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#27 李梨花とデート ♡
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「真人様~。 今日はよろしくお願いします~」
「こちらこそです、李梨花さん……」
4月に入り三週目の土曜日。
今日は李梨花とイッシュでデートの日だ。
「本当に、この日が待ち遠しくて~、色々何しようか考えたんですけど、私がお休みの日にするような事をするのがいいかなって思ったので、そうする事にしました~」
「いつもなにするんですか……?」
「あんまり目的は決めずに、ショッピングモールとかをぶらぶらと歩くのが趣味なんです~。 ここはもう何でもあるので、気になるところがあったら立ち寄ろうかなって~」
「いいですね……」
「じゃあ早速行きましょう~。 歩き疲れたら言ってくださいね~? ……えっと~、手を繋いでもいいですか~?」
「もちろんです……」
キュッ……
「うふふ~、これはいいですね~。 理想のデートって感じがします~」
2人は並んでイッシュの中を歩き始めた。
まず最初に立ち寄ったのは、服屋だ。
「わ~、可愛い服沢山ありますね~」
「ですね……」
「これとか可愛いな~、でもな~……」
「どうしたんですか……?」
「私その~、こういう体型じゃないですか~? やっぱり服もサイズとか似合ってないとかで着れないもの多くて~……」
「な、なるほど……」
真人からしたら、とても綺麗な李梨花は何を着ても似合いそうな気がしたが、李梨花はそうは思ってないらしい。
「こういう少しピッタリしたニットとかも着てみたいんですけど~……」
「着たことないんですか…….?」
「うん~、どうせ似合わないですし~……」
「一回、試着してみたらどうですか……?」
「えぇ~、でもぉ~……」
「その、僕は李梨花さんすごく綺麗だと思うので、なんでも似合いそうな気がします……」
「ほ、本当ですか~♡? じゃあ、ちょっと着てみようかな~……」
李梨花は見ていた服を手に取り、試着室へと入っていった。
「ど、どうでしょう~……?」
その服を着て出てきた李梨花はすごく綺麗だった。
何より目がいくのはそのおっぱいで、これでもかとニットを押し上げており、さらには、少し首元が開いているため、その豊満な胸の谷間がチラッと見えてもいた。
「す、すごい似合ってます……! 綺麗です……!」
「ほ、本当に~♡? 嬉しい~♡ けど、流石にお外に着て行くのはちょっと恥ずかしいかも~……」
李梨花は真人に褒められて、照れ照れと顔を赤くしていた。
「でも、せっかく褒めてくれたし~、仕事中に着ようかな~? 真人様が喜んでくれるなら~」
「いいと思います……!」
李梨花は普段、私服の上にエプロンでハウスキーパーの仕事をしているので、十分ありだと真人は思った。
なにより、こんな素敵な格好をしたハウスキーパーさんがいて嫌なわけがない。
結局、李梨花は試着した服を買う事にしたようだ。
「真人様~、ありがとうございます~♡ 綺麗って言ってくれて嬉しかったです~♡」
「事実ですから……!」
先程よりもかなりご機嫌になった李梨花と共に、再び2人は歩き出した。
次に足を止めたのは、家電などが売っているお店だった。
「やっぱり、こういうお店気になりますね~」
掃除機や電子レンジなど、かなり色んな物がピンからキリまで売られていた。
「でも~、真人様のお家の家電は全部現状一番いいものですから、買い替える必要とかはないですね~」
「ですね……」
「やっぱり、いい家電って使っていてすごく楽ですし、お仕事が捗るからすごい助かってます~」
「それは良かったです……」
「あ、でもこのベッドランプとか可愛い~。 こっちは…… え~、これ時計なんだ~」
