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第十四章

頼りになる人にお任せしよう

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いつものように馬にまたがりお昼前にはサンサトローズに到着した。

久々に乗った彼女の機嫌は最悪だったけど、乗せてくれたってことはとりあえず許してくれたってことでいいのかな?

多少乗り心地は悪かったけど、それもまぁ彼女の愛情表現だと思えば許せるってもんだ。

え、浮気している?

何を言いますか。

彼女との関係はエミリア達も了承済みですよ!

まぁ、馬に嫉妬するような二人ではありません。

それに自分もその気は全くないので安心してください。

って誰に言ってんだか。

「では手筈通りにまずは冒険者ギルドへ。」

「武器屋は帰りでいいだろう、別に今日中に揃えて帰るつもりもない。」

「そうなんですか?」

「あの歳の子はすぐに大きくなるからな、調整できるものがあればと思っていただけだ。」

「作ってもらう方法もありますよ?」

「それこそ騎士団に入ることになったら考えてやるとしよう。」

ティオ君、師匠はなかなかに厳しいようですよ。

頑張りなさい。

大通りを南から北上し噴水広場を西へ。

しっかし寒いなぁ。

「今日は一段と冷えますね。」

「風が特に冷たい。いつもなら雪が降ってもおかしくない寒さだが今年は少ない気がするな。」

「そうなんですか?」

「もともとそんなに降るような地域ではないが、この前の騒動の時のようにここで降らない分別の地域で降っているのかもしれん。」

「雪解け水とか足らなくならないでしょうか。」

「さぁ、どうだろうな。」

雪が少ない・・・か。

それもルシウス君と連絡が取れないことと何か関係があるんだろうか。

でも彼無しでも雪は少ないとシルビア様が言っていたし偶々なのかもしれない。

「シュウイチは寒いのは好きか?」

「好きか嫌いかで言えば好きですね。」

「ほぉ、それは意外だな。」

「そうですか?ほら寒いのは服を着れば凌げますが暑いのは脱ぐものにも限界があります。」

「服を着なければいいではないか。」

「そう言うわけにはいきませんよ。幸い森の中は涼しいので今年からは例の道具で快適に過ごせそうです。」

例の道具。

忘れている人もいるかもしれないが、あのビープルニールの革を使ったウォーターベッドもどきの事だ。

家の中に入れるのは難しいが風通しのいい場所で横になれば暑さも忘れてひんやり快適に!

ってな謳い文句で販売しちゃおうかとも思っている。

まぁあんなやつを買うなんて珍しい物好きの貴族ぐらいだろうけど。

メルクリア女史がかなり気に入っていたのでもしかすると商店連合の方で商品化する気なのかもしれない。

その時はちゃんと開発料をいただかなければ。

特許とかあるのか今度エミリアに聞いておこう。

「また何か考えているな。」

「え?あ、すみません。」

「何いつもの事だ。だが昨晩のような時にそのような事をしたらどうなるかはわかっているだろうな。」

「もちろんですよ。」

「ならいい。」

とか言いながらも少し不機嫌なのは、せっかくの二人っきりの時間だからだろう。

昨晩の分だけじゃまだまだ足りないようだ。

ってそりゃそうだ。

何せ半年近く待たせたんだから・・・気を付けます。

「もしかしてシルビアが服を着ないで寝る癖は暑いのが嫌いだからですか?」

「それもある。だがどっちかというと騎士団で身についた癖なのかもしれん。」

「え?」

「遠征に出たりするとな常に重たい鎧を身に着けて過ごさねばならん。もちろん野営中も安全とは言えないからな、鎖帷子は常に身に着けている。だからだろうか、安全だとわかっている場所では出来るだけ何も着たくないのだ。」

