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第七章

殺意の行方

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夕食は非常に美味しかった。

気心の知れた人間と食べる食事は美味しいというけれど、メインの料理の味も重要だと思う。

何処の三ツ星レストランで作られたと思ってしまうほどの味だった。

おかわり出来たらよかったのだけどコース料理だったのでそれが適わなかったのが悔やまれる。

あぁもう一度食べたいなぁ・・・。

「美味しい料理でしたね。」

「今日は昼も夜も美味しいものばかりでとっても幸せです。」

「そう言って頂いてありがとうございます。」

後片付けをしながら支配人がペコリとお辞儀をする。

「料理人に大変美味しかったと伝えておいてくれ。」

「もちろんです。皆様に気に入っていただけたと聞けば大喜びする事でしょう。」

「こんなに美味しい食事を御一緒させていただいて本当にいいんでしょうか。」

「ニケ様も一緒に食べるからより美味しいのです。」

一人で食べる食事ほど味気ないものは無い。

家に帰って、誰もいない冷え切った部屋で食べるぬるい弁当ほど不味い物は無い。

何より心が侘しい。

コンビニで温めてもらうのも良いけれど、家で温め直すことを考えると味が落ちるのが難点なんだよな。

夏は夏で蒸し暑すぎて食べる気なくなるし。

誰かと一緒だとそう思わないから不思議だ。

よく言う『幸せは二倍悲しみは半分』というやつだろう。

五人で食べれば幸せは五倍で悲しみは五分の一だ。

「セレン様も同じ物を食べられているのでしょうか。」

「お二人にも同じ物を御提供させていただいております。」

「という事はより美味しい料理を作ってくださることでしょう。」

「お連れ様はお料理をされるのですか?」

「商店のほうで飲食を担当していただいているんです。」

「そういうことでしたら明日の朝は気合を入れなければなりませんね。」

ということは、明日の朝はまた支配人お手製スープをいただくことができそうだな。

秘伝のレシピらしくこの前ユーリが聞いても教えてくれなかったやつだ。

セレンさんならもしかしたら何か味のヒントのような物を掴むかもしれない。

「この後はコッペンが来るんだったな。」

「予定では1刻程したら来るはずです。」

「イナバ様、私達も同席して大丈夫でしょうか。必要であれば外でお待ちしますが・・・。」

「聞かれて不味い話は有りませんので別に構いません。むしろ同席していただいて意見をお聞きしたいぐらいです。」

「私のような者の意見でも構わないのですか?」

「ご主人様同様ニケ様は御自身を過小評価しすぎです。」

俺同様って・・・。

確かに口すっぱくただの商人って言い続けているけどそれは本当のことだし。

それにニケさんに関して言えば、この世界の教育水準を明らかに上回っている頭の持ち主だ。

俺も含めて読み書きできない人が当たり前の世界で算術まで出来るのは非常にすごいことなんですよ。

「という事ですのでどうか同席をお願いします。意見があれば遠慮なく仰ってください。」

「わかりました、出来る限りお手伝いさせていただきます。」

コッペンからしたら騎士団長含め錚々たる面々の前で話をすることになるわけだ。

下手な事は言わないだろう。

「では時間までゆっくり休んでいてください。」

「すぐに食後のお茶を御準備いたします。」

いつの間にか食器を片付け終えていた支配人が部屋を出て行く。

そしてすぐにお茶を持ってくるんだろう。

この階に給湯室は無いはずなんだけど一体どうやってあの速度でお湯を準備して戻ってくるんだろうか。

どれだけ急いだとしても俺にはムリだし、そして何よりこぼしてしまう。

それを一滴もこぼすことなく持ってくるんだから・・・。

「失礼しますお茶をお持ちしました。」

ほら。

扉が開き、支配人が何食わぬ顔で入ってくる。

右手には大きなポットと人数分のカップが載ったお盆。

そして左手にはミルクと砂糖的な何かとお皿を載せたお盆。

この二つを傾けることなく器用に運んでくるのがこの支配人なんだ。

プロ過ぎて怖い。

「いかがされましたか?」

「いえ何でもありません。」

手早くそれぞれの前にカップとお皿を並べ、茶葉の入った大きなポットからお茶を注ぐ。

フルーツのような甘い香りが部屋中を満たしていく。

「とてもいい香りがしますね。」

