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第十章

幸せのおすそ分け

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突然の事に一瞬全員が固まるも再起動は早かった。

某OSと一緒にしないで貰おうか!

「大丈夫ですか!」

「大丈夫ですちょっとよろけただけで。」

「何が大丈夫なものか!顔が真っ青ではないか!」

セレンさんの顔が氷風呂にでも入ったかのように真っ青になっている。

貧血とかそういうレベルじゃなさそうなんだけど。

「とりあえず座ってもらって、いや横になった方がいいでしょうか。」

「本当に大丈夫ですから・・・。」

周りの心配を他所にセレンさんはフラフラと立ち上がる。

だが、それも支えがあってこそ。

虎男さんの支えがなくなるとまたすぐにしゃがみこんでしまった。

「ユーリ、セレンさんを裏の休憩室に。」

「お任せ下さい。」

「私も一緒に行きます!」

とりあえずセレンさんの事はあの二人に任せるとしよう。

大事がなければ良いんだけど。

「改めて例を言わねばならんな、よくセレン殿を支えてくれた。」

「お怪我がなくて何よりです。」

「しかしどうされたんでしょうか、最近特に調子が悪いように感じます。」

「前からなのか?」

「味付けを失敗されたりボーっとしたりと、どうも調子がよく無さそうなんです。病気ではないそうなんですが少し心配です。」

「そうだったのか。」

さすがエミリアよく見ている。

確かに秋節に入ってから何度か味付けを失敗したりしてたのは知ってるけど・・・。

本当に大丈夫だろうか。

「ともかく料理の件はまた今度でも構わないだろうか。」

「私が無理を言ったばかりにすみません。」

「元気になられましたら大丈夫ですので、また何時でもお越し下さい。」

「また買取をお願いしに来ます。」

「おまかせください。」

また一期もしたら来てくれるだろう。

その時までにはセレンさんも元気になっているはずだ。

その後しばらく雑談を交わし街に戻るという虎男さんを玄関先まで見送る。

「今日はありがとうございました。」

「こちらこそ御迷惑をお掛けしました。以後十分に注意いたします。」

「同じような事をする奴は少ないでしょうから次は無いと思います。」

「そうだと良いんだがな、悪事を働く奴は多い。戻ってきたからには私がしっかりと管理するので安心してくれ。」

「宜しくお願いします。」

警備関係はシルビアの管轄になる。

これからは村も含めて人が増えていくし最高の人選といえるだろう。

「そうだ、最後に一つだけ。先程の方なんですが・・・。」

ペコリとお辞儀をして帰って行った虎男さんがクルリと回れ右してこちらに戻ってくる。

「セレンさんですか?」

「えぇ、私の勘違いかもしれませんが一度お医者様に見ていただいたほうが良いと思います。その、抱きとめた時に心音が二つ聞こえましたので。」

「心音が二つ・・・?」

ん?

どういうこと?

心臓が二つある病気とか?

いや、不整脈はあっても増殖する事は無いだろう。

「それは本当か!」

「私の勘違いでなければですが、そうであれば倒れた説明もつくかと。」

「すぐに医者に見せよう。いや、すぐセレン殿に知らせなければ!」

シルビア様が慌てて店内に戻る。

「ではこれで。」

虎男さんはもう一度頭を下げるとそのまま早足で帰っていった。

そういえば最後まで名前を聞けなかったな。

しかし何事だろうか。

シルビアはすぐに分かったようだが俺には全くわからない。

「何か悪い病気でしょうか。」

「違いますよ、もしかしたら妊娠しているのかもしれないんです。」

あぁ!

心音が二つってそういう!

