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962.転売屋はトトマトを食べる
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「いやー、なんていうか今回も壮観だな。」
「恐れ入ります。」
アグリに呼び出され畑へいくと、そこにあったのはたわわに実った夏野菜。
どれも自重で倒れてしまうんじゃないかってぐらいに巨大な実をつけ、収穫の時を今か今かと待っている。
いつものことだが、ここの畑はまじでヤバいな。
いくら肥料を与えているとはいえ作物を植えればどれも豊作。
まぁ芋の病気とかは確かにあったが、それでも大きな被害は出ていない。
農業を生業にしているアグリも最初は驚いていたのだが、いまじゃ当たり前のようにそれを受け入れているようだ。
豊作なのはもちろんありがたいことなんだが、いったい何がどうなっているのやら。
「で、これ全部消費できるのか?」
「葉ものに関しては労働者が増えたことにより7割をここで消費出来る見通しです。残りに関しても氷を積めた保冷箱に入れて港町まで出荷できることがわかりましたのでそちらで引き取ってもらうことになっています。鮮度がいいと喜んでいたとガレイ様が仰っていました。」
「だから保冷箱が少なかったのか、相変わらず仕事が早いな。」
「今後は同じやり方で野菜を出荷する予定となっております。新たな販路を確保できましたので、更なる作付の増加も含めてシープ様を通じてローランド様に上申中です。また返答があり次第書面にてご報告いたします。」
何をさせても完璧なアグリだが、最近はいつにもましてやる気に満ち溢れている。
嫁さんを貰って家族も増えたから当然なのかもしれないが、ここを農業で繁栄させるつもりなんだろうか。
街が大きくなれば労働者も増えるし、そうなればアグリの計画も現実のものとなるだろう。
あまりに大きくなり過ぎてこの春から税金を掛けられるようになってしまったそうだが、むしろそれがスイッチになってしまった気もする。
それならどんどん大きくして更に儲けを出してやる!みたいな感じで。
「ルフとレイが居れば食害の心配もないからな。とはいえあまり大きくしすぎて失敗・・・はしないか、この畑なら。」
「そうなんですよねぇ。」
「ま、程程にたのむ。俺にできることがあるのなら遠慮なく言ってくれ。」
「有難うございます。では、早速お知恵をお借りできますでしょうか。」
待ってましたと言わんばかりの反応に思わず笑ってしまいそうになる。
まったくこの男と来たら、俺が次に何を言うかすら計画のうちってか。
アグリの相談と言うのは葉もの以外の夏野菜。
特にトトマトの出荷についてだった。
他の野菜と違って冷蔵での輸送と相性が悪いようで、ためしに送ったやつの中で唯一使えなかったそうだ。
街での消費も思ったように伸びず大量に在庫が余ってしまいそうなんだとか。
それにも関わらず畑では一番生育がよく、今後どんどん実が生っていくのは間違いない。
俺は好きだがあの青臭い感じがダメな人も確かにいる。
日持ちさせようと思ったら乾燥させるしかないんだが
ただおいておくだけでは痛んでしまうしなぁ。
さて、どうしたもんか。
「それで、どうするの?」
「食べるしかないんだが、そのままじゃどう考えても消費しきれな
いんだよなぁ。みんなトトマト好きだったよな。」
「ジョンが苦手かもです。」
「た、食べられます!でもいっぱいはイヤかも・・・。」
シュンと俯いてしまったジョンの頭をキルシュが優しく撫でてやる。
別に無理矢理食べる必要はないんだぞとフォローしつつ皆でイロイロと案を出し合うのだがなかなかこれと言うものは出てこなかった。
強いて言えば煮込むぐらいだが、この暑い時期にスープは売れないだろうなぁ。
うーむ。
「シロウ様、少しよろしいでしょうか。」
「ローラさん、どうしたんだ?」
「冷凍用の肉ですが、風蜥蜴の皮膜を巻く際にかなりの端切れが出ているそうです。現状ではそのまま廃棄していただいているのですが、加工している奥様方から持ち帰っていいかとの問い合わせが来ておりまして。如何いたしましょう。」
「端切れかぁ。」
「廃棄するのももったいないですし、不要であれば賃金にプラスしてお渡ししても問題ないとは思います。」
確かに捨てるだけだし、使って貰えるのならば肉も喜ぶだろう。
