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第四章

異世界プレゼンテーション

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 研究所の人に来て貰う算段はこれで整った。

 これで三日後の彼らとの面談については何とかなるだろう。

 念のために警備をつけたほうがいいかもしれないから騎士団にも話を持って行きたいのだが、あまり色々な所に話を出すと横流しの大本にばれる可能性があるのでなんとも言いがたい。

 シルビア様ともう一人ぐらいは欲しいなぁ。

 さすがに副団長とはいわないけどさ。

「先程のお話はあくまでも三日後についてだけです。しかしその後どうするのかを考えておかなければ話は片付きませんから。」

「それで具体的にどうするかまではちゃんと考えてあるんだろう?」

「いくつか考えてありますが、少々ご面倒をお願いしなければならないのでその許可をいただきに来た次第です。」

「あの書類の山にいまさら書類が増えたところで何も変わらないよ。」

 やれやれと首をかしげて肩を揉むギルド長。

「申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。」

 その書類の山に関しては今回の一件以前の物も含まれているので俺の知るところではない。

 老体に鞭打つようだが是非がんばって頂きたい。

「それで、今回の連中にどう落とし前つけさせるつもりだい。」

「今回の連中はあくまでも横流しグループに取り入りたいただのチンピラです。しかし私との面会を取り付けた事で本隊グループと接触し、魔術師ギルドに売り込む用意があるとでも言って仲間に入ろうとするに違いありません。次の面談時に彼らには魔石の見本を持参するように言ってあります、本隊グループから借りるか買うかして持ち込むでしょう。」

「それで坊やに産出場所を特定できるか聞いていたんだね。」

「その通りです。もし場所が特定できるのであれば裏で何と繋がっているのかを調べるのが簡単になると思いまして。」

 ギルド長やメルクリアの仕事が少し減るのは間違いないな。

「現物を回収し産地を確認することと並行して彼らとは偽の契約を結ぶ予定です。魔術師ギルドにはその契約書の準備をお願いしたいのですがよろしいでしょうか。」

「契約書?一体何をするつもりなんだい。」

「昨日お話ししましたように商人は商人らしく彼らとやりあうつもりですよ。彼らとは魔石取引に関する偽の契約書で契約します。契約内容は、魔石の一定期間の専売契約です。しかしその為に契約金として金貨10枚を要求する予定です。この契約金は今後同じようなやり方で私のところに来て契約しようとする輩をふるい落とす為のものだと思ってください。」

 本当はもう少し値上げしたかったのだが、あまりにも高すぎると話に乗ってこない可能性があるので仕方なくこの金額まで下げている。

「この金額の根拠はなんだい。」

「魔術師ギルドでは魔石の一個の買取価格はいくらにしていますか?」

「純度にもよるが大体一個銅貨30~50枚という所かね。」

 予想通りだな。

「彼らには一期につき魔石500個の買取を提示します。金額は一律銅貨50枚。それを最低4期続ける事を条件とするとちょうど金貨10枚になります。もちろんこの契約金は解約時に返金しますので、この専売契約期間で彼らは最低でも金貨10枚の利益を上げる事ができるというわけです。」

「なるほどね、4期は解約せずに継続して買取るとすることでやつらに安心感を与えるわけかい。」

「そうです。もちろん純度や安定的な供給が見込めるのであれば継続して買い取ってもいいとしておけば、本隊グループに契約できた事を自慢するはずです。グループとしても継続して買取ってくれる場所があるのは望ましい事ですから。」

 もしこれで尻尾を出すならばしめたものだ。

 まぁそんな簡単に尻尾を出すような連中ではないと思うけど。

「だがこれは偽の契約書なんだろう?」

「その通りです。彼らには今度の会合のときに契約金と一期分の魔石を持参させます。それを回収し偽の契約書を渡したタイミングで騎士団に登場頂き捕縛するという流れを考えています。もちろん場所や本当に乗ってくるかどうかなど不確定な要素はありますが、仮に捕縛する事が出来れば魔術師ギルドに手を出せばこいつらのようになるぞという脅しをかけることも出来ますからね。」

