1,028 / 1,358
1025.転売屋は目を休める
しおりを挟む
うーん。
何だろうこの違和感。
目の奥に熱のようなものを感じ、ぐりぐりと目頭を押さえつつ下を向く。
こうすると多少マシなような気もするのだが、それも一時の事。
またジンジンと奥の方に熱が戻ってきてしまう。
「どうされました?」
「いや、なんとなく目の奥が熱くてな。多分疲れているんだろう。」
「書類確認は目を使いますから、少し休憩なさってください。」
「悪い、そうさせてもらう。」
最終確認は俺にしかできない仕事なので休むわけにはいかないのだが、このままでは集中力すらなくなりそうなのでミラの助言に従い休憩することにした。
フラフラと応接用のソファーに移動し、ドスンと音を立てながら腰掛けそのまま倒れ込み足を端に引っ掛ける。
あまり他人に見せられない恰好ではあるのだが、ここにいるのはミラと俺だけ。
怒られる心配もない。
「あぁぁぁ、目が重い。」
「目薬貰ってきましょうか?」
「あれも一時的だからなぁ。それにあまり使うと夜寝れなくなるんだよ。」
「ちょっと刺激が強すぎるんですよね。」
アネットの目薬はどちらかというと強制覚醒用の部類に入るので使用してしばらくは効果が続くがその後の反動がかなり大きい。
それこそこの間の栄養剤と同じ感じだ。
これでもう仕事が終わるって感じならいいんだが、この後ももうしばらく続きそうなのでアレには出来るだけ頼りたくないんだが、この感じでは仕事に集中できないのも事実。
先程同様目頭を押さえるようにして目を瞑っているとミラが執務室を出て行く音だけが聞こえて来た。
部屋に静寂が降りてくる。
疲れているのならば寝ればいい、でもこの奥の熱さのせいで中々睡魔がやってこない。
っていうか寝るわけにもいかないわけで。
この夏もあれこれやったからなぁ。
最後の夏祭りまであと二週間を切ったし、そろそろそっちの準備もしなきゃならない。
りんご飴にくじ引きに、そうだ打ち上げ花火も手配しないといけないのか。
羊男にやらせようと思ったら別の準備で忙しいからって断られてしまったんだよな。
別に手持ち花火だけでもいいんだが、やっぱり打ち上げ花火は必須。
職人に任せたいところだが手配できなければこの前のようにバーンの背中に乗って落下させるよりない。
打ち上げ花火を上から見るか下から見るか、どちらにせよ丸いから同じ見え方になるって何かに書いてあった気がする。
まだまだやらなければいけないことが沢山ある、そんな事を考えていたその時だった。
「何だ!?」
「すみません、熱かったですか?」
「あ、いや、驚いただけだ。すまん。」
突然目の上に熱い物がのっかってきて慌てて上半身を起こした。
胸元にポトリと落ちたのは熱を帯びた濡れたタオル。
いや、蒸しタオルか。
わざわざ食堂に行って作ってきてくれたんだろう。
再び横になるとミラがそれを静かに乗せてくれる。
目の奥の熱さよりも目の上の熱さに意識が移り、なんとなく目元周りの筋肉がほぐれているような錯覚を覚える。
体の力が抜けていき、俺は大きな息を吐いた。
「前に目を酷使した時に熱したタオルを乗せると楽になると教えてもらったものですから。いかがですか?」
「あぁ、気持ちがいい。」
「よかった。」
目の前は真っ暗だが横にいるミラがホッと胸をなでおろしたのがわかる。
自分も授乳なんかで疲れているのにこうやって仕事を手伝ってくれるんだから、有難い話だが俺も無理をさせないようにしっかりしないと。
とはいえ、今はせっかくの好意を有難くいただくことにしよう。
そのまま目を瞑っていると目の奥の熱と共にタオルの熱も無くなり、冷たくなったのを外すとスッカリ目の疲れが取れていた。
ただ蒸しタオルを乗せただけだというのに恐るべし民間療法。
とはいえ根治ではないので無理は禁物。
「ありがとう、ずいぶん楽になった。」
「それは良かったです。今お茶を淹れましたので、休憩されてからどうぞ。私はグレンの所に戻ります。」
「ミラもちゃんと休めよ。」
「ありがとうございます。」
俺の頬に唇を軽く押し当ててからミラは再び執務室を出て行った。
さて、嫁さんから元気を貰ったわけだしもうひと頑張りしますかね。
湯気を立てる香茶で気持ちもリセットして、俺は再び作業に取り掛かるのだった。
そんな事もありながらも無事に仕事を終えたその日の夜。
突然空からアイデア的な物が落ちてきてしまったので、静かに屋敷奥の倉庫へ移動して中身を漁る。
