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第四章

上司様にはご用心

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 会議は一応の終了したものの、居残りでギルド長に呼び出される。

 人払いを頼まれたので会議室に使っていたギルド長の部屋は二人だけだ。

「いかがされましたでしょうか。」

「さっきは随分と上手く話をまとめてくれたんでそのお礼をと思ってね。」

「恐縮です。」

 嘘つけ。

 それだけならこんな所に居残りさせるはずがない。

「話の持って行き方もまずまずだったし、先手を打った説明も良かった。少々粗削りな所はあるがおかげでスムーズな会議になったよ。」

「お互いに見知った間だからこそ上手くいったんだと思います。」

「うちのギルドでもこれぐらい上手く話をまとめられる子がいれば私のあの書類の山も少しは片付くんだろうけどねぇ。」

 うず高く積まれた決裁待ちの書類。

 おそらくはそれに付属するような資料も多いためにあんな感じになっているんだろう。

 参加していない人間に理解してもらうためにはどうしても資料が多くなってしまうものだ。

「この手の会議はよく経験させてもらいましたので。」

「フィフィから聞いたが異世界の出らしいね、どおりで私の知らない考え方ができるわけだ。」

「異世界から来られた方は少ないと伺っていますが。」

「そうだね、『この世界』に限っては少ないだろうね。ここ300年は平和な時間が過ぎているし呼んでくる必要がないと言った方がいいだろう。」

 なるほどね。

『この世界』っていう言い方をするという事は他の世界もあるという事か。

 そうだよな、異世界が一つとは限らないよな。

 いろんな平行世界があって、それぞれの世界からそれぞれの世界に召喚されたり転移したりすると考えるのがファンタジー的な考え方になるだろう。

「それで、フェリス様がわざわざ私を残した理由を教えていただけますでしょうか。」

「なんだいせっかちだねぇ。もう少し老人の戯言に付き合ってくれても罰は当たらないだろうに。」

「他の三人が待っていますので。特に1名はここの観光をさせろとうるさくてですね。」

「あのユリウストが残した人造生命体ホムンクルスの子だね。」

 やっぱり気づいていたか。

 初対面の時にそんな反応を見せていたからバレているとは思っていたが、随分とあっさりした反応だな。

 一応この世界では初めての事例だと思うんだけど。

「ご存知でしたか。」

「体内からかすかにあの子の気配を感じるからね。魂の転移なんて馬鹿げたことをやりそうなのはあの子ぐらいなものだよ。」

「無事にとは言いませんが、やり遂げられました。」

「それについて聞くつもりはないよ、ユーリとかいう子を見ればすべてわかるさ。他の誰にも口外していないだろうね。」

「エミリアとシルビア以外には。」

「あの二人は口が堅いから心配ないだろうさ。しっかり守ってやるんだよ。」

 守るも何も守られてばっかりですけどね。

「頑張ります。」

「口だけじゃないってことをしっかり見せてくれれば私も文句は言わない。ただし、道を違えるようなことをすればいくら精霊の祝福があるとはいえ遠慮なくアンタを殺しに行くからよく覚えておきな。」

 殺しに行くって言ったよ。

 今までのような冗談な言い方ではなく、本気でそうすると言っているみたいだ。

 でもなぜそこまでするんだ。

 精霊の祝福とはそんなに危険なものなのだろうか。

「重々心に留めておきます。」

「前置きはこの辺にしてさっきの会議の話だけどね。」

 前置きなんだ!

 ここまでの下り全部前置きだったんだ。

 長すぎるでしょちょっと。

「横流しの件ですね。」

「それ以外に何があるのさ。アンタが言っていた横流しに加わろうとする連中ってのはどういうことだい。」

 あの場では黙認したけど事情ぐらいは説明しろって事か。

「そもそもの発端は魔石横流しを知った連中が、どうにかして本体に合流できないかという話を聞いたことから始まります。それをたまたま聞いた人間はその連中にそれがばれて現在はシルビアの所で厳重に保護しています。大本が動くよりも先に、まずその連中が横流しに加わるための動きを見せるはずです。」

