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52話 「祖父母が来た その3」
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ソノヒトさんは使用人達に手を向けました。そして、大きな声で指示を出します。
「虹てんかーい!」
「「「「「「「「「「展開!」」」」」」」」」」
使用人達から一斉に魔法が放たれました。あれは光を操る魔法ですね。虹色を作り出すことから虹魔法とでも言うのでしょうか。
かなり大きな虹が何個何個も無数に出来ました。ナンス家の敷地のほぼ全域に広がっていますね。このサイズだと近くの町も全部入っちゃうんじゃない? というほど巨大な虹がいっぱいです。
僕の近くにも虹がありますが、ベビーカーに乗っているので触れませんね。今はこのキレイな魔法を見て楽しみましょうか。
「きれいね」「うむ」「おお、すごいですね」「だぁーぶぅ!」
祖父母とレンタカーさんの三人とも虹を見回していますね。でも僕の目にはこれがカモフラージュだと分かってしまいました。だってみんなコソコソ動くんだもん。怪しいよね~。
「雲てんかーい!」
「「「「「「「「「「展開!」」」」」」」」」」
今度は上空に雲が集まってきます。光が弱くなったせいか虹が消滅していきます。
「あら消しちゃうの?」「む?」「今度は雲ですか」「んぐぅ?」
三人+僕は困惑気味です。さっきの虹は範囲が広すぎてすごかったのにね。
「今だ、上空にうつせー!」
「「「「「「「「「「展開!」」」」」」」」」」
うつす? 何をと思ったら空に巨大なアニーキ―が現れました。
「「「えっ?!」」」「んぐぅ?!」
一体何が起きているのでしょう。周りを見渡しますが、さっきコソコソ移動していた兄貴はいません。かといって上空に浮かんでいるわけでもないです。そのとき、上空の兄貴が動きました。
「えっと、じいじとばあば聞こえますか? 俺はアニーキ―です。今日は空から失礼します」
「「おお?!」」「なんだこれ?!」「んだぁ?!」
なんと空に浮かんでいる兄貴がしゃべり始めました。しゃべるだけではなく動くことにみんなびっくりです。
「俺はじいじの魔法が好きです。ばあばの優しい笑顔が好きです。二人とも俺の自慢です。友達にもいいなあと言われるぐらい尊敬しています。だから今日は一緒に過ごせるのでとても嬉しいです。でもじいじとばあばの体が心配です。今日は俺達のお家でゆっくり休んで疲れをとってください。これからも長生きしてください。二人のことを愛しているアニーキ―からのお願いです。二人とも大好きだよ」
なんと感動的なサプライズでしょう! 兄貴は棒読みですが、話の内容が祖父母の心にクリティカルヒットしてます。
さっきまで偉そうにしていた祖父母の顔面が崩壊していきます。もはや威厳なんてありません。これは誰が考えたのでしょう。とんでもない策士ですよ。怖っ。
「ううう、アニーキ―ったら」「……むう」「まだ泣いちゃダメです。ほら続きあるみたいですよ」
レンタカーさんが祖父母をなだめます。すると、今度は上空にアーネが現れました。
「え、すごいー! どうなってるの? えへへ」
「アーネちゃん?!」「……ぐすん」「だから泣きすぎですよ?! 落ち着いてください」
アーネは驚いて笑っていますね。僕は声のした方向がすぐ分かりました。兄貴は上空から失礼しますと言いましたが、実際は地上から聞こえますね。僕は耳がいいのですよ。
でもベビーカーの角度からはアーネの様子が見えませんね。う~ん、ちょっと飛び出せば見えるかな? よいしょっと。あと少しです。
「メンテちゃん危ないわよ」
「んぐ?」
母がベビーカーから落ちそうと思ったのか、僕を抱っこしてくれました。これで地上の様子がよく見えますね。
「んだあ!(あっち向いて!)」ペチペチ
「メンテちゃんは魔法が見たいのかしら」
「えっぐ!(そうだよ!)」
声のする方向を見ると、使用人がいっぱい集まっています。その中に兄貴がいました。先ほどのセリフが恥ずかしかったのか顔は赤いです。多分これ町の人にも見えちゃうよね。
これって使用人だけでパフォーマンスするのでは? と思いましたが、父も普通に混ざっていますよ。ノリノリじゃないですか。めっちゃ協力してます。ほら、父のそばにアーネがいましたよ。
「これ読めばいいの? でもなんて書いてあるのこれー?」
「あー、難しくて読めないか。それならじいじとばあばに気持ちを伝えるだけでいいさ。それは読まなくていいぞ」
「うん、わかったー!」
アーネは台本? が書いてある紙を持ってますが、4歳には読めないような文字や意味の分からない言葉があるのでしょう。今はみんな上を注目しているので大丈夫ですが、アーネと一緒に父の声が大音量で聞こえますよ。空にはアーネしかいないのに、なぜか父の声がするって不思議だね~。
祖父母やレンタカーさんは、父の声に気付いてないほど動揺しているようです。助かりましたね。なんてチョロいのでしょう。
「じいじ大好き。ばあば大好き。あとで一緒にあそんでー」
アーネは紙を父に預けると簡単にしゃべっておしまいです。祖父母を見ると泣き崩れていました。レンタカーさんが立てなくなったメイクばあばを支えています。イブシじいじはなんとか立っていますが涙腺崩壊してますね。
母が僕を連れて使用人達の中に入っていきます。待ってましたとばかりに囲まれて、僕に魔法が当てられました。すると空に僕の巨大な映像が映し出されます。ほほう、どうやらこうやって雲に映るようですね。まるで雲を利用した巨大なプロジェクションマッピングです。声は地上から大音量で流れる仕組みのようです。母も当たり前のように参加しているのでグルですね。
「……えっぐぅ?」
僕が一言しゃべっただけでバタンとばあばが倒れ、じいじが膝をつきました。えええっ、嘘でしょ?!
「はっはっは。メンテは『じじばばに会えて嬉しいな。大好きだぜ、愛してるよ』と言ってるな。そうだろメンテ?」
「……うー」
そんなこと一言も言ってないよ! びっくりして声が出ちゃっただけだなのに父が変なこというんです。僕はまだしゃべれない年齢の赤ちゃんなの忘れてませんかね。
最後は僕の姿がずっと映ったまま花火が上がります。上空にいる僕の周りがカラフルになって、まるで花の中にいるようです。なんだこれ……。葬式かな?
こうして使用人およびナンスファミリー協力の出しものが終わりました。ソノヒトさんが、祖父母とレンタカーさんに尋ねます。
「これで終了です。如何でしたか」
「うう、ちょっと泣いちゃった。あたい達のために必死に練習したのね。思いが伝わって来たわ」
「使用人がいくら増えようと皆の心は清らかなままか。素晴らしい」
「すごい魔法でしたね。もう老人達の介護が大変でしたよ」←レンタカー
使用人達はやり終えたという顔をしています。汗だくの人しかいませんね。虹とか雲を作るのは相当レベルの高い魔法なのでしょう。しかもあの大きさを維持するとなると大変ですね。
祖父母はサプライズを堪能したようですよ。なんか二人の性格を完全に把握していた気がする演出でしたね。それにしても祖父母は態度がころころ変わるので見ていて面白いです。あとレンタカーさんの口が悪いですな! まあ面白いのでいいけどね。
「お義父さん、お義母さん。楽しんで頂けたようですね。今日の夕食は、ぱあっとお祝いにしませんか?」
「そうねえ。使用人も含めてみんなで盛大にやりましょう」「うむ。そうじゃの」
「フフッ、ありがとうございます。でもひとつ問題があって……」
「え? どうしたの?」「具体的には?」
「実は食材が足りないかもしれません」
母が祖父母に相談をし始めましたよ。
「それは困ったわね」「問題じゃな」
「少~しだけ珍しい食べ物なのですが、今から入手するとお値段が高くなってしまうのよ」
「別にあたい達は安くても気にしないわ」「値段より気持ちが大切じゃよ」
「でも子どもたちは食べたいって言うんです。私は明日にしようと言っても聞かなくて……」
「「あたい(わし)が買おう」」
「ありがとうございます♪ フフッ、メンテちゃんも喜んでるわ」
「……んだぁ」
母の顔がニヤっと笑ったような気がしました。今日のサプライズを演出をしたのは……いや、まさかね。
そんなわけで祖父母が遊びに来ました。しばらく滞在するそうです。
メンテ心のメモ帳
【メイク・ナンス】
ダンディの母、僕のおばあちゃん、物作りが趣味
【イブシ・ナンス】
ダンディの父、僕のおじいちゃん、全身が銀色
【レンタカー】
タクシーの息子、メイクとイブシの執事として活躍、ちょっと口が悪い?
