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28話 「ハイハイの練習」
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僕の名前はメンテ。メンテ・ナンスだよ。
年齢は半年までは覚えていたけど途中から全く数えていませんよ。まあ1歳になれば誕生日会があると思います。それからまた数えればいいだけだもんね!
そういえば、この異世界の時間も日本と似ているんですよ。知ってました?
この世界の1秒と日本の1秒は同じ長さです。1分は60秒のことで、1時間は60分のことです。24時間で1日となります。完全に日本と同じですね。
1週間は7日あります。月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜、日曜とこれまた日本と同じですね。土日は休日であとは平日だそうです。あまりに前世と一緒なのですぐ覚えました。
1か月は約30日です。1月、2月と続いて12月まであるそうです。
1年は12か月のことです。日本と同じで1年は365日になるんだとか。
ただし、うるう年はありません。唯一日本と違うのはこれだけでしょう。この世界のカレンダーと他人の会話から分かった情報は、今のところこれだけです。
それにしても同じなんだよねえ。この異世界は前世の日本とそっくりすぎます。そういえば食事事情もそうでしたね。それにもきっと理由もあるのでしょうが、今はまだ分かりません。
それとずっと部屋にいたので、僕には季節の説明は無理ですね。あと今が何月かも忘れました。温室育ちなので外の情報がなくても平気だったりします。
だって僕赤ちゃんですから(笑)
そう、赤ちゃんだからね。こういうふうに遊んじゃうんです。
「メンテくん、ごろ~んしてね」
「えぐぅ」
「ほいっと。上手だね~」
「んぐぅ」
僕は寝返りを打ちますが、途中で止まってしまいました。そこを手で軽く押されて寝返り成功です! わーい、わーい!
「ぐぅ~」
「できたね~。偉いよ~」
「ふぅー」
「じゃあ戻ろうか。はい、ころりんよ~」
「だぶ!」
うつぶせ状態から仰向けになるのは結構難しいですね。最近は補助がなくても成功することはあります。今回もなんとかひっくり返ることが出来ましたよ。
「よ~し、もう一回やろうか」
「えぐ?」
「よいしょー」
「んぐうううう(やめてええええ)」
その後何回もコロコロされてしまいました。みんなで代わる代わるに遊ばれます。でも僕は疲れたので休憩したいのです。もうこれしか方法はありません!
「うわあああん!!」
「メンテくんごめんごめん」
「んぐうううううううう!!!」
「今日はおしまいにしましょうか」
この声は母です。僕の嘘泣きに気づいてくれました。そのまま抱っこです。
今この部屋には僕、母、カフェさんと新人メイドが数人です。事の始まりはこうでした。
「メンテちゃんはそろそろハイハイする時期なのよね」
「確かに寝返りはよくしていますね。ハイハイも近いのかもしれません」
母の言葉にカフェさんが反応しました。
「そうなの。だから練習をしたら出来るのではないかしら?」
「私もそう思います。やってみますか?」
「フフッ、いいわよ。今日はいっぱいメイドさんがいるものね」
「ではみなさん、今日はメンテ様がハイハイしたくなるような遊びをしましょう。わかりましたか?」
「「「「「かしこまりました」」」」」
……というわけですね。
体を動かす遊びをする、ということで僕は動き回らされたのでした。寝返りなんてアホみたいに何回もやりましたよ。体をいっぱい動かしていたら、そのうちハイハイが出来るようになると思ったのでしょうかね。
ふぅ、もう疲れました。お休みなさい。
「ぐぅ~すぴぃ~」
「あら寝ちゃったわね。今日はおしまいにしましょう」
メンテは疲れ果てて寝てしまいましたとさ。
◆
「メンテちゃん。今日はハイハさんが遊びに来てくれたわよ。一緒に遊ぼうね」
「えっぐ!」
どうやら母とカフェさんがキッサさんに相談したそうです。僕にハイハイの練習のやり方を教えたいと相談すると、それならスペシャリストがいるとキッサさんは答えたそうですよ。
僕、母、キッサさんとハイハさんの4人は、僕のお部屋にいます。
まずは挨拶といきましょう。手に持っていた魔力ボールと、兄貴に貰ったおしゃぶりは邪魔なのでポイッと投げ捨てます。
「メンテくん、こんにちは~」
「だぁぶうー!」
「私はハイハ・ジョイウズだよ~。よろしくねえ~」
ハイハさんはハイハイのコツを伝授しに呼ばれたようです。名前からしてハイハイが上手になりそうですね!
「小さいね~。そして軽いよね~」
「うぐぅ(おっぱい当たってる)」
「赤ちゃんはいい匂いよね~」
「んぐううう!(いえーい!)」
このハイハさんはゆったりとした人ですね。あの耳としっぽからすると種族は牛人でしょうか?
とりあえずこれだけは言わせて。この胸は最高だね!
