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第十七章

冒険者になったなら

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「冒険者になってみるって、それを辞めさせる為に来てもらったのよ!?」

「まぁまぁ、アニエス様最後までお聞きください。そもそもマリアンナ様が冒険者になりたい理由について詳しくお聞きになった事はありますか?」

「アンナが冒険者になりたい理由なんて、一つしかありませんわ。」

「本当に?」

「えぇ、この家に生まれた以上冒険者になる事は宿命みたいなものですもの。」

「でも、アニエス様は冒険者になってほしくないんですよね。」

「その素質があればもちろん喜んで送りだしたでしょう。でも、アンナにその素質が無い事は日の目を見るよりも明らかな事。みすみす命を失うと知ってどうして冒険者に出来るでしょうか。」

と、いうのがアニエス様の言い分だ。

もちろんその気持ちはよくわかる。

どう見ても素質無いもんな。

え、どこを見てそう言うのかって?

雰囲気や考え方がそもそも違う。

完全なお嬢様気質、何をするにも他人にしてもらう事前提で自分でしようとしない。

他力本願100%の俺でも多少のことはするぞ?

でも、僅か半日一緒にいただけの俺でもわかるぐらいに彼女は自分で自分の事をしない。

いや、しないんじゃなくて出来ないんだろう。

貴族の家に生まれ、何不自由なく過ごしてきたからこそ、自分でする経験をほとんど積んでいない。

それは決してマリアンナさんが悪いわけではない。

でも、そうやって培ってきたものは今になって急に変えられるものではないからね。

「では、今度はマリアンナ様にお聞きしましょう。冒険者とはどういう存在でしょうか。」

「冒険者は自分の力で道を作り、名誉と名声と財産を勝ち取る存在、でしょうか。」

「それはお父様のように?」

「えぇ、なによりこの家がそうであるようにです。」

「ではもう一つお聞きしましょう、冒険者になって何をなさるおつもりですか?」

「冒険者になって、ですか?」

「冒険者を輩出する家系だからではありません、マリアンナ様個人としてなりたい理由をお聞かせください。」

そもそも冒険者になりたい理由は何なのか。

そして冒険者になって何がしたいのか。

それがわからないのであれば話が始まらない。

もちろん世の中には何となく冒険者になりましたって人はたくさんいるし、そういう人を商店でもたくさん見てきている。

でもそういう人に限って長続きしないか、早い段階でケガを負いもしくは亡くなっている。

冒険者になるのは簡単だが、それを続けるためにはかなりの労力と努力を要する。

それを超えてはじめて初心者として歩むことが出来るのだ。

「私が冒険者になりたいのは、自分で出来ることを増やしたいから、でしょうか。」

「自分で出来ることですか?」

「私はこの家に生まれ何不自由なく過ごして参りました。もちろんそれはありがたい事ですし、不満もありません。ですが、お父様が亡くなってから気が付いたんです。何もできないままではこの家を守ることが出来ない、だから冒険者のように自分で道を作れるようになろうと思ったのです。」

