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第四章

言わなければ伝わらない事

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 コッペンの脅しはおそらく間違いないだろう。

 俺が噛んでる以上正直に答えるしかないわけだけど、いったい何が起こるんだろうか。

 ここにいる全員にフルボッコにされるとかだろうか。

 屈強な皆さんばかりだから一瞬でボロボロになっちゃうなぁ。

 勘弁願いたい。

 でも良い事もあるわけで。

 とりあえずそっちから聞いてみるか。

「ではまずいいことのほうから聞かせてもらいましょうか。」

「何だお前はそっちから聞くタイプか。」

「どっちから聞いても最後は結局同じですからね。落ち込んだ気分で良いことを聞いても楽しめませんから。」

 今から殺されるぞと言われてからお金あげるといわれても何にも嬉しくない。

 それならお金あげるよで喜んでから落とされるほうがまだマシだ。(何かのギャグですか?)

 落差は大きくなるから結局は一緒なんだけどね。

「魔石買取の件だが、俺の知り合いに良質の魔石を所持しているやつがいる。それを魔術師ギルドに提供すれば今回の魔石不足の件は早急に解決することが出来るだろう。紹介すればそいつも俺もそれに噛んでるお前も全てが円満に事が進むってわけだな。どうだ、いい話だろう。」

 確かに早期に魔石不足を解消できれば横流しの魔石を掴まされることはないし、魔装具の供給に滞りは無くなる。

 魔術師ギルドと研究所は信頼を落とす事無く、しかも横流しの被害にもあわないという最高の結末を迎えられるだろう。

 表向きは。

「では悪いこととはいったい何なのでしょうか。」

「その商人が今この場に来ててな、魔術師ギルドかそれに繋がるやつを紹介しなければただじゃ済まさないぞって脅しに来ているのさ。別に脅しはいつものことだから構いやしねぇが、今日の奴は随分と気が立ってるようだから、お前が噛んでるとなるとそいつらに何をされるかわかったもんじゃないな。」

 おそらくその商人というやつが魔石横流しグループの本隊、ではなくてそのグループにかませてもらおうと話しているところをニケさんに盗み聞きされてしまった連中だろう。

 この街に限定して魔石買取の告知を出したのが今日の夕刻だから、本体が離れた鉱山にいると考えると明らかに早すぎる。

 魔術師ギルドもしくは研究所に繋がりを作ろうと必死になっている連中のほうと考えるのがベターだ。

 まぁ念話がある世界だし、知ってすぐ本隊に連絡が言ってもおかしくはないんだけど、物理的にこういう場所に脅しに来れるというのはちょっと考えずらい。

 さてどうしたものか。

 今ここでバラせば間違いなく誘拐されて俺をエサに研究所とのアポを取らされるだろう。

 それで買取になってしまえば会議まで行った計画が全て水の泡だ。

 しかし、ここで嘘をついてしまうと後々取次ぎをお願いするときに話がややこしくなる。

 いい話と悪い話両方が絡んでいるというのは些か面倒だな。

「それは随分と物騒な話ですね。どういう経緯でここに来る事になったんでしょうか。」

「はじめは魔術師ギルドに関わりのある奴を紹介してくれって話だったんだが、話を聞いているとどうもきな臭くてな。金になりそうな話でもなくて断ってたんだが、向こうさんそれで気を悪くして情報を流さないならここをぶっ潰してやると脅してきたわけだ。」

「それは私には全く関係の無い話ですよね。」

「まぁそう言うなって。それで紹介できなくは無いが金は持っているのか?という流れになって今ここにいるわけだよ。軍資金を増やす為に随分と必死みたいだけどな、見ろよあの連中。」

 後ろを振り返ると大きなテーブルに人だかりが出来ている。

 何かの賭け事をしているようだけど内容までは確認できない。

「随分と盛り上がっているようで。」

「あれだけの金が動いているのはここ最近じゃ珍しいからな。勝って負けてはしてるみたいだがなかなかの運の持ち主だこの賭場で負け越してない奴を久々に見るぜ。」

「イカサマはしてないと言うわけですか。」

「そこに関しては俺の感知する部分じゃない。俺の賭場じゃないし俺は金さえもらえれば情報を提供するただの情報屋だ。やつがどうなろうが賭場がどうなろうが俺の知ったこっちゃ無い。」