「そうやって捕縛する事ができたとしてお前さんの目的は別にあるんだろう?」

「申し訳ありませんが今回彼らから回収するであろうお金は、最初の情報提供者である先に話した方を買取る為に使おうと思っています。娼館に残ったままではいつ彼らの残党から狙われるかわかったもんじゃありませんから。」

 目標金額は金貨20枚。

 商店連合が三分の一を負担してくれるのが金貨7枚として後金貨13枚。

 これを彼らからふんだくるのが目的だ。

 しかし現状では少々足りないんだよな。

「原因を作ったやつらに買取の金を工面させようって言うわけかい、面白い事を考えるね。」

「それぐらいしても罰は当たらないでしょう。」

「やっちゃいけないことをやってるわけだからね、容赦する必要は無いよ。」

 随分と恐ろしい発言だこと。

 でもまぁやってることは国家事業での汚職だ。

 普通に考えても重罪か。

「しかしだ、こんな高額な契約金、奴らに払うあてがあるのかい?」

 普通に考えれば契約するだけで1000万だ。

 いくら返ってくる金とはいえ普通の人には工面できない金額である。

 だが彼らは昨日、非合法賭博で大勝ちしている。

 最後を見たわけではないがあの感じでは最後までツキを逃すことは無いだろう。

 勝つときは勝つ。

 負けるときは負ける。

 ギャンブルはその両極端しかないものだ。

「彼らが昨日大金を手にしたという情報を得ていますのでおそらくは大丈夫かと思います。」

「何から何まで手が早いねぇ。」

「それが仕事ですので。」

 仕事はただの商人だけどね。

「話はわかった。うちは偽の契約書を作り三日後の面談の際には坊やとその彼女を派遣する、それでいいね。」

「ありがとうございます。」

「別にあんたの為じゃないよ。このギルドとそれに属する私の可愛い部下たちの為だ、あんたのことはね、ただのおまけだよ、そこのところ良く覚えておきな!」

 おまけですか。

 でもまぁ、部下のことを考えられるトップって言うだけでも十分だよね。

 元いた会社なんて社員は所詮捨て駒だったから、そんな風に大切にされたことなんて一度も無い。

 そんな言葉が一度でも聴けたら会社に対する考え方も変わったんだろうけどさ。

 あーでも、現状が変わらなければ結局はブラックか。

 うん、ここにきてよかった。

「そういえば、フィフィの姿が見えないようだけどあの子はどうしたんだい。」

「メルクリア様ですか。」

「あんたたちと一緒に帰ったってリュカが言っていたんだけどねぇ、しらないのかい?」

 この場合素直に言っちゃっていいの?

 メルクリアの名誉の為にいわないほうがいいの?