そのまま炒めてもいいしミンチにすればハンバーグにもなる、端切れとはいえ色々使い道はあるしな。
「それでいいと奥様方に伝えてくれ。ただし喧嘩にならないように均等分するように。」
「その辺りはぬかり無いように致します。」
「よろしく頼む。」
それよりも今はトトマトをどう処理するかだ。
煮込むだけじゃ物足りないし、生のままは難しい。
いっそどこぞの祭りみたいに投げ合うかとかも考えたのだが、さすがにそれはもったいないので没になった。
食べ物を粗末にするのはよろしくないよな、やっぱり。
となると加工する必要があるわけだが・・・。
「セーラさん、ちょっと待ってくれ。」
「どうしました?」
「今日の分の端切れはまだ残ってるんだよな?」
「はい、まだ分けておりませんので。何かに使われますか?」
「とりあえず今日の分は回収して、明日から分けると伝えてくれ。」
ちょうどいいところにちょうどいいものがあるじゃないか。
回収した端切れはなかなかの量があり、運び込まれたトトマトと共に厨房にこんもりと山を作る。
これだけあればなかなかの量を作れるだろう。
「何を作るんですか?」
「せっかくトトマトがあるんだし、ミートソースパスタを作ろうと思ってな。」
「え、パスタ?てっきりシチューとかスープと思ったんだけど。」
「この時期にシチューはまだ早いだろ。それにこれなら大量生産できるから労働者の昼食にちょうどいいし、塩分もそれなりに摂れる。この時期は塩分不足で倒れることも多いし、肉を食べて元気を出してもらうつもりだ。」
トマトソースのパスタは数あれど、大量のトトマトと肉を消費するとなればこれしか思い付かなかった。
ミンチにしてしまえば端切れだろうが全く関係ないからな。
ストロングガーリックをエリヤから抽出した油で炒めて香りを出し、それにオニオニオンのみじん切りを投入。
色づいたところでミンチにした端切れをぶちこみ塩とペパペッパーで味を整えてからおまちかねのトトマトを投入。
火を入れるとなかなかの水分が出てきたので、ほぼ水無しでふつふつと煮込めるようになった。
さすがうちの畑で採れたトトマトだけあるな。
後は醤油を入れたり香辛料を加えて味を整えていくのだが、今回はここにとっておきを投入する。
「え、ソースですか。」
「あぁ、これをいれるとコクが出るんだ。まぁこっちは任せてそろそろパスタを茹で始めてくれ。もちろん少し芯が残るぐらいでな。」
「スパルティアですね。」
「まーあそんな感じで。」
それがアルデンテと同義語なのかは不明だが、芯が残るぐらいで伝わっているんだから大丈夫だろう。
パスタがゆで上がったところでエリヤ油を上から回しがけ、よく馴染ませてから最後にソースをかける。
上に乾燥させたオレガルニーノをかけたら完成だ。
「「「おいしい!」」」」
「大袈裟だなぁ。」
「食べたことあるのに食べたことない味になってる。」
「いやいや、ミートソースは前からあっただろ?」
味はもとの世界とは違うが前に何度か食べたことあるし、パスタそのものはごくあり触れたものだ。
確かに入れているものなんかは独特かもしれないが、決して珍しいものじゃない。
「でもスッゴい美味しいです。トトマトがあんなに入っているのに全然酸っぱくないですし、お肉もいっぱい入ってます。」
「僕これなら食べられる!」
「いやー、相変わらず料理人なんじゃないかっていう手際ですね。あのソースひとつでここまで変わりますか。」
「ウ、スゴイ。」
「誉めてもらって光栄だが、ただの料理好き程度だ。明日になれば二人がもっと美味しくしてくれるって。」
「これなら冒険者にも売れるわよ、ダンジョンの休憩所で出したらすぐに食べられるし喜ぶんじゃない?」
確かにダンジョンに中ならいくらでも肉を調達できるから端切れがなくても調理は可能だ。
冒険者はせっかちだし座ってすぐ食べられると嬉しいだろうなぁ。
問題は労働者用の肉か。
端切れは奥様方にって約束してしまったので別に用意しないと。
まぁなんとでもなるか。
「ご主人様、売り出すとしたらいくらにするんですか?」
「そうだなぁ
、トトマトはただみたいなもんだし他の食材と肉を買ったとしても一人前の原価はは銅貨5枚ぐらいか。なら15枚だな。」
「えぇ、とりすぎじゃない?」
「いいんだよそれぐらいで。」
高ければ売れないだけだし、そうなったらゆっくり下げればいい。
労働者はともかく冒険者はただの客。
そもそもこの街の物価から考えれば安いもんだ。