ごほん。では話を戻します。ハイハさんは、僕を優しく抱いてくれたので子どもの扱いを知っている気がしますよ。
「どちらか、メンテくんをお願いします~」
「では私が持ちましょう」
僕はハイハさんからカフェさんに移ります。カフェさんは座ると膝に僕を載せました。膝のお座りという状況です。これなら見易いね!
「メンテくん、私を見てね~」
するとハイハさんは四つん這いになりました。
「ハイハイはこうやってするんだよ~」
四つん這いになったままハイハイを始めました。これは実演ですね、わかります。
「んぐううううううううううううううううううう!!!!」
僕は叫んでしまいました!
ハイハさんの色気がすさまじいです。こりゃあガン見ですよ。男なら興奮間違いなしです!! 僕はただの赤ちゃんなので遠慮せず見ちゃいましょう。
「わかったかなあ~? 一緒にやってみようか~」
「えっぐ!」
僕は元気よく はい! と言ってしまいました。ついついね。
僕とハイハさんは横に並んで練習します。ハイハさんは何やら言っていますが僕は胸をずっと見ていました。はい、おっぱいですね。ハイハイの説明? そんなの聞いてられませんね!
「こうやって体を動かすんだよ~」
僕の横にいたハイハさんが前にハイハイでゆっくりと進んでいきます。
「んっごおおお?!(ん、あれは?!)」
なんと僕の位置からだとハイハさんのお尻が丸見えでした。なんとメイド服のスカートがふわっと上がったままなのですよ。
「えぐうう?!(そんなばかな?!)」
残念なことに見せパンでした。でもしっかり目に焼き付けます。ヒャホー!!
その後も優しく教えてくれましたが、僕はずっとハイハさんを見ているだけでした。
赤ちゃんってええやん。ほんま最高やで~。せやろ?
エセ関西弁が出てしまうほど心がおっさんになっちゃうね。僕は赤ちゃんなんだけどさ。
「ん~、メンテくんはまだ筋肉が足りないようですね~」
「ハイハさんから見て、メンテちゃんにはまだ早すぎたということかしら?」
「そうですねえ~。でも私をすごく見てましたよ~」
「奥様、私にもそう見えました。きっとハイハイに興味を示したのだと思います」
みんな僕の可愛さに騙されたようです。僕のハイハイ出来ない演技は完璧だったようですよ!
「私もそう思ったよ~」
「そうですか。二人とも手伝ってくれてありがとうね」
「いつでもお手伝いしますよ~」
「私もご一緒します。今後もお任せください」
「んぐぅー!!」
ハイハイが出来るまでわざと時間を掛けようと思ったメンテであった。
年齢は半年までは覚えていたけど途中から全く数えていませんよ。まあ1歳になれば誕生日会があると思います。それからまた数えればいいだけだもんね!
そういえば、この異世界の時間も日本と似ているんですよ。知ってました?
この世界の1秒と日本の1秒は同じ長さです。1分は60秒のことで、1時間は60分のことです。24時間で1日となります。完全に日本と同じですね。
1週間は7日あります。月曜、火曜、水曜、木曜、金曜、土曜、日曜とこれまた日本と同じですね。土日は休日であとは平日だそうです。あまりに前世と一緒なのですぐ覚えました。
1か月は約30日です。1月、2月と続いて12月まであるそうです。
1年は12か月のことです。日本と同じで1年は365日になるんだとか。
ただし、うるう年はありません。唯一日本と違うのはこれだけでしょう。この世界のカレンダーと他人の会話から分かった情報は、今のところこれだけです。
それにしても同じなんだよねえ。この異世界は前世の日本とそっくりすぎます。そういえば食事事情もそうでしたね。それにもきっと理由もあるのでしょうが、今はまだ分かりません。
それとずっと部屋にいたので、僕には季節の説明は無理ですね。あと今が何月かも忘れました。温室育ちなので外の情報がなくても平気だったりします。
だって僕赤ちゃんですから(笑)
そう、赤ちゃんだからね。こういうふうに遊んじゃうんです。
「メンテくん、ごろ~んしてね」
「えぐぅ」
「ほいっと。上手だね~」
「んぐぅ」
僕は寝返りを打ちますが、途中で止まってしまいました。そこを手で軽く押されて寝返り成功です! わーい、わーい!
「ぐぅ~」
「できたね~。偉いよ~」
「ふぅー」
「じゃあ戻ろうか。はい、ころりんよ~」
「だぶ!」
うつぶせ状態から仰向けになるのは結構難しいですね。最近は補助がなくても成功することはあります。今回もなんとかひっくり返ることが出来ましたよ。
「よ~し、もう一回やろうか」
「えぐ?」
「よいしょー」
「んぐうううう(やめてええええ)」
その後何回もコロコロされてしまいました。みんなで代わる代わるに遊ばれます。でも僕は疲れたので休憩したいのです。もうこれしか方法はありません!
「うわあああん!!」
「メンテくんごめんごめん」
「んぐうううううううう!!!」
「今日はおしまいにしましょうか」
この声は母です。僕の嘘泣きに気づいてくれました。そのまま抱っこです。
今この部屋には僕、母、カフェさんと新人メイドが数人です。事の始まりはこうでした。
「メンテちゃんはそろそろハイハイする時期なのよね」
「確かに寝返りはよくしていますね。ハイハイも近いのかもしれません」
母の言葉にカフェさんが反応しました。
「そうなの。だから練習をしたら出来るのではないかしら?」
「私もそう思います。やってみますか?」
「フフッ、いいわよ。今日はいっぱいメイドさんがいるものね」
「ではみなさん、今日はメンテ様がハイハイしたくなるような遊びをしましょう。わかりましたか?」
「「「「「かしこまりました」」」」」
……というわけですね。
体を動かす遊びをする、ということで僕は動き回らされたのでした。寝返りなんてアホみたいに何回もやりましたよ。体をいっぱい動かしていたら、そのうちハイハイが出来るようになると思ったのでしょうかね。
ふぅ、もう疲れました。お休みなさい。
「ぐぅ~すぴぃ~」
「あら寝ちゃったわね。今日はおしまいにしましょう」
メンテは疲れ果てて寝てしまいましたとさ。
◆
「メンテちゃん。今日はハイハさんが遊びに来てくれたわよ。一緒に遊ぼうね」
「えっぐ!」
どうやら母とカフェさんがキッサさんに相談したそうです。僕にハイハイの練習のやり方を教えたいと相談すると、それならスペシャリストがいるとキッサさんは答えたそうですよ。
僕、母、キッサさんとハイハさんの4人は、僕のお部屋にいます。
まずは挨拶といきましょう。手に持っていた魔力ボールと、兄貴に貰ったおしゃぶりは邪魔なのでポイッと投げ捨てます。
「メンテくん、こんにちは~」
「だぁぶうー!」
「私はハイハ・ジョイウズだよ~。よろしくねえ~」
ハイハさんはハイハイのコツを伝授しに呼ばれたようです。名前からしてハイハイが上手になりそうですね!
「小さいね~。そして軽いよね~」
「うぐぅ(おっぱい当たってる)」
「赤ちゃんはいい匂いよね~」
「んぐううう!(いえーい!)」
このハイハさんはゆったりとした人ですね。あの耳としっぽからすると種族は牛人でしょうか?
とりあえずこれだけは言わせて。この胸は最高だね!
ごほん。では話を戻します。ハイハさんは、僕を優しく抱いてくれたので子どもの扱いを知っている気がしますよ。
「どちらか、メンテくんをお願いします~」
「では私が持ちましょう」
僕はハイハさんからカフェさんに移ります。カフェさんは座ると膝に僕を載せました。膝のお座りという状況です。これなら見易いね!
「メンテくん、私を見てね~」
するとハイハさんは四つん這いになりました。
「ハイハイはこうやってするんだよ~」
四つん這いになったままハイハイを始めました。これは実演ですね、わかります。
「んぐううううううううううううううううううう!!!!」
僕は叫んでしまいました!
ハイハさんの色気がすさまじいです。こりゃあガン見ですよ。男なら興奮間違いなしです!! 僕はただの赤ちゃんなので遠慮せず見ちゃいましょう。
「わかったかなあ~? 一緒にやってみようか~」
「えっぐ!」
僕は元気よく はい! と言ってしまいました。ついついね。
僕とハイハさんは横に並んで練習します。ハイハさんは何やら言っていますが僕は胸をずっと見ていました。はい、おっぱいですね。ハイハイの説明? そんなの聞いてられませんね!
「こうやって体を動かすんだよ~」
僕の横にいたハイハさんが前にハイハイでゆっくりと進んでいきます。
「んっごおおお?!(ん、あれは?!)」
なんと僕の位置からだとハイハさんのお尻が丸見えでした。なんとメイド服のスカートがふわっと上がったままなのですよ。
「えぐうう?!(そんなばかな?!)」
残念なことに見せパンでした。でもしっかり目に焼き付けます。ヒャホー!!
その後も優しく教えてくれましたが、僕はずっとハイハさんを見ているだけでした。
赤ちゃんってええやん。ほんま最高やで~。せやろ?
エセ関西弁が出てしまうほど心がおっさんになっちゃうね。僕は赤ちゃんなんだけどさ。
「ん~、メンテくんはまだ筋肉が足りないようですね~」
「ハイハさんから見て、メンテちゃんにはまだ早すぎたということかしら?」
「そうですねえ~。でも私をすごく見てましたよ~」
「奥様、私にもそう見えました。きっとハイハイに興味を示したのだと思います」
みんな僕の可愛さに騙されたようです。僕のハイハイ出来ない演技は完璧だったようですよ!
「私もそう思ったよ~」
「そうですか。二人とも手伝ってくれてありがとうね」
「いつでもお手伝いしますよ~」
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