 それに関して言えば俺も別に知ったこっちゃない。

 情報を流さず怒られたのは自分だし、そもそも俺がここに来る意味もわからない。

 どう考えてもコッペンの尻拭いをさせられている。

 その尻拭いを俺がする義理は無いはずなんだけどな。

 いくら広告主とはいえそこまでは面倒見切れない。

「それで、その情報に貴方はいくら出せるわけですか?」

「なんだよ金取るのかよ。」

「情報屋が情報にお金を出さないでどうするんですか。商売は情報が命、命にお金は必要不可欠というわけですよ。」

「まさかこの俺が情報を買わされる立場になるとはなぁ・・・。」

「それは自分の自業自得という奴ですよ。」

 状況は悪くない。

 相手は俺の情報を買いに来ただけで俺を探しに来たわけじゃない。

 相手の目的は横流しグループに手土産として持っていくための研究所への取り次ぎ、もしくは直接的な契約だ。

 ならばここはいったん泳がせて後日俺のところに来るように仕向けたほうがいいかもしれない。

 情報は魔術師ギルドと共有するべきだし、お金をせしめるならその準備も必要だ。

 ニケさんを買い取る為にも奴らから搾り取れるだけ搾り取り、尚且つ捕縛まで持っていきたい。

「最初の話に戻るが、お前が噛んでいるという事で間違いなんだな。」

「ここで嘘を言っても仕方ないですからね、今回の件には私が一枚噛んでいるのは間違いありません。」

「ならばお前の情報を売りに出せば俺の面目は保たれるわけか。」

「噛んでるだけでは彼らは納得しないでしょう。実際に彼らが欲しているのは魔術師ギルドとの繋がりなわけですし、その部分の情報を提供しないと納得しないと思いますよ。」

 まぁそれも俺なんだけどね。

 そこに気付くかどうかはコッペン次第だ。

「くそ、お前を差し出せば話は簡単だったのに。わかった、その情報を買わせてもらおう。」

「毎度ありがとうございます。」

 交渉成立だ。

 金額はどうしようかな。

「それで、その大事な情報にはいくら払えばいいんだ?」

「今回の情報料の三割というところでしょうか。」

「そんなにとるのかよ!」

「ご自身の面子と身体の健康を考えれば安い物だと思いますが。」

「俺ならもう少し良心的な金額で仕事するがな。」

 絶対嘘だ。

 どう考えても利益9割な仕事してそうじゃないか。

「さきほど不良在庫になったエールの販売方法を教えましたので、その金額も含んでるんですよ。」

「それも金取るのかよ。」

「十分元は取れると思いますよ、これからの季節とこの前お知らせした催しを考えればね。」

「そうか、そこに出店すれば・・・いやその為には冷蔵庫を増設して・・・。」

 さすが儲け話には頭が回るな。

 普段の俺もこんな感じなんだろうか。

「ちなみに魔石を持っているという噂の商人から魔石を安く買い取れば、冷蔵庫にも利用できるのではないでしょうか。」

「その手があったか!」

 奴らが本当に魔石もっていたらね。

「では情報料はこの前のように催しの協賛という事で。それと、彼らへの情報ですが四日後に私の店に来るように言っておいてください。」

「四日後だな。」

「明後日は開店日で忙しいですから、せめてその前後ぐらいはゆっくりしたいじゃないですか。」

 四日あれば対策も考えられる。

「だが急いでいる連中がそれで納得するか?」

「四日で魔術師ギルドが求めている量全ての買い取を終えることはまず無いでしょう。仮に目標数まで達したとしても別口で買い取って貰えるよう働きかけておきます。彼らとしても真っ当なやり方で取次ぎできないんですからそれぐらいのペナルティはあって然るべきだとおもいますよ。」

 仮に俺がここで受けてしまったら、街に流すお金が止まってしまう。

 今回は街に利益を残すという目的も兼ねているのだから、せめて四日ぐらいはその時間に当てるべきだ。

「『特別』に取り計らってやるからありがたく思えよっていう事か。」

「誰しも簡単に出来ることにお金は掛けたくないものです。しかしながら自分だけに『特別に』用意された物事であれば簡単にお金を出してしまう。この『特別』というものは随分と便利な言葉ですからね。」

