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第 1 章
番外編4, アイル その肆
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本当に見た目に惹かれた訳じゃない。そう俺は思っていたい。でも・・・咄嗟に否定出来なかった俺は馬鹿だ・・・。
☆ ☆ ☆
あの後気を失ったミーナを抱き抱え屋敷に戻った。ミーナの事は侍女達に任せ、八つ当たりに仕事をしに行った。
結局気が晴れることは無かった・・・。
☆ ☆ ☆
翌日。
ミーナが起きたという報告が無かったが、様子を見に行った。おそらく、後ろめたかったからだと思う。
・・・今だに、俺の中で答えが出ない状態。ただ、見た目を重視して好きか、性格を重視して好きなのかの違いなのにさ。『今』選択を間違えると全て無くなってしまう気がして。
そっと、部屋に入りベットを覗き込むと静かにミーナが寝ていた。あまりにも静かすぎて死んでいるんじゃないかと思うぐらいに。頭を撫でようと手を伸ばしたが・・・止めた。
ミーナのプラチナの髪がベットに広がっていて、そっと射し込む光が照らし淡く輝いている。少し白い肌が光に照らされることで綺麗な肌が一層ひきたち神秘的に見える。この中に異物である俺が侵入してはいけないものだと思えた。・・・思ってしまった。結局少し眺めるだけで騎士団へ向かった。
☆ ☆ ☆
それ以降俺はミーナを避ける生活を送った。ミーナは気絶した日から10日後に目が覚めた、という報告を受けた。だが、ミーナのことを考えるだけで苦しくて仕方無かった。後ろめたい事もそうだが、自分の気持ちが分からなくなってしまった事が大きな理由だ。
ミーナの様子はその日の終わりに報告があるから大丈夫だと言いきれる。だが、目を覚ましてからまだ一言も喋っていないらしい。そこは不安に感じるが大丈夫だろう。何せこの屋敷には俺が信頼している者達しかいないのだから。
最後にそう思った事を後悔することになる事を俺は『まだ』知らない。
☆ ☆ ☆
あの後気を失ったミーナを抱き抱え屋敷に戻った。ミーナの事は侍女達に任せ、八つ当たりに仕事をしに行った。
結局気が晴れることは無かった・・・。
☆ ☆ ☆
翌日。
ミーナが起きたという報告が無かったが、様子を見に行った。おそらく、後ろめたかったからだと思う。
・・・今だに、俺の中で答えが出ない状態。ただ、見た目を重視して好きか、性格を重視して好きなのかの違いなのにさ。『今』選択を間違えると全て無くなってしまう気がして。
そっと、部屋に入りベットを覗き込むと静かにミーナが寝ていた。あまりにも静かすぎて死んでいるんじゃないかと思うぐらいに。頭を撫でようと手を伸ばしたが・・・止めた。
ミーナのプラチナの髪がベットに広がっていて、そっと射し込む光が照らし淡く輝いている。少し白い肌が光に照らされることで綺麗な肌が一層ひきたち神秘的に見える。この中に異物である俺が侵入してはいけないものだと思えた。・・・思ってしまった。結局少し眺めるだけで騎士団へ向かった。
☆ ☆ ☆
それ以降俺はミーナを避ける生活を送った。ミーナは気絶した日から10日後に目が覚めた、という報告を受けた。だが、ミーナのことを考えるだけで苦しくて仕方無かった。後ろめたい事もそうだが、自分の気持ちが分からなくなってしまった事が大きな理由だ。
ミーナの様子はその日の終わりに報告があるから大丈夫だと言いきれる。だが、目を覚ましてからまだ一言も喋っていないらしい。そこは不安に感じるが大丈夫だろう。何せこの屋敷には俺が信頼している者達しかいないのだから。
最後にそう思った事を後悔することになる事を俺は『まだ』知らない。
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