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第六章

二足歩行と四足歩行の違い

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森から溢れたそれは二足歩行して追いかけてくる。

後ろから迫ってくる大量の魔物。

それは群れを成し、本能のまま俺達を追いかける。

いや、正確には馬を追いかけているようだ。

だが、歩みは決して速くは無い。

恐らくは森の中にいたので逃げ切れなかっただけで、街道に出た途端にその差はどんどんと広がっている。

犬だ。

あ、ちがう、犬っぽい顔をした二足歩行の魔物だ。

「コボレートのようですね。」

コボルトか。

確か犬顔の魔物で、この近辺に出てくるという弱い魔物のはずだ。

はずだけど、何でこんなにいるの?

あまりにも群れすぎじゃない?

とかなんとかいいながらも所詮は犬の集まり、馬車の方が速いので魔物との距離がどんどんと離れていく。

後ろを追走する兵士と馬もこのペースで行けばなんなく逃げ切れそうだ。

「お二人とも御無事ですか!?」

後ろを走っていた彼が馬車の横を併走しながら声をかけてきた。

「おかげ様で無事です。そちらこそ怪我は無いですか?」

「かすり傷ぐらいですので問題ありません。」

「馬も無事なようですね。」

「追われていたところを思わず助けましたが、いったいどこから逃げ出したんでしょうか。」

「それは私の乗ってきた馬です!」

やっぱりそうか。

そうじゃないとあんな所にこんな綺麗な馬がいるはず無いよな。

「ギルドの馬でしたか、速いと思いました。」

「正確にはプロンプト様のお馬です・・・。」

「えぇぇぇ!」

サンサトローズ一の早馬はプロンプト様の所有物でしたか。

それを聞いた途端に悲鳴とも叫びともわからない声を上げる小心者の兵士君。

「じ、自分のような者が乗っても大丈夫でしょうか・・・。」

「むしろ助けていただきありがとうございます、なんてお詫びをすればいいか頭を悩ましていました。」

そうだよな、ただのギルド職員が領主様から預かった馬を逃がしちゃったわけだしな。

事情があるにせよ生きた心地はしないか。

名も知らぬ兵士よ、GJ!

「ではこのままお借りして状況を説明しに先に行きます。後ろも追い付かれそうではないですね。」

「この感じでしたら大丈夫でしょう、どうか宜しくお願いします。」

「ではお借りいたします!」

併走していた彼がシルビア様のようにどんどんと先に行ってしまった。

まぁ、このペースで行けば問題ない。

危機は去ったとも言えるだろう。

「これも集団暴走スタンビートと何か関係があるのでしょうか。」

「わかりません。わかりませんが、可能性が無ければこんなにもたくさんの魔物が襲ってくる事は無いといます。あの魔物はいつも群れていますか?」

「コボレートは初心者冒険者でも狩れるような弱い魔物です。多少群れをなす事はありますがあのような数が群れるというのは聞いたことがありません。」

目視でざっと数えるだけでも50近くいそうだ。

ガウガウだのバウバウだの犬っぽい鳴き声で追いかけてくる。

差が広がっても追いかけるのをやめないあたり何か理由がありそうだけど。

そういえばハイコボレートとはダンジョンの地下で遭遇しているが、あいつしゃべったよな。

でもこいつらはそんな事出来無さそうだし。

あれかな、上位クラスになると知性が付くのかな。

それともあいつだけ特別?

集団暴走スタンビートといえば通常何かに追われたり半狂乱になる事象が無ければ起きないものだと認識しているのですが、こちらの世界でもそうでしょうか。」

「そういった認識で間違いありません。ですが、その他にも定住していた地域で食料が無くなったり定期的に移動する魔物もいますので必ずしも追われているわけではないですね。」