2人はお店を一周ぐるりと回っていった。
結局、何かを買ったりはしなかったものの、こういう時間も楽しいなと思う真人だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「真人様~、お昼ご飯食べませんか~?」
「そうですね…… お腹空きました……」
お店を色々と回っているうちに、気づけば昼過ぎになっていたので、2人はフードコートまでやってきた。
「あの~、真人様~? 良ければ私とシェアして食べませんか~?」
「シェア、ですか……?」
「私~、美味しいもの食べるのがすごい好きなんです~。 でも、一つのお店で一品頼んだら色んな種類食べれないので~、各お店のオススメを一品頼んで、それを2人で食べれば色々食べれるかなって~」
「全然いいですよ……」
「ありがとうございます~♡」
このフードコートにはかなりの種類…… それこそ、うどん、ラーメン、パスタなどの麺類から、和食屋、洋食屋、気軽に食べれるようなジャンクフードまで、それ以外にもかなりの店舗が入っていた。
2人はまず、ステーキ屋さんの鉄板プレートを小さなサラダ付きで頼んだ。
「美味しそう~♡ 切り分けちゃいますね~」
「ありがとうございます……」
取り分け用のお皿もフードコート内に用意してあったので、そのお皿に李梨花はお肉を切り分け、サラダも半分よそってくれた。
「いただきます~。 ……ん~♡ 美味しい~♡ とてもいいお肉ですね~」
「美味しいですね……」
「やっぱりお肉はステーキがシンプルですけど、一番味がわかりますね~」
次に行ったのはお寿司屋さんで、定番のマグロとイカ、エビを二貫ずつ頼んだ。
「これも美味しい~♡ その場で握ってくれるなんて贅沢ですね~」
「そうですね…… 産地直送で今朝とれたものらしいですよ……」
「真人様はお寿司は他になにか好きなネタありますか~?」
「割と何でも好きですけど、貝類とか結構好きかもです……」
「いいですね~。 今度お家で手巻き寿司とか作ってみるのもいいかもしれませんね~」
その次は、ラーメン屋で豚骨ラーメンを頼んだ。
「うーん、美味しい~♡ 結構ガツンとした味ですね~」
「豚骨が一番好きなんですか……?」
「え~、ラーメンはどの味も好きだから、一番とかは決められないですね~」
「確かにそうかもしれませんね……」
その後も何店舗かのお店を周り、色んな種類の美味しいご飯を食べて回っていった。
現在は、食後のデザートということで、李梨花はバニラアイス、真人はわらび餅を食べていた。
「やっぱり食後のデザートは欠かせませんね~」
「アイスも美味しそうですね……」
「あ、良かったら食べますか~? はい、あーんっ♡」
「えっ、あ、あーん……」
李梨花がスプーンでアイスを掬って差し出してきたので、少し躊躇いながらも真人は口を開けて、あーんをしてもらった。
「ふふ、どうですか~♡?」
「お、美味しいです……」
「良かった~♡ ……ま、真人様のわらび餅も美味しそうですね~……?」
「えっと、食べますか……?」
「はい~♡ 食べたいです~♡」
李梨花が何を望んでいるか分からない真人では無かったので、フォークにわらび餅を刺して、李梨花の口元へと運んでいった。
「あーんっ♡ ん~、美味しいです~♡」
「よ、良かったです……」
なんともカップルらしい食べさせ合いをしたりしながら、2人は食後のデザートを堪能した。
「ふ~、お腹いっぱいです~♡ どれも美味しかった~♡」
「ですね……」
「でも、ここにある半分もお店回れなかったですね~」
「……また、来ましょう……?」
「えっ……?」
「すごく、楽しかったですから…… また2人でまだ行ってないお店行きましょう……?」
「……っ♡ はい~っ♡! また来ましょう~♡」
李梨花は嬉しそうにまた来る約束をしてくれた。
「でも~、ちょっと食べすぎちゃったかな~…… ただでさえ私太ってるのに~……」
