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09話 「屋敷の中を散歩した」
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生まれてから約3か月が経過し、僕は首がすわるようになった。
首がすわると何ができるかって? それは縦抱っこだ。横抱っこより胸がグフン……。まあ個人的に非常に楽しみです。子供の特権なので許してくださいな。
「は~あ、軽いわ~」
「次私が持ちたいです」
「えぐぅ(ゲヘヘ)」
そんなわけで最近はたくさんの人に抱っこされるようになりました。おもに屋敷のメイド達ですが大人気です。
「は~赤ちゃんの香りがするわ」
「かわいい~」
「うぐぅ(おお、おおおおお!!)」
胸にダイブしてすりすりし放題です。今はメイド達だけなので、僕がただ甘えているようにしか見えないでしょう。寂しさのあまり母にやっていることを真似してると思われているはず。小さければ何でも許されるのは異世界でも同じようですな。転生ばんざーい!!
「ぐふぅ(もっと僕を甘やかして~)」
メイド達はたくさんいるのですが、名前がさっぱり覚えられません。顔と胸は覚えられるのはなぜでしょうね。
たくさんの人し抱っこして貰るから大事なことが判明しました。うちの屋敷はたくさんの種族が住んでいるようです。例えばあの方。
「メンテくんほっぺすりすり~」
「んぐぅ(こちらも嬉しいですグヘヘ)」
このほっぺ大好きなメイドは耳が長いのでエルフさんです。魔法だけではなく人間以外の種族も存在するのが確定です。今思えば僕のことを天使とか母が呼んでますねえ。実在しているなら甘えたいものです。
「はああああ、柔らかい」
「えぐぅ~(つらっ)」
胸に挟まれて息ができぬ……。いや至福の……。
「げほっ、げほっ」
「あああ、メンテちゃんごめんね。」
これぐらい僕は許しますが死ぬかと思いました。このメイドさんは頭に耳、おしり付近に尻尾が生えています。とても力が強い猫さんですかね? 獣人と思われるかたもたくさん働いています。いい匂いがするというかとても癒されるのです。私はこういう人が好きなのかな? 不思議ですね。
他にも体に鱗が生えていたり、よく炎を吐き出すメイドさんもいますね。日本で読んだことのある本では、種族が違うと争いが起きるのが定番です。でもここの人達は仲良しなのでそういう世界とは別なのでしょうか? もう少し大きくなったら調べましょう。
今はこの状況を楽しみます!
◆
このナンス家では執事はタクシーさん一人だけです。他に男性が働いてないのかと思ったことがありましたね。抱っこされているときに何人か男性に会いましたが、ほとんどおじさんでした。といっても若い人も何人かいましたが。
「お、メンテの坊ちゃんじゃないか」
この人は料理人のシェフさんです。僕はメイドさんに抱っこされながら屋敷を散歩しています。腕がすごく太く、お腹も出てますね。
「あぐー、えぐっぐー」
僕はシェフさんを見ながら話しかけます。するとシェフさんは頭をすりすり撫でてくれます。
「今日も元気だなあ」
僕はこの屋敷の人に愛想を振りまくりです。性別など関係ありません。なぜかというと、大きくなっても甘やかしてくれそうだからです。仲良くなればお互いウィンウィンじゃないですか。敵対するなんて愚の骨頂ですよね。
これからも 優しくしてね あまえたい
メンテ心の一句。
この頃から、僕は赤ちゃんだからとみんなに甘え始めるのであった。
首がすわると何ができるかって? それは縦抱っこだ。横抱っこより胸がグフン……。まあ個人的に非常に楽しみです。子供の特権なので許してくださいな。
「は~あ、軽いわ~」
「次私が持ちたいです」
「えぐぅ(ゲヘヘ)」
そんなわけで最近はたくさんの人に抱っこされるようになりました。おもに屋敷のメイド達ですが大人気です。
「は~赤ちゃんの香りがするわ」
「かわいい~」
「うぐぅ(おお、おおおおお!!)」
胸にダイブしてすりすりし放題です。今はメイド達だけなので、僕がただ甘えているようにしか見えないでしょう。寂しさのあまり母にやっていることを真似してると思われているはず。小さければ何でも許されるのは異世界でも同じようですな。転生ばんざーい!!
「ぐふぅ(もっと僕を甘やかして~)」
メイド達はたくさんいるのですが、名前がさっぱり覚えられません。顔と胸は覚えられるのはなぜでしょうね。
たくさんの人し抱っこして貰るから大事なことが判明しました。うちの屋敷はたくさんの種族が住んでいるようです。例えばあの方。
「メンテくんほっぺすりすり~」
「んぐぅ(こちらも嬉しいですグヘヘ)」
このほっぺ大好きなメイドは耳が長いのでエルフさんです。魔法だけではなく人間以外の種族も存在するのが確定です。今思えば僕のことを天使とか母が呼んでますねえ。実在しているなら甘えたいものです。
「はああああ、柔らかい」
「えぐぅ~(つらっ)」
胸に挟まれて息ができぬ……。いや至福の……。
「げほっ、げほっ」
「あああ、メンテちゃんごめんね。」
これぐらい僕は許しますが死ぬかと思いました。このメイドさんは頭に耳、おしり付近に尻尾が生えています。とても力が強い猫さんですかね? 獣人と思われるかたもたくさん働いています。いい匂いがするというかとても癒されるのです。私はこういう人が好きなのかな? 不思議ですね。
他にも体に鱗が生えていたり、よく炎を吐き出すメイドさんもいますね。日本で読んだことのある本では、種族が違うと争いが起きるのが定番です。でもここの人達は仲良しなのでそういう世界とは別なのでしょうか? もう少し大きくなったら調べましょう。
今はこの状況を楽しみます!
◆
このナンス家では執事はタクシーさん一人だけです。他に男性が働いてないのかと思ったことがありましたね。抱っこされているときに何人か男性に会いましたが、ほとんどおじさんでした。といっても若い人も何人かいましたが。
「お、メンテの坊ちゃんじゃないか」
この人は料理人のシェフさんです。僕はメイドさんに抱っこされながら屋敷を散歩しています。腕がすごく太く、お腹も出てますね。
「あぐー、えぐっぐー」
僕はシェフさんを見ながら話しかけます。するとシェフさんは頭をすりすり撫でてくれます。
「今日も元気だなあ」
僕はこの屋敷の人に愛想を振りまくりです。性別など関係ありません。なぜかというと、大きくなっても甘やかしてくれそうだからです。仲良くなればお互いウィンウィンじゃないですか。敵対するなんて愚の骨頂ですよね。
これからも 優しくしてね あまえたい
メンテ心の一句。
この頃から、僕は赤ちゃんだからとみんなに甘え始めるのであった。
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