい、やったー!)」バンバンッ!
みんなでお昼ご飯を食べました。スキルはとても気になるところですが、おっぱいも大事なのですよ。僕おっぱい大好きなただの赤ちゃんなので。
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