「えっ、李梨花さんがですか……?」
「だって~、胸もこんなに大きいですし~、お腹もちょっとぷにっとしてるし~……」
「その、僕からしたら全然…… むしろ痩せてる寄りだと思いますよ……?」
「そ、そうですか~?」
「多分、比較対象がちょっとおかしいんじゃないですかね……?」
そう、李梨花は別に太っていないのだ。
胸やお尻は確かに大きいが、お腹はしっかりとくびれているし、足だって全然細めの部類に入るだろう。
実際、那波や美香、愛莉などがかなり細めのモデル体型ではあるが、どちらかといえば細すぎの部類なので、そこと比べるのはそもそも間違っているのである。
「李梨花さんは今のままでいいと思います…… むしろ、あれだけ食べれてその体型は普通にすごいと思います……」
「そうですか~……? 確かに今以上はどれだけ食べても太りはしませんけど~……」
一部の女性を敵に回しそうな発言を李梨花はサラッとしていく。
「李梨花さんがご飯食べて幸せそうにしてる姿は、すごいこっちも幸せになれるので、ぜひそのままでいてください……」
「あ、ありがとうございます~♡ 嬉しい~……♡」
2人で少し恥ずかしいやりとりをしたため、少し無言の時間が生まれた。
「あ、あの~、真人様~?」
「なんでしょう……?」
「この後、なんですけど~…… 私と一緒にホテル行きませんか~……?」
「はい、いいですよ……」
「あ、ありがとうございます~……♡」
李梨花からの提案で、2人は席を立ち、ホテルへと向かっていった。
いつもほんわかしてる李梨花がこの時ばかりは、少し強張って見えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お部屋、綺麗ですね~……」
「そうですね……」
「……………」
「……………」
2人はホテルの一室のソファに座って、ちょっと気まずい無言の時間を過ごしていた。
「ごめんなさい…… いざ来てみると凄く緊張して~……」
「僕もなので、大丈夫です……」
「えっと…… 真人様、す、好きです…… 私のこと綺麗だとか、そのままでいいって言ってくれる真人様が好きです……!」
この時ばかりはいつもののんびり口調ではなく、はっきりと李梨花はそう口にしてくれた。
「僕も、いつも優しくて、外から帰ってきて必ずおかえりって言ってくれる、綺麗な李梨花さんが好きです……」
「はぅっ♡ も、もう~…… そんな事言われたら嬉しいに決まってます~……♡」
そう言うと李梨花は真人に向き直ると、ゆっくり背中に手を回して抱きついてきた。
「嫌じゃないですか~……?」
「嫌なわけないです…… 李梨花さん、すごくフワフワで……」
真人も李梨花の背中へと手を回し、しばらくそのまま2人は無言で抱き合っていた。
李梨花の大きな胸越しに、李梨花の心臓が高鳴っているのが伝わってくる。
それは李梨花も同じで、きっと真人のドキドキも伝わってしまっているだろう。
やがて2人は顔を上げると、李梨花の方から真人にキスをした。
「んっ……♡ ふむっ……♡」
触れるだけのキスだが、それでも2人ともかなりの高まりを感じ取っていた。
「ちゅっ……♡ あぁ…… 幸せです~♡ えっとじゃあ、シャワー浴びましょう~♡?」
「はい……」
そして2人は脱衣所に向かい、服を脱いでいく。
「ど、どうですか~、私の身体~……?」
「やっぱり、とても綺麗です……」
「ありがとうございます~……♡ 真人様の体も素敵ですよ~♡」
「ちょっと頼りない身体ですけどね……」
「これからも私のご飯、沢山食べてくれれば、きっともっと逞しくなれますよ~♡」
「頼りにしてます……」
2人は浴場に入り、椅子に座った。
まずは李梨花が真人を洗ってくれるらしいので、真人は李梨花に背中を向けた。
「力加減、大丈夫ですか~?」
「はい、ちょうどいいです……」
