上 下
101 / 519
第四章

おもってもいなかった真実

しおりを挟む
 ウェリスたちが出て行ってからの第二ラウンド。

 先ほどまでのはほんの小手調べというやつでして、ここからが本番のようです。

「では仮にそちらが私の斡旋を受けるとして、その後の具体的な流れをお話しておきましょうか。」

「それを聞いたからといってお前に金を払うつもりはないぞ。」

「構いませんよ、ただし魔石研究所との取引はほかの方をお探しください。」

 俺しか窓口はない。

 こいつはいやでも俺を通さなければならないのだ。

 まぁ、斡旋するのも偽の取引だから結局は魔石研究所と何の接点もないんだけどね。

「とりあえず聞かせてもらおうか。」

「ではこの書類をお読み下さい。」

 博士に持参してもらった偽の契約書をガルスに差し出す。

「何だこれは。」

「読めば分かりますよ。」

 契約書の中身はこうだ。

 当初の予定通り、魔石購入に関して一期500個を4期合計2000個を納品するのならば一個銅貨50枚で買取る。

 一気に納品は出来ず、4期にわたってしっかりと納品する事。

 契約金は金貨10枚。

 納品終了後返金する。

 まぁ俺は読めないからエミリアに読んでもらったわけだけどね。

 ガルスが書面に目を通す。

 その表情が刻々と変化しているところを見るとあまりいい反応ではないようだ。

 けどこれを飲んでもらわないとニケさんは買い戻せないわけで。

 さぁどう出てくるのやら。

「これはどんな冗談だ?」

「冗談ではありません、魔石研究所から取り寄せた正真正銘の契約書です。魔石研究所は短期ではなく長期の契約を望んでいます。純度は確認中ですが規定純度をかつ大量に準備が出来る貴方でしたら十分可能な契約だと思いますが。」

「確かに可能は可能だが、何故4期にも分けて納品させる。同じ2000個納品するのであれば最初に納品するのと何が違うというんだ。」

「これが正規の商売ではないからですよ。2000個もの大量の魔石を購入するとなればそれなりの予算が必要になります。普通の売買であればなんでもありませんがこれは正規の取引ではありません。向こうにも予算の都合というものがありますから、こうやって分割して購入するしか方法がないんですよ。」

 いきなり金貨10枚、1000万もの金額を動かすのは普通に考えて難しい。

 本当にできないかは別として、そういう風に持っていかなければ大量の魔石が一度に横流しグループに持っていかれてしまう可能性がある。

 そうなれば魔石不足は長期化し、結果として魔石研究所の魔石不足は解消されない。

 他の鉱山から一気に魔石がなくなるなんて状況を作り出すわけには行かないのだ。

「確かにそうだが、こちらとしては一気に納品しなければ今回の契約を受ける事はできない。」

「そもそも何故今回の魔石購入の話しが出たか根本をご存じないのですか?」

「魔術師ギルドで魔石が不足しているからではないのか?」

 こいつは何も知らないのか。

 なるほど、ウェリスに小者って言われるわけだ。

「今回の魔石不足の原因は昨今の大雨による輸送路の分断により魔石研究所に魔石が搬入されないという事案が発生した為です。表向きはただの魔石不足ということにはなっていますが、この件を受けて魔石研究所は鉱山からの直接的な買い付けではなく商人からの間接的な購入に変更しようとしています。商人が相手でしたら安定的に供給されますからね。その変化に真っ先に手を上げて、安定的に大量の魔石を購入できるぞと売り込む方が今後の商売を考えれば非常に理があると思うのですが、これを聞いてもまだ短期での売買を望みますか?」

 相手に考える隙は与えない。

 なるほどと思わせないと、深く考えさせるとこちらのほころびに気付かれてしまう。

 今の話も俺の口から出た100%の嘘だし。

「今後の継続的な売買を俺たちが牛耳れるってわけか。」

「その通りです。他の商人にこんな美味しい儲け話を奪われるのは些かもったいないと思いますがね。」

「お前は何故その話を俺に教えるんだ?」

「私に魔石があれば私が売り込んでいますよ。しかし私にはその魔石はない。ならば、魔石を持っている人間に伝えて儲けてもらうほうがいいじゃありませんか。見ず知らずの人間が儲かるよりも知っている人間が儲かる方が私としても気分がいいですからね。」