 どうするの。

「メルクリア様は体調が優れないようで宿でお休みになっています。随分とお疲れのようですので今日の同行はおやめいただきました。」

「疲れで倒れるような子じゃないと思っていたけど、そうかいあの子もやっぱり人の子だったかい。」

「随分と仕事が立て込んでいるようですのでそのせいもあるかもしれません。」

「その原因の一つはおたくの旦那が持ってきた今回の件も含まれていると思うけどね。」

 さらりと嫌味を言ってくるんだからこの人は。

 そうですよ、どうせ俺が全部悪いんですよ。

「シュウイチさんのせいだけではないと思いますが、確かにその一つではありますね。」

 エミリアまでそういう事言うし。

 事実だけど何か傷つくなぁ。

「まぁまぁそれぐらいにしておけ、シュウイチがすねているぞ。」

 すねてません。

「あんたもフィフィのようにあれこれ考えすぎて倒れるんじゃないよ。」

「無理そうなら遠慮なく休ませて貰いますよ。」

「倒れるなといっただけで休めとは言った覚えはないんだけどねぇ。」

 ブラック企業かよ。

「休息は良い仕事の味方であると助言いたします。」

「その通りだ、休めるときに休むのは戦士としても基本だからな。」

 休んでも良いと言われるだけありがたいなぁ。

「味方ばかりでよかったねぇ。」

「おかげ様で助けられてばかりです。」

「フィフィにはまた時間が出来たら来るように伝えておいとくれ。」

「かしこまりました。」

 とりあえず契約書の件は了承してもらったし鑑定の件も問題ない。

 後は三日後奴らがどんな風に出てくるかだけだな。

 今回の相手には下手に出ず常に上を取り続けなければいけない。

 なめられたら負けだ。

 俺がお前たちの命運を握っているんだぞと認識させることが重要だ。

 こういうのってちょっと苦手なんだよな。

 強面の人にいてもらうといいかもしれない。

 ウェリスに頼んでみるか。

「さぁ用が終わったなら帰っとくれ、私はまたこの書類とにらめっこしないといけないからね。」

「お仕事を増やしてしまい申し訳ありません。」

「今度しっかり弁済して貰うから覚悟しておいで。」

 何を要求されるのやら。

 でもまぁそれに見合うだけの事はして貰うわけだし、茶菓子でも今度持ってきてあげるとしよう。

「茶菓子は甘くないので頼むよ。」

「良い物を見繕っておきます。」

 そんなに俺の心の声って漏れてるの?

 ねぇもれてるの?

「失礼致しますフェリス様。」

「エミリアも大変だとは思うがしっかりやるんだよ。」

「はい、がんばります。」

「エミリア、その男に泣かされたらいつでも帰ってきて良いんだからね!」

 あ、リュカさんいたんだ。

 すっかり存在を忘れていた。

 そんな言い方するのならカムリ紹介するの止めようかな。

「なんだろう、大切な何かが失われたような気がする。」

「あんたはいつも何か忘れてくるだろうだろう、このバカ娘。」

「今日は何も忘れてないですよ!」

「じゃあ私が頼んだ資料はいつになったら持って来てくれるんだい?確か昨日の夜に頼んだはずだけどねぇ。」

「あぁ!すっかり忘れてました!」

 忘れるのは決まりなのか。

 盛大に背中をはたかれてうずくまるリュカさんを横目にギルド長の部屋を後にする。

 さぁこれで目的は全部終わりだ。

 後はメルクリアの様子を見て帰るだけだな。

「リュカさんはいつもあんな感じなんですか?」

「良い人なんですけど、いつも何か忘れたり抜けたりしちゃうんです。」

「おっちょこちょいというやつか。」

「緊張感が少ない方だと思われます。」

 時にはそういう気持ちは大事だけど、感情が先走ってしまう前回の件もあるからなんとも言えないなぁ。

 いやまてよ逆にこういう人ほどカムリのような真面目で管理のしっかり出来る人に見てもらうべきなのだろうか。

 仕事が増えると嫌がるかもしれないけど。

「良い人なんでしょうけどねぇ。」

 所詮良い人止まりの良い人とはまた違う良い人。

 あぁややこしい。

 因みに俺は前者の良い人扱いでした。

 そんな俺も異世界に来たら奥さんが出来るんですよ。

 おいでませ異世界!

 おいでませ!