「それは言えているな。」

 コッペンとしても情報が提供でき、しかも『特別』に扱ってやるといえば相手の怒りも少しは和らぐだろう。

「それと、店に来る時には魔石の現物も持参するようにお願いします。本当に魔石の純度が足りているのか確認しなければなりませんので。」

「それぐらいは構わないだろう、わかった伝えておく。」

「それでは後はお任せします。たっぷりせしめてきてください。」

「それは奴らがお前の情報に満足するかどうかにかかっているな。」

 どうやっても叶わなかった魔術師ギルドとのアポを取り付けてやるといっているのだ。それぐらいの金は出すだろう。

 ここで大負けしなければだけど。

 席を立ちコッペンと契約成立の握手を交わすと時々聞こえてくる歓声を背に賭場を後にする。

 どうやら入り口と出口が別に準備されているようで幸い彼らの近くと通らなくて済んだ。

 顔を覚えられて彼らが見た時にバレたら話がややこしくなるからね。

「・・・きをつけて。」

 出口にも別の剣士が控えていた。

 入り口とは違い細身の女剣士だった。

 顔はわからなかったけど声の雰囲気は好みだ。

 こんな事思っているからたらし男とか言われるんだよな。

 いいじゃないか。

 世の中には釘〇病なんて言葉があるぐらい言葉の魅了度は高いんだぞ。

 外は来たときと同じく闇に覆われた路地のどこかだ。

 行きの地図はもらったけど帰りはどうすればいいんだろうか。

「・・・この道を真っ直ぐ進めば大通りに出る、後はわかるな。」

 親切にもさきほどの女剣士が帰り道まで教えてくれた。

「ありがとうございます。」

 何から何まですみません。

 他力本願100%男なもので。

 軽く会釈をして御礼を意思を伝えると、女剣士は何事も無かったかのように扉を閉めてしまった。

 まぁ伝わったならいいか。

 暗い路地を真っ直ぐに進むと広い道に出た。

 ここは南通りのどこかだな。

 大通りまで出れば暗いなかでも城壁が見えるのでなんとなく方向感覚が出てきた。

 という事は城壁を背に通りを進めば・・・。

 しばらく歩くと見慣れた白鷺亭が視界に入ってくる。

 現代のように明るくライトアップされているわけではないが他のどの建物よりも明かりがついているのですぐわかる。

 滞在していた時間はそんなに長くなかったはずだけど、随分と長いことあの賭場にいた気がする。

 今回も無事どうにかなったなぁ。

 フルボッコにされる事無く無事に戻ってこれた。

 毎度の事ながら危険と隣り合わせなことばかりやっているよな。

 エミリアが心配するわけだよ。

 いつもごめん。

 とりあえずは明日メルクリアが起きたら状況を説明して、三日連続の魔術師ギルドへ行くことになるんだろう。

 次はどうやってあの連中からお金をせしめて、一網打尽にするかを考えなければならない。

 しかもその頃には商店が開店しているわけだし、ダンジョンにも冒険者が来るように宣伝しているわけだし。

 身体が後三つぐらいあれば全部まとめて相手できるんだけど。

 体は造れても魂が伴わなかったら意味無いんだよな。

 つまりはゴーストが無ければただの人形というわけだ。

 囁くんだよ、俺の魂が。

 なんていう感じになるのか。

 どっちにしろカッコいいな。

「おかえりなさいませ。」

「ただいま戻りました。」

 さっきと同じように支配人が入り口で待っていてくれた。

「そろそろ遣いの者を出そうかと思っていましたが必要なかったようですね。」

「おかげ様で五体満足に戻ってこれました。」

「それで、首尾はいかがでしたか?」

「良い手ごたえはありましたので何とかなると思います。」

 あれから一刻経ってなかった訳か。

 あの後ずっとここで待っていたんだろうか。

 さすがにそれは無いか。

「それは何よりです。エミリア様はまだ起きておられるようですので早めにお戻りください。」

 やっぱり寝ないで待っていたか。

 寝てても言いよっていったのに。

「あとで冷たいお水をお願いします。」

「承知いたしました。」

 さぁ、がんばって階段上りますか!