「なぜあの場でその話をしなかったんだい。」

「皆が皆フェリス様のように先を見ているわけではないからですよ。先にこの連中の話をすれば間違いなくそれを捕まえようという話が先に来るはずです。しかしそれをしてしまえばその先にある大きな獲物を取り逃してしまう可能性がある。私ではその獲物の尻尾を掴むことすらできませんから、それができる人たちに獲物に集中してほしかったんです。」

 この町にいるであろうあの連中を捕まえるのはそう難しくないと思っている。

 そもそも横流しグループに加わろうなんてことを考えるのは力のない小物のすることだ。

 長い物には巻かれろという奴だな。

 力のある連中はもっと別の方法もしくは成果を手土産にとっくの昔に参加しているはずだ。

 新参者がおいそれと入れるような内容ではない。

 こいつらが情報をもらしさえしなければ今まで誰も横流しの事実に気づくことはなかった。

 それぐらい後ろにいる獲物が大きいというわけだ。

 俺みたいな小さな力しかないやつには荷が重すぎる。

「物は言いようだね。それで、アンタはその連中を捕まえてどうしようっていうんだい。後ろの獲物を大事にするならわざわざそんな小物を相手にする必要なんてないだろう。」

 それはまぁそうなんだけどね。

 時間をかけてじっくりと尻尾を掴んでいけばいいわけで、わざわざこいつらの相手をしなくても話はしっかりと進めることができる。

 しかしそれではニケさんを助けることはできない。

 俺の目的は横流しの大本を突き止めるよりも前にニケさんを助けることだ。

「情報提供者を助けるためにはどうしてもその連中が邪魔なんですよ。」

「つまりは私達をエサにして別の魚を捕まえようっていうわけだね。」

「申し訳ありませんがその通りです。」

 ギルド長としては本題をエサにされたことは許せないだろう。

 最悪奴らの相手をするなと言われるかもしれない。

 例えそうだったとしても俺はそれを止めるつもりはないけどね。

「そういう理由なら別に止めやしないさ。実際アンタの方が成功すればミドの坊やの方も楽になるわけだしね。一応そのやり方を聞いても構わないかい?」

「商人は商人らしく商売で奴らを相手にしますよ。身ぐるみ剥いで最後は騎士団に引き取ってもらいます。」

「それで身ぐるみ剥いだものはどうするつもりだい。」

「それで情報提供者を助けるんです。あの場で娼婦が情報提供者だと言えば皆さん話を信じましたか?」

 人には先入観がある。

 仲の良い人間が伝えた言葉と仲の悪い人間が伝えた言葉。

 全く同じ言葉同じ内容だとしても、捉え方は相手が誰かによって変わってしまう。

 先入観はもちろん俺にだってあるし、それで失敗したことだってある。

 だからこそ情報提供者という言い方で正体を隠してきたのだ。

「アンタのお人よしで他の三人は苦労するわけだね。」

「三人とも快く引き受けてくれたのでホッとしていますよ。」

「快く引き受けるかどうかはあの子たちが決めることだ。ただ、あの子たちを悲しませるようなことをしたら別の方法でアンタを殺しに行くかららね。」

 さっきと違う方法って何ですか。

 肉体的にではなく社会的にとか精神的にとかでしょうか。

 どちらにせよ勘弁願いたい。

「先程と同じく重々心に留めておきます。」

「まったく、どうして男ってやつはこうも女に迷惑かけるんだろうね。」

「失礼を承知でお聞きしますが過去に何かあったんでしょうか。」

 気になって仕方ないから聞いてしまおう。

「女の過去を知りたいなんてあんたも悪い男だね。」

「随分と言われておりますので気になりまして。」

「それをアンタに教えるにはちょいと時期が早すぎるね。」

「失礼なことを聞きました。」

 教えてくれないなら別に構わないさ。

 どうしても聞きたいってわけじゃないし。

「さぁ、明日から忙しくなるよ。アンタも休息日が明けたら本業が始まるんだ、どっちもおろそかにするんじゃなよ。」

「どちらも無理なくやらせてもらいます。」

「そこは無理してでもやりますと言っておくもんだ。」

 リュカさんのように頭をはたかれた。

 実際叩かれると思っていたよりもかなり痛い。

