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995.転売屋は死者を弔う

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ヘアクリーム用の使い捨て帽子は中々に高評価らしく、べたつきに寄る不評は一切聞かれなくなった。

単価も安いので利益を気にすることなく安心して付属することも出来る。

いやー、いいもの見つけたなぁ。

なんて有頂天になりながら報告書を読んでいたときだった。

「シロウいる!?」

「いるぞー。」

「ダンジョンでアンデットが大量発生したみたい、すぐに来て。」

「予想通りか。」

「大方は予想通りなんだけど、ちょっと想定外なのも出てるみたい。」

「ん?」

前々からダンジョン内でアンデット系の魔物が増えていることは把握していた。

なので、モニカにお願いして聖水を事前に用意して聖布や聖糸を量産。

昔壁が崩れて悪霊が溢れたときのような不測の事態に備えられるよう準備していたというわけだ。

なのでアンデットが大量発生したといわれてもそこまで慌てることはないはずなのだが・・・。

とりあえずエリザに呼ばれているので報告書も程ほどに、冒険者ギルドへと急ぐ。

もちろんダンジョンに潜る可能性もあるので装備は万全だ。

「待たせた。」

「ちょうどダンジョンの状況について報告が上がってきた所だから大丈夫よ。」

「それで、中は?休憩所は無事?」

「無事は無事なんだけど・・・、あんまりいい状況とはいえないわね。」

冒険者ギルドに到着後タイミングよくダンジョン内の情報が上がってきたようなのだが、エリザの問いかけにニアの返事はあまり良くなさそうだ。

冒険者が押されるほどの量のアンデットが襲ってきているとなると、こんなのんびりとしていられないだろう。

休憩所はいまやダンジョンの防波堤としての役割もかねている。

ダンジョン中層、一番出入りの激しい場所に築かれた巨大な砦。

一般人も多く居ることから防備は万全だし、今回も聖水などをしっかりと備蓄してあったはずだ。

にも関わらずこの反応、どうよろしくないのかが気になるな。

「もったいぶらずにさっさと教えてくれ。」

「アンデット、主にゾンビやスケルトンなんかは量が増えても問題なく対処できているわ。ゴースト系の魔物も、神聖魔法の使い手や癒し手が控えているから対処可能。問題になっているのはそれとは違う存在がダンジョン内に発生していることなのよ。魔物では無いみたいだし命に関わるような攻撃をしてくるわけでもないんだけど、なんていうか精神的につらくなるのよね。」

「精神的?」

「なんていえばいいか、簡単にいうとベッキーちゃんみたいなのがいっぱい出てきたのよ。」

ますます分からん。

あの能天気が大量発生したとなれば確かに精神的に来るものはあるかもしれないが、それでもきつくなるほどではない。

つまりあれか?

幽霊がいっぱい出たってことか?

それなら聖水をぶちまけるなり聖糸や聖布で縛り上げてやればいい。

そうすれば浄化されていなくなるだろう。

もちろんベッキーやミケに使うつもりはないし、彼女達には使っても効果ないような気がする。

だって死んでも死なないし。

おかしな言葉だとは分かっているが、なんていうかそんな感じなんだよな。

「分からんが現地に行けば分かるだろう。エリザ、行くぞ。」

「え、シロウも行くの?」

「ダンジョンは俺の稼ぎ場だぞ?冒険者に何かあったのならそれを解決しなきゃ金が稼げないだろうが。」

「それはそうなんだけどさぁ。ま、私は一緒の方がうれしいけど。」

「うーん、エリザはともかくシロウさんはやめたほうがいいんじゃない?」

「何でだ?」

「多分、免疫がないと思うから。」

免疫がないから行かないほうがいい。

それがどういう意味を持つのかそのときは分からなかったが、さっきも言ったようにダンジョンから得られる道具や素材が俺の収入源、それが美味く稼動しないのは商売として死活問題だ。