「そしてその売上の分だけお前は俺たちから分け前を要求すると。」

 なるほど、そういう考えもあるんだな。

 たしかにこの話が事実なのであれば、そうやって中間マージンを取って儲ける事もできたということか。

 在庫も何もなく、ただ斡旋するだけでお金が入ってくる。

 ボロい商売やで、えっへっへ。

 なんて出来たらいいのになぁ。

「貴方がその先どれだけ儲けようが私の知るところではありません。」

「今後旨い汁を吸い続けられるのにそれを手放すってのは信じられないな。」

「ですから斡旋料として先に徴収するんですよ。先に頂けるものを頂ければ私は別に構いません。その後の商売はどうぞそちらが好きなようになさってください。」

 先にお金さえ払ってくれれば後は好きにしていいよ、というわけだ。

 向こうとしても長期的にお金を取られるぐらいなら先に縁を切ってしまったほうが気分がラクだろう。

 まぁこっちとしてはこいつらに先がないのは分かっているので、貰える物を先に貰いたいだけなんだけど。

「本当に分け前は取らないんだな?」

「こういう商売は後々になって揉める事が多いですからね、キッパリと線引きしておく方がお互いの為なんですよ。」

「では次だ。この契約金、これは一体どういうわけなんだ?」

 とりあえずは納得してもらえたか。

「これは書いている通りこの契約に対する契約金です。ただし、この4期分の納品をしっかりとこなしていただけるのであればこの契約金はお返しいたします。この契約が口だけのものではないという一種の人質みたいなものですね、あぁお金ですから金質でしょうか。」

「何故これだけ高額なのか、その理由は。」

「言いましたように口だけの商人を排除する為です。これだけの高額になれば普通の商人には用意できません。貴方のようにお金があってその責任を果たせるだけの相手を選ぶ為のふるいのようなものでしょうか。今回の買取金額が銅貨50枚で出ていますから、4期しっかりと納品していただければ売上が金貨10枚になります。これでこの金額の意味がお分かりいただけましたか?」

 四期しっかり納品すればお金は戻ってくる。

 しかし納品できなければお金は戻ってこない。

 納品できる自信のある商人のみがこの取引に参加できるというわけだ。

 もちろん4期するつもりはさらさらないが、小手先だけでなくしっかりとした計画でなければほころびが出てしまう。

 そういう意味でもこういう契約の中身はしっかりと作りこまなければならない。

 今後利用するならそれはそれで構わないしね。

「戻ってくるのであれば確かに不利な契約ではない。だがこの金額は些か高すぎるだろう。」

「この金額だからこそ意味があるのです。最低4期納品できる人だけがこの利益を享受できる。それともそちらではこの量を納品する事は出来ないという事でしょうか?」

「納品は間違いなく出来る。だが、契約するとなればこの契約金の他にお前に支払う斡旋料も必要になる。これだけの現金を一度に用意するというのはさすがに難しいだろう。」

 雲行きが怪しいな。

 先の非合法賭場で大勝ちしたと思っていたが、俺の勘が外れたということかな。

 それともコッペンが情報料をふっかけたか。

 どちらにせよ彼らがこの話に乗ってこなければ何の意味もない。

 仕方がないがここはひとまず譲歩してみるしかないな。

「そうですか・・・。貴方ほどの商人でも難しいとなると他の商人でも厳しいでしょう。魔石研究所の方には当てが外れたと連絡しなければなりませんね。」

 さも残念という感じでうなだれる。

 どうする。

 どうやったら乗ってくる。

 単純に当初の計画になかった斡旋料を省くのは簡単だが、契約金が無理となると話は別だ。

 だがこいつらを釣り上げなければそもそもの計画もご破算になる。

 最初はいい感じで進んでいたが、ここに来てまさかこんな事になるとは思わなかった。

 何事も俺の思うようには進まないというわけか。

 それもそうだ、今までが少々出来すぎだったんだな。

 だがそれで終わるわけには行かない。

 ここから大逆転する為に俺がいるんだから。

「契約金はどの順番で支払うことになるんだ?」

「もし仮に契約するとなれば、一番最初の納品時に収めていただくことになるでしょう。一期分納品500個と一緒に支払いをして代わりにこの契約書を入手する。その後はこの契約書と共に魔石を収めていただければわかるようになっています。」