例にも漏れず、李梨花も素手で体を洗ってくれている。
「前も洗いますね~、えいっ♡」
「わっ、李梨花さん……」
李梨花は真人のお腹側に手を回すと同時に、その豊満なおっぱいを背中にぎゅーっと押し付けてきた。
「嫌じゃないですか~?」
「全然嫌じゃないです……!」
「良かった~♡ 洗いますね~♡?」
そのままおっぱいを背中に押しつけながら、李梨花は真人の全身を洗っていく。
真人のチンポも、李梨花は優しく泡をつけて洗ってくれた。
李梨花からも時折、声が漏れていることから、興奮しているのはどうやら真人だけじゃないようだ。
「はぁっ♡ はぁっ♡ ま、前も洗い終わりました~♡」
「ありがとうございます…… 僕も、李梨花さんのこと洗ってもいいですか……?」
「もちろんです~♡」
今度は反対に、李梨花の背中側に真人が回り、背中から順番に洗ってゆく。
「こんなことしてもらえるなんて夢みたい~♡」
「えっと、前も洗いますね……?」
「はい~♡ 念入りに洗って欲しいです~♡」
リクエストを受けたので、真人はまず、李梨花のおっぱいに泡を沢山優しく付けていった。
「谷間とか、下乳のところは汗とかかきやすいので、よく洗って欲しいです~♡」
「分かりました……」
「んっ♡ あっ♡ そうです~♡ 上手ですよ~♡」
「下も触りますね……?」
「あっ♡ すごいっ♡ 優しく擦られてるだけなのに気持ちいい~♡」
その後、なんとか李梨花の全身を洗い終え、2人で体についた泡を流していく。
そして、体をしっかり拭いた2人は、ベッドの近くまで行くと、改めて裸で抱きしめ合った。
「なんだか、服越しとは全然違いますね~♡」
「そうですね…… ずっとこうしていたいぐらいです……」
「私も~♡ あ、そういえば…… ちょっと先に言っておかなきゃいけないことがあるんですけど~……」
「なんですか……?」
李梨花は改めてそんな事を言い出した。
そして、顔を真っ赤にしながらこんな事を言い出した。
「私~、人よりもかなり性欲が強いんです~……」
「こちらこそです、李梨花さん……」
4月に入り三週目の土曜日。
今日は李梨花とイッシュでデートの日だ。
「本当に、この日が待ち遠しくて~、色々何しようか考えたんですけど、私がお休みの日にするような事をするのがいいかなって思ったので、そうする事にしました~」
「いつもなにするんですか……?」
「あんまり目的は決めずに、ショッピングモールとかをぶらぶらと歩くのが趣味なんです~。 ここはもう何でもあるので、気になるところがあったら立ち寄ろうかなって~」
「いいですね……」
「じゃあ早速行きましょう~。 歩き疲れたら言ってくださいね~? ……えっと~、手を繋いでもいいですか~?」
「もちろんです……」
キュッ……
「うふふ~、これはいいですね~。 理想のデートって感じがします~」
2人は並んでイッシュの中を歩き始めた。
まず最初に立ち寄ったのは、服屋だ。
「わ~、可愛い服沢山ありますね~」
「ですね……」
「これとか可愛いな~、でもな~……」
「どうしたんですか……?」
「私その~、こういう体型じゃないですか~? やっぱり服もサイズとか似合ってないとかで着れないもの多くて~……」
「な、なるほど……」
真人からしたら、とても綺麗な李梨花は何を着ても似合いそうな気がしたが、李梨花はそうは思ってないらしい。
「こういう少しピッタリしたニットとかも着てみたいんですけど~……」
「着たことないんですか…….?」
「うん~、どうせ似合わないですし~……」
「一回、試着してみたらどうですか……?」
「えぇ~、でもぉ~……」
「その、僕は李梨花さんすごく綺麗だと思うので、なんでも似合いそうな気がします……」
「ほ、本当ですか~♡? じゃあ、ちょっと着てみようかな~……」
李梨花は見ていた服を手に取り、試着室へと入っていった。
