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999.転売屋は流れ星に願う
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「ただいま戻りました。」
「お帰り、暑かっただろ。」
「今日は比較的風もあったので過ごしやすかったです。」
「ん?それは?」
執務室でいつものように書類に埋もれていると、お使いから戻って来たミラがやって来た。
涼しかったとは言うものの臨月ともなればただじっとしているだけで疲れるというもの。
ましてや買い物となると汗が吹き出て来るに違いない。
そう思ったのだがミラは顔色一つ汗一つかかず、鮮やかな紺色のワンピースを着こなしている。
もっとも、その腹部は大きく膨らみ一目で妊婦だとわかるくらいだ。
そんなミラの手にはビッガマウスのエコバッグ。
お使いといっても買い物ではなくちょいと冒険者ギルドに書類を届けに行くだけ、買い物の予定は無かったと思うんだが。
「母がお土産にと色々と作ってくれたんです。」
「編み物得意だからなぁ、これは靴下、これは手袋。なんとまぁ可愛らしいもんだ。」
「早く会いたくてたまらないんだと思います。恥ずかしいと言ってもお腹を撫でるのをやめてくれませんでした。」
「気持ちはわかる、初孫ともなれば感動もかなりの物だろう。」
エコバックの中を覗き込むと何とも可愛らしい赤子用の手袋や靴下がたくさん入っていた。
真っ白い手袋や靴下、そういえば子供達は皆産まれてすぐ白い手袋と靴下を履かされていたなぁ。
こういうもんだろうと勝手に思っていたのだが、わざわざ編むってことは何かいわれがあるんだろう。
「何で白い靴下と手袋なんだ?」
「『悪いものから子供を守るために純白の物を身に付けさせる』そんな言い伝えがあるんです。他にも、何色にも染まれる様にとか、純粋に可愛いからというのもありますね。」
「なるほどなぁ。」
「これ全部聖糸で編んであるんですよ。」
「マジか。」
見るだけでは鑑定できないので手に取ってみると確かに聖糸が使われていた。
ホワイトキャタピラの糸を聖水に浸した一級品、随分と張り込んだものだ。
それだけ子供の事を案じているんだろうなぁ、ありがたやありがたや。
「うーむ、今度お礼をしておくか。」
「それよりも無事に産んでくれたらそれでいい、母ならそういうと思います。」
「まぁ、確かに。」
「それと母が教えてくれたんですが、今日は流星群が見れるそうです。」
「ほぉ、流星群か。」
「四年に一度この時期に現れるそうなんですが、ちょうど前兆になる赤星が見えたとか。もしかしたら違うかもしれませんが、良かったら一緒に見ませんか?」
「もちろんだ。その為にもさっさと仕事を終わらせるとしよう。」
「頑張ってくださいね。」
ミラが体を近づけ、頬に口づけをしてくれた。
これで百人力、男ってのはずいぶんと単純なものだなぁ。
体を離したミラが僅かにバランスを崩したので慌てて抱き留める。
「大丈夫か?」
「すみません、ちょっとふらついてしまって。」
「暑かったからな。後で水を持っていくように言っておくからそのまま部屋に行って休むと言い。グレイス、いるか!」
「お呼びになりましたか?」
「ミラを部屋まで案内してくれ、それとお水を。」
「かしこまりました。さぁ、ミラ様参りましょう。」
声をかけるとすぐに扉が開きグレイスが顔をのぞかせる。
ほんとどこにいても声をかけると来てくれるんだよなぁ、まるで忍者みたいに。
それを本人に指摘しても笑ってごまかされるだけ、年寄りにそんなことできませんとか言うがどういうからくりか教えて欲しいものだ。
さて、ネイルの報告書も上がってきているし気合を入れて残りの仕事を片付けてしまおう。
今日のおやつはエリザお手製のシフォンケーキらしいから、あずはそれを目当てに頑張るか。