「なるほど。」

まぁ、動物でも食料を求めて何千キロ移動するわけだし魔物が移動してもおかしくは無いか。

でもそうだとすれば、そういう魔物は常に警戒されているわけだし対応策も考えられているだろう。

今回は明らかにそういう感じでは無さそうだ。

「仮に追われているとして、このあたりに強い魔物がいると考えるべきでしょうか。」

「今回集団失踪と因果関係があるのであれば可能性は否定できません。ですが、事件は別の地域で起きていますから恐らくは違うと思います。」

「南の地域ですか?」

「いえ、サンサトローズの西になります。」

サンサトローズの西ねぇ。

東が今いる辺り、南から魔物が来て失踪事件は西ですか。

やっぱり呪われているんだよあの街。

イベント盛りだくさん過ぎるだろ。

MMOもしくはオープンワールドRPGならクエスト立ちまくりでしょ。

画面にクエストが表示されすぎて地図が大変な事になるよ。

まぁ某スカイ○ムとかウィッ○ャー3とかいきなり世界に放り出されて何したら言いかわからなかったり気付いたらクエストだらけになっている奴もあるけどさ。

それにしてもイベント多すぎでない?

西といえば盗賊団の根城だった砦があったな。

確かあの辺は森が広がっていたけどもしかしてあそこか?

「兎にも角にも奴らから逃げれたらの話ですね、幸いこれだけ離れれば簡単に逃げれそうです。」

「群れても所詮はコボレートですから、後で初心者冒険者に討伐してもらうよう声をかけておきます。それなりの人数でかかれば駆除できるでしょう。」

「ベテランの冒険者ではダメなんですか?」

「コボレート程度でしたらあまり討伐金が多くないんです。数をこなすとなれば手間も増えますし中級以上のベテランは引き受けてくれないでしょう。」

「ですが初心者では危険が多くないですか?報奨金を増やしたりすれば手の空いたベテラン冒険者の一人ぐらい引っかかりそうなものですが。」

「報奨金に関しては、その、上がいい顔をしなくて・・・。」

「あー、そういえばそうでしたね・・・。」

ナーフさんの件を思い出した。

ギルドの責任であるにもかかわらず金を出し渋り、中級以上の冒険者を使うなというようなクソ上司だ。

金にがめつく自分の出世欲に貪欲。

部下は自分の手足で使い潰すのが当たり前。

えこひいきで部下への待遇や対応を変える。

何も考えずに勝手にあれこれ決めてその尻拭いは全て下の人間にやらせる。

キングオブクソ上司。

思い出しただけで腹が立つ。

あのハゲ上司、5回死ね!

「不謹慎ですが、どこかの村が奴らの被害に遭い、報奨金を出して依頼されるのであれば、驚くぐらい早く討伐されますよ。」

「世の中世知辛いものですね。」

「冒険者にとって怪我は命取りですから仕方ないんです。」

「確かに実入りが少なく怪我の可能性が高いのであれば受けようとは思わないわけですしね。」

「冒険者の実力が上がれば怪我は減りますし、得られる賃金も上がります。ですが現状は怪我をし易い初心者ばかりで中級に上がれるのはごく僅か、それでも依頼は増える一方で初心者冒険者を使いつぶしているような状況なんです。」

どこかで聞いたことが有るような話だな。

「ギルドでは初心者冒険者の育成などはされていないんですか?」

「もちろん我々としても育成に手を抜いているわけではありません。きちんとした手順で段階を踏めば確実に強くなれるように依頼を管理・手配もしています。ですがそれにはお金がかかります。お金の無い冒険者は育成すら受けられずそのまま世に出てしまい、結果として命を落としてしまう。先日のような冒険者の素質が無いにもかかわらず冒険に出てしまうという事が起きてしまうんです。」