アイデアはあるんだがそれに見合う素材が見つからない。
こういう時誰かに相談できればいいんだが、この時間は流石のアネットも眠ってしまったようだ。
出来るだけ音を立てないで荷物を動かしていると、突然扉が開き魔灯の明かりがこちらに向けられる。
「誰!って、シロウじゃない。こんな時間に何してるの?」
「エリザか。悪い、煩かったか?」
「喉が乾いたから食堂に行ったら奥から音が聞こえたんだもん、泥棒かと思ったわよ。」
エリザの手には護身用の短剣が握られていた。
出来るだけ音を立てないようにしたつもりだったがエリザには悪い事をした。
「で、何してるの?」
「昼間ミラに蒸しタオルを目の上にのせてもらったら大分楽になったんでな、手軽に作れないかって考えていたんだが・・・。正直いい感じの素材が見当たらないんだ。」
「それって蒸さないでって事?」
「着けるだけで手軽にあったかくなるような素材。一応発熱素材が使えそうなんだが、正直もう少し発熱量が欲しいんだよなぁ。火傷しない程度にじんわりあったかくなるやつ。」
イメージは元の世界に合った電子レンジで温めて使うアイマスク。
目を温めると効果があるのは身を持って体験済みなので、両耳に引っ掛けるだけでその効果を得られれば手軽に使えるだろう。
とはいえそんな簡単に素材が見つかるとは思えないのだが・・・。
「それならホットストーンを使ったら?」
「なんだそれ。」
「水に反応して発熱する石なんだけど粉末にしても効果があるの。粉の量を調整すれば発熱量を加減できるし、水っていっても数滴で問題無いから発熱する間に乾くと思うわ。」
「マジか、そんな素材があるのか。」
「焔の石じゃ重たいし砕いたら使えなくなるけど、問題はどうやって粉をこぼさないかよね。」
それなら俺に考えがある。
水蜥蜴の皮は水分のみを透過して体を潤す性質があったはずだ。
それで包んでやれば中身はこぼれず水分だけをホットストーンに届けることが出来る。
皮で包んだ後は布で覆って耳に引っ掛ける部分をつければアイマスクの完成だ。
後は材料費と発熱量がどんな感じかで実用化できるかが決まるんだが。
「ホットストーンってすぐに手に入るのか?」
「そんなに珍しい素材じゃないしすぐ手に入るんじゃない?」
「ならあとは水蜥蜴の皮か。」
「え、あのべとべと蜥蜴?」
「ベトベトしてるのは皮の上の粘膜で、皮そのものはサラサラしてるんだぞ?」
「わかってるけど、アレを狩りに行くのがちょっと嫌。」
露骨にエリザが嫌な顔をする。
ダンジョンの中でも特に高温多湿な湿地帯に生息する水蜥蜴、正式名称アクアリザード。
体を覆う粘膜は地上でも体が乾燥しないようにという保護目的で分泌されているのだが、ぶっちゃけあの場所で乾燥しようって事の方に無理がある。
10分いるだけで体中から汗が吹き出し、湿度120%ぐらいありそうな空気は呼吸しているだけで苦しくなるぐらいだ。
一度だけ現地を見に行ったが二度と行きたくない場所だな、あそこは。
もちろんそれはほかの冒険者にも同じことが言えるわけで、どうやらそっちの素材を手に入れる方が大変そうだ。
とはいえ一匹仕留めればそれなりに大量の革が手に入る。
なんせ体長2mを越えるコモドオオトカゲばりの巨大な体だからな、アイマスク自体は小さい物だしさらに粉を入れるだけならさらに小さくて問題無いはず。
とりあえず現物を見て相場を確認してから依頼料を決めるとしよう。
理想は一頭当たり銀貨20枚まで。
後は実際に使ってみてどうなるか。
使ったら火傷しましたじゃ話にならないし、この辺はかなりシビアに研究する必要があるだろう。
とはいえ時期を問わず使えるだけに出せば売れる。
問題はこの世界の人がそこまで目を酷使するのかどうかって話になるんだが、職人連中は間違いなく使うだろうし商人も帳簿とにらめっこすると必要だろう。
つまり売れる。
ってことで朝になったら早速探しに行くとしよう。
「悪いな、この時間に付き合わせて。」
「ううん、大丈夫。もう寝る?」
「寝る。」
「今日は誰の番だっけ。」
「誰でもないからこの時間にいるんだろ。」
「そっか、じゃあ一緒に寝ましょ。」
「ルカは?」
「今日はリーシャちゃんと一緒。」
ふむ、それならば拒む理由は無い。
わかり易いお誘いだがお互いまだまだ若い男と女。
こんな時間に二人っきりでいたらそういう気分になってしまうものだ。
翌朝。
少しどころか盛大に寝坊して二人して飛び起きたのは言うまでもない。
何だろうこの違和感。