それを何とかできるのであればするに越したことはないわけで、忠告を受けつつも必要そうな聖水や聖布をしっかりと携えて、俺はダンジョンの中へ足を踏み入れた。

「おぉぅ。」

「これは、なんていうか想像以上の状況ね。」

いつもは大勢の冒険者で溢れている最上階。

にも関わらず、そこには誰もおらず残っているのは空っぽになった天幕ばかり。

ゴミだけでなく装備品や道具なんかも落ちていることから、余程慌ててここから逃げ出したと思われる。

もちろん逃げた先はダンジョンの外。

ギルドからこちらに向かうまでに逃げ出したと思われる新人冒険者達と何度もすれ違った。

その表情は皆固く、ダンジョンへ入ることを躊躇しているようにも見えた。

そういえばベッキーとミケの姿もないのだが・・・。

「シロウさん!ここに来ちゃダメだし!」

「ベッキー、ミケはどうした。」

「ミケはダンジョンの奥の様子を見に行ってるし。アンデットがすごいいっぱい居るし、それに良くないものもいっぱいだし!」

ダンジョンの奥の方からベッキーが文字通り飛んでやってきた。

俺の顔を見るなりこっちに来るなと忠告してくる。

ニアも言っていた良くないものが俺には分からないんだが、一体なんだっていうんだろうか。

「良くないもの?」

「・・・シロウ、下がって。」

ベッキーに詳しく聞こうと思ったそのとき、エリザが武器を抜き俺の前に出る。

その視線の先に居たのは冒険者。

だが、その右手はなく腹部にも食い荒らされたような穴が開いている。

一目に生きているわけがないということが分かる状況だが、そいつは確かにそこに立っていた。

「あれが良くないものか。」

「そうだし。シロウさんはあまり見ないほうがいいし。」

「そうね、アレは良くないものだわ。私は大丈夫だけどシロウはダメ。」

「人の死体だからか?」

「ううん、違う。アレはもっとひどいものよ。」

表情は分からない。

いや、そもそも表情が分かるような状況ではないのかもしれない。

ダンジョンでスケルトンやゾンビは何度か見たことがあるが、アレは魔物だとなんとなくわかるんだよな。

でもこいつは違う、それだけは分かった。

「・・・悔しい。何で俺だけ死んだんだ。」

「しゃべったぞ。」

「あいつらが逃げたせいだ。俺を置いて、俺が食われても助けてくれなかった。何でだ、なんでお前達が生きているんだ!」

「幽霊、ううん怨霊って言うほうがいいのかしら。」

「アレはダンジョンで死んだ冒険者だし。体はなくなっても心はここに残って生きている人に文句を言っているんだし。言った所で生き返るわけじゃないのに。」

成る程、幽霊か。

元の世界で言えば時期的にお盆の頃、こういうのが出てきても不思議ではない。

昔はこういうのを信じるタイプではなかったのだが、ベッキーという存在を見てから自然と受け入れられるようになった。

自分があの冒険者と同じ幽霊であるからこそ、生き返るわけじゃないという言葉には重みがある。

「・・・まだまだ来るわね。」

「アンデットと一緒でどんどん沸いてきてるし、休憩所は怨霊だらけだし。」

「マジかよ。奥様方はどうした?」

「ミケとトトリと一緒にさっき逃がしたし。あそこには冒険者しか居ないし。」

「冒険者は居るのか。」

「私達はまだ耐性があるもの、心を強く持てばなんとかなる。というか、それを乗り越えられなかったらダンジョンになんて潜り続けられないわ。」

どういうことだ、と聞く前に地面から冒険者と思しき半透明の存在が生えてくる。

それはもうあちこちに。

「シロウ、逃げなさい。」

「無茶言うなお前を置いていけるかよ。」

「だから言ったでしょ、私達はまだ耐性があるって。でもシロウは・・・。」

「お前のせいだ。」

エリザの言葉をさえぎるように、近くに沸いてきた若い男の幽霊が俺を指差し声を発する。

「お前が素材を取って来いって言ったから。」

「お前が金を出すからって俺達をダンジョンに行かせたんだ。」

「私は行きたくなかったのに、でもお金が必要だったから。」

「死にたくなかった。苦しかった、怖かった。」

「お前が。」

「「「「「「「「お前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前がお前が前がお前がお前がお前がお前お前がお前がお前が。」」」」」」」」

「「「「私達を殺したんだ。」」」」」

最初の声に反応したかように至る所から冒険者らしき姿をした影が現れ、俺に向かって指を差し恨みの言葉を溢れさせる。

俺を見るその目に眼球はなく、それ以外の真っ黒い何かが俺を見ているのだけは分かった。

俺が彼らを殺した。

俺のせいで彼らは死んだ。

俺の金儲けのせいで。

俺の・・・。

「何ふざけた事いってるのよ。ダンジョンに潜ったのもそもそも冒険者になったのも、全部自分で決めたことでしょうが。それを他人のせいにしてそんな情けない事言っている時点で冒険者になんて向いてなかったのよ。死んで当然。ここはね、そんな甘い考えて生きていける場所じゃないの。仲間を見捨てて自分だけ助かろうって言う狡賢いやつしか生きていけない、そういう場所なのよ。」

「その通りだし。私が死んだのは私が弱かったからだけだし。そりゃあ怖かったし痛かったし苦しかったし逃げたかったし、でもそれを他人のせいにするのは大きな間違いだし。なにより、シロウさんは関係ないし!」

「そうよ、シロウはねあんた達みたいな弱い子達を助ける為に毎日頑張ってるのよ。それをお前のせいだなんてよく言えたものね。他人に責任を押し付けることしか出来ないのなら、さっさと新しい人生やり直してきたらどうなの!」