再び気合を入れなおし、書類の山に挑んでいく。
今日は流星群か、皆で見るといいかもなぁ。
「あーーー、終わった終わった。」
「お疲れ様でした。」
「まさかこんなに時間がかかるとは、待たせて悪かったな。」
「大丈夫ですよ。」
皆で見れたらなんて淡い期待を抱いたのもつかの間。
あの後緊急の案件とやらで冒険者ギルドとは別にアナスタシア様までもが屋敷に襲来。
あれやこれやと話し合っているうちにあっという間に夕方になってしまい、結局夕飯もシフォンケーキも食い損ねてしまった。
軽食を運んでくれたグレイスの報告によればあの後ミラはすぐに休んだようで、特に問題はなさそうとの事だった。
臨月とはいえこの間の先生の見立てではまだもう少し先、旅行のタイミングと若干かぶりそうなだけに無理な場合は秋にずらせばいいだけなのだが。
執務室の窓際で椅子に腰かけ静かに本を読んでいたミラが顔にかかった髪の毛をかきあげ、窓の外に目を向ける。
俺がフェルさんだったらこの光景を絵で表現できたんだろうけど、生憎絵心というものが無く手だなぁ。
もちろんスマホもカメラもないので心の中に写しておくことしかできない。
まるで聖母のような雰囲気を感じるのはそのお腹のふくらみのせいか、それともミラの美しさか。
「もう始まったか?」
「母の話では夜中という事でしたから。」
「何とか間に合って何より。それで、何をお願いするんだ?」
「この子が無事に産まれてきますように。それだけです。」
「俺はあれだな、二人が無事に対面できますようにだな。」
仕事をしながらも色々と願い事を考えてみたのだが、結局残ったのはこれだけだった。
お金が欲しいとか仕事がうまくいきますようにとか、皆健康でいられますようにとか。
考える事はいくらでもあるが今の俺が一番お願いしたいのはこれだ。
「二人だけですか?」
「子供達には悪いが、今一番大切なのはミラとこの子だ。それに、流星群なんだろ?お願いは何個でも出来そうじゃないか。」
「欲張りですね。」
「あぁ、俺は欲張りだ。だから今の地位があるし、これからも貪欲に行くつもりでいる。とはいえ世界が欲しいとか国王になりたいとかは興味ないな、ただ皆が幸せに暮らしていけるように金儲けをしていくだけだ。」
「シロウ様らしいです。」
そう言いながらミラが俺に向かって手を伸ばした、その時だった。
伸ばされたはずの手を腹部に当て、苦悶の声を漏らし始める。
「ミラ、どうした!」
「大丈夫です。急にお腹が張って・・・。」
「腹が痛いのか?おい、ミラ、しっかりしろ!」
さっきまで穏やかな表情をしていたのに突然腹部を抑えたと思ったら、あっという間に体の力が抜け俺に体重を預けて来た。
椅子から落ちないよう慌ててその体を支えるも、その場にへたり込むような格好になる。
腰に手を回し下から見上げると、顔面蒼白で微かに眉に力が入っている程度のミラの顔があった。
さっきまで何の問題もなく本を読んでいたのに。
さっきまで幸せに満ちた顔をしていたというのに。
どうしてこうなった。
俺の慌てた声に外からグレイスが飛び込んでくる。
「どうされました!」
「ミラが急に倒れた、すぐにレティーシア先生を呼んでくれ。」
「かしこまりました!」
「ミラ、しっかりしろ、ミラ!」
体をゆするわけにもいかないので出来るだけ声をかけ続ける。
反応はある、でもその反応は非常に弱く握り返してくる手の力も僅か。
それでもこの手を離すまいという意思だけは感じる。
その手を強く握り返し、必死に声をかけ続けた。
騒ぎを聞きつけたエリザやハーシェさん達の声も聞こえたような気もするが、その後の記憶は酷く曖昧なものだった。
そんな中ふと外を見た時に幾重もの光の筋が夜空を駆けたような気もするが、それが俺の頭が見せた幻なのか本当の流れ星だったのか確認するすべはもうない。
ただ一つだけ鮮明に残っているのはミラの着ていた鮮やかな紺色のワンピースを黒く染める鮮血。
