病弱だと思われていた王子は最強でした~情報屋がおくる日常~

玲夜

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「今日の朝ごはんは少し遅めですので昼食も入るように少し軽めにしております。ロイ殿下からご教授頂いたレシピを元にサンドイッチをつくってみました。具は最近海岸の方に出た魔物ニカです。その上からロイ殿下からご教授頂いた醤油とみりんと酢とスパ果実汁を混ぜたポン酢をかけております」
「あっ早速教えたレシピ使ってくれたんだ。ありがとう」
「いえ、ロイ殿下がご教授してくださるなんて私達がお礼を言わねばなりません。スランプで悩んでいた私に知恵を授けてくださりありがとうございました」

 シェフは料理の説明を始めた。今回の朝ごはんはロイの教えたレシピで作ったらしい。ということはこことは違う世界のレシピである可能性が高い。たのしみだ。俺はそう感じた。知識が増えるのは嬉しい。美味しかったら今度レイにも食べさせてあげたいな。

「父上、今回の料理は僕の世界の料理だよ。まだお腹に空きがあるなら是非食べてほしいな」

 ロイが王に言う。

「うむ、ではシェフ我にも頼む」

 王が言うと用意してあったのかすぐに王の目の前に置かれた。

「神の恵みとこの料理を作ってくれたシェフに感謝する事を忘れずに」
『いただきます』

 最初に王がいい1番最後の言葉を全員で言った。もちろん全員というのはメイドたちも含む。今はメイドや使用人達が取る時間になっていていつもは違う部屋なのだが今日はロイが時間を遅れた事そしてこの料理を食べてほしいと言う事でここで皆で食べる事になった。
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