「それは一大事ですね!」

シルビアが大慌てで中に戻ったのも納得だ。

エミリアと共に室内に戻ると中は大盛り上がりだ。

「妊娠しているというの本当ですか!?」

「そ、そんな妊娠だなんてきっと何かの間違いですよ。」

「ですがもしそうなら、味付けが変わられたのも納得です。」

「セレン様すぐにお医者様に見ていただきましょう。今すぐに!」

ニケさんとユーリのテンションがおかしい。

まぁまぁ落ち着きなさい二人とも。

まだそうと決まったわけじゃないんだから。

「セレンさん、身に覚えはありますか?」

「その、なくはないですけど・・・。」

「では明日お医者様に来ていただき見てもらいましょう。仮に違ったとしても最近の不調は気になります、これは店主命令です。」

「はい・・・。」

「うむ、シュウイチの言うとおりだ。何もないのが一番だがもしそうなのであればめでたい話しだ。ウェリスも喜ぶだろう。」

「急にお話して大丈夫でしょうか。」

「それぐらいの甲斐性がなくてどうする。狼狽するようであれば私直々に根性を叩き直してやるから安心してくれ。」

ウェリスに限って逃げ出すようなことは無いと思うけど、どんな風に驚くだろうか。

「ひとまず私が倒れた事は内緒にしてくださいますか?ウェリスさんにもシャルちゃん達にも心配をかけたくないんです。」

「ではお医者様の件は何と?」

「それであればシュウイチの身体を見てもらう事にすれば良いだろう。エミリア、すまないが急ぎ医者を手配する事は出来るか?」

「・・・えぇ、すぐにお願いしたいの。お金はこちらで払うから、うん、お願いね。」

「もう手配中のようです。」

シルビアのお願いよりも早くエミリアがどこかに念話で連絡していた。

口調からするとノアさんだろう。

「今ノアちゃんにお願いして急ぎ来てもらうようお願いしました。」

「私のために何から何までありがとうございます。」

「当然の事をしているだけだ、セレン殿は何も気に病む必要は無い。」

「楽しみですね。」

「セレン様、よろしければお腹を触らせていただいてもよろしいでしょうか。」

「まだそうと決まったわけじゃ・・・。」

「いえ、そうに決まっています。」

ユーリが恐る恐るセレンさんのお腹に触っている。

いや、その自信は一体どこから来るんでしょうかユーリさん。

別にいいんですけどね。

俺はさすがに触れないし。

「もし私のお腹に赤ちゃんが来たら触っても良いですよ。」

そう言いながらエミリアが俺を見上げる。

あ、あざとい!

そうなれば合法的にエミリアのお腹触り放題ってそうじゃない!