「初回の売り上げを契約金から差し引くことは可能か?」

「おそらく可能でしょう。お金が右から左に流れていくだけの話ですから、先に売り上げをもらい次に契約金を支払えば問題ありません。」

 普通は先に契約金を渡すことで契約成立の運びとなるのだが、この際細かいことは考えなくてもいいだろう。

 こちらとしても現金を準備しなくてもいいので非常に助かる。

 なるほど、その手があったか。

「それであればなんとかなるだろう。だがお前の斡旋料とやらはその日までに支払うことは無理だ。」

「斡旋料さえなければ契約してもかまわないと?」

「そういうわけではない。お前のやり方に不満がないわけではないが非常に合理的なやり方だ。情報屋と同じくそうやって金を稼いでいるのだからお前を通す以上支払うというのが筋だろう。だが、それを用意することができないのも事実だ、無いものは無い。あとはお前次第というわけだな。」

 つまりは斡旋料は払うが支払いを後にしてくれということか。

 向こうとしてもいつまで続くかもわからない支払いにおびえるよりも、すっぱりと手切れ金のように支払える方が都合がいいというわけだな。

 ここでお金欲しさに契約をご破算にするぐらいならスッパリとあきらめたほうがいいだろう。

 足りないお金はほかの部分で何とかするとしよう。

「失礼いたします、魔石の純度測定が終了いたしました。」

 お、測定が終わったか。

 とりあえず答えは保留にして話をそらそう。

「どうぞはいってください。」

「失礼します。」

 ちゃんとノックをするあたりユーリはえらなぁ。

 ウェリスとお付の男も部屋に戻り最初の定位置に落ち着く。

 純度のほうは問題なかったと思うが問題は産地のほうだな。

「測定の結果純度は全て問題ありませんでした。大小全ての魔石が基準純度を超えており、検査員もひどく満足そうでした。」

「なんだ測定するためにわざわざ誰か手配していたのか。」

「もちろんです。こういう取引は何があるか分かりませんので第三者にしっかり見てもらうのが一番でしょう。」

「おい、どんな様子だった。」

 ガルスが測定の様子を後ろの男に聞く。

「魔石研究所から来ているらしい男女二人組みでしたが慣れた手つきで魔石を見ていました。どういう風にやっているかまではわかりませんがこれは上物だと言ってましたよ。」

「すり替えは無かったんだな。」

「それは間違いなく。」

 まぁすり替え用の魔石なんてないしそこのあたりは心配していない。

 上物の魔石を見て目を輝かせているミド博士が目に浮かぶよ。

「ご苦労様でした、二人にもよろしくお伝えください。」

「失礼いたします。」

 ユーリが最初のトレイを手に持ち部屋を出て行く。

「純度も問題なしということですから、このまま契約しても問題ないでしょう。」

「ならば後はお前次第というわけだな。」

「そうですね。」

 腕を組み考える。

 向こうは契約内容にも納得しているし、純度も出ていると聞いて安心しているだろう。

 今ネックなのは斡旋量の支払いだけか。

 ただそれを取り下げるだけではダメだ、なにか良い方法はないだろうか。

「旦那、ちょっといいか。」

 後ろに立っていたウェリスが俺に話しかけてきた。

 何だ、なにかあったのか?

「なんでしょうか。」

「見本から複数の鉱山の反応が出たと伝えてくれと言われている。」

 俺にしかきこえないようにウェリスが耳打ちする。

 マジですか。

 予備鉱山からの産出品と踏んでたのにここに来て別の鉱山でしかも複数って。

 これってもしかしてものすごい大規模な横流しなんじゃないのか?