「冒険者になれば、出来るようになるそう思われたのですね。」

「はい。」

「そして、それを証明するために昨日街を出た。」

何故それを?と言いたげな顔で俺を見るマリアンナさん。

そしてそんな行動にでたマリアンナさんを信じられないという表情で見るアニエスさん。

この時点で今までどういう育て方をされて来たのかが良くわかるな。

アニエスさんはまさかマリアンナさんがそんな大胆な事をするとは思わなかったのだろう。

お金も持たせていないし、まさか危険が溢れる場所に自分から行くはずないと。

「その通りです。」

「街を行き来する商人は多くいますので頼み込めば一人ぐらいはのせてくださるでしょう、流石王都ですね。でも、どうやってその方法を思いついたんですか?」

「お父様が仰っていたんです。冒険者は戦うだけが全てではない、周りを見て状況を確認できてこそ一人前の冒険者だと。だから冒険者の皆さんを観察したんです。」

「そして商人に声をかけて乗せてもらった冒険者を見つけた。」

「後は同じように商人の方々にお願いをして回りました。」

「そして乗せてもらい街を出た。ドキドキしましたね。」

「とてもドキドキしました!勝手に街を出たからではなく、自分でやり遂げたことがとてもうれしかったんです。」

その気持ちはわかるなぁ。

大人のやっていることをまねして出来た時の達成感。

それと同じだろう。

自分に出来ないと思っていたことが出来た。

それだけで大人になったように感じたものだ。

まるで子供の用に目を輝かせてその時の成功を説明してくださるマリアンナさん。

でも、それを褒めるために聞いたわけじゃないんだよね。

「でも、その後はどうですか?」

「え?」

「心優しい商人のおかげでたまたま宿場町までいけましたが、その後はどうするおつもりだったのですか?」

「それは、また同じように声をかけて戻ってくるつもりでした。」

「でも見つからなかった。」

「・・・その通りです。」

あの宿場町から王都までは約半日。

と言っても、朝出て昼過ぎだから実質三刻か四刻程だろう。

商人に乗せられて宿場町に着いたのが昼過ぎだったとしても、十分王都に戻る時間はあったはずだ。

でも、それが出来なかった。

だから宿を探して、結果門前払いを受けていた。

たまたま俺が通りがかったからいいようなものの、もしいなかったら本当に屋外で一夜を過ごすことになっただろう。

魔物は出ない。

でも、それ以外の悪事からは逃れられただろうか。

美少女が夜に一人。

どうなるかはアニエスさんの言うように日を見るよりも明らかだ。

「アニエス様の言っているのはまさにそこなんです。自分で行動し結果を出せたことは素晴らしいと思います。でも、その後の事が全くできていない。それでは自分で出来たとは言えないんです。自分で出来るという事は、『始めから終わりまで』自分で出来てはじめて言えることなのですよ。」

「でも、イナバ様が!」

「たまたまそうだっただけの話です。たまたまできたのは、自分で出来たと言えません。自分で王都を出て帰ってきて初めて出来たと言えるんです。何故できないかわかりますか?」

「・・・わかりません。」

「常識が無いからです。普通に生きていく上での常識が無い、だからお金も持たずに王都の外に出るなんてことをしてしまうんです。もしお金を持ってれば、私がいなくても宿を取り同じ手段で王都に戻って来れたはずだ。その常識の無さを、アニエス様は心配しておられるのですよ。」

先ほども言ったように、この常識の無さはマリアンナさんのせいではない。

そういう風に育てたアニエスさん、ならびにレイハーン家そのものに責任がある。

それで彼女を責めるというのはあれなのだが、何が原因かを理解させる為だ、無礼を許してもらおう。

「大変きつい言い方で申し訳ありませんが、これが現実です。ご自身でご自身の身を守れないような方が冒険者になんてなれるはずがない。」

「そうよ、アンナは無理に冒険者になんてならなくていいの。この家の事は私が何とかしてあげるから。」

「いいえ、アニエス様それではいけません。」

「え?」

「そのように過保護にした結果がこうなったのだと何故わからないのですか?親として子を思う気持ちはわかりますが、甘えは時として毒になる。レイハーン家の一人娘として生まれたのであれば、マリアンナ様にこそこの家をどうにかする責任があります。」

「ではどうすればいいのですか!」

余所者が偉そうに!とまでは言わないが、それに強い語気でアニエス様が俺を睨む。

うーん、美人は睨んでも美人なんだなってそうじゃない。

別に依頼主を怒らせたくてこんなことを言っているんじゃないんですよ?

あくまでもこれは仕事の一環。

冒険者にならないようにするための流れの一つです。

それを理解していただけると助かるんですけど・・・、ダメですかね。

「簡単ですよ、無いのなら今からつければいいのです。」

「「え?」」

「偉そうに話していますが私にだってわからないことはたくさんあります。ではどうするのか、簡単です学べばいいんです。幸いマリアンナ様はまだお若い、学びなおすには十分時間がありますよ。」

「学ぶって常識をですか?」

「全てです。この世界で生きていく上に必要なもの全てを学びなおして頂く。別に本を読めと言っているわけではありません、実際に見て触れて感じて考えて頂くそれが『学ぶ』という事です。」