 頭の芯まで抜けるような衝撃だった。

 そりゃあもっと強くたたかれたリュカさんがうずくまるわけだわ。

「では失礼いたします。」

「何かあったらエミリアを通じて連絡しな、こっちはこっちで動きがあったらすぐ知らせるよ。」

「よろしくお願いします。」

 しっかりと頭を下げてから部屋を後にする。

 二兎を追う者一兎を得ずとはいうけれど、二足の草鞋で何とかなる人もいる。

 俺の場合は他に3人の仲間がいるわけだし、4人いれば二匹のウサギだって捕まえることができるだろう。

 俺には贅沢なぐらいに優秀な仲間だ。

 その仲間がらせん階段を下りた先で待ていてくれた。

「おかえりなさいシュウイチさん。」

「ただいま、遅くなりまして申し訳ありません。」

「なに、この中を見ているだけでもいい時間つぶしになった。」

「今日はこの中だけでなく世界樹の方も見てみたいのですがよろしいでしょうか。」

 それぞれが嫌な顔せず待っていてくれる。

 帰る場所があるというのはこんなに幸せな事なんだな。

 ニケさんにその場所を作るためにも自分は自分に任せられた仕事をしよう。

「私も世界樹の中をもっと見たいと思っていましたから、是非エミリアにお願いするとしましょう。」

「いいですよ、どこからいきましょうか。」

「まずはここを一望できる場所があればそこを見てみたい。そうすればどこに何があるのか一目で把握できるだろう。」

「さすがシア奥様です、是非そうしましょう。」

 いや、戦場を見に行くんじゃないんだから。

 でもまぁ現在位置を把握するのって大切だよね。

「ではエミリアお願いします。」

「畏まりました、魔術師ギルドで一番高い場所にご案内しますね。」

 一番高い場所ですか。

 塔の上かなにかだろうか。

 そう思っていた時が私にもありました。

 結局4人が向かったのは魔術師ギルド一高い場所、世界樹のてっぺんだった。

 いや冗談抜きで高かったです。

 下を見るとなんていうか、人がごみのようでした。

 彼のように落ちる前に大人しく退散したのは言うまでもない。

 世界樹おそるべし。

 高いところが少し苦手なのは黙っておいたほうがよさそうだな。

 あの股の間が寒くなる感覚にはどうもなれない。

 多少高いぐらいだったら全然なんでもないんだけどなぁ。

 後飛行機の上とか。

 あそこまで高いともう別世界だから気にならないのかもしれない。

 とまぁそんなこんなで魔術師ギルド観光も終了した頃にはもう日が暮れる寸前だった。

 昨日はこの後ご飯食べに行ってニナさんが駆け込んできたんだっけ。

 今日はどうしようかなぁ。

 白鷺亭に戻るのは確定として食事はどうしよう。

「もうこんな時間だったのだな。」

「向こうにいると時間の感覚が鈍くなってしまいますね。」

「ダンジョンの中にいるのと同じですので、魔力の減り具合でなんとなくわかりますよ。」

 腹時計みたいな物だろうか。

 ユーリの場合は魔法などを使って魔力が減ることが無いので、自己消費分を考えればそういう目安になるのかもしれない。

「あら、貴方達まだこんなところにいたのね。」

 魔術師ギルドの前で溜まっていると後ろからメルクリアが出てきた。

「メルクリア様、今お帰りですか。」

「さっきまで研究所の方と打ち合わせをしていたの。」

「メルクリア殿、こうして顔を合わせるのはいつ振りだろうか。」

「シルビア様もお久しぶりですわね。まさか二人がこの男の嫁に行くだなんて考えもしませんでしたわ。」

 下から見上げる目に少々殺気がこもっているのは気のせいでしょうか。

「人生何が起こるかはわからないものだ。」

「エミリアだけならどうしようかと思っていましたがシルビア様もご一緒でしたら大丈夫でしょう。しっかりこの男の手綱を握ってくださいませ。」

「シュウイチは普段から私たちのことを気にかけてくれているからな、そこのところは大丈夫であろう。」

 やれやれとメルクリアはため息をつく。

「御主人様こちらの方は。」

「こちらはメルクリア様、エミリアと私の上司になります。商店連合の偉い人ですよ。」