「そういう事でしたか、納得です。」

「もちろん最近は人の体温が肌に触れる心地よさというのを知ったから特にな。」

「そういう事は人のいない所でお願いします。」

「いなければもっと言っていいのか?」

「そういう事じゃなくてですね。」

なんだかあれ以来シルビア様がどんどんと大胆になっている。

というか、そう言う話題の時に歯止めが利かない感じか。

最近はニケさんとも頻繁に話をしているみたいだし、よからぬことを吹き込まれていないと良いんだけど・・・。

なんせ向こうは元プロ。

そう言った知識に関しては情報の海にどっぷりと浸かってきた俺よりも上手だ。

「もちろん場所と時間はわきまえているつもりだ。さ、ついたぞ。」

そしてさらっと話題を切り替えてしまった。

うーむわからん。

でもまぁ気にしてもしょうがない。

今日は仕事で来たんだ、ちゃんと仕事しなきゃね。

冒険者ギルドはいつものようにひっきりなしに冒険者が出入りして賑やかなようだ。

農閑期である冬は冒険者が特に多くなる時期でもある。

春になれば農作業があるので戻り、収穫が終わればまた冒険者になるなんていう人もいるみたいだ。

まるで出稼ぎに出るみたいだけどそれぐらいしかお金を稼ぐ手段がないのかもしれない。

その点今年は公共事業や村での作業などが多いのでこれでも少ない方なのかもしれないな。

「あ、イナバ様だ!」

「シルビア様も一緒だぞ!」

「あれだろ、この前貴族に連れ攫われたんだよな。」

「あぁ!でも返り討ちにして逆に貴族の家を乗っ取ったって話だ。」

「マジかよ!じゃあもう貴族になっちまったのか?」

「いや、そんな身分よりも俺達の為に商売を続けるんだって言って戻って来たらしいぞ。」

「嘘だろ!?俺一生あの人に着いて行くぜ!」

あー、うん。

毎度の事ながらそのよくわからない噂話はいったいどこから発生するんでしょうか。

俺が貴族を乗っ取った?

御冗談でしょ。

相手はあのホンクリー家ですよ?

ただの商人にそんな事出来るはずないじゃないですか。

それにそんなカッコいい事言ってないし、むしろ俺の無実を証明してくれたのは貴方達冒険者じゃないですか。

お礼を言わないといけないのはこちらの方なんです。

羨望のまなざしで俺を見てくる冒険者を気にしないようにして、挨拶をしながら建物の中に入る。

中はいつものように『いい意味で』賑やかな感じだ。

「あ、イナバ様お帰りなさい!」

「「「「おかえりなさい!」」」」

一人が俺に挨拶した瞬間に全員が俺の方を振り向きおかえりなさいの大合唱が始まる。

まるで有名人か何かになったみたいだ。

挨拶してくるかお馴染みに返事をしながらなんとかカウンターに到着した頃にはフラフラになってしまった。

「賑やかなので誰が来たのかすぐわかりました。」

「あはは、うるさくしてすみません。」

「とんでもない改めましてようこそ冒険者ギルドへ、そしておかえりなさいイナバ様。」

周りの雰囲気に合わせる様にティナギルド長が恭しく挨拶をしてくれる。

いやいやつい先日会ったじゃないですかというのは野暮ってものだ。

「いつもお世話になっていますティナさん。」

「今日はどうされたんですか?聖日でもないのに来られるなんて珍しいですね。」

「実はいくつかお願いがあって参りました。お時間よろしいですか?」

「ちょっと待ってくださいね、この後は確かいくつか打ち合わせがあったはずで・・・ちょっと確認してきます。」

おっと用事がありましたか。

ってそりゃそうだ、相手は冒険者ギルドのギルド長。

アポもとらずに来た俺がそもそもおかしいんだ。

俺みたいな商人が気軽に話しかけていいような相手じゃないんだけど、顔見知りということもあってついつい甘えてしまっていた。

これからは気を付けないと。

「別にティナ殿はそんな事気にしていないぞ。」

「そうでしょうか。」

「私がまだ騎士団長だったときもお前は気さくに話しかけて来たではないか。私達はそれが心地いいんだ。身分や役職にとらわれずに自分の意見を言える男、その男に私は惚れたんだからな。」

「さっき人の多い所ではそう言う話はしないと言いませんでしたっけ?」

「これぐらいは問題ないだろう。」

「いやまぁ今更知られてどうこうなるようなものじゃないですけど・・・。」

心の声が漏れていたことはさらりと無視しておこう。

それからすぐに奥へと走っていったティナさんが戻って来た。

「すみませんお待たせしました。」

「大丈夫でしょうか。」

「あまり重要じゃない案件でしたのですべてグランに押し付けましたので大丈夫です。」

いや、押し付けましたって。

本当にそれ大丈夫なんでしょうか。

グランさんの悲鳴が聞こえてきたような気がするけれどとりあえず手を合わせておこう。

合掌。

「ここじゃない方がいいですよね?」

「別に聞かれても構わないんですけど・・・、いややっぱり別室でお願いできますか?」

「畏まりました、どうぞこちらに。」

ティナさんに誘導されてギルドの奥へと向かう。

いつもは会議室なんだけど今日は何故か応接室に通されてしまった。

「別の部屋がすべて埋まってまして、こんな部屋ですみません。」

「いえ、無理を言いましたのはこちらですから。いい部屋ですね。」

「前のギルド長の趣味全開でギルドの経費がこんなことに使われていたと考えると頭が痛いですが、そう仰っていただけたのでしたら良かったです。」

「ポントツ殿はその後どうなのだ?」

「さぁ、病状は回復せず別の国に移ったとは聞いていますがその後は。」

「そうか、正直に言って仕事内容はあれだったが貴族の受けだけはよかったからな。だが今のギルドを見ればどちらが良かったかは言うまでもない。」

「シルビア様にそう言ってもらえると自信がつきます。」

失踪事件の後遺症で女性恐怖症になってしまった元ギルド長。

そうか、他の国に移ってしまったのか。

もしかすると女人禁制の場所があってそこに行ったのかもしれないな。

まぁ、今となってはどうでもいい話だ。

「今日はですね二つのお願いがあって参りました。一つは、初心者冒険者向けの企画を考えたのでその許可をいただきたいのと、二つ目はそれに合わせた護衛の募集依頼についてです。」

「初心者冒険者向けというと、前回の障害物競走のようなものですか?」

「いえ、それよりももっと初歩的なものです。これから春に向けて冒険者の数は減りますが、その代わりに駆け出しの冒険者が増える時期になります。そこでうちのダンジョンを開放して上層階から新たに拡張した二十階層までの一泊二日の体験会を企画しようと思うんです。」

「あ、拡張されたんですね!おめでとうございます。」

「ありがとうございます。」

「でもどうして手の内を明かすようなことをするんですか?拡張したばかりという事はまだ到達者はおられないんですよね?ダンジョン主として矛盾していると思うんですけど。」

確かにその通りだ。

わざわざ手の内を明かす必要はそもそもない。

でも事情が事情なのでそうせざるをえないのが実情だ。

「色々とありまして、猫の手も借りたい状況なんです。」

「私もお手伝いしたほうがよろしいですか?」

「いえ、上級冒険者の手を借りる程ではありません。中級冒険者を二・三人手配していただけると助かります。」

「初心者も一緒という事はそれなりに面倒を見れる人選が良いでしょう。」

「助かります。」

さすがティナギルド長、前任者とはえらい違いだ。

仕事が出来る女性は素敵です。

「他にお手伝いできることはありますか?」

「企画を行うにあたり初心者から参加費を徴収しようと思っているのですが、それをギルドでお願いできないかと思いまして。予定日は急ですが明日、定期便で来ていただける10~15人ぐらいを考えています。」

「こちらとしては構いませんが、どうして現地で徴収されないんですか?」

「参加費を徴収する事で冒険者の本気度を図ろうと狙っているのですが、ギルドとしてもどの冒険者にやる気があるかを把握していただきたいのです。参加費をこちらで徴収すれば誰が参加しているのか記録として残りますから。」

「なるほど。その企画の後の事も考えておられるわけですね。」

「お察しの通りです。」

うちで完結してしまうのはもったいない。

官民一体じゃないけれど、ギルドとはしっかりと連携を取って新しい冒険者を共に育てていくべきだと考えている。

その考えにはティナさんも賛同してくださっているのでこうして面倒な事もお願いできるというわけだ。

ほんとお世話になっております。

「参加費はおいくらでしょうか。」

「銅貨15枚です。」

「随分お安いんですね。」

「それでも駆け出し冒険者からすれば大金です。一応参加して貰った冒険者には参加費以上の実物で還元しようと考えています。」

「本気度を図るのであればそれは伏せておいた方がいいでしょう。道具欲しさに参加する冒険者が出るかもしれません。」

確かにその通りだ。

その辺に関してもティナさんにお任せするのが良いだろう。

「その辺りに関してはティナさんにお任せいたします。」

「畏まりました。駆け出し冒険者の支援はこちらとしても願ってもない事、幸い今日は初心者が多いのですぐに人が集まると思います。」

「どうぞよろしくお願い致します。」

よかった。

急な企画なのでダメですとか言われるかもって若干不安だったんだけど快諾してもらえたようだ。

ティナさんと固く握手を交わして後は全てお任せする。

「良かったな。」

「ホッとしました。さぁ、長居は無用、後はティオ君の武具を見て早く店に戻りましょう。」

「長居するとすぐ変な事に巻き込まれるからなシュウイチは。」

「別に望んで巻き込まれているわけじゃないんですよ?」

「わかっている。」

本当かなぁ。

俺の事だから、なんて内心思っているんじゃないだろうか。

最近は家の周りでの問題も多いけど、一番何かに巻き込まれているのはやっぱりここだもんな。

困ったものだ。

周りの冒険者に挨拶しながら二人でギルドの扉をくぐったその時だった。

「見つけた!今日こそは逃がさないんだからね!」

ってほら、また何か変なのが出て来たよ。

「誰が変なのよ!失礼ね!」

「これはリュカ殿、私達に何か用だろうか。この後用事が詰まっているので急用でなければ日を改めていただきたいのだが・・・。」

「フェリス様の呼び出しよ、理由は言わなくてもわかるでしょ?」

あー、ついに御大将が重たい腰を上げましたか。

色々とタイミングを逃していただけで別に隠していたわけじゃないんだけど・・・。

城塞都市サンサトローズ。

やっぱり何か起きるとしたらこの街からのようだ。
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