そう言ながら近くに居た冒険者の影に、エリザが聖水をぶちまける。

声を上げるわけでもなく、その影は溶けるようにしてその場から消え去った。

「シロウ、逃げて。」

「そうだし!こんなやつらの言うことなんて気にせずさっさと外に出るし!」

一人が消えても呪詛は消えず、俺を恨む声がそこらじゅうから聞こえてくる。

それはもう大合唱だ。

そんな中でもエリザとベッキーは俺の味方をしてくれている。

でも、彼らからしてみれば俺が彼らを殺したことになっている。

俺がここで商売をして冒険者に仕事を頼んだから、彼らは死んだ。

殺したのは魔物であれ間接的に殺したのと同じこと。

俺が彼らを殺した。

俺は人殺しだ。

俺は・・・。

エリザとベッキーの声が遠くに聞こえる。

黒い塊が心の内側にどんどんと流れ込み押しつぶそうとしてくる。

あぁ、なるほど。

そういうことか。

ニアの言っていた俺に免疫がないというのは、人の死と恨みと憎しみについてだったのか。

確かに元の世界みたいに人死にから縁遠い環境で暮らしていたら免疫なんてつくはずがないよな。

俺がこの世界に来てはじめた仕事が、俺の知らないところで多くの人を殺している。

そんなこと。

そんな当たり前の事を・・・。

「俺が悪いってどんな冗談だ?俺は俺の金儲けの為に仕事を依頼した、そっちは自分の金儲けの為にダンジョンに潜った。ギブ&テイク、そこに命令も強制もましてや義務なんてものは存在しない。人に責任を押し付けるのも大概にしてもらおうか。」

「シロウ?」

「そりゃ最初は戸惑ったさ、俺のせいで誰かが傷ついて誰かが死ぬんだ。だが、よく考えれば俺のせいじゃないんだよ。嫌なら受けなきゃいいし、生活できないなら他の方法を探せばいい。別にやれってひと言も言ってないんだよ俺は。だからそもそも悔やむ必要がないんだって、とうの昔に理解しているんだ。それをネチネチネチネチうっせぇぞ死に損ないが!」

エリザから聖水の入れ物を奪い取り、近くで俺を指差す影にぶちまける。

「おまえg・・・。」

呪詛のように繰り返された言葉を言い残し、そいつはさっきと同じく地面に溶けるようにして消えて言った。

言われなくても分かっているし、分かった上で俺は依頼を出している。

エリザやベッキーが言うようにそもそも俺を責めること自体が間違っているんだよ。

「さすがシロウだし、格好いいし!」

「エリザ、このまま休憩所まで行ってこいつら全員消して回るぞ。」

「え、でも。」

「お前が言ってくれたんだろ?死んだのは自己責任でこいつらが冒険者に向いていなかっただけだって、だから生きている俺達が現実を突きつけてやろうじゃないか。さっさと成仏しろってな。」

「なんだかよく分からないけど、大丈夫なのね。」

「あぁ。でも二人共ありがとな。」

「どういたしましてだし!でも私にかけると消えるから気をつけて欲しいし!」

いや、消えるんかい。

自分は怨霊じゃないから大丈夫的な雰囲気を出しておきながら、やっぱり聖水とは相性が悪いようだ。

その後、ダンジョンの奥から戻ってきたミケと共に三人と一匹で幽霊を聖水や聖布で駆除しながら休憩所へ向かい、これまた大氾濫していた奴らを休憩所に残っていた冒険者と共に徹底的に消して回る。

昔読んだ世紀末系の漫画に出てきた敵役の気分だ。

その間も奴らは俺達に向かって好き放題言いまくっていたが、俺もエリザも気にすることなく笑顔で聖水をぶちまけていく。

『お前だけが生き残って』とか、『お前のせいで死んだんだ』とか、『お前が見捨てたせいで』だとか色々とエリザも言われていたが、生きて帰る事が冒険者にとって全てであり、それが出来なかったのはその程度しか実力がなかったということだ。

もちろん彼らの悔しさや恨み辛みは分からなくはないが、ベッキーがそれを全否定しているからなぁ。

全部自分の責任でそれを他人のせいにするのは間違っている。

ほんとその通りだ。

休憩所に残っていた冒険者もエリザと同じくそういう現場を乗り越えてきた猛者ばかり。

幽霊の文句を聞き流しながらアンデットの猛攻に耐えてくれていた。

彼らこそが冒険者の中の冒険者、つまりはプロフェッショナルという奴なんだろう。

まぁ、その半数以上は脳筋だってしってるけどな。

なんせ彼ら全員うちの常連客だし。

こうして、ダンジョンから溢れたアンデットや幽霊達は、本物の冒険者に実力を見せ付けられながら駆除・・・じゃなかった、弔われて行ったのだった。
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