「乾燥させたカミンの実を入れた珍しい香茶です。茶葉とは別に入っておりますので最後には食べていただく事もできますよ。」

「食べられるんですか!」

確か元の世界にもドライフルーツが入った紅茶があったと思うけど、まさかこの世界にもあるとは思わなかった。

考える事は皆おんなじなんだなぁ。

「ではコッペンが参りましたらお知らせいたします、それまでどうぞおくつろぎ下さい。」

「ありがとうございました。」

支配人が去った後に残されたのは人数分の香茶とポット。

そしていつの間に出されたのかクッキーのような焼き菓子まで準備されている。

「あの方は一体何者なんでしょう。」

「それは私も思っていました。」

エミリアも同意見でしたか。

「只者ではないのはわかるが、いつの間にこの菓子を出したんだ?」

「香茶もこぼすことなく全部均等に注がれています。」

「なによりこの全てを顔色変えずに運ぶなんて理解不能です。」

全員思う事は同じという事か。

「これに関しては聞いても応えてくれそうにありませんね。」

「あの身のこなし一度手合わせしてもらいたい。」

「シルビアが言うなんてよっぽどなんですね。」

「あぁ、私でもあれほど静かに足を運ぶ事はできんぞ。」

謎多き支配人。

その実力は未知数です。

そしてしばしの間紅茶の味に酔いしれる。

これが一番美味しいんじゃないでしょうか。

料理じゃないのにこの完成度。

お茶って奥が深いって言うけれどこれはもう異次元だ。

焼き菓子も大変美味しゅうございました。

これもあの人が焼いたとか言いそうだなぁ。

「失礼致しますコッペン様が参りましたが入ってもよろしいですか?」

「どうぞお入り下さい。」

もうそんな時間が経っていたのか。

美味しい物を食べると時間が経つのって早いなぁ。

支配人を先頭にその後ろをコッペンが付いてくる。

そしてその後ろに何故かぐるぐる巻きにされた女性が一人。

えっと、そういうプレイの途中でしたら明日でもいいんですよ?

何も羞恥プレイ用に連れて来なくてもいいんですからね。

「よう、直接顔を合わすのは一期ぶりぐらいか?」

「恐らくそのぐらいでしょう、確か良くない集団と一悶着させられたときでしたから。」

「その折はすまなかった。だが結果として良い方に転んだだろ?」

「あれを良い結果と言っていいかは分かりませんが、まぁそうなるでしょうね。」

「その後もずいぶんと派手にやっているみたいじゃないか。猫目館の一件といい集団失踪といい今やこの街でお前のことを知らない人間は居ないぐらいだ。」

「ですがそれが今回のように良くない相手をひきつけてしまう。そのきっかけを作ったのも貴方と聞いていますがその件について釈明する事はありますか?」

コッペンが口を滑らせなければあの面倒な兄妹に目をつけられることもなかった。

何かしらの意図があってのことだろうが、その説明を受けない限り納得はできない。

「それについてはちょいとした土産と一緒に説明してやるよ。長い話になる、いつまでも玄関先っていうのは少しばかり待遇が悪くないか?」

「状況次第では追い出すところですが、ひとまずはどうぞこちらへ。」

「では何か御座いましたらお呼びください。」

「いつもありがとうございます。」

支配人はそのまま部屋の外へコッペンは後ろの女を連れて中央の椅子へ。

机を挟んでコッペンと対峙する形となる。

縛られた女は何も言わずコッペンの後ろに立ったままだ。

ちなみにエミリア達も俺の後ろで待機している。

聞かれたくないことなら退室を願うだろうからこのままでいいだろう。

「ではその土産話というやつを聞かせてもらうとしましょうか。」

「まぁそう急かすな。まずは今の状況についての説明だ。」

「商業ギルドの警告文についてですか。」

「これに関しては俺も予想外だった。まさかあいつ等がここまで強硬な手段をとるとは思って居なかったからな。」

コッペンが思っている以上に彼等がおかしい人間だったという風にも聞こえる。

いや、十分おかしい事は分かっているんだけど予想以上というのがポイントだ。

「そもそもの始まりは今回の催しについて貴方が酒の席で漏らしたという風に当人達から聞いていますが、間違いないですね。」

「それに関しては誤解がある。俺は別に酒に酔っていなかったし、あいつ等から面白い情報が無いかと聞かれたから答えただけだ。あいつ等儲け話に飢えていたからな、お前の催しに噛む事ができれば儲かるぞと教えてやったのさ。」

「なるほど。その儲け話を断られた腹いせが今回の件に繋がる訳ですか。」

「あいつ等の性格は俺もある程度把握しているつもりだが今回は随分とお怒りのようだ。なぁ一体何したんだ?」

「何したも何も丁重にお断りしただけですよ。金は半分出してやる、そのかわり催しを全て仕切って儲けも全部持っていくだなんて話を受けると思いますか?」

いくら催しが成功したとしても、こっちは金を取られた上にギルドの支配下に置かれる可能性だってある。

こんな話まともな人間なら受けるはずが無い。

「それは随分ふっかけられたな。」

「私が異世界から来た人間だから足元を見たんでしょう。誰が後ろにいて私がどういう人間かがわかっていればもう少しまともな話が出来たでしょうね。」

「それに関しては俺の知ったところじゃねぇな。事前調査は商売の基本だ、それを疎かにしたあいつ等がどうなったかなんて興味ないね。」

「その結果がコレというワケですよ。私は商店連合が後ろにいますので仕入れは問題ありませんし、この街で商売をする気もありませんのでギルドは怖くありません。今回の件で貴方が手を引くというのであれば話は別ですが・・・。」

「こんな事で俺が手を引くわけがねぇだろ?」

「それを聞いて安心しましたよ。」

この先俺と手を組んだ方が儲けが多いという風に思ってくれるのはありがたいことだ。

宣伝媒体の無いこの世界でコッペンのような情報屋は貴重な相手だ。

逆に手を引くといわれる方が俺にとっての痛手になる。

両者win-winの関係を続けられるのが一番だ。

「それで土産話はこれでおしまいですか?」

「そこでだ、この状況を嘆いた優しい優しいこの俺がギルドとお前との間を取り持ってやろうと思っているんだが・・・どうする?」

「歩み寄れということでしたらお断りです。」

「もちろんそんな事はしねぇよ。今回の件は全てあいつらが悪いわけだしお前が損をする必要はねぇ。だが、この先どの店も出禁っていうのは何かと都合が悪いだろ?」

「確かに娯楽が無いというのは些か問題がありますね。」

「遊べる時は遊ぶ。女も金も思い立った時が熟れ時ってね。」

そう言いながらコッペンが後ろにいるニケさんのほうを見る。

そうか、コッペンはニケさんについて知っていたな。

「その節はお世話になりましたが、ありがたいことにもう十分間に合っていますので。」

「それはそれはお盛んな事で。来年にはボテ腹が二人、いや四人ってか?」

「さすがにそこまで節操無しではありません。」

「おいおい新婚がそんなことでいいのか?」

「何事も計画的に。もちろん授かり物は別ですけどね。」

「そんなんで人生楽しいか?」

「私には十分すぎるほどの人生ですよ。」

ブラック企業につぶされる事も無い。

綺麗な女性に囲まれて結婚までして将来子供まで持つ事ができる。

これに勝る幸せがあるなら教えてほしいぐらいだ。

「まぁその話はどうでもいい。」

どうでもいいんかーい!

「とりあえずあいつ等には筋を通させるつもりだが、その先をどうするかはお前に任せるつもりだ。煮るなり焼くなり好きにすればいいさ。」

「いいんですかそんなことを言って。」

「俺と出会った頃のお前だったら別に構いやしねぇがお前が言うように後ろにいる人間がデカすぎる。いくらギルドで高いところにいるとはいえ所詮は三番手だ、一番上の人間に文句を言われたら引き下がるしかないだろう。」

「それと後ろにいるその女性と何か関係が有るんですか?」

「あぁ、こいつのことを忘れていたよ。」

いや忘れないでよ。

さっきから気になって仕方が無いんだけどさ。

一体何者でしょう。

「お知り合いですか?」

「いや、全く知らんな。」

「知らないのにそんなにぐるぐる巻きにしているんですか。てっきりそっちの趣味があるんだと思ってしまいましたよ。」

「別にその趣味が無いわけじゃねぇが、その気も無い女を弄っても面白くないだろ?」

「残念ながら私にその趣味はありませんのでわかりませんね。」

そっちの世界を否定する気は無いが俺はいたってノーマルだ。

叩くのも叩かれるのもごめんだね。

辱めるぐらいなら・・・おっと、誰か来たようだ。

「まぁこいつがお前の後ろを嗅ぎ回ってたんでな、土産ついでにちょいと捕まえてきたって訳だ。この格好は抵抗されたんで仕方なくだが、今度はだんまりでな。面倒なんで後はお前に任そうと思うんだが構わないだろ?」

構わないだろって、いきなり押し付けられても困るんですけど。

どうしましょうかね。

「失礼ですがお名前を聞いてもよろしいですか?」

「…………。」

「な、この調子なんだ。少しぐらい痛い目を見せてやれば白状するだろうが、なにぶん捕まえたのがここの裏でな。その時間が無かったんだ、許せ。」

「ある意味そこでつかまって正解だったんでしょう。」

「自害しない所を見ると暗殺が目的じゃないだろうがせいぜい気をつけることだな。」

「御忠告ありがとうございます。」

暗殺か・・・。

命の危険を感じた事はこれまで何度かあったけれどそれはすべて直接的な殺意だった。

だが暗殺は違う。

俺の関知しないところで俺の命を狙う行為。

気づいた時にはもう、俺の命はない。

エミリア達との生活も俺の夢もすべて消えてしまう。

そう思うと彼女に対してものすごい殺意が湧いてきた。

彼女が俺を狙ったと決まったわけではない。

決まったわけではないのだがそう捉えられてもおかしくない状況だ。

もし仮に彼女が俺の暗殺を実行しようとしていたとして、俺は彼女をどう扱えばいい?

殺せばいいのか?

犯せばいいのか?

それで気は晴れるのか?

そもそも実行犯は誰なんだ?

わからない。

わからないことがあまりにも多すぎる。

「なんだ良い面するじゃねぇか。」

突然耳に入ってきたコッペンの声にハッと我に返る。

俺は今何をしていた?

慌てて拘束された彼女の方を見る。

俺の顔を見ながら怯えたように震えていた。

彼女を怯えさせたのは俺か?

その時、俺の後ろから二本の手が伸び両肩を掴んだ。

右は柔らかい手。

左は力強い手。

振り返らなくてもわかる。

右がエミリア左がシルビア様の手だ。

二人の手から何か柔らかい波動のようなものが出ているのだろうか。

手を置かれたと同時に体中の力が抜けていく。

よほど力が入っていたのだろう、大きく肩があがっていた。

「もう大丈夫ですありがとう二人とも。」

「なんだまた府抜けた顔になっちまったな。」

「これがいつもの私ですから。」

「まぁいい、とりあえずこの女の処遇はお前に任せる。俺はこの後商業ギルドに行って奴らに灸を据える準備をしてくるつもりだ。明日には何かしらの反応があるだろうよ。」

「元はと言えば貴方が引き起こしたようなものですから後はお願いします。」

「それに関してはさっきも言ったが俺の知ったこっちゃねぇ。この先も面白い話があるのなら絶対に俺を噛ませろよ。」

「そういう約束ですから仲間はずれになんてしません。」

「へへへ、そうこなくっちゃ。」

じゃあなと言うように手を上げてコッペンが立ち上がる。

見送りは不要だろう。

コッペンが部屋を出ていき残されたのは目の前にいる拘束された女性だけだ。

「さぁ、これからどうしましょうか。」

誰に言うわけでもなく俺の口から心の声が漏れた。

いつもは知らないうちに漏れるけど今回は自覚たっぷりだ。

本当にどうしよう。

怯えた顔で女性が俺を見つめる。

凌辱物のエロゲなら拷問からの服従っていう流れだけど、はてさてどうなることやら。

休息日初日、やっぱり平和には終わりそうにない。
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