上 下
12 / 198
第一章

幼女再び

しおりを挟む
「簡単に申しあげまして、申し訳ありませんがこの建物がシュウイチ様の商店となるようです。」

「なるほど、詳しく教えて頂いてもよろしいですか。」

 はいそうですかと納得するには少々難しい物件である。

 事の経緯次第では文句の1つでも言ってみようかと思ってしまう。

 エミリアに言うわけにも行かず、鬼女に言うと後が怖い。

 誰に言えばいいのだろうか。

「ほんの30分前までは私がこの前見た新しい商店がシュウイチ様の配属先になるはずでした。ですが、私の先輩に当たる方が急遽別の方を採用してしまい、半ば無理やり新しい商店を決めてしまったんです。新採用はシュウイチ様だけとなっておりましたので、新しく入社されたということで本部は確認せずにそのお店を紹介した。そして、いざシュウイチ様となったときにはこの商店しか配属先が残っていなかった。これが事の顛末のようです。」

 なるほど、ダブルブッキングと確認不足が原因か。

 これはもう100%本部のほうが悪いというやつだな。

 用意していた商品を別のお客に振り分けたのでありませんじゃ筋が通らない。

 通常であれば同等の代替品を用意するのが筋だが、今回にいたっては同等といいがたいようだ。

 はじめに見せられたのはこれだし、これが貴方のですと言われれば受け入れざるを得ないが、もっと良い物が本当はありましたといわれれば良い方がうらやましく見えてしまうのが人の欲というものだろう。

「どこをどうやってもこの建物が私のスタート地点になるわけですね。」

「誠に申し訳ありません。まさかこんなことになるなんて思っていなかったので。いくら私のほうが成績がよかったからってこんな手段に出るなんて・・・。」

「といいますと、その先輩とやらが大分強引な手段に出たということですか。」

 どこにでもいる、ダメ上司ダメ先輩というやつだろうか。

 自分の成績が後輩に劣っていることの逆恨みに強硬手段で成績アップ。

 こういった場合は大抵後々になってトラブルもしくは自分に帰ってくるのが定番だが。

「その件については私から詳しく説明いたしますわ。」

 そう言いながら眼の前の空間に現れたのは鬼女ことメルクリア女史。

 状況説明に上司自ら再登場とは、本部はこの件について大慌てということだな。

「メルクリア様!すみません、このようなことになってしまって。」

「貴女が謝る事ではございません。この件に関しては本部と、トトラに原因がありますから。」

 エミリアを慰めるメルクリア。

 姉を慰める妹のような構図だな。

「こんなに早くお会いできるとは思っていませんでしたよ、メルクリアさん。」

「私もですわ。首桶の準備も忘れてしまいました。」

 覚えていたか。

 まぁ、ついさっき啖呵を切って別れたところですぐに再登場したわけだし、バツが悪いか。

「事情はエミリアさんから聞いていますが、改めてお願いできますか。」

「この件に関しては先にお詫びいたします、申し訳ありません。全ては本部の確認ミス。それと、私の部下でありエミリアの先輩に当たるトトラというスタッフの独断専行が招いたダブルブッキングが原因ですわ。この件に関してはトトラへの処罰を検討しています。しかしながら、別途採用されたもう一人の方に非はありません。ですので、その方に設定した条件をいまさらながら変更できないというのがこちらの決定になります。イナバさん、貴方には本当に申し訳ないですけれどこの建物とダンジョンを元にはじめていただくことになります。」

 納得はいかない。

 納得はいかないが、ごねた所で何も変わりはしないだろう。

 ならば、別の角度から何かしら反応をうかがっても良いかもしれない。

「なるほど。そちらの非は認めはするものの、この現状を変えるということは出来ないということですか。確かに私がもう一人の立場であれば、先ほどのは間違いなのでこちらに移ってくださいといわれても納得しないでしょう。重大な契約違反であり、条件の変更や別の物でもって補填してくれというでしょうね。」