ミラと子供をつなぐはずの何かが椅子を伝い、俺の足元を赤く染める光景だった。
「お帰り、暑かっただろ。」
「今日は比較的風もあったので過ごしやすかったです。」
「ん?それは?」
執務室でいつものように書類に埋もれていると、お使いから戻って来たミラがやって来た。
涼しかったとは言うものの臨月ともなればただじっとしているだけで疲れるというもの。
ましてや買い物となると汗が吹き出て来るに違いない。
そう思ったのだがミラは顔色一つ汗一つかかず、鮮やかな紺色のワンピースを着こなしている。
もっとも、その腹部は大きく膨らみ一目で妊婦だとわかるくらいだ。
そんなミラの手にはビッガマウスのエコバッグ。
お使いといっても買い物ではなくちょいと冒険者ギルドに書類を届けに行くだけ、買い物の予定は無かったと思うんだが。
「母がお土産にと色々と作ってくれたんです。」
「編み物得意だからなぁ、これは靴下、これは手袋。なんとまぁ可愛らしいもんだ。」
「早く会いたくてたまらないんだと思います。恥ずかしいと言ってもお腹を撫でるのをやめてくれませんでした。」
「気持ちはわかる、初孫ともなれば感動もかなりの物だろう。」
エコバックの中を覗き込むと何とも可愛らしい赤子用の手袋や靴下がたくさん入っていた。
真っ白い手袋や靴下、そういえば子供達は皆産まれてすぐ白い手袋と靴下を履かされていたなぁ。
こういうもんだろうと勝手に思っていたのだが、わざわざ編むってことは何かいわれがあるんだろう。
「何で白い靴下と手袋なんだ?」
「『悪いものから子供を守るために純白の物を身に付けさせる』そんな言い伝えがあるんです。他にも、何色にも染まれる様にとか、純粋に可愛いからというのもありますね。」
「なるほどなぁ。」
「これ全部聖糸で編んであるんですよ。」
「マジか。」
見るだけでは鑑定できないので手に取ってみると確かに聖糸が使われていた。
ホワイトキャタピラの糸を聖水に浸した一級品、随分と張り込んだものだ。
それだけ子供の事を案じているんだろうなぁ、ありがたやありがたや。
「うーむ、今度お礼をしておくか。」
「それよりも無事に産んでくれたらそれでいい、母ならそういうと思います。」
「まぁ、確かに。」
「それと母が教えてくれたんですが、今日は流星群が見れるそうです。」
「ほぉ、流星群か。」
「四年に一度この時期に現れるそうなんですが、ちょうど前兆になる赤星が見えたとか。もしかしたら違うかもしれませんが、良かったら一緒に見ませんか?」
「もちろんだ。その為にもさっさと仕事を終わらせるとしよう。」
「頑張ってくださいね。」
ミラが体を近づけ、頬に口づけをしてくれた。
これで百人力、男ってのはずいぶんと単純なものだなぁ。
体を離したミラが僅かにバランスを崩したので慌てて抱き留める。
「大丈夫か?」
「すみません、ちょっとふらついてしまって。」
「暑かったからな。後で水を持っていくように言っておくからそのまま部屋に行って休むと言い。グレイス、いるか!」
「お呼びになりましたか?」
「ミラを部屋まで案内してくれ、それとお水を。」
「かしこまりました。さぁ、ミラ様参りましょう。」
声をかけるとすぐに扉が開きグレイスが顔をのぞかせる。
ほんとどこにいても声をかけると来てくれるんだよなぁ、まるで忍者みたいに。
それを本人に指摘しても笑ってごまかされるだけ、年寄りにそんなことできませんとか言うがどういうからくりか教えて欲しいものだ。
さて、ネイルの報告書も上がってきているし気合を入れて残りの仕事を片付けてしまおう。
今日のおやつはエリザお手製のシフォンケーキらしいから、あずはそれを目当てに頑張るか。
再び気合を入れなおし、書類の山に挑んでいく。
今日は流星群か、皆で見るといいかもなぁ。
「あーーー、終わった終わった。」
「お疲れ様でした。」
「まさかこんなに時間がかかるとは、待たせて悪かったな。」
「大丈夫ですよ。」
皆で見れたらなんて淡い期待を抱いたのもつかの間。
あの後緊急の案件とやらで冒険者ギルドとは別にアナスタシア様までもが屋敷に襲来。
あれやこれやと話し合っているうちにあっという間に夕方になってしまい、結局夕飯もシフォンケーキも食い損ねてしまった。
軽食を運んでくれたグレイスの報告によればあの後ミラはすぐに休んだようで、特に問題はなさそうとの事だった。
臨月とはいえこの間の先生の見立てではまだもう少し先、旅行のタイミングと若干かぶりそうなだけに無理な場合は秋にずらせばいいだけなのだが。
執務室の窓際で椅子に腰かけ静かに本を読んでいたミラが顔にかかった髪の毛をかきあげ、窓の外に目を向ける。
俺がフェルさんだったらこの光景を絵で表現できたんだろうけど、生憎絵心というものが無く手だなぁ。
もちろんスマホもカメラもないので心の中に写しておくことしかできない。
まるで聖母のような雰囲気を感じるのはそのお腹のふくらみのせいか、それともミラの美しさか。
「もう始まったか?」
「母の話では夜中という事でしたから。」
「何とか間に合って何より。それで、何をお願いするんだ?」
「この子が無事に産まれてきますように。それだけです。」
「俺はあれだな、二人が無事に対面できますようにだな。」
仕事をしながらも色々と願い事を考えてみたのだが、結局残ったのはこれだけだった。
お金が欲しいとか仕事がうまくいきますようにとか、皆健康でいられますようにとか。
考える事はいくらでもあるが今の俺が一番お願いしたいのはこれだ。
「二人だけですか?」
「子供達には悪いが、今一番大切なのはミラとこの子だ。それに、流星群なんだろ?お願いは何個でも出来そうじゃないか。」
「欲張りですね。」
「あぁ、俺は欲張りだ。だから今の地位があるし、これからも貪欲に行くつもりでいる。とはいえ世界が欲しいとか国王になりたいとかは興味ないな、ただ皆が幸せに暮らしていけるように金儲けをしていくだけだ。」
「シロウ様らしいです。」
そう言いながらミラが俺に向かって手を伸ばした、その時だった。
伸ばされたはずの手を腹部に当て、苦悶の声を漏らし始める。
「ミラ、どうした!」
「大丈夫です。急にお腹が張って・・・。」
「腹が痛いのか?おい、ミラ、しっかりしろ!」
さっきまで穏やかな表情をしていたのに突然腹部を抑えたと思ったら、あっという間に体の力が抜け俺に体重を預けて来た。
椅子から落ちないよう慌ててその体を支えるも、その場にへたり込むような格好になる。
腰に手を回し下から見上げると、顔面蒼白で微かに眉に力が入っている程度のミラの顔があった。
さっきまで何の問題もなく本を読んでいたのに。
さっきまで幸せに満ちた顔をしていたというのに。
どうしてこうなった。
俺の慌てた声に外からグレイスが飛び込んでくる。
「どうされました!」
「ミラが急に倒れた、すぐにレティーシア先生を呼んでくれ。」
「かしこまりました!」
「ミラ、しっかりしろ、ミラ!」
体をゆするわけにもいかないので出来るだけ声をかけ続ける。
反応はある、でもその反応は非常に弱く握り返してくる手の力も僅か。
それでもこの手を離すまいという意思だけは感じる。
その手を強く握り返し、必死に声をかけ続けた。
騒ぎを聞きつけたエリザやハーシェさん達の声も聞こえたような気もするが、その後の記憶は酷く曖昧なものだった。
そんな中ふと外を見た時に幾重もの光の筋が夜空を駆けたような気もするが、それが俺の頭が見せた幻なのか本当の流れ星だったのか確認するすべはもうない。
ただ一つだけ鮮明に残っているのはミラの着ていた鮮やかな紺色のワンピースを黒く染める鮮血。
ミラと子供をつなぐはずの何かが椅子を伝い、俺の足元を赤く染める光景だった。
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