 複数って事は別の言い方すればどこの鉱山でも横流しが行われている可能性があるわけで。

 つまりは横流しグループは予想よりもはるかに大きな集団という事になる。

 複数全てで横流しをしてしかもばれないような相手。

 これはちょっと俺の手には大きすぎる相手ではないだろうか。

 尻尾をつかめたら見たいな事いってたけど、この尻尾恐竜ぐらいでかいんじゃないじゃないだろうか。

 トラが出たとかそういうレベルじゃないんですけど。

 どうする。

 どうすればいい。

 とりあえずこの事実は早急に魔術師ギルドに伝えなければならない。

 なんならこの見本全部鑑定して産出先の特定もしたほうがいいな。

 よし、きまりだ。

「どうかしたのか?」

「いえ、こちらの話です。」

「その割には随分と驚いているようだが、この魔石に何か問題でもあるのか?」

 ポーカーフェイスが苦手なわけじゃないけれど、今の情報はさすがにそこまで気が回らなかった。

 変に感づかれたくもないしなぁ。

「魔石に問題があるわけではないのですが、少々別の取引で問題が出ましてね。」

「俺たち以外とも商売とは随分と派手にやっているんだな。」

「だからこそこんな離れた場所で商売しているんですよ。少々不便ですがここなら不特定多数の人が出入りしてもおかしくありませんからね。」

「まさか冒険者御用達の商店がこんなあくどい商売しているとは思ってもいなかったよ。」

「あくどいだなんて失礼な、私の性格に合った商売をしているだけですよ。」

「つまりは腹黒いというわけか。」

 それは否定できないけど。

 じゃなくて、この魔石をどうやって手に入れるかだ。

「その腹黒い商人から提案です。今日持参して貰ったこの見本の魔石、これを斡旋料の一部として収めて貰うことはできますか?」

「なんだ、魔石研究所じゃなくお前が魔石を欲しがるのか?」

「魔石にも色々と使い道がありましてね、純度は申し分ありませんからそちらがよろしければ現物でいただくのも悪くありません。」

「むしろお前としてはこの魔石を今すぐに欲しいという事だろう。」

「お察しの通りですよ。私達は魔石を手に入れることができ、そちらは斡旋料の一部を支払うことが出来る。残りの斡旋料は4期終了時までお待ちしても構いませんがいかがですか?」

 落としどころはこの辺だろう。

 両者の得を取り、損が無いように見せれば納得しやすい。

「残りの斡旋料、それはいくらだ?」

「斡旋料そのものは金貨2枚と言いたいところですが、コッペンの不手際もありますから金貨1.5枚としておきます。今回この100個を魔石研究所へ卸す金額と同じ銅貨50枚で買い取ったとして残り金貨1枚。いかがですか?」

「銀貨50枚なら今すぐに支払ってやってもいいぞ。」

「4期先で結構ですよ。そのほうがお互い都合がいいでしょう。」

「強欲な奴だ。」

 今すぐここで関係を解消しても良かったが、まだ彼らとのやり取りは続くわけで。

 弱みではないが何かきっかけを残しておいたほうが都合がいい。

 まぁ最終的にはお縄について貰う予定だけど。

「では交渉成立という事で。」

 立ち上がりガルスの前に手を伸ばす、最初は応じなかった握手に今度は応えてくれた。

「取引はいつになる?」

「早ければ次の聖日にでも行えるでしょう。それまでに魔石の準備は出来ますか?」

「もちろんだ。」

「では詳しい場所と時間はコッペンに知らせておきます。聖日前日に彼から聞いて下さい。」

「今度は金を取られないだろうな。」

「酒をおごるように彼に言っておきますよ。」

 とりあえず魔石は確保した。

 あとは2日以内に場所と時間を決めて包囲作戦の手はずを整えなければならない。

 思っていたよりも時間が無いな。

 だがやるしかないか。

「ウェリス、二人を外まで見送ってあげてくれ。」

「了解した。」

「丁重に扱ってくれよ、ウェリス。」

「旦那に免じて今日だけはその軽口を許してやるよ。」

 見てないところで喧嘩されるのは構わないけど、大事な情報源なんだから丁重にお願いしますよウェリスさん。

「あと、エミリアに来るように伝えてください。」

「わかった。」

 三人が部屋を出て行き俺一人になる。

 残されたのは100個の魔石。

 さぁこれからが大変だ。

 こいつらの出所を突き止めるのは博士に任せるとして、随分と大事になってきたなぁ。

 わかってはいたけど、ちょっと大変かもしれない。

 大変なのはいつものことか。

 そうだよな、大変じゃなかったことなんてないし。

「お呼びですかシュウイチさん。」

「おもってもいなかった事実が判明しました。早急に話し合いをしたいので先程の皆さんが帰ったらみんなに集まるように伝えてください。」

「わかりました。」

 俺だけで決めるよりもみんなの意見を聞いたほうがいい。

 さぁ大事になってきたぞ。


しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド
ライト文芸
 日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。  その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。  青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。  その後がよろしくない。  青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。  妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。  長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。  次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。  三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。  四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。  この5人とも青夜は家族となり、  ・・・何これ? 少し想定外なんだけど。  【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】 【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】 【2023/6/5、お気に入り数2130突破】 【アルファポリスのみの投稿です】 【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】 【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】 【未完】

不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。

桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。 戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。 『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。 ※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。 時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。 一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。 番外編の方が本編よりも長いです。 気がついたら10万文字を超えていました。 随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す

エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】 転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた! 元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。 相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ! ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。 お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。 金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

全能で楽しく公爵家!!

山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。 未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう! 転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。 スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。 ※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。 ※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。

処理中です...