 どこからか行けるなら行きたいと言う悲しい叫び声が聞こえた気がするけど気のせいだろう。

「あとはメルクリア殿の様子を見にいくだけだな。」

「そうですね、そろそろ昼ですので少しはマシになっているといいんですけど。」

「無理せず今日一日は休んで欲しいです。」

 明日にはまた顔を合わせるわけだから今日ぐらいはゆっくりして貰っても構わない。

 むしろ明日休んでくれてもいいよ。

 そのほうが緊張しなくて済むし。

 なんて口が裂けても言えない。

 魔術師ギルドを出ると陽はずいぶんと高いところに出てはいるけど真上ではなかった。

 11時ぐらいのイメージかな。

 お昼時ではあるけど昼食にはちょっと早い。

「様子を見に行く前に寄りたい場所があるんですけどいいですか?」

 本当はもっと早く寄りたかったんだけど行く機会がなかった。

 まぁ今度でもいいんだけどこういうのは早めに行っておいたほうがいい。

「私は構わないが昼食には早くないか?」

 ごめんなさいご飯じゃないんです。

「昼食はそのあとにしますのでちょっとだけお付き合いください、すぐ終わります。」

「用事はないですし大丈夫ですよ。」

「昼食後は時間がないと思われますのでその方がよいと思います。」

 それじゃあまぁ行くとしますか。

 白鷺亭を通りすぎて向かったのは南通にある一件の武器屋。

 ダマスカスの短剣を作ってくれたあのお店だ。

「外で待っていますか?」

「いや一緒に行こう。」

「ここで何か買われるんですか?」

 今度する催しの下準備に来たんだけど、そういえばまだ何をするか説明してなかった。

「ちょっとお願い事をしに来たんです。」

 店の中にいたオヤジさんは相変わらず無愛想にこちらを見たが、俺とシルビア様を見て表情が変わる。

 いや、シルビア様だけかもしれないが。

「イラッシャイ。」

「ご無沙汰してます。」

「誰かと思ったらシルビア様ではないですか。」

 ちょっとまて、何でそんなに口調が違うんだ。

 俺の知っているオヤジはもっと偉そうに話していたんですけど。

「先日は世話になった、今日はシュウイチの用でここに参ったのだ。」

「なんだあんたの用か。」

 露骨に嫌な顔するって商売人としてどうよ!

 まてよ、職人か?

 そう考えると仕方ないかなぁ。

「ここでしたら優秀な職人が弟子をとっておられると伺ったのですが。」

「確かにうちは弟子をとっているがそれがどうかしたのか?」

「実は、少し壊れやすい銅の剣が大量に必要なのですが、こちらでしたらそういう感じのお弟子さんが練習に作った剣があるのではないかとおもいまして。」

「練習も兼ねて作ったやつがあることはあるが、何で壊れやすいやつが必要なんだ?」

 それはまだ言えないんだよなー。

「切れ味がよすぎると少々危険でして、鈍いぐらいがちょうどいいです。来期までに100本ほどご準備いただくことは可能でしょうか。もちろんお代は払わせていただきますので。」

「うちとしては引き取り手が出来るのはありがたいが・・・。」

「実は、商店の新規開店に合わせてちょっとした催しをするんですが、まだあかせない決まりがあるんです。もし難しいようでしたら他を当たってみることにします。」

 無理強いする必要は無い。

 無理そうなら他のところをあたればいいだけの話だ。

 お金を落とすなら知っている店で落としたいという気持ちで聞いただけなので断られても気にしない。

「別に断るつもりはねぇよ、ただ俺のところの武器がどういう風に使われるのか気になっただけだ。」

「確かにそうですね、説明不足で不快に思わせてしまい申し訳ありません。」

「こっそり教えてはくれねぇのか?」

「全て決まったわけではありませんので、まだ検討段階の話ですよ?」

 身内にも明かしていない秘密の企みだ。

 オヤジのところまで行き小さな声で内容を伝える。

 最初は怪訝そうな顔をしていたオヤジだったが話を聞いているうちにどんどんと顔色が明るくなる。

「そいつは面白いじゃねぇか!そういう事情ならうちの武器を存分に使ってくれてかまわねぇぞ。」

「出来れば目玉商品としてこの前いただいたような素晴らしい一品が欲しいところなんですが。」

「それだったらあれを出してやってもいいぜ。」

 そう言って店の奥を指差した先にあったのは、俺のものと同じ黒い光沢の剣。

 ロングソードかな。

「お前が買ったあの短剣と同じダマスカスのロングソードだ。シルビア様のオリハルコンには負けるがそこいらの剣に負けるようには作られてないぜ。」

 あれだったら目玉商品に相応しいな、決まりだ。

「ですが少々高そうですね。」

「まぁそうだな、銅の剣と合わせて普通は金貨1枚といいたいところだが、商品にならない剣を引き取ってもらうんだし銀貨50枚でいいぜ。」

 まさか半値になるとはおもっていなかった。

「しっかりと宣伝させて頂きます。」

「よろしく頼むぞ。」

 これだから一対一の交渉はやめられない。

 商売は人と人をつなぐ物だと昔から思っているが、この考えに間違いはなかった。

 オヤジと硬い握手を交わしお互いに笑顔になる。

「銅の剣100本、弟子達にしっかり作らせとくからよ。」

「しっかりしすぎは勘弁してくださいね。」

「おっと、そうだったな。」

 何をするかって?

 それは次回のお楽しみだ。
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