 ホテルのスイートルームを取って部屋に入った瞬間、先ほどのは間違いだったのでシングルルームに移ってくれといわれても納得しないだろう。

 相応の値段は払っており、書面で契約をしているのだから契約どおりにするのが筋という物だ。

 その筋を曲げようというのだからそれなりのインセンティブ、お詫びの品のようなものが必要になる。

 相手を納得させる為には損失をかぶらなければいけない。

 これが向こうの現状だ。

「お分かりいただけて何よりです。こちらとしては打つ手がない。他を探そうにもダンジョンを探すところからスタートしなければならないのです。それがいつになるのかはわかりませんし、仮に見つかったとしても別の商会が先に手をつけてしまっていれば、入手は難しい。一ヶ月先か半年先か一年先か。そうなるのであれば、今ここにあるものを使うしかないのです。」

「ですが、この状態です。人が住むこともましてや商売することもままならないこの建物で、私にどうやって条件を満たせというのでしょうか。ただでさえ他の方よりも難しい条件を与えられているにもかかわらずこの仕打ちです。私からすれば成功させず私の首だけを目当てに、貴女が細工したと考えても仕方ないですよね。」

「イナバ様、メルクリア様がそんなことをすることはありません。」

「そう思われても仕方がない、そう言っているんです。もちろんそういう事はしないであろうと私も思ってはいます。しかしながら、信用を大事にする商売で信用を失っているのも事実。そうでないと信じる為には些か足りない物があるのではないでしょうか。」

 損失をかぶるのであれば出来るだけ損は少ない方がいい。

 それならば、すべて決まっている向こうよりもまだ確定していないこちらで損をかぶるほうが被害が少ない。

 リスクマネジメントというやつだな。

 正直、メルクリアがちょっかいを出したのではないかと疑ったのは事実だ。

 そうでないと確実に思う為には俗に言う誠意という物を見せてもらう必要がある。

 クレーマーまではいかないが、それが筋という物だろう。

「大丈夫ですよエミリア。そう思われても仕方がないことをこちらはしているのだから。」

 筋を通す。それをわかっているからこそ、ここにメルクリアが来ているのだ。

「先ほど条件等を提示しやりあった仲ですので腹を探り合うのはやめにしましょう。この建物の全面改修ならびに、住居の新築、ダンジョンの整備と周辺開発の計3点をこちらで受け持ちます。納期は約二ヶ月。その間は当初予定していたこちらからの条件指定は行いません。これが、こちらからのご提案です。好きに過ごされるか、準備をなさるのかはお任せいたしますわ。」

 二ヶ月。

 これが詫びもしくは誠意ということだろう。

 通常であればすぐにでも運営を開始し、開発ならびに運営して数字をあげていかなければならない所を、二ヶ月の準備時間を作ってその間にしっかりとこちらの世界の勉強や経営について勉強しても良いということなのだろう。

 この提案は非常に魅力的だ。

 右も左もわからない中で始めるとどうしても矛盾やほころびが出て運営計画にずれが出てしまう。

 二ヶ月あれば周辺のリサーチもダンジョン作成のノウハウも増やすことが出来る。

 なによりこの異世界に慣れるという大切な部分に時間をかけることが出来る。

 建物の改修やダンジョンの整備はいずれ行わなければならないことなのでこちらとしては全く問題がない。

 後でやるのか、今やるのか、ただそれだけの違いであって何の損でもない。

 メルクリアは時間という対価を払って最大限の誠意を提示してきた。

 先ほど内定をもらう前に条件のやり合いをしてすぐのこのタイミングで、自分の不利を承知でこの提案をしてきたのだ。

 この懐の広さ、それに大胆さには感服する。

 この幼女、見た目にだまされてはいけない。

 非常に大きな器をもっている。

 次期当主というプレッシャーをしっかりと自分の成長に結び付けているのだろう。

 怖いだけの鬼女ではなかった。尊敬すべき。すばらしい上司であった。

 これは、これ以上自分のメリットを引き出す為にごねる場合ではないな。

「わかりました。その提案をお受けいたします。」

「ご納得いただけて光栄です。当初の予定と大分ずれてしまいましたが、お互いに良いパートナーになれることを期待していますわ。」

「こちらこそ、首桶を持参されないようにしっかりと励むこととしましょう。」

 最大限の誠意には最大限の努力をもって返すことにしよう。

 この二ヶ月、有効に利用しなければなるまい。

「メルクリア様、私はどうすればよろしいのでしょうか。サポートしようにも商店がこの状態ですし。」

「エミリアには、引き続きイナバさんの監督兼サポートをお願いします。すぐに数字は出ませんが、こちらもしっかりと貴女の仕事を見ていますので安心してください。商店のこと以外にも出来ることはたくさんあります。トトラにはない、貴女だから出来ることがたくさんあるはずですわ。」

「ずいぶん、エミリアさんのことを買っているんですね。」

 最初の対応やプライベートでの付き合い方、先程の発言もそうだ。

 わざわざ先輩にはないと言うぐらいなのだからよほど信頼しているのだろう。

 幼女とエルフ娘のイチャコラとか、ご飯何杯でもいけるぞ。

 百合はあまり好物ではないが、この二人なら絶対に美味しくいただける。

 まちがいない。

 姉×妹はたまた妹×姉で戦争が起こりそうだ。

 どちらがお好みかはいつもの宛先まで送ってくれ。

「それはもちろん。貴方にはもったいないほど出来た子ですから。」

「そんな、恐縮です。メルクリア様にそこまで言っていただけるなんて光栄です。」

 褒める妹に恥じる姉。

 よきかな、よきかな。

「では、そんな出来る子に対して今回の発端になったトトラという子は今後どうなるのでしょうか。」

 事の発端は彼女である。

 会ったこともないしどんな子かは知らないが、イメージは縦ロールの高飛車お嬢という感じだろうか。

「トトラの処罰は本部に帰ってから考える予定ですが、再度私じきじきに研修し直すことになるでしょう。今までは様子を見ていたところがありますが、今回の一件でしっかりと躾け直す必要がありますわ。」

 今躾けって言ったよこの人。

 それに研修って聞いただけでエミリアが何かおびえた顔してるし。

 いったいこの人どんな研修しているんだ。

「研修、ですか。参考までにどのようなことをされているんですか。」

 非常に興味がある。

 ちょっと茂みをつついてみたい。

 ヘビが出るか蛇がでるか。

「特に変わったことはしてませんよ。ただ、初心に戻って頂いているだけですわ。」

 そう言ってメルクリアはにこやかに笑った。

 それを見たエミリアがさらにおびえた顔をする。

 よっぽど怖い研修なのだろう。

 これ以上は聞かないほうが良いかもしれない。

 顔も知らぬトトラよ、死ぬな。

「なるほど。初心は大事ですからね。」

「イナバさんもご一緒にいかがですか。」

「丁重にお断りさせて頂きます。私にはエミリアさんという力強い方がついていますから。」

 誘われたけど絶対行かない。

 行かないほうが良い。

 たぶん、いや間違いなく、地獄を見ると思う。

 幼女が鬼になるんだ。

 幼女は幼女のままでいてもらうほうが良い。

「それは残念ですわ。」

 そう言って笑う幼女。

 見た目可愛いのに中身が怖すぎて笑ってる顔なのに恐怖を感じる。

 メルクリア、恐ろしい子。

「ところで、この建物の改修と住居新築に二ヶ月と言っていましたがそれまで私はどこに住めばいいんでしょうか。」

 ふと思った。

 家がない。

「そこまでは私も思いつきませんでした。そうですね、どうしましょうか。」

 どうしましょうかじゃなくて、どうかしてほしい。

 テヘペロといわんばかりに可愛く笑ってごまかそうとするメルクリア。

 サラリーマン、ホームレスになる。

 明日はどっちだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り

あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。 しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。 だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。 その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。 ―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。 いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を 俺に教えてきた。 ―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。 「――――は!?」 俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。 あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。 だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で 有名だった。 恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、 あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。 恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか? 時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。 ―――だが、現実は厳しかった。 幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて 出来ずにいた。 ......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。 ―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。 今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。 ......が、その瞬間、 突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり 引き戻されてしまう。 俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が 立っていた。 その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで こう告げてくる。 ―――ここは天国に近い場所、天界です。 そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。 ―――ようこそ、天界に勇者様。 ...と。 どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る 魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。 んなもん、無理無理と最初は断った。 だが、俺はふと考える。 「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」 そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。 こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。 ―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。 幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に 見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと 帰還するのだった。 ※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】

墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。 主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。 異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……? 召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。 明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。

[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件

森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。 学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。 そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

妻がエロくて死にそうです

菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。 美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。 こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。 それは…… 限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第二章シャーカ王国編

処理中です...