目の奥に熱のようなものを感じ、ぐりぐりと目頭を押さえつつ下を向く。
こうすると多少マシなような気もするのだが、それも一時の事。
またジンジンと奥の方に熱が戻ってきてしまう。
「どうされました?」
「いや、なんとなく目の奥が熱くてな。多分疲れているんだろう。」
「書類確認は目を使いますから、少し休憩なさってください。」
「悪い、そうさせてもらう。」
最終確認は俺にしかできない仕事なので休むわけにはいかないのだが、このままでは集中力すらなくなりそうなのでミラの助言に従い休憩することにした。
フラフラと応接用のソファーに移動し、ドスンと音を立てながら腰掛けそのまま倒れ込み足を端に引っ掛ける。
あまり他人に見せられない恰好ではあるのだが、ここにいるのはミラと俺だけ。
怒られる心配もない。
「あぁぁぁ、目が重い。」
「目薬貰ってきましょうか?」
「あれも一時的だからなぁ。それにあまり使うと夜寝れなくなるんだよ。」
「ちょっと刺激が強すぎるんですよね。」
アネットの目薬はどちらかというと強制覚醒用の部類に入るので使用してしばらくは効果が続くがその後の反動がかなり大きい。
それこそこの間の栄養剤と同じ感じだ。
これでもう仕事が終わるって感じならいいんだが、この後ももうしばらく続きそうなのでアレには出来るだけ頼りたくないんだが、この感じでは仕事に集中できないのも事実。
先程同様目頭を押さえるようにして目を瞑っているとミラが執務室を出て行く音だけが聞こえて来た。
部屋に静寂が降りてくる。
疲れているのならば寝ればいい、でもこの奥の熱さのせいで中々睡魔がやってこない。
っていうか寝るわけにもいかないわけで。
この夏もあれこれやったからなぁ。
最後の夏祭りまであと二週間を切ったし、そろそろそっちの準備もしなきゃならない。
りんご飴にくじ引きに、そうだ打ち上げ花火も手配しないといけないのか。
羊男にやらせようと思ったら別の準備で忙しいからって断られてしまったんだよな。
別に手持ち花火だけでもいいんだが、やっぱり打ち上げ花火は必須。
職人に任せたいところだが手配できなければこの前のようにバーンの背中に乗って落下させるよりない。
打ち上げ花火を上から見るか下から見るか、どちらにせよ丸いから同じ見え方になるって何かに書いてあった気がする。
まだまだやらなければいけないことが沢山ある、そんな事を考えていたその時だった。
「何だ!?」
「すみません、熱かったですか?」
「あ、いや、驚いただけだ。すまん。」
突然目の上に熱い物がのっかってきて慌てて上半身を起こした。
胸元にポトリと落ちたのは熱を帯びた濡れたタオル。
いや、蒸しタオルか。
わざわざ食堂に行って作ってきてくれたんだろう。
再び横になるとミラがそれを静かに乗せてくれる。
目の奥の熱さよりも目の上の熱さに意識が移り、なんとなく目元周りの筋肉がほぐれているような錯覚を覚える。
体の力が抜けていき、俺は大きな息を吐いた。
「前に目を酷使した時に熱したタオルを乗せると楽になると教えてもらったものですから。いかがですか?」
「あぁ、気持ちがいい。」
「よかった。」
目の前は真っ暗だが横にいるミラがホッと胸をなでおろしたのがわかる。
自分も授乳なんかで疲れているのにこうやって仕事を手伝ってくれるんだから、有難い話だが俺も無理をさせないようにしっかりしないと。
とはいえ、今はせっかくの好意を有難くいただくことにしよう。
そのまま目を瞑っていると目の奥の熱と共にタオルの熱も無くなり、冷たくなったのを外すとスッカリ目の疲れが取れていた。
ただ蒸しタオルを乗せただけだというのに恐るべし民間療法。
とはいえ根治ではないので無理は禁物。
「ありがとう、ずいぶん楽になった。」
「それは良かったです。今お茶を淹れましたので、休憩されてからどうぞ。私はグレンの所に戻ります。」
「ミラもちゃんと休めよ。」
「ありがとうございます。」
俺の頬に唇を軽く押し当ててからミラは再び執務室を出て行った。
さて、嫁さんから元気を貰ったわけだしもうひと頑張りしますかね。
湯気を立てる香茶で気持ちもリセットして、俺は再び作業に取り掛かるのだった。
そんな事もありながらも無事に仕事を終えたその日の夜。
突然空からアイデア的な物が落ちてきてしまったので、静かに屋敷奥の倉庫へ移動して中身を漁る。
アイデアはあるんだがそれに見合う素材が見つからない。
こういう時誰かに相談できればいいんだが、この時間は流石のアネットも眠ってしまったようだ。