慈善事業じゃないんだしわざわざ安売りはしないぞ、俺は。
「では明日の昼までにパスタを用意しておきます。」
「じゃあお皿も要りますよね、あとフォークとスプーンも!」
「オリンピア、随分張り切っているのね。」
「だってお姉様、こんなに美味しいものが明日も食べられるんですよ!」
「気に入ってもらって何よりだ。そんじゃま明日に向けて準備をしていくとしよう。」
俺の急な思い付きにも女達は嫌な顔ひとつせず付き合ってくれる。
本当にありがたいことだ。
その応援に報いるためにもしっかり準備していかないとな。
「恐れ入ります。」
アグリに呼び出され畑へいくと、そこにあったのはたわわに実った夏野菜。
どれも自重で倒れてしまうんじゃないかってぐらいに巨大な実をつけ、収穫の時を今か今かと待っている。
いつものことだが、ここの畑はまじでヤバいな。
いくら肥料を与えているとはいえ作物を植えればどれも豊作。
まぁ芋の病気とかは確かにあったが、それでも大きな被害は出ていない。
農業を生業にしているアグリも最初は驚いていたのだが、いまじゃ当たり前のようにそれを受け入れているようだ。
豊作なのはもちろんありがたいことなんだが、いったい何がどうなっているのやら。
「で、これ全部消費できるのか?」
「葉ものに関しては労働者が増えたことにより7割をここで消費出来る見通しです。残りに関しても氷を積めた保冷箱に入れて港町まで出荷できることがわかりましたのでそちらで引き取ってもらうことになっています。鮮度がいいと喜んでいたとガレイ様が仰っていました。」
「だから保冷箱が少なかったのか、相変わらず仕事が早いな。」
「今後は同じやり方で野菜を出荷する予定となっております。新たな販路を確保できましたので、更なる作付の増加も含めてシープ様を通じてローランド様に上申中です。また返答があり次第書面にてご報告いたします。」
何をさせても完璧なアグリだが、最近はいつにもましてやる気に満ち溢れている。
嫁さんを貰って家族も増えたから当然なのかもしれないが、ここを農業で繁栄させるつもりなんだろうか。
街が大きくなれば労働者も増えるし、そうなればアグリの計画も現実のものとなるだろう。
あまりに大きくなり過ぎてこの春から税金を掛けられるようになってしまったそうだが、むしろそれがスイッチになってしまった気もする。
それならどんどん大きくして更に儲けを出してやる!みたいな感じで。
「ルフとレイが居れば食害の心配もないからな。とはいえあまり大きくしすぎて失敗・・・はしないか、この畑なら。」
「そうなんですよねぇ。」
「ま、程程にたのむ。俺にできることがあるのなら遠慮なく言ってくれ。」
「有難うございます。では、早速お知恵をお借りできますでしょうか。」
待ってましたと言わんばかりの反応に思わず笑ってしまいそうになる。
まったくこの男と来たら、俺が次に何を言うかすら計画のうちってか。
アグリの相談と言うのは葉もの以外の夏野菜。
特にトトマトの出荷についてだった。
他の野菜と違って冷蔵での輸送と相性が悪いようで、ためしに送ったやつの中で唯一使えなかったそうだ。
街での消費も思ったように伸びず大量に在庫が余ってしまいそうなんだとか。
それにも関わらず畑では一番生育がよく、今後どんどん実が生っていくのは間違いない。
俺は好きだがあの青臭い感じがダメな人も確かにいる。
日持ちさせようと思ったら乾燥させるしかないんだが
ただおいておくだけでは痛んでしまうしなぁ。
さて、どうしたもんか。
「それで、どうするの?」
「食べるしかないんだが、そのままじゃどう考えても消費しきれな
いんだよなぁ。みんなトトマト好きだったよな。」
「ジョンが苦手かもです。」
「た、食べられます!でもいっぱいはイヤかも・・・。」
シュンと俯いてしまったジョンの頭をキルシュが優しく撫でてやる。
別に無理矢理食べる必要はないんだぞとフォローしつつ皆でイロイロと案を出し合うのだがなかなかこれと言うものは出てこなかった。
強いて言えば煮込むぐらいだが、この暑い時期にスープは売れないだろうなぁ。
うーむ。
「シロウ様、少しよろしいでしょうか。」
「ローラさん、どうしたんだ?」
「冷凍用の肉ですが、風蜥蜴の皮膜を巻く際にかなりの端切れが出ているそうです。現状ではそのまま廃棄していただいているのですが、加工している奥様方から持ち帰っていいかとの問い合わせが来ておりまして。如何いたしましょう。」
「端切れかぁ。」