そもそも夫婦なんだから別に触っても良いわけでして。

っていうかそういう事をまだしてなくてですね。

「まったくご主人様の手の遅さには呆れてしまいます。」

「ユーリの言うとおりだな、少しはウェリスを見習って欲しい所だ。」

「私達は奥様の後で大丈夫ですからね。」

「ですから、そうと決まったわけじゃ・・・!」

さりげなく俺をdisりながら遠まわしにセレンさんにセクハラをする我が女性陣。

やめてさしあげなさい、セレンさんの顔が真っ赤じゃないか。

エミリアもその顔やめなさい。

嬉しそうに全員が笑う。

何気ない日常。

あぁ、幸せだなぁ。

その後セレンさんを迎えに来たウェリスをニヤニヤしながら迎えたのは言うまでもない。

本人は何事かわからず、終始『何だ気持ち悪い』といい続けていたとか。

明日になれば全部分かるのだよ、ウェリス君。

楽しみにしていたまえ。


そして迎えた翌日。

スタッフ総出でノアさんが手配してくれたお医者様を出迎える。

来てくれた女医さんは緊急の呼び出しとしか聞いていなかったようで、笑顔で出迎えられてものすごく驚いていた。

事情を説明しセレンさんの家に向う。

今日は聖日。

ウェリス達の作業も休みのはずだ。

ドアを叩くと真っ先に出迎えてくれたのはティオ君だった。

「あ、おはようございます!」

「おはようティオ君セレンさんはいるかな?」

「ちょっとまってください!」

ペコリとお辞儀をしてセレンさんを呼びに行くティオ君。

すると奥からウェリスが眠そうな顔でやってきた。

「なんだ休みの日に朝から大人数で。」

「ちょっと野暮用でして。」

「皆さんおはようございます!」

後ろから小走りでセレンさんがやってきた。

「お医者様が来てくださいましたのでお連れしました。」

「医者?一体どういうことだ?」

「すみません遠い所からありがとうございます。」

「この人ね?」

「はい、お願いします。」

「おい、事情を説明しろ。」

「まぁまぁとりあえずウェリスは外に。」

「僕は!?」

「あー、うん。男は出とこうか。」

「はい!」

ティオ君は今日も元気一杯だ。

子供は別にいいんだけど、仲間はずれにしたらかわいそうだしね。

「では私達は中に。」

「あ、あの私は!?」

「シャルちゃんは女の子だから中へどうぞ。」

「だから説明しろって!」

事情を飲み込めていないウェリスを無理やり追い出し代わりに女性陣が中に入る。

家の外に追い出された格好になるウェリスは不機嫌そうな顔で俺を睨んでいた。

「どういうことか説明してくれるんだろうな。」

「それに関しては中が終わらない事には何とも。」

「医者って、あいつどこか悪いのか?」

「悪いといいますか良いといいますか。」

「なんだよハッキリしねぇな。」

苛立ちが隠せない様子のウェリス。

まぁそうだよね、折角の休日にいきなり家の外に追い出されたらそうなるよね。

「なんだなんだ、男三人雁首そろえてなにしてんだ?」

そこに村を巡回していたドリスがやってきた。

オッサン勢ぞろいかよ。

「しらねぇよ、いきなり医者が来たと思ったら家から追い出されたんだ。こいつは何を聞いてもハッキリしねぇし、何かしらねぇか?」

「医者だぁ?おい、流行り病ならすぐに知らせろよ。」

「流行り病!?」

「そういうのじゃないと思いますが、その場合はお知らせします。」

「せっかく収穫も無事に終わって穏やかな冬を迎えられそうなんだ、面倒事はごめんだぜ。」

「おい、流行り病ってどういうことだ!」

「だから、そうじゃないって言ってるだろ?」

「お、喧嘩か?それなら向こうでよろしくたのむ、最近娯楽がなくて暇してたんだ。」

いや、喧嘩じゃないし。

この二人相手だとついつい口調が変わってしまう。

「喧嘩、するの?」

「しませんよ。」

「なんだよしねぇのかよ。」

残念そうなドリス。

家の前にオッサン三人と子供が一人。

通り過ぎる村人が何事かと集まりだした。

「イナバ様一体何事ですか?」

「ウェリスの兄貴、喧嘩ならお手柔らかにお願いしますよ!イナバ様を怪我させたら後が怖いんですから。」

「そうですよ、シルビア様も戻ってきてるんですからね!」

野次を飛ばす部下の皆さんと心配そうな顔で俺を見る村の人たち。

「おい、朝から大事になっちまったじゃねぇかどうしてくれるんだ?」

「どうするも何も別に悪い事してるわけじゃないんですし良いじゃないですか。」

「俺は朝早くから家を追い出されて迷惑してるんだが?」

「ごめんなさい僕が玄関を開けたから・・・。」

「お前は悪くねぇ、悪いのはこのアホだ。」

シュンと小さくなってしまったティオ君をすかさずフォローする所を見ると、意外と子供好きなんだって事がわかる。

まるでお父さんのようだ。

「だれがお父さんだ。」

「違うんですか?」

「俺が父親なんて似合うわけないだろうが。」

お、言っちゃいましたね。

「本当に?」

「あぁ、俺みたいな男が父親になったら子供が困るだろ?父親が犯罪奴隷なんだぜ?」

「別に犯罪奴隷でも父親は父親だ、そんな事言ったら俺の息子なんて村を壊滅させかけたんだぞ?そんな息子を持つ父親でもこうやってみんな頼ってくれるんだ、この村でお前の事を犯罪奴隷だって蔑む奴なんて居ねぇよ。」

「そうですよ!兄貴は兄貴です!」

「ったく、勘弁してくれよ。」

気恥ずかしいのかポリポリと頭をかくウェリス。

相変らず褒められるのが苦手だ。

「シュウイチ終わったぞ。」

と、後ろの扉が開き中からシルビア様が出てきた。

あまりの人だかりに目を白黒させている。

まぁそうなりますよね。

「どうでした?」

「それは私の口から言う事ではないな。ウェリス、セレン殿から話があるそうだ。」

「なんだよかしこまって、さっさと教えろ。」

「別に私は構わないのだが・・・。」

イライラがピークに達しシルビア様に食って掛かるウェリス。

返事に困っていたシルビア様に続き中からセレンさんが出てきた。

平静を保っているような顔をしているが、心なしか嬉しそうに見える。

シルビア様の顔やドアの向こうに見えるエミリア達の顔を見るだけで答えは聞かなくても良さそうだな。

「イナバ様この度はありがとうございました。」

「いえ、店主として当然の事をしただけのことです。」

「おい、一体何なんだ?病気なのか?」

「病気ではありませんでした。」

「病気じゃなかったらなんでこんな大事になってるんだ?」

「それは、その・・・。」

ホッとした顔をするウェリスだが状況が状況だけに納得できる答えが欲しいようだ。

「何なら中で話しても良いのだぞ?」

「いえ、大丈夫です。むしろお世話になった皆さんにこそ聞いて欲しいと思います。」

「わかりました。」

村の一員として苦楽を共にしてきた仲間だからこそ聞いて欲しい。

セレンさんは一度だけ深呼吸をすると真っ直ぐにウェリスの顔をみつめる。

「な、なんだよ。」

その真剣な眼差しにおもわずたじろぐウェリス。

「赤ちゃんが、できました。」

「・・・は?」

「お腹に赤ちゃんが居ます、順調に行けば夏前に生まれるそうです。」

「なっ、赤ちゃんって・・・俺のか?」

「ウェリスさん以外に誰が居るんですか。」

「嘘だろ、俺が、父親になるのか・・・?」

突然の事に内容を上手く飲み込めないでいるようだ。

おや、案外打たれ弱いタイプ?

「マジか、兄貴が父親に!」

「すげぇ!すげぇぞ!皆呼んで来い!」

「セレンさんおめでとうございます!」

「おめでとう!」

そんなウェリスを置いて話を聞いていた野次馬はお祭り騒ぎだ。

部下の皆さんは仲間を呼びに行き、村人は歓声を上げる。

それを聞きつけてまた人が集まってきた。

「ウェリスが父親か、信じられねぇ。」

「そうですか?何時くっつくのかと思っていましたし良い機会だと思いますよ。」

「シュウイチの言うとおりだ。これでやっと身を固める気になるだろう。」

「シルビア、犯罪奴隷は結婚できるんですか?」

「正式に式を挙げるのは刑期が開けてからになるが、別に誰も気にしていないだろ?」

「そうですね。」

さっきオッサンが言ったようにウェリスが犯罪奴隷だとしても誰もその事を気にしていない。

村の大切な仲間が結婚する。

それだけで十分なのだ。

「よし!ちょいとニッカさんに伝えてくるぜ、久々に上手い酒が呑めそうだ!」

「呑みたい口実にウェリスを使うのはどうかと思いますよ。」

「良いだろ、祝い事なんだからよ!」

ほんと皆お祭り好きだよね。

まだ結婚するとも言ってないのに周りは大騒ぎだ。

当の本人はというと未だ放心状態・・・おや?

「触ってもいいか?」

「もちろんです。」

ウェリスはセレンさんの前に跪くとこわごわお腹に手を当てる。

その姿を愛おしそうにセレンさんが見つめていた。

「うごかねぇな。」

「まだまだ動かないそうです。頑張って産みますね。」

「・・・あぁ、くれぐれも無理はするな。」

「はい!」

嬉しそうに笑うセレンさん。

なんだかんだ言ってちゃんと立ち直ったようだ。

「ウェリスそれだけですか?」

「それだけって何だよ。」

「他にも言うべき事があると思いますが。」

「う、うるせぇなぁ今から言うんだよ!」

真っ赤になった顔も珍しい。

最初に出会ったときは兄貴分のカッコイイ奴だったのに、案外純情なんだな。

ブツブツといいながら立ち上がり真っ直ぐにセレンさんを見るウェリス。

「その、なんだ、犯罪奴隷の身分でこういうのも情けない話なんだが・・・、俺と結婚してくれ。後悔させねぇ、幸せにしてみせる。」

「はい!」

「「「「うぉぉぉぉぉぉーーーーー!!!!」」」」

野太い歓声が村中を包む。

そして次の瞬間には部下の皆さんに囲まれていた。

村中が三人分の幸せのおすそ分けを貰っているようだ。

皆嬉しそうに笑っている。

「嬉しそうですね、セレンさん。」

「好いた男に求婚されて嬉しくない女が居ると思うか?」

「これは失言でした。」

「まぁいい、私達は好んで自分から求婚したんだ。後悔させるつもりは無いぞ。」

「後悔した事なんて一度もありませんよ。」

「それは何よりだ。」

セレンさんのようにとびきりの笑顔を浮かべるシルビア様。

この人と結婚してよかった。

え、普通はウェリスみたいに男から求婚するものだって?

よそはよそ、うちはうちです。

俺達はこれで良いんです。

「シルビア様嬉しそうですね。」

「セレン殿を見てな、我々が求婚したときの事を思い出したのだ。」

「そういえばそんな事もありましたね。」

「エミリアはウェリスのように言われたくは無いのか?」

「言われたくないわけではありませんが、シュウイチさんにはもうこれを貰っていますから。」

そう言ってエミリアは左手の薬指に煌く指輪を見せた。

結婚指輪。

この世界に恐らく俺が初めて持ち込んだであろう誓いの指輪。

「そうか、これ以上望むのは贅沢というものだな。」

「そんな事はありません、これからもどうぞ宜しくお願いします。」

「ふむ、聞いたなエミリア。」

「はい聞きました。」

「え、どういう・・・?」

「イラーナ殿に続きセレン殿まで身篭ったとなれば、次は私達の番ではないだろうか。」

「シルビア様の言うとおりだと思います。」

え、ちょっとまって、一体なんでそんな流れに?

「せっかく私が戻ってきたというのに何もないのはおかしいと思わんか?いい加減男を見せるべきだと思うのだが。」

「いや、そうは言われましても最近は色々とありましたし・・・。」

「でももう右腕は動くんですよね?」

「はい、動きます。」

「ならば問題あるまい。どちらが最初か悩む所ではあるが、いっそのこと二人同時というのはどうだ?」

「シルビア様がよろしいのでしたら・・・。」

いや、よろしいのでしたらって。

ちょっと二人とも?

「冬までには覚悟を決めるのだぞ、シュウイチ。」

「待ってますね、シュウイチさん。」

祝福を受けるウェリスとセレンさん。

それとは別に俺に子供をねだるエミリアとシルビア。

男としては最高のシチュエーションなのだが・・・。

なんだろう逃げ道をふさがれたような気がするのは気のせいだろうか。

うん、気のせいだよね

そういうことにしておこう・・・。
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