ここでも負のスパイラルか。

需要と供給が追いつかず、実力不足のまま作業をこなし結果として失敗してしまうなんてのはどの業界でも頻発している状況だ。

初心者にこそ手厚い指導が必要であり、その手間を惜しむから結果として効率が悪くなる。

手がかからなくなるようになれば後は勝手に成長できるはずなんだ。

この世界の冒険者にも同じ事が言えるのだろう。

ノウハウの無い冒険者がセオリー以外の状況に遭遇し、結果として全滅若しくは撤退する。

そして常に担い手が不足するのだ。

「初心者用の養成機関などがあればそういったことも減らせるんでしょうけど・・・。」

「それにもお金が懸かります。私がいくらそれを説明した所で何も変わらないんです。」

ティナさんが現場を見ている人間だからこそ、初心者冒険者が使いつぶされている現実が許せない。

だがそれを上に言った所で何も改善される事はない。

自分の無力さに胸がつぶされる事だってあるだろう。

だが、自分がいなくなればもっと状況が悪くなるということがわかっている。

だから辞めることができないでいるのだ。

ティナさんは仕事が出来るだけでなく、そういった部分でも仕事を大切にしている人なんだろうな。

それをあのクソ上司ときたら。

かまわん、10回ぐらいコボルトにかまれて死ね。

とかなんとか話し込んでいる間に後ろを追いかけてきたコボルトの群れは見えなくなっていた。

彼が先行してそろそろ1刻半ぐらいだろうか。

馬車がペースを落としたとはいえ、そろそろついてもいい頃だ。

はるか先に見える丘も馬車ならあっという間だろう。

鬼ごっこもこれにて終了か。

どうなる事かと思ったけど特に問題はなかったな。

街道はもう石畳に変わっている。

このまま走ればもうすぐサンサトローズだ。

「ここまで来れば大丈夫そうですね。」

「そうですね、あの丘を過ぎればサンサトローズが見えてくるはずです。」

あの丘を越えればそこは城塞都市サンサトローズ。

あれ?

同じような台詞を前にも聞いたことがあるような。

いつだっけ。

えーっと、アレは確かエミリアと一緒で・・・横にはネムリが乗ってて・・・んでもって狼の毛皮が満載で・・・。

そうだ!

初めてサンサトローズに来たときだ!

あの時は確か盗賊に追われて大変だったんだよな。

そうだそうだ。

壊れた馬車があって、立ち往生した商人に偽装して俺達を狙っていたんだ。

そんな事もあったよなぁ。

あの後シルビア様を振り切ってサンサトローズまで馬車が暴走したんだよな。

そういえばアレがシルビア様との出会いか。

かっこよかったよなぁ。

今でもかっこいいけど。

「サンサトローズに着いたらすぐに領主様の館ですか?」

「イナバ様はそのまま館へと向かってください、私はギルドで先ほどの件の報告と討伐の手配をしておきます。」

「わかりました。」

領主様の館へは一度行った事があるから大丈夫だ。

でもなー、昨日の今日だしゆっくりしたいよなー。

美味しいご飯とか食べてさぁ。

休暇、欲しいよな・・・。

昼まで寝たいよな・・・。

あぁ俺の引きこもり生活が懐かしい。

あの頃は良かったなぁ。

「あ、あれは・・・!」

そうそう、あれは!とか言われる事もなかったしさ。

え、あれは?

「どうかしましたか?」

「いえ、右側の森からモフラビットが出てきたのでまたか!と思ったんですけど一匹だけでした。」

「なんだ、よかった・・・。」

もう集団暴走スタンビートとか勘弁してもらいたい。

俺は平和に休みを過ごしただけなんだ。

魔物なんて、魔物なんて・・・!

進行方向右側の森から一匹のモフラビットが街道へ出てきが、そいつはこちらではなく出てきた森のほうを振り返り、じっとしている。

たまたま出てきただけだよ。

出てきた所で一匹だけだし、俺でも倒せる魔物だし・・・?

「あ、もう一匹。」

「増えましたね。」

もう一匹が出てきて、同じように森を見つめる。

なんだアベックか。

年中発情期のウサギだからって街道でするんじゃないぞ?

見えないところで盛ろうな?

「あれ、また出てきました。」

「・・・。」

3Pか?

いやそうじゃない。

この流れは非常に良くない。

だって、この前フリはさ。

「あ、い、いっぱいでてきました!」

女性が『いっぱい出てきたとか、いっぱい出てる!』とか言わない!

そうじゃない。

ウサギがいっぱい出てきたって言う話しだ。

進行方向右側の森からワラワラとモフラビットが飛び出してくる。

そして出てきた全てが同じように森の奥を見つめている。

そこに何かがいる。

そう言っているように。

「イナバ様、念のために何かに掴まってください。」

「言われなくても準備万端ですよ。」

馬車はまだ速度を上げない。

仮に速度を上げてウサギに襲われない保証はない。

見た目は可愛くても魔物は魔物だ。

数でこられると非常にめんどくさい。

出来れば穏便に通り抜けられれば・・・。

とか何とか思っていたその時、森を見つめていたモフラビットが一目散に逃げ出した。

それも一方向ではなく、まるで蜘蛛の子を散らすように。

あかん。

アカン奴や!