出来るだけ音を立てないで荷物を動かしていると、突然扉が開き魔灯の明かりがこちらに向けられる。
「誰!って、シロウじゃない。こんな時間に何してるの?」
「エリザか。悪い、煩かったか?」
「喉が乾いたから食堂に行ったら奥から音が聞こえたんだもん、泥棒かと思ったわよ。」
エリザの手には護身用の短剣が握られていた。
出来るだけ音を立てないようにしたつもりだったがエリザには悪い事をした。
「で、何してるの?」
「昼間ミラに蒸しタオルを目の上にのせてもらったら大分楽になったんでな、手軽に作れないかって考えていたんだが・・・。正直いい感じの素材が見当たらないんだ。」
「それって蒸さないでって事?」
「着けるだけで手軽にあったかくなるような素材。一応発熱素材が使えそうなんだが、正直もう少し発熱量が欲しいんだよなぁ。火傷しない程度にじんわりあったかくなるやつ。」
イメージは元の世界に合った電子レンジで温めて使うアイマスク。
目を温めると効果があるのは身を持って体験済みなので、両耳に引っ掛けるだけでその効果を得られれば手軽に使えるだろう。
とはいえそんな簡単に素材が見つかるとは思えないのだが・・・。
「それならホットストーンを使ったら?」
「なんだそれ。」
「水に反応して発熱する石なんだけど粉末にしても効果があるの。粉の量を調整すれば発熱量を加減できるし、水っていっても数滴で問題無いから発熱する間に乾くと思うわ。」
「マジか、そんな素材があるのか。」
「焔の石じゃ重たいし砕いたら使えなくなるけど、問題はどうやって粉をこぼさないかよね。」
それなら俺に考えがある。
水蜥蜴の皮は水分のみを透過して体を潤す性質があったはずだ。
それで包んでやれば中身はこぼれず水分だけをホットストーンに届けることが出来る。
皮で包んだ後は布で覆って耳に引っ掛ける部分をつければアイマスクの完成だ。
後は材料費と発熱量がどんな感じかで実用化できるかが決まるんだが。
「ホットストーンってすぐに手に入るのか?」
「そんなに珍しい素材じゃないしすぐ手に入るんじゃない?」
「ならあとは水蜥蜴の皮か。」
「え、あのべとべと蜥蜴?」
「ベトベトしてるのは皮の上の粘膜で、皮そのものはサラサラしてるんだぞ?」
「わかってるけど、アレを狩りに行くのがちょっと嫌。」
露骨にエリザが嫌な顔をする。
ダンジョンの中でも特に高温多湿な湿地帯に生息する水蜥蜴、正式名称アクアリザード。
体を覆う粘膜は地上でも体が乾燥しないようにという保護目的で分泌されているのだが、ぶっちゃけあの場所で乾燥しようって事の方に無理がある。
10分いるだけで体中から汗が吹き出し、湿度120%ぐらいありそうな空気は呼吸しているだけで苦しくなるぐらいだ。
一度だけ現地を見に行ったが二度と行きたくない場所だな、あそこは。
もちろんそれはほかの冒険者にも同じことが言えるわけで、どうやらそっちの素材を手に入れる方が大変そうだ。
とはいえ一匹仕留めればそれなりに大量の革が手に入る。
なんせ体長2mを越えるコモドオオトカゲばりの巨大な体だからな、アイマスク自体は小さい物だしさらに粉を入れるだけならさらに小さくて問題無いはず。
とりあえず現物を見て相場を確認してから依頼料を決めるとしよう。
理想は一頭当たり銀貨20枚まで。
後は実際に使ってみてどうなるか。
使ったら火傷しましたじゃ話にならないし、この辺はかなりシビアに研究する必要があるだろう。
とはいえ時期を問わず使えるだけに出せば売れる。
問題はこの世界の人がそこまで目を酷使するのかどうかって話になるんだが、職人連中は間違いなく使うだろうし商人も帳簿とにらめっこすると必要だろう。
つまり売れる。
ってことで朝になったら早速探しに行くとしよう。
「悪いな、この時間に付き合わせて。」
「ううん、大丈夫。もう寝る?」
「寝る。」
「今日は誰の番だっけ。」
「誰でもないからこの時間にいるんだろ。」
「そっか、じゃあ一緒に寝ましょ。」
「ルカは?」
「今日はリーシャちゃんと一緒。」
ふむ、それならば拒む理由は無い。
わかり易いお誘いだがお互いまだまだ若い男と女。
こんな時間に二人っきりでいたらそういう気分になってしまうものだ。
翌朝。
少しどころか盛大に寝坊して二人して飛び起きたのは言うまでもない。
14
お気に入りに追加
377
あなたにおすすめの小説

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる