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1257.転売屋は森の奥で出会う
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「シロウ、ちょっといいか?」
「どうしたんだ、そんな深刻な顔して。」
「俺の勘違いかもしれないんだが、森で妙なことが起きてな。」
「森で?」
いつものように市場で店を出していると、ミカールラッケイトの森に行くクーガーさんが神妙な面持ちでやってきた。
朝一番で店に来てはその日活動する分の干し肉や薬などを買っていくのが日課なのだが、今日はどうも様子がおかしい。
ここ最近は森の警備と魔物の生態調査を兼ねて毎日のように森に入ってもらっているのだが、どうやら何かあったようだ。
「実は奥に入った際に仕留めたディヒーアを小川で血抜きしていたんだが、夕方戻ったときにそいつがごそっとなくなっていたんだ。」
「他の魔物にもっていかれたんじゃないのか?」
「俺もそれを考えたんだが、近くに魔物の足元はなかったし引きずった様子もない。ビックベアーぐらいの魔物なら持ち運ぶことも考えられるが、今の所遭遇していないことを考えるともっと深くにしか出ないはずだ。因みにこれが三日連続で続いている。」
「となると第三者が運んでいったと考えられるわけか。」
「それと同時に川の近くに小さな足跡がいくつも確認できた。見間違いでなければ奥には俺達の知らない何者かが暮らしている可能性がある。」
うーむ、それは確かに面倒なことになりそうだ。
この間の調査ではそういった気配は感じなかったし、上空から見た感じでも集落らしきものは発見できなかった。
だが現実問題として仕留めたディヒーアは無くなっているし、持ち去ったと思しき奴らの痕跡も発見されている。
何者かが俺達の森にいる、そう理解した上で行動した方が良いかもしれない。
折角大きな問題もなく、最高の森が手に入ったと喜んでいたのに世の中うまくいかないもんだなぁ。
とりあえず今日も調査をお願いしつつ、昨日と同じ場所でディヒーアの血抜きをお願いすることにした。
もしその何者かが味を占めたのならまた取りに来る可能性もある。
今回はより痕跡をわかりやすくするべく近くの地面を少しほぐしてもらって足跡が残りやすいようにしてもらう。
とりあえず俺は屋敷に戻ってアニエスさんに相談だな。
必要であれば奥まで分け入って状況を確認しなければならない。
クーガーさんの話から察するにそれなりの知能があるようなので、出来れば話し合いで解決できればいいんだがなぁ。
逆に好戦的な人達だったら非常にめんどくさい。
無用な血を流したくないとかいう偽善的な意味ではなく、純粋に森を探索しづらくなるからだ。
魔物だけならまだしもそういったやつらの気配を気にしながら探索するとか疲れるだけだからなぁ。
「森にすむ人々ですか。」
「あぁ、何か知っていたらと思ったんだが。」
「そうですね、世捨て人まではいきませんが自給自足で森に暮らす人は少なからず存在します。単純に人と距離を置きたいのか、それとも人の中で生きていけない理由があるのか。後者の場合は犯罪者であることがほとんどですので近づけば戦いになるのは間違いないでしょう。前者であれば話し合いには応じてもらえるでしょうが、追い出すのは難しいかと。あとは・・・。」
「まだあるのか?」
「亜人や小人などもいないわけではありませんから、それらであればそのどちらとも言えません。」
つまりどう転ぶか入ってみないとわからないという事か。
喧嘩をしに行くわけではないのだが、事実獲物を取られているわけなのでその辺について話し合う必要はあるだろう。
別に出て行ってくれとは思っていないが、獲物の横取りはやめていただきたい。
ってことで、早速翌朝アニエスさんとルフも一緒にクーガーさんの巡回についていくことにした。
初日ほど魔物に襲われることもなく、すんなりと普段血抜きに使っている小川に到着。
少し湿った地面を確認すると、クーガーさんの足跡の他に小さい足跡がいくつも確認できた。
大きさはまだ小さい子供ぐらいってところから考えると、亜人か何かの可能性が高くなってきたな。
とりあえず犯罪者集団じゃなさそうだ。
「足跡は奥に続いています、どうしますか?」
「それを確認するためにここまで来てるんだ、行くしかないだろ。」
「獲物の他にキノコや果実なんかもこの辺では見つからないことから察するに、この辺はもうそいつらのテリトリーって可能性は十分にある。くれぐれも気を付けてくれ。」
「ってことらしいからよろしくな、ルフ。」
「わふ!」
狼人族であるアニエスさんは人の何倍も感覚が鋭いが、やはり本家のオオカミには負けるらしいのでルフがいれば問題はないだろうけど気を付けることに越したことはない。
よく見ると獣道っぽいものが出来ていたので、それを追いかけるような感じで森の奥へと分け入っていく。
クーガーさんの言うように、入り口付近では簡単に見つけられたキノコや木の実が一切見つからない。
毒キノコもないことから考えるとそういうのを利用する知恵を持ち合わせている可能性もあるな。
途中何度か魔物と遭遇したが、今回は倒すことを目的としていないので適度に脅かして逃がすことにした。
相手がどういう存在かわからない以上下手に刺激したくないって言うのもある。
とはいえ肉を奪っていくぐらいなんだから、案外肉を土産にすれば喜んでもらえるのかもしれないな。
「止まってください。」
「ん?」
「奥から何かが来ます。」
「魔物か?」
「足元が多数、おそらくお目当ての相手かと。」
どうやら向こうも俺達が来たのを察したようだ。
アニエスさんが先頭に立ち、ルフとクーガーさんが俺を守るように左右に控える。
武器は抜かないがいつでも抜けるようにしている事からまだ油断はできない状況だ。
「人間、我々は敵ではないが事と次第によっては敵になりうる。何をしにこの森に来た、ここは我らが住まい何人たりとも近づいていいものではない。」
「俺はシロウ、この国の王エドワード陛下よりこの森を100年にわたり貸与された者だ。ここに来たのはこの森の調査並びに獲物を横取りされたことへの警告でもある。こちらにも敵意はないがそちらの出方次第ではその限りではない。ひとまず対話をする用意はあるが、どうだ?」
突然森のどこから声が聞こえてきた。
アニエスさんを始め全員に緊張が走る。
とはいえ今回の目的は交戦ではなくさっきも言ったように対話だ。
自分の身分を明かして敵意がないことを伝えつつも、獲物を奪われたことに怒っていることはしっかりと伝える。
対話が目的だが時ど場合によっては全面戦争もあり得るんだぞと伝えれば、向こうもこっちを下に見てくることはないだろう。
交渉は下に見られてはいけない。
対等な状態でテーブルにつかなければ最善の結果を引っ張り出すことはできないからな。
転売屋のくせにと舐められたら終わり、その辺は長年培ってきた経験が俺を支えてくれている。
「お前・・・普通の人間ではないな。この気配、青龍の祝福か。」
「ん?ガルグリンダム様を知ってるのか?」
「あの方の縁者であれば話を聞こう、ついてこい。」
まさか頂いた祝福がこんなところで役に立つとは思っていなかったが、どうやら争いは避けられそうなので警戒を解きすぎない程度にして声の聞こえてきた方へと歩みを進める。
無言のまま進むこと10分ほど、突然開けた場所に出たかと思ったらそこは見覚えのある場所だった。
「ん?この泉は確か・・・。」
「その姿、やはりこの間の人間か。ワイバーンの主よ我らが泉によくぞ参られた。」
「シロウ様ここに来たことが?」
「前にバーンの背に乗ってカーラと一緒に上空から調査をしたときにちょっとな。だがあの時にはこんな連中居なかったと思うんだが。」
あの透き通るような泉はこの間休憩をした場所で間違いない。
周りの景色にも見覚えがある。
そんな泉の前に10にも満たないような子供が立っていた。
見た目は子供だがその姿に惑わされてはいけないのがこの世界の鉄則、なんならその背中には蝶のような透明な羽がある時点で普通ではない。
「あの時はワイバーンに驚き急ぎ身を隠したのだ。我らはフェンテストフェアリー、人間の間では『泉の妖精』とも呼ばれているそうだな。悪いがお前たちを信頼したわけじゃない、仲間が姿を見せないのは許して貰いたい。」
「それはまぁ仕方がないだろう。アニエスさん、クーガーさん武器を降ろしてくれ。」
「あいつを信用するのか?」
「商人するうえで一番大切なのは信用だ、どちらかが歩み寄らないといけないのならこっちから見せるのが筋だろう。ただし、少しでも敵意を感じればルフがお前の喉を嚙み千切る、其れだけは言っておく。」
「ワイバーンだけでなくよい狼を連れているな。いいだろう、こちらも仲間の武装を解除させる。我々に敵意はなくお互いの認識のずれを正すためにこの場に顔を合わせた、それでいいな?」
「あぁ。」
とりあえず問答無用での戦闘は回避された。
予想通り話をするだけでなく交渉が出来るだけの知恵を持ち合わせているようだ。
しかし泉の妖精か、聞いたことないなぁ。
とりあえず3mぐらい距離を開けて向かい合うように地べたに座る。
アニエスさんとクーガーさんには後ろで控えてもらい、ルフが俺の横にぴったりと寄り添った。
正面に座っているのはフェンテストフェアリーの長、名前をユミルというらしい。
最初はお互いに緊張した感じだったが、話すと意外にも気さくな感じだった。
今の所は。
しかし気さくな感じに見せて油断させておいて、ブスッとさしてくる可能性だって十分にある。
油断は禁物。
さぁ、第二ラウンドと行こうじゃないか。
「どうしたんだ、そんな深刻な顔して。」
「俺の勘違いかもしれないんだが、森で妙なことが起きてな。」
「森で?」
いつものように市場で店を出していると、ミカールラッケイトの森に行くクーガーさんが神妙な面持ちでやってきた。
朝一番で店に来てはその日活動する分の干し肉や薬などを買っていくのが日課なのだが、今日はどうも様子がおかしい。
ここ最近は森の警備と魔物の生態調査を兼ねて毎日のように森に入ってもらっているのだが、どうやら何かあったようだ。
「実は奥に入った際に仕留めたディヒーアを小川で血抜きしていたんだが、夕方戻ったときにそいつがごそっとなくなっていたんだ。」
「他の魔物にもっていかれたんじゃないのか?」
「俺もそれを考えたんだが、近くに魔物の足元はなかったし引きずった様子もない。ビックベアーぐらいの魔物なら持ち運ぶことも考えられるが、今の所遭遇していないことを考えるともっと深くにしか出ないはずだ。因みにこれが三日連続で続いている。」
「となると第三者が運んでいったと考えられるわけか。」
「それと同時に川の近くに小さな足跡がいくつも確認できた。見間違いでなければ奥には俺達の知らない何者かが暮らしている可能性がある。」
うーむ、それは確かに面倒なことになりそうだ。
この間の調査ではそういった気配は感じなかったし、上空から見た感じでも集落らしきものは発見できなかった。
だが現実問題として仕留めたディヒーアは無くなっているし、持ち去ったと思しき奴らの痕跡も発見されている。
何者かが俺達の森にいる、そう理解した上で行動した方が良いかもしれない。
折角大きな問題もなく、最高の森が手に入ったと喜んでいたのに世の中うまくいかないもんだなぁ。
とりあえず今日も調査をお願いしつつ、昨日と同じ場所でディヒーアの血抜きをお願いすることにした。
もしその何者かが味を占めたのならまた取りに来る可能性もある。
今回はより痕跡をわかりやすくするべく近くの地面を少しほぐしてもらって足跡が残りやすいようにしてもらう。
とりあえず俺は屋敷に戻ってアニエスさんに相談だな。
必要であれば奥まで分け入って状況を確認しなければならない。
クーガーさんの話から察するにそれなりの知能があるようなので、出来れば話し合いで解決できればいいんだがなぁ。
逆に好戦的な人達だったら非常にめんどくさい。
無用な血を流したくないとかいう偽善的な意味ではなく、純粋に森を探索しづらくなるからだ。
魔物だけならまだしもそういったやつらの気配を気にしながら探索するとか疲れるだけだからなぁ。
「森にすむ人々ですか。」
「あぁ、何か知っていたらと思ったんだが。」
「そうですね、世捨て人まではいきませんが自給自足で森に暮らす人は少なからず存在します。単純に人と距離を置きたいのか、それとも人の中で生きていけない理由があるのか。後者の場合は犯罪者であることがほとんどですので近づけば戦いになるのは間違いないでしょう。前者であれば話し合いには応じてもらえるでしょうが、追い出すのは難しいかと。あとは・・・。」
「まだあるのか?」
「亜人や小人などもいないわけではありませんから、それらであればそのどちらとも言えません。」
つまりどう転ぶか入ってみないとわからないという事か。
喧嘩をしに行くわけではないのだが、事実獲物を取られているわけなのでその辺について話し合う必要はあるだろう。
別に出て行ってくれとは思っていないが、獲物の横取りはやめていただきたい。
ってことで、早速翌朝アニエスさんとルフも一緒にクーガーさんの巡回についていくことにした。
初日ほど魔物に襲われることもなく、すんなりと普段血抜きに使っている小川に到着。
少し湿った地面を確認すると、クーガーさんの足跡の他に小さい足跡がいくつも確認できた。
大きさはまだ小さい子供ぐらいってところから考えると、亜人か何かの可能性が高くなってきたな。
とりあえず犯罪者集団じゃなさそうだ。
「足跡は奥に続いています、どうしますか?」
「それを確認するためにここまで来てるんだ、行くしかないだろ。」
「獲物の他にキノコや果実なんかもこの辺では見つからないことから察するに、この辺はもうそいつらのテリトリーって可能性は十分にある。くれぐれも気を付けてくれ。」
「ってことらしいからよろしくな、ルフ。」
「わふ!」
狼人族であるアニエスさんは人の何倍も感覚が鋭いが、やはり本家のオオカミには負けるらしいのでルフがいれば問題はないだろうけど気を付けることに越したことはない。
よく見ると獣道っぽいものが出来ていたので、それを追いかけるような感じで森の奥へと分け入っていく。
クーガーさんの言うように、入り口付近では簡単に見つけられたキノコや木の実が一切見つからない。
毒キノコもないことから考えるとそういうのを利用する知恵を持ち合わせている可能性もあるな。
途中何度か魔物と遭遇したが、今回は倒すことを目的としていないので適度に脅かして逃がすことにした。
相手がどういう存在かわからない以上下手に刺激したくないって言うのもある。
とはいえ肉を奪っていくぐらいなんだから、案外肉を土産にすれば喜んでもらえるのかもしれないな。
「止まってください。」
「ん?」
「奥から何かが来ます。」
「魔物か?」
「足元が多数、おそらくお目当ての相手かと。」
どうやら向こうも俺達が来たのを察したようだ。
アニエスさんが先頭に立ち、ルフとクーガーさんが俺を守るように左右に控える。
武器は抜かないがいつでも抜けるようにしている事からまだ油断はできない状況だ。
「人間、我々は敵ではないが事と次第によっては敵になりうる。何をしにこの森に来た、ここは我らが住まい何人たりとも近づいていいものではない。」
「俺はシロウ、この国の王エドワード陛下よりこの森を100年にわたり貸与された者だ。ここに来たのはこの森の調査並びに獲物を横取りされたことへの警告でもある。こちらにも敵意はないがそちらの出方次第ではその限りではない。ひとまず対話をする用意はあるが、どうだ?」
突然森のどこから声が聞こえてきた。
アニエスさんを始め全員に緊張が走る。
とはいえ今回の目的は交戦ではなくさっきも言ったように対話だ。
自分の身分を明かして敵意がないことを伝えつつも、獲物を奪われたことに怒っていることはしっかりと伝える。
対話が目的だが時ど場合によっては全面戦争もあり得るんだぞと伝えれば、向こうもこっちを下に見てくることはないだろう。
交渉は下に見られてはいけない。
対等な状態でテーブルにつかなければ最善の結果を引っ張り出すことはできないからな。
転売屋のくせにと舐められたら終わり、その辺は長年培ってきた経験が俺を支えてくれている。
「お前・・・普通の人間ではないな。この気配、青龍の祝福か。」
「ん?ガルグリンダム様を知ってるのか?」
「あの方の縁者であれば話を聞こう、ついてこい。」
まさか頂いた祝福がこんなところで役に立つとは思っていなかったが、どうやら争いは避けられそうなので警戒を解きすぎない程度にして声の聞こえてきた方へと歩みを進める。
無言のまま進むこと10分ほど、突然開けた場所に出たかと思ったらそこは見覚えのある場所だった。
「ん?この泉は確か・・・。」
「その姿、やはりこの間の人間か。ワイバーンの主よ我らが泉によくぞ参られた。」
「シロウ様ここに来たことが?」
「前にバーンの背に乗ってカーラと一緒に上空から調査をしたときにちょっとな。だがあの時にはこんな連中居なかったと思うんだが。」
あの透き通るような泉はこの間休憩をした場所で間違いない。
周りの景色にも見覚えがある。
そんな泉の前に10にも満たないような子供が立っていた。
見た目は子供だがその姿に惑わされてはいけないのがこの世界の鉄則、なんならその背中には蝶のような透明な羽がある時点で普通ではない。
「あの時はワイバーンに驚き急ぎ身を隠したのだ。我らはフェンテストフェアリー、人間の間では『泉の妖精』とも呼ばれているそうだな。悪いがお前たちを信頼したわけじゃない、仲間が姿を見せないのは許して貰いたい。」
「それはまぁ仕方がないだろう。アニエスさん、クーガーさん武器を降ろしてくれ。」
「あいつを信用するのか?」
「商人するうえで一番大切なのは信用だ、どちらかが歩み寄らないといけないのならこっちから見せるのが筋だろう。ただし、少しでも敵意を感じればルフがお前の喉を嚙み千切る、其れだけは言っておく。」
「ワイバーンだけでなくよい狼を連れているな。いいだろう、こちらも仲間の武装を解除させる。我々に敵意はなくお互いの認識のずれを正すためにこの場に顔を合わせた、それでいいな?」
「あぁ。」
とりあえず問答無用での戦闘は回避された。
予想通り話をするだけでなく交渉が出来るだけの知恵を持ち合わせているようだ。
しかし泉の妖精か、聞いたことないなぁ。
とりあえず3mぐらい距離を開けて向かい合うように地べたに座る。
アニエスさんとクーガーさんには後ろで控えてもらい、ルフが俺の横にぴったりと寄り添った。
正面に座っているのはフェンテストフェアリーの長、名前をユミルというらしい。
最初はお互いに緊張した感じだったが、話すと意外にも気さくな感じだった。
今の所は。
しかし気さくな感じに見せて油断させておいて、ブスッとさしてくる可能性だって十分にある。
油断は禁物。
さぁ、第二ラウンドと行こうじゃないか。
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