学ぶことは決して難しい事ではない。

そのことに対して真剣に考えて取り組む、それが考えることだ。

マリアンナさんにないのは『自分で考える』という部分。

自分の行動がどういう結果を生み出すのか、最初から終わりまでを考えることで初めて見えてくることがある。

今まではそれを誰かが代わりにやっていたけれど、それを自分でやるようにするだけで世界は見違えるほどに広くなる事だろう。

「見て、触れて、感じて、考える。」

「そうです。その手段の一つとして冒険者になるという提案をしたのです。」

「でもそんな、いきなり冒険者にならなくても家でもできることじゃありませんか。」

「もちろんここでもできます。でもそれでマリアンナ様が満たされることはありません。不満はいずれ同じことを繰り返します。多少学びが増えたところで、どういう結果が出るかはお分かりですよね。」

「では、仮に冒険者になったとしてイナバ様は本当にアンナが家をどうにかできると思っておられるのですか?」

今度は別の角度からアニエスさんが問いかけてくる。

そう、これが考えるという事だ。

アニエスさんにはそれがある。

でも、マリアンナさんにはそれが無い。

決められたレールを歩くことがすべては無いのだと本当は親が教える者なんだけど、この家の場合はちょっと複雑だ。

「家を継ぐ方法は一つではないと思います。もちろん、冒険者になる方法も一つではありません。例えば、冒険者を旦那に迎えその方にレイハーン家を背負ってもらう事も出来ますし、子供を産みその子に背負ってもらう事も出来ます。そうすればマリアンナ様が冒険者になっても問題は無いでしょう。要はやり方ですよ。道は一つではなく複数ある、それを自分で選び選択することが『生きる』という事なのではないでしょうか。ご主人様も同じように家族の為に道を選び続けた。」

「でも、死んでしまったら何も残りません。」

「いいえ、残ります。死んだからと言ってその人の軌跡がすべてなくなったわけではありません。思い、考え、希望。それはアニエス様が良くご存じなのではありませんか?」

俺はこの仕事を達成するにはどうすればいいかをずっと考えていた。

単純に冒険者を諦めさせるのは簡単だ。

でも、それでは同じことの繰り返しになってしまう。

ではどうすればいいか。

この家そのものを正してあげる必要がある、そう感じた。

だからププト様は俺をここに派遣したんだ。

根本にある問題を解決してほしいと。

それが出来るのは俺しかいない、だから俺に依頼してきたのだと考えながらそう察した。

中々に難しい依頼だ。

それこそ、最初に考えていたのと同じぐらいに難しい依頼だろと思う。

「・・・それでも私はこの子を危険な目に合わせたくありません。」

「もちろんわかっています。私としてもマリアンナ様に危険が及ぶのは本意ではありません。」

「ではどうやって冒険者にするおつもりですか?」

「まずはマリアンナ様が冒険者になれるかどうかを見極める為の準備をする時間をいただけませんでしょうか。流石に一人で魔物と戦えなんてことはできませんし、そもそもそれ以前の状況です。学ぶにも準備が必要です、マリアンナ様にも私にも。」

ここまで偉そうに話してきたけれど、実は何にも準備できていないんだよね。

そりゃそうだ、なんせついさっき王都に来たばかりなんだから。

それでいてついさっき依頼を聞いて夕食が出来るほんの少しの間でこれを考えたんだ。

むしろここまで考えた俺を褒めてほしいね。

「学べば私は成長できますか?」

「冒険者になれるかどうかは保証しませんが、今よりも出来ることは確実に増えます。そこまでして冒険者としての水準に達しないのであればあきらめもつくというもの、そうですよね。」

「お母様、私は別に死にたいわけではありません。自分で出来ることを増やしたい、そう思っているだけなのです。もし、イナバ様の教えを受けても冒険者としてやっていけないのであればそこできっぱり諦めます。お願いします、イナバ様から学ばせていただけませんでしょうか。」

マリアンナさんの目から甘えが消えた。

まずは第一歩、と行った所だろうか。

教育なんて柄にもない事をしようとしているけれど、まぁベテランが初心者を教えるは当然の事。

もっとも冒険者としてではなく、あくまでも知識があるだけのベテランだけども。

「でも、この子一人でなんてそんな・・・。」

「あぁ、その点に関してはご心配なく、私もご一緒させていただきます。」

ここまで無茶苦茶言っておいて、『はい一人でやってね』なんて無責任なことは言えない。

だからこそ時間が欲しい、そういったんだ。

皆がいないからあれだけどさ、実は冒険者ってなってみたかったんだよね。

そんな安直な理由だなんて口が裂けても言えないけどさ。
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