 多少マシになったとはいえ本日三度目の最上階筋トレ。

 30超えると本格的に筋肉がなくなってくるね。

 腹筋はビール腹になり、力こぶは二の腕に落ちる。

 足なんてすぐ攣るしね。

 夜中一人で攣ると地獄なんだよなぁ。

 ちゃんと水分とって寝よう。

 よたよたと階段を上りきり長い廊下を抜け無事に部屋へと到着する。

「ただいま戻りました。」

 他のみんなを起こさないように小さな声で帰還を報告する。

 部屋の明かりは消され、メインフロアから仄かなオレンジ色の光が見えるだけだ。

 足音を立てないように進むと、ソファーでエミリアが転寝をしていた。

 ユーリはもう部屋に戻ったみたいだな。

 ソファーに身を預けて呼吸をするたびに肩が小さく上下する。

 あまり発言が無かったとはいえ俺の側で会議の手伝いをしてくれたり、メルクリアを背負って帰ったりとエミリアも休息日らしい休息取れていないんだよな。

 いつもお疲れ様です。

 備え付けのブランケットを手にそっとソファーの後ろに回りこみ、風邪を引かないよう静かにかける。

 起きるかと思ったが思った以上に深い眠りのようだ。

 支配人のノックで起きるとまずいな。

「そういうと思いまして申し訳ありませんが勝手に入らせていただきました。」

「驚かさないでくださいよ。」

 振り返り入り口のほうを見ると音も立てずに支配人が水差しとコップを持って立っていた。

 さすが忍者支配人。

 けど心臓に悪いのでいきなり目の前に立つのはやめてください。

「申し訳ありません。ついでにではありますが明日の朝食はいかがしましょうか。」

「そうですね、温かいスープといつものパンをお願いします。」

「二日酔いに優しいスープをご準備させて頂きましょう、それでは失礼いたします。」

 二日酔いの気配りまで出来るとかさすがとしかもういえないよな。

 ドアを閉めるときも一切音を立てずに支配人は部屋を後にするのだった。

 弟子入りしたら俺も忍者になれるかなぁ。

 水差しの水をコップに入れ一気に飲み干す。

 久々のお酒は楽しいお酒だった。

 後半はまぁ大変な目にも合ったけど、それはそれでみんなと楽しい食事ができたわけだし。

 今までは一人でも何も思わなかったけど、今は一人だと少し寂しい。

 それは異世界に来た寂しさではなく身近な人がいるからこそ感じる寂しさだ。

 ありがたい話だよな。

 部屋の向こう側にはシルビア様もユーリもいる。

 おそらく二日酔いになって苦しむであろうメルクリアもいる。

 まぁそれは俺のせいじゃないんだけど。

 一人じゃないからこそ戦っていられるんだろうな。

 彼女の今日の発言はあえて触れないでおいてあげよう。

 お酒の席での言葉は本心ではない。

 あれ、本心なんだっけ?

 まぁいいか。

 不意にソファーで転寝していたエミリアが寝返りをうつように体勢を変える。

 ブランケットを抱きしめて気持ちよさそうだ。

 可愛いなぁ。

 こんなに可愛い奥さんをもらって幸せ者である。

 彼女の為にも商店のほうも頑張らないといけないよな。

 それ以外の大きなことばかり関わっているけど、一番根本は商店だ。

 エミリアとの縁もそこから始まったんだしね。

「いつもありがとう。」

 聞こえるか聞こえないかぐらいの声でそっと呟く。

 聞こえなくても良い。

 たぶん届いている。

「御主人様、大事なことはちゃんと言わないと伝わらないと思うのですが?」

「うぉぁ!」

 思わず大きな声を出してしまう。

 部屋にいたんじゃないのか。

「お静かにお願いいたします。リア奥様は先程まで御主人様をお待ちになられておられましたので。」

「すみません。でもそんな隅っこで何をしていたんですか?」

 ユーリがいたのは部屋の一番窓際。

 ちょうどで窓のようになって下を見下ろせるようになっている場所だ。

「リア奥様を起こすといけないので窓際で魔力を補充しておりました。」

 月光で魔力補充ですか。

 なんとかキャノンがうてるんじゃないだろうか。

「ユーリは大気中の魔力を吸収できるんでしたね。」

「最近は食事を通じて摂取させて頂いておりますが、どうも先程呑んだお酒という物は魔力を消費してしまうようで少し足りなくなってしまいました。」

 アルコール分解に魔力でも使うんだろうか。

「なるほど。ここは私が見ておきますから部屋に戻っても構いませんよ。」

「それでは後はお願いいたします。」

 ぺこりと頭を下げてユーリが部屋に戻っていく。

 これで本当にエミリアと二人っきりだ。

 確かにちゃんと言わないと伝わらないよな。

 寝ているエミリアにそっと近づき、耳元に口を寄せる。

「いつもありがとう、エミリア。」

 そして頬に軽く口づけをすると向かいのソファーに腰掛ける。

 身をゆだねていくと同時に睡魔が押し寄せ、エミリアの寝顔を見ながらそのまま意識を手放すのだった。

 怒涛の休息日2日目がやっと終わった。


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