残念ながら母の両親はもう亡くなっているそうです。祖父母には長生きしてもらいたいな。
「虹てんかーい!」
「「「「「「「「「「展開!」」」」」」」」」」
使用人達から一斉に魔法が放たれました。あれは光を操る魔法ですね。虹色を作り出すことから虹魔法とでも言うのでしょうか。
かなり大きな虹が何個何個も無数に出来ました。ナンス家の敷地のほぼ全域に広がっていますね。このサイズだと近くの町も全部入っちゃうんじゃない? というほど巨大な虹がいっぱいです。
僕の近くにも虹がありますが、ベビーカーに乗っているので触れませんね。今はこのキレイな魔法を見て楽しみましょうか。
「きれいね」「うむ」「おお、すごいですね」「だぁーぶぅ!」
祖父母とレンタカーさんの三人とも虹を見回していますね。でも僕の目にはこれがカモフラージュだと分かってしまいました。だってみんなコソコソ動くんだもん。怪しいよね~。
「雲てんかーい!」
「「「「「「「「「「展開!」」」」」」」」」」
今度は上空に雲が集まってきます。光が弱くなったせいか虹が消滅していきます。
「あら消しちゃうの?」「む?」「今度は雲ですか」「んぐぅ?」
三人+僕は困惑気味です。さっきの虹は範囲が広すぎてすごかったのにね。
「今だ、上空にうつせー!」
「「「「「「「「「「展開!」」」」」」」」」」
うつす? 何をと思ったら空に巨大なアニーキ―が現れました。
「「「えっ?!」」」「んぐぅ?!」
一体何が起きているのでしょう。周りを見渡しますが、さっきコソコソ移動していた兄貴はいません。かといって上空に浮かんでいるわけでもないです。そのとき、上空の兄貴が動きました。
「えっと、じいじとばあば聞こえますか? 俺はアニーキ―です。今日は空から失礼します」
「「おお?!」」「なんだこれ?!」「んだぁ?!」
なんと空に浮かんでいる兄貴がしゃべり始めました。しゃべるだけではなく動くことにみんなびっくりです。
「俺はじいじの魔法が好きです。ばあばの優しい笑顔が好きです。二人とも俺の自慢です。友達にもいいなあと言われるぐらい尊敬しています。だから今日は一緒に過ごせるのでとても嬉しいです。でもじいじとばあばの体が心配です。今日は俺達のお家でゆっくり休んで疲れをとってください。これからも長生きしてください。二人のことを愛しているアニーキ―からのお願いです。二人とも大好きだよ」
なんと感動的なサプライズでしょう! 兄貴は棒読みですが、話の内容が祖父母の心にクリティカルヒットしてます。
さっきまで偉そうにしていた祖父母の顔面が崩壊していきます。もはや威厳なんてありません。これは誰が考えたのでしょう。とんでもない策士ですよ。怖っ。
「ううう、アニーキ―ったら」「……むう」「まだ泣いちゃダメです。ほら続きあるみたいですよ」
レンタカーさんが祖父母をなだめます。すると、今度は上空にアーネが現れました。
「え、すごいー! どうなってるの? えへへ」
「アーネちゃん?!」「……ぐすん」「だから泣きすぎですよ?! 落ち着いてください」
アーネは驚いて笑っていますね。僕は声のした方向がすぐ分かりました。兄貴は上空から失礼しますと言いましたが、実際は地上から聞こえますね。僕は耳がいいのですよ。
でもベビーカーの角度からはアーネの様子が見えませんね。う~ん、ちょっと飛び出せば見えるかな? よいしょっと。あと少しです。
「メンテちゃん危ないわよ」
「んぐ?」
母がベビーカーから落ちそうと思ったのか、僕を抱っこしてくれました。これで地上の様子がよく見えますね。
「んだあ!(あっち向いて!)」ペチペチ
「メンテちゃんは魔法が見たいのかしら」
「えっぐ!(そうだよ!)」
声のする方向を見ると、使用人がいっぱい集まっています。その中に兄貴がいました。先ほどのセリフが恥ずかしかったのか顔は赤いです。多分これ町の人にも見えちゃうよね。
これって使用人だけでパフォーマンスするのでは? と思いましたが、父も普通に混ざっていますよ。ノリノリじゃないですか。めっちゃ協力してます。ほら、父のそばにアーネがいましたよ。
「これ読めばいいの? でもなんて書いてあるのこれー?」