「ど、どうでしょう~……?」
その服を着て出てきた李梨花はすごく綺麗だった。
何より目がいくのはそのおっぱいで、これでもかとニットを押し上げており、さらには、少し首元が開いているため、その豊満な胸の谷間がチラッと見えてもいた。
「す、すごい似合ってます……! 綺麗です……!」
「ほ、本当に~♡? 嬉しい~♡ けど、流石にお外に着て行くのはちょっと恥ずかしいかも~……」
李梨花は真人に褒められて、照れ照れと顔を赤くしていた。
「でも、せっかく褒めてくれたし~、仕事中に着ようかな~? 真人様が喜んでくれるなら~」
「いいと思います……!」
李梨花は普段、私服の上にエプロンでハウスキーパーの仕事をしているので、十分ありだと真人は思った。
なにより、こんな素敵な格好をしたハウスキーパーさんがいて嫌なわけがない。
結局、李梨花は試着した服を買う事にしたようだ。
「真人様~、ありがとうございます~♡ 綺麗って言ってくれて嬉しかったです~♡」
「事実ですから……!」
先程よりもかなりご機嫌になった李梨花と共に、再び2人は歩き出した。
次に足を止めたのは、家電などが売っているお店だった。
「やっぱり、こういうお店気になりますね~」
掃除機や電子レンジなど、かなり色んな物がピンからキリまで売られていた。
「でも~、真人様のお家の家電は全部現状一番いいものですから、買い替える必要とかはないですね~」
「ですね……」
「やっぱり、いい家電って使っていてすごく楽ですし、お仕事が捗るからすごい助かってます~」
「それは良かったです……」
「あ、でもこのベッドランプとか可愛い~。 こっちは…… え~、これ時計なんだ~」
2人はお店を一周ぐるりと回っていった。
結局、何かを買ったりはしなかったものの、こういう時間も楽しいなと思う真人だった。
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「真人様~、お昼ご飯食べませんか~?」
「そうですね…… お腹空きました……」
お店を色々と回っているうちに、気づけば昼過ぎになっていたので、2人はフードコートまでやってきた。
「あの~、真人様~? 良ければ私とシェアして食べませんか~?」
「シェア、ですか……?」
「私~、美味しいもの食べるのがすごい好きなんです~。 でも、一つのお店で一品頼んだら色んな種類食べれないので~、各お店のオススメを一品頼んで、それを2人で食べれば色々食べれるかなって~」
「全然いいですよ……」
「ありがとうございます~♡」
このフードコートにはかなりの種類…… それこそ、うどん、ラーメン、パスタなどの麺類から、和食屋、洋食屋、気軽に食べれるようなジャンクフードまで、それ以外にもかなりの店舗が入っていた。
2人はまず、ステーキ屋さんの鉄板プレートを小さなサラダ付きで頼んだ。
「美味しそう~♡ 切り分けちゃいますね~」
「ありがとうございます……」
取り分け用のお皿もフードコート内に用意してあったので、そのお皿に李梨花はお肉を切り分け、サラダも半分よそってくれた。
「いただきます~。 ……ん~♡ 美味しい~♡ とてもいいお肉ですね~」
「美味しいですね……」
「やっぱりお肉はステーキがシンプルですけど、一番味がわかりますね~」
次に行ったのはお寿司屋さんで、定番のマグロとイカ、エビを二貫ずつ頼んだ。
「これも美味しい~♡ その場で握ってくれるなんて贅沢ですね~」
「そうですね…… 産地直送で今朝とれたものらしいですよ……」
「真人様はお寿司は他になにか好きなネタありますか~?」
「割と何でも好きですけど、貝類とか結構好きかもです……」
「いいですね~。 今度お家で手巻き寿司とか作ってみるのもいいかもしれませんね~」
その次は、ラーメン屋で豚骨ラーメンを頼んだ。
「うーん、美味しい~♡ 結構ガツンとした味ですね~」