「速度上げて、はやく!」

ティナさんの号令と共に馬車は急激に速度を上げ走り出す。

衝撃に振り落とされそうになるも荷台にしがみつき堪える。

そして、顔を上げたとき見たくないものが視界に入ってきた。

犬だ。

今度こそ正真正銘の犬だ。

二足歩行じゃない四足歩行で獲物を狙う犬だ。

人はそれを狼という。

byイナバシュウイチ

コボルトではない灰色の狼は獲物のモフラビットを追って森から出てきたのだった。

それもまた大量に。

勘弁してください。

何匹かは獲物を捕まえる事ができたもののそのほかの狼はご飯を喰いっぱぐれたらしい。

その狼がどうするかって?

決まってるじゃないか、目の前にいる別の獲物を狙うんだよ!

「速度、速度上げてください!」

「上げてます!」

馬車を操る兵士が叫んだ。

速度を上げ何とか横をすり抜けたものの後ろを多数の狼が追いかけてくる。

ヒーフーミーヨーイ・・・いっぱい!

パッと見だけで10を越える狼が弾丸のように馬車を追いかけてきた。

バウバウとかガウガウとかじゃない、獲物を狙う狼の吐息だけが聞こえてくる。

先ほどと違うのは距離が離れるどころかむしろ近づいている所だろう。

さすが四足歩行。

二足歩行の犬とは速度が違いすぎる。

このままだとあっという間に追いつかれそうなんですけど?

ムリムリムリムリ!

狼に食い殺されるとかマジ勘弁!

馬車は速度を上げるも狼との距離は狭まるばかり。

俺はただ馬車から放り出されないよう必死にしがみつく事しかできなかった。

何でこうこの場所は何かに襲われるんだ!

前回といい今回といい、やっぱり呪われてるよサンサトローズ!

あ、いや俺か!

狼の口から唾液がこぼれるのが視認できるぐらいの距離に近づいたその時、森が切れた。

視界が広がり初夏の空が視界に入ってくる。

丘を抜けた。

そしてすぐに上りから下りに変わり一気に馬車の速度が上がる。

よし、ここを抜ければあとは・・・!

「第1射、放て!」

坂を下り馬車が加速し始めたとき、横一列に広がった集団とすれ違った。

あれ、この声はもしかして。

後ろを追いかけてきた狼達が集団の放った矢の餌食になる。

「装備下ろせ、総員抜刀!」

集団は手に持っていた弩を下ろし、各々の持っていた武器を構える。

だが、残った狼は斉射にたじろぎ森に帰っていってしまった。

あっけない幕切れだ。

アレだけ大慌てをして恐怖に震えたというのに、たった一撃でその恐怖を退けてしまうなんてさすがとしか言いようが無い。

馬車がゆっくりと速度を落とすと、先ほどの集団から一頭の馬が駆け寄ってきた。

鮮やかな栗色の馬。

間違えようが無い。

彼だ。

「お二人とも御無事ですか!」

さっきもそういわれたような気がするな。

恐らく彼が騎士団にコボルトの集団暴走スタンビートを伝え、急ぎ救援の手配をしてくれたのだろう。

「おかげ様で助かりました。」

「何とか間に合ってよかったです!」

彼が救援を呼んでくれなかったら今頃どうなっていたのだろうか。

もしかしたら街に逃げ込む前に奴らの胃袋の中なんてことになっていたのかもしれない。

そう考えると今更ながら恐怖が体を襲い、ブルブルと体が震えた。

サンサトローズに来るだけでこの調子じゃ先が思いやられるよ。

「先ほどの皆さんにお礼が言いたいので連れて行ってもらえますか?」

「もちろん御案内します!」

ひとまずはお礼を言わなければならないな。

馬車を街道の脇に止め、震える足に力をこめて彼と共に集団の元へと向かうのだった。
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