「あー、難しくて読めないか。それならじいじとばあばに気持ちを伝えるだけでいいさ。それは読まなくていいぞ」
「うん、わかったー!」
アーネは台本? が書いてある紙を持ってますが、4歳には読めないような文字や意味の分からない言葉があるのでしょう。今はみんな上を注目しているので大丈夫ですが、アーネと一緒に父の声が大音量で聞こえますよ。空にはアーネしかいないのに、なぜか父の声がするって不思議だね~。
祖父母やレンタカーさんは、父の声に気付いてないほど動揺しているようです。助かりましたね。なんてチョロいのでしょう。
「じいじ大好き。ばあば大好き。あとで一緒にあそんでー」
アーネは紙を父に預けると簡単にしゃべっておしまいです。祖父母を見ると泣き崩れていました。レンタカーさんが立てなくなったメイクばあばを支えています。イブシじいじはなんとか立っていますが涙腺崩壊してますね。
母が僕を連れて使用人達の中に入っていきます。待ってましたとばかりに囲まれて、僕に魔法が当てられました。すると空に僕の巨大な映像が映し出されます。ほほう、どうやらこうやって雲に映るようですね。まるで雲を利用した巨大なプロジェクションマッピングです。声は地上から大音量で流れる仕組みのようです。母も当たり前のように参加しているのでグルですね。
「……えっぐぅ?」
僕が一言しゃべっただけでバタンとばあばが倒れ、じいじが膝をつきました。えええっ、嘘でしょ?!
「はっはっは。メンテは『じじばばに会えて嬉しいな。大好きだぜ、愛してるよ』と言ってるな。そうだろメンテ?」
「……うー」
そんなこと一言も言ってないよ! びっくりして声が出ちゃっただけだなのに父が変なこというんです。僕はまだしゃべれない年齢の赤ちゃんなの忘れてませんかね。
最後は僕の姿がずっと映ったまま花火が上がります。上空にいる僕の周りがカラフルになって、まるで花の中にいるようです。なんだこれ……。葬式かな?
こうして使用人およびナンスファミリー協力の出しものが終わりました。ソノヒトさんが、祖父母とレンタカーさんに尋ねます。
「これで終了です。如何でしたか」
「うう、ちょっと泣いちゃった。あたい達のために必死に練習したのね。思いが伝わって来たわ」
「使用人がいくら増えようと皆の心は清らかなままか。素晴らしい」
「すごい魔法でしたね。もう老人達の介護が大変でしたよ」←レンタカー
使用人達はやり終えたという顔をしています。汗だくの人しかいませんね。虹とか雲を作るのは相当レベルの高い魔法なのでしょう。しかもあの大きさを維持するとなると大変ですね。
祖父母はサプライズを堪能したようですよ。なんか二人の性格を完全に把握していた気がする演出でしたね。それにしても祖父母は態度がころころ変わるので見ていて面白いです。あとレンタカーさんの口が悪いですな! まあ面白いのでいいけどね。
「お義父さん、お義母さん。楽しんで頂けたようですね。今日の夕食は、ぱあっとお祝いにしませんか?」
「そうねえ。使用人も含めてみんなで盛大にやりましょう」「うむ。そうじゃの」
「フフッ、ありがとうございます。でもひとつ問題があって……」
「え? どうしたの?」「具体的には?」
「実は食材が足りないかもしれません」
母が祖父母に相談をし始めましたよ。
「それは困ったわね」「問題じゃな」
「少~しだけ珍しい食べ物なのですが、今から入手するとお値段が高くなってしまうのよ」
「別にあたい達は安くても気にしないわ」「値段より気持ちが大切じゃよ」
「でも子どもたちは食べたいって言うんです。私は明日にしようと言っても聞かなくて……」
「「あたい(わし)が買おう」」
「ありがとうございます♪ フフッ、メンテちゃんも喜んでるわ」
「……んだぁ」
母の顔がニヤっと笑ったような気がしました。今日のサプライズを演出をしたのは……いや、まさかね。
そんなわけで祖父母が遊びに来ました。しばらく滞在するそうです。
メンテ心のメモ帳
【メイク・ナンス】
ダンディの母、僕のおばあちゃん、物作りが趣味
【イブシ・ナンス】
ダンディの父、僕のおじいちゃん、全身が銀色
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