「貴方の上司になったつもりはありませんわ。貴方はエミリアの監視下にあり、エミリアの上司が私です。そこのところをお間違えないように。」

「ですが、商店連合に所属しておられるのであれば御主人様の上司になるのではないでしょうか。」

「直接の上司という意味ではないのだと思いますよ。」

 確かにエミリアの上司であって俺の上司ではない。俺とエミリアはパートナーという位置づけだから似たようなものではあるのだが。

「そういうものですか。組織という物は随分と面倒な物なのですね。」

「エミリア、こちらの方は?」

 そこで俺に聞かないところはさすがメルクリアだ。

「こちらはユーリ様といいまして、私達のダンジョンを専門に管理してくださる方です。」

 ダンジョン妖精というとややこしいので、あくまでも雇った管理者という事にしている。

「あら、専門家を雇ったのね。そもそも彼が専門家という事でこちらに引っ張ってきたと記憶しているけど。」

「ダンジョンの構造や魔物の配置も含めて全体的な指示はシュウイチさんの管轄になります。ですが魔物の管理やダンジョンの整備に関してはシュウイチさんでは難しいところがありますので、縁があってうちに来て貰うことになりました。」

「そうだったのね。てっきりリュカの言うようにこの男がまた違う女の人をたぶらかしているのかと思っていたわ。」

 どういう風に思われているのでしょうか。

 そんなにメルクリア女史に対して悪い印象を与えるような事をしたつもりは無いんだけど。

 エミリアと結婚したことをそんなに根に持っているんだろうか。

 男は狼なのよ気をつけなさいって言ってたもんなぁ。

 まだ食べてないよ!

 食べそうにはなったけどね。

「御主人様には非常によくしていただいております。たぶらかされていることはありませんのでご安心ください。」

「随分と従順なのね。エミリア、従業員として雇うなら次の期までに申請を忘れないように。開店してすぐじゃないと補助は出せないわよ。」

「そうでした!ありがとうございます。」

 そうか、契約するときに確か従業員の分も給料は出るって言ってたもんな。

 確か購入するときは三分の一でるって聞いた覚えがあるんだけど、何か条件があったような。

 もしでるならニケさんを買うときに経費として請求できるのかな。

 今度エミリアに聞いてみよう。

「それではまた2日後に会いましょう。」

「お手数ですがよろしくお願いします。」

 また2日後に会うのか。

 少々気が重いなぁ。

 次は何言われるんだろう。

「メルクリア殿、これから食事に行くんだが良かったらご一緒にどうだろうか。」

 いやいや、ちょっとシルビア様いったい何を言い出すんですか。

 確かに食事にしようかとは思っていましたけどまさかメルクリア女史も一緒だなんて。

 胃が痛くなりそうなんで勘弁してください。

「そうですね、せっかくですからよろしければご一緒しませんか?美味しいパンのお店を見つけたのでお知らせしようと思っていたんです。」

「エミリアに教えて貰ったあの店はなかなかに良かった。シフォンというパンだが甘くて可愛くてなぁ。」

「・・・そういうことでしたら呼ばれてあげても良いですわよ。」

 あ、甘い物に釣られた。

 絶対釣られた。

 でも夕食に甘い物はちょっとなぁ。

「先に白鷺亭に戻って支配人に美味しいお店を教えて貰いましょうか。」

「あら貴方達、あんな良い宿に泊まっているのね。」

「騎士団で世話になって以来利用させて貰っていてる。メルクリア殿の部屋も手配できるがどうだろうか。」

 ど、同室だけは勘弁してください。

「彼のおごりなら喜んで呼ばれようかしら。」

 おごりとか・・・。

 もう好きにしてください。

「メルクリアさんがよろしければ是非どうぞ。妻二人も喜びますので。」

 今言えるだけの嫌味を言ってやる。

 冷たい目で見られたからってもう知らない。

 こうして休息日2日目の夜は過ぎていくのだった。

 休息日に休息できないとかどういうことでしょうか。

 上司との食事とか気が重いんですけど・・・。
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