「豚骨が一番好きなんですか……?」
「え~、ラーメンはどの味も好きだから、一番とかは決められないですね~」
「確かにそうかもしれませんね……」
その後も何店舗かのお店を周り、色んな種類の美味しいご飯を食べて回っていった。
現在は、食後のデザートということで、李梨花はバニラアイス、真人はわらび餅を食べていた。
「やっぱり食後のデザートは欠かせませんね~」
「アイスも美味しそうですね……」
「あ、良かったら食べますか~? はい、あーんっ♡」
「えっ、あ、あーん……」
李梨花がスプーンでアイスを掬って差し出してきたので、少し躊躇いながらも真人は口を開けて、あーんをしてもらった。
「ふふ、どうですか~♡?」
「お、美味しいです……」
「良かった~♡ ……ま、真人様のわらび餅も美味しそうですね~……?」
「えっと、食べますか……?」
「はい~♡ 食べたいです~♡」
李梨花が何を望んでいるか分からない真人では無かったので、フォークにわらび餅を刺して、李梨花の口元へと運んでいった。
「あーんっ♡ ん~、美味しいです~♡」
「よ、良かったです……」
なんともカップルらしい食べさせ合いをしたりしながら、2人は食後のデザートを堪能した。
「ふ~、お腹いっぱいです~♡ どれも美味しかった~♡」
「ですね……」
「でも、ここにある半分もお店回れなかったですね~」
「……また、来ましょう……?」
「えっ……?」
「すごく、楽しかったですから…… また2人でまだ行ってないお店行きましょう……?」
「……っ♡ はい~っ♡! また来ましょう~♡」
李梨花は嬉しそうにまた来る約束をしてくれた。
「でも~、ちょっと食べすぎちゃったかな~…… ただでさえ私太ってるのに~……」
「えっ、李梨花さんがですか……?」
「だって~、胸もこんなに大きいですし~、お腹もちょっとぷにっとしてるし~……」
「その、僕からしたら全然…… むしろ痩せてる寄りだと思いますよ……?」
「そ、そうですか~?」
「多分、比較対象がちょっとおかしいんじゃないですかね……?」
そう、李梨花は別に太っていないのだ。
胸やお尻は確かに大きいが、お腹はしっかりとくびれているし、足だって全然細めの部類に入るだろう。
実際、那波や美香、愛莉などがかなり細めのモデル体型ではあるが、どちらかといえば細すぎの部類なので、そこと比べるのはそもそも間違っているのである。
「李梨花さんは今のままでいいと思います…… むしろ、あれだけ食べれてその体型は普通にすごいと思います……」
「そうですか~……? 確かに今以上はどれだけ食べても太りはしませんけど~……」
一部の女性を敵に回しそうな発言を李梨花はサラッとしていく。
「李梨花さんがご飯食べて幸せそうにしてる姿は、すごいこっちも幸せになれるので、ぜひそのままでいてください……」
「あ、ありがとうございます~♡ 嬉しい~……♡」
2人で少し恥ずかしいやりとりをしたため、少し無言の時間が生まれた。
「あ、あの~、真人様~?」
「なんでしょう……?」
「この後、なんですけど~…… 私と一緒にホテル行きませんか~……?」
「はい、いいですよ……」
「あ、ありがとうございます~……♡」
李梨花からの提案で、2人は席を立ち、ホテルへと向かっていった。
いつもほんわかしてる李梨花がこの時ばかりは、少し強張って見えた。
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「お部屋、綺麗ですね~……」
「そうですね……」
「……………」
「……………」
2人はホテルの一室のソファに座って、ちょっと気まずい無言の時間を過ごしていた。
「ごめんなさい…… いざ来てみると凄く緊張して~……」
「僕もなので、大丈夫です……」
「えっと…… 真人様、す、好きです…… 私のこと綺麗だとか、そのままでいいって言ってくれる真人様が好きです……!」
この時ばかりはいつもののんびり口調ではなく、はっきりと李梨花はそう口にしてくれた。
「僕も、いつも優しくて、外から帰ってきて必ずおかえりって言ってくれる、綺麗な李梨花さんが好きです……」
「はぅっ♡ も、もう~…… そんな事言われたら嬉しいに決まってます~……♡」
そう言うと李梨花は真人に向き直ると、ゆっくり背中に手を回して抱きついてきた。
「嫌じゃないですか~……?」
「嫌なわけないです…… 李梨花さん、すごくフワフワで……」
真人も李梨花の背中へと手を回し、しばらくそのまま2人は無言で抱き合っていた。
李梨花の大きな胸越しに、李梨花の心臓が高鳴っているのが伝わってくる。
それは李梨花も同じで、きっと真人のドキドキも伝わってしまっているだろう。
やがて2人は顔を上げると、李梨花の方から真人にキスをした。
「んっ……♡ ふむっ……♡」
触れるだけのキスだが、それでも2人ともかなりの高まりを感じ取っていた。
「ちゅっ……♡ あぁ…… 幸せです~♡ えっとじゃあ、シャワー浴びましょう~♡?」
「はい……」
そして2人は脱衣所に向かい、服を脱いでいく。
「ど、どうですか~、私の身体~……?」
「やっぱり、とても綺麗です……」
「ありがとうございます~……♡ 真人様の体も素敵ですよ~♡」
「ちょっと頼りない身体ですけどね……」
「これからも私のご飯、沢山食べてくれれば、きっともっと逞しくなれますよ~♡」
「頼りにしてます……」
2人は浴場に入り、椅子に座った。
まずは李梨花が真人を洗ってくれるらしいので、真人は李梨花に背中を向けた。
「力加減、大丈夫ですか~?」
「はい、ちょうどいいです……」
例にも漏れず、李梨花も素手で体を洗ってくれている。
「前も洗いますね~、えいっ♡」
「わっ、李梨花さん……」
李梨花は真人のお腹側に手を回すと同時に、その豊満なおっぱいを背中にぎゅーっと押し付けてきた。
「嫌じゃないですか~?」
「全然嫌じゃないです……!」
「良かった~♡ 洗いますね~♡?」
そのままおっぱいを背中に押しつけながら、李梨花は真人の全身を洗っていく。
真人のチンポも、李梨花は優しく泡をつけて洗ってくれた。
李梨花からも時折、声が漏れていることから、興奮しているのはどうやら真人だけじゃないようだ。
「はぁっ♡ はぁっ♡ ま、前も洗い終わりました~♡」
「ありがとうございます…… 僕も、李梨花さんのこと洗ってもいいですか……?」
「もちろんです~♡」
今度は反対に、李梨花の背中側に真人が回り、背中から順番に洗ってゆく。
「こんなことしてもらえるなんて夢みたい~♡」
「えっと、前も洗いますね……?」
「はい~♡ 念入りに洗って欲しいです~♡」
リクエストを受けたので、真人はまず、李梨花のおっぱいに泡を沢山優しく付けていった。
「谷間とか、下乳のところは汗とかかきやすいので、よく洗って欲しいです~♡」
「分かりました……」
「んっ♡ あっ♡ そうです~♡ 上手ですよ~♡」
「下も触りますね……?」
「あっ♡ すごいっ♡ 優しく擦られてるだけなのに気持ちいい~♡」
その後、なんとか李梨花の全身を洗い終え、2人で体についた泡を流していく。
そして、体をしっかり拭いた2人は、ベッドの近くまで行くと、改めて裸で抱きしめ合った。
「なんだか、服越しとは全然違いますね~♡」
「そうですね…… ずっとこうしていたいぐらいです……」
「私も~♡ あ、そういえば…… ちょっと先に言っておかなきゃいけないことがあるんですけど~……」
「なんですか……?」
李梨花は改めてそんな事を言い出した。
そして、顔を真っ赤にしながらこんな事を言い出した。
「私~、人よりもかなり性欲が強いんです~……」
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