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第十三章

たどり着いた場所は

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あれから三日。

何度目かの休憩の後、馬車は目的の場所へと辿り着いた。

途中宿泊先から脱走を試みてみたもののことごとく失敗。

三度目のチャレンジを最後にもう一度チャレンジする元気はもうなかった。

それでも殺されることも痛めつけられる事も無かった。

ただ無言で捕まえられ、憐みの目で見られる。

あのヘルムの向こうに見える目が無駄な事はするなと言っていた。

あの目で睨まれると何もできなくなってしまう。

ドリちゃんたちの力を借りれば何とかなったかもしれないけれど、それすらも思いつくことはできなかった。

そんな俺を乗せて馬車は大きな門をくぐり大通りをまっすぐに進む。

そこから見える景色はこれまで見て来たどの街よりも美しかった。

いや、そんな沢山旅してきたわけじゃないけど元の世界も含めてこんなにも綺麗な街は見たことがない。

街並みは規則正しく、道は美しく。

行き交う人は活気に溢れこの街の勢いを伺わせるには十分だ。

普通と違うのは異世界宜しく巨大な武器を背負い、重そうな鎧を身につけた人が歩いている所ぐらい。

あと、電線がないね。

景色を台無しにするアレがどこにもない。

地中に埋められている線もなくは無いけど、残念ながらこの世界に電気という概念は無い。

剣と魔法の生きる世界。

それが今俺の生きている世界だ。

「イナバ様は王都は初めてで?」

「えぇ、まぁ。」

「ならこの景色を良く覚えておくと良いですよ。一生見飽きることのない麗しの都、この大陸最大の富と権力と平和が約束された最上の都。王都シュメリア、ここが貴殿の住む新たな場所です。」

俺が住む場所。

違う、俺は住みたくてここに来たんじゃない。

俺は連れて来られたんだ。

「幽閉されるの間違いではありませんか?」

「婚約が決まる夏まではそうなるでしょう。それまでは不便を掛けると思いますがお許し下さい。」

「そう思うのであれば私を元の場所に戻してはもらえませんか?」

「それは出来ない相談です。貴方にはラーマ様への暴力ならびに不敬の罪がかけられており通常であれば即刻処刑されてもおかしくない重罪です。それを未来の旦那様となるべきお方ということで目を瞑ってもらっている状況なのは先程重々説明したはずですが?」

そう。

何度も逃げ出そうとした俺の首と胴体がまだつながっている理由はそこ。

ここに連れてこられるまでの三日間。

自分がどういう状況でどんな選択肢が与えられているのかを延々と説明された。

選択肢といっても二つだけだ。

強制的に結婚できる夏までホンクリー家のある王都で幽閉されるか、それともその場で首を切られるか。

ラーマさんが何度も辞めるように言ってくれたが、ジュニアさんが言う事を聞くはずがない。

なぜならこの人はホンクリー家の当主直々の命を受けているだからだ。

その娘に何を言われても聞くはずがない。

この人に下された命令はただ一つ。

俺を連れて来る事。

ようはいちゃもんでも何でもつけて俺を王都まで引っ張って来い。

そう言われて来たんだろう。

でも何もしてないのにしょっ引いてくるわけには行かないので、自分の娘を出汁に使って上手い事やってこいとでも言われたんだろうな。

何でもいいから罪を着せればここまで連れてくる事ができる。

世間知らずの娘だからきっと問題を起こしてくるに違いない。

そんなところまで読んでの作戦だったんだろう。

そしてそれに見事にはまってしまったというワケだ。

ここまでがこの三日間で俺がたどり着いた推理になるわけだけど・・・。

結局のところ俺に未来はないというわけだ。

「イナバさん本当に申し訳ありません。でも、お父様にお会いしていただければきっと、きっと考えも変わると思いますわ。」

「いいえ、ラーマ様には申し訳ありませんが仮にお会いしても私の考えは変わりません。」

「・・・そう、ですか。」

「それもまたここで導き出されただけの答えであって、この素晴らしい都での暮らしを知ればその考えも変わることでしょう。我等がホンクリー家は最上のもてなしでイナバ様をお迎えいたします。望めばどんなものでも手に入る、金も、女も、望めば全て貴方のものです。もっとも、ラーマ様と結婚していただけるのであればの話しですがね。」

「妻を望めば連れてきてくれると?」

「それは出来ない相談ですね。何でもと言いましたが出来る事と出来ないことぐらいあるのは頭の回る貴方であればわかっているはずだ。」

何でも手に入ると先に言ったのは自分じゃないか。

なんてつっこみを入れた所で状況は何も変わらない。

今の俺は囚われの身。

まさかこんなことになるなんて考えもしなかったなぁ。

こんなとき念話の一つでも使えたらよかったんだけど・・・。

まぁ今更それを言っても仕方ないか。

ここで抵抗すれば反逆罪として商店ごと潰されてしまうとも言われている。

みんなを守る為に今は従うしかない。

しばらくして馬車はゆっくりと速度を落とし停車した。

窓から見るに何処かの建物の横だろうか。

ついたのか?

「門をくぐりはしましたが館に着くにはまだかかります。私は一足先にイナバ様をお迎えした事を伝えてきますのでこの場でしばらくお待ち下さい。すぐに別の者が参ります。」

「ジュニア、ちょっと待ちなさい!」

「ラーマ様もどうかこちらでお待ち下さい。くれぐれもよからぬ事をしないようにお願い申し上げます。」

それだけ言うとジュニアさんは馬車を降りて行ってしまった。

最後までヘルムを脱ぐことはなかったな。

にもかかわらずその下に隠れた表情がわかるのは言葉に感情が込められているからだろうか。

馬車に二人だけが取り残される。

無言の時間が続いていく。

逃げ出すなら今しかない。

今しかないのは分かっているけれど、逃げ出した所で土地勘のない俺はすぐに捕まることだろう。

そうなればもっと立場が危なくなる。

今はじっと耐えるしかない。

そんな状況に耐えられなくなったのかラーマさんがボソボソと小さな声で話し始めた。

「イナバさん、何度謝っても許してもらえないのは分かっていますわ。でも、謝らせてください。本当に申し訳ありませんでした。まさか、まさかこんな事になるとは思いもしなかった。私はただ、将来の旦那様になるであろうイナバさんの事を見て来いと言われただけで、連れて来いと言われているとは思いもしなかったのです。」

「それは分かっています。ラーマ様にその気はなく、ここに連れてくるように命じられたのはラーマ様ではなくジュニアさんだった。それだけの話です。」

「こんな強硬な手段をとるなんて普段のお父様らしくありませんわ。」

「それはどうでしょう。商家五皇ペンディキュラに名を連ねるぐらいですから、綺麗な事も汚い事も色々としてこられたのでしょうね。」

「そんなこと!・・・いえ、そうかもしれませんわね。私が知らないだけで、きっと今までもしてきたのでしょう。そうでないとこんな鮮やかにイナバ様を攫ってくることなど出来るはずありませんわ。」

自分の父親がこんなことをするなんて思いもしなかった。

でも、記憶をたどれば確かに不自然な事が多くあったのだろう。

自分の人生の中であまりにも不自然な事。

例えば、敵対した相手が突然手を引いたり、怪我をしたかもしれない。

もしかしたらいなくなったかもしれない。

自分の人生が実は父親の掌の上で転がされていた。

そう言う意味ではラーマさんもまた被害者なんだろう。

何も知らされず駒として使われただけ、それは決して嘘では無さそうだ。

「これから先どうなると思いますか?」

「まずはお父様に会ってもらって、良くて幽閉。悪くて、監獄送りといったところでしょう。」

「監獄ですか。」

「も、もちろんそれは私が絶対にさせないと約束いたしますわ!」

「どちらにしろ外に出られないという意味では同じです。場所が良いか悪いかだけの違いですから。」

「ジュニアは最上のもてなしをするとは言っていたけど、それが本気かどうか私にはもうわかりません。お父様のお気に入りとは分かっていたけど、小さな頃からずっと私の傍に居てくれた。何があっても私の味方で、幼いながらに心強かったのを覚えていますわ。」

「でも実際はそうじゃなかった。」

「彼はただ私を守るようにお父様に言われていただけなんでしょうね。」

ラーマさんの目が遠くを見つめる。

信頼していた人に裏切られた。

そんな状況なのかもしれないが、俺からしたらどうでも良い話しだ。

ラーマさんの視線の先には今も多くの人が行き交っている。

あそこに紛れれば・・・。

そんな淡い期待すら抱くことは出来ない。

圧倒的絶望。

三日間ひたすら考えて考えて考え抜いたけど、良い応えは一つも出てこなかった。

何を選んでもたどり着くのはバッドエンド。

ジュニアさんが言うようにこの中の話しだけでは情報が少なすぎる。

だからチャンスを待つ。

情報を仕入れ、選択肢を増やし、できるだけ最上の選択を選び続ける。

やり直しは聞かない、一発勝負の連続だ。

そんなゲームが確かあったような記憶がある。

アレは何だったっけ。

「お待たせいたしました、ラーマ様長旅ご苦労様です。」

お互い無言のまま時間だけが流れていたその時、閉じられていたドアが開き一人女性が馬車の中に入ってきた。

「マオ!」

「遅くなり申し訳ありません、お迎えする準備に手間取っておりまして。」

「そんな事はどうでもいいわ、どうして貴女がこんな所に?」

「ジュニア様にラーマ様がこちらにいると伺いました。迎えに行ってほしいと。」

「そう、ジュニアが。」

「お屋敷ではお嬢様をお迎えする準備が出来ております、それとそちらのお方も。」

そう言ってどこか親近感のある顔がこちらを向いた。

中華系いや東南アジアの方だろうか、俺と同じアジア系の顔をしている。

この世界のほとんどは西洋系の顔立ちをしているのでそれで親近感があるんだな。

「私もですか?」

「もちろんです、ラーマ様の未来の旦那様であり大切なお客人。決して粗相のないようにと仰せつかっております。」

「それはご丁寧にどうも、出来るならここから逃がしてほしい所ですね。」

「それに関しては申し訳ありません丁重にお迎えするようにとの事ですので。」

ですよねー、知ってた。

何が何でも俺をしょっ引いてこなきゃ気が済まない様だ。

「お屋敷ではヤーナ様も首を長くしてお待ちしておられますよ。」

「お姉さまが?」

「ラーマ様が戻ってくるとお聞きになり急いで帰ってこられたのです。」

「そう、お身体の調子は戻られたのね。」

「まだ本調子というわけではありませんが大分マシになられたようです。」

「よかった。」

ヤーナ様、確かラーマさんのお姉さんだったな。

さっきの話だと体を壊しているような口ぶりだったけど、確かエミリア達の話ではラーマさんよりも大分話の分かる人という事だったような・・・。

急いで戻ってきたという事はどこか療養先にいて今回の話を詳しく聞いていない可能性もある。

話の異常さに力を貸してくれないかなと淡い期待を抱いていたけど、どうやらそれも無理そうだ。

「では急ぎ参りましょう。」

マオさんの指示で馬車が再び動き始めた。

大通りへ戻り横道にそれることなくまっすぐに進み続ける。

かなり広い道だ。

道の真ん中を馬車が通り、両脇を人が歩いている。

横断するときはどうしているんだろうと思っていたら交通警官のような人がいて馬車の動きをコントロールしていた。

なかなか面白い。

あ、こんな状況でも面白いと思えるのか。

ジュニアさんが居なくなったからか少しだけプレッシャーから解放されて心にゆとりが出来たのかもしれない。

「この道を進むとどこにつくんですか?」

「ここをまっすぐに進むと王城へとたどり着きます。先日は第三王女様の婚約発表行進があってそれはそれは見ものだったんですよ。」

「あれは素敵だったわね、国中がお二人を祝福しておられたわ。」

「ラーマ様もあんなふうにされますか?」

「私は結構よ、派手なのは好きじゃないの。」

え、そうなの?

派手好きだと思っていたけど意外だな。

「まだあの男の言葉を気にされてるんですか?」

「別にそんなことないわ、ただお祝いされる年じゃないって思ってるだけよ。」

「そんなことありません、女はいくつになっても祝福されるべきなんです!」

「でもお父様はそう思っておられないわ。」

「それは・・・。」

おーい、俺を置いて難しい話をするのはやめてもらえませんかねー。

しかも内容がどれも重たいんですけど。

もっと気軽に聞ける話はないんですか?

俺の今後に有益な話とかしてくれてもいいんですよ?

「ともかく今は早くお屋敷に帰りましょう、お父様がお待ちだわ。イナバさんもう少しだけ我慢なさってください。」

それに対して俺は何も答えなかった。

応えたくなかったというのが正しいだろうか。

そこについてしまえば俺はもう逃げだすことはできないだろう。

エミリアやシルビアに会う事も出来ないまま、死ぬまで幽閉されるかもしれない。

でも、そこに行かなければ何も始まらない。

ここに居た所で状況は覆せない。

何をするにしても情報がすべてだ。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。

敵の懐に入ってこそ得られるものもある。

まさかこの諺を自分が使う時が来るとは思わなかったな。

馬車は速度を落とさず進み続ける。

向かうは敵の懐深く。

流れゆく喧騒を聞きながら俺は数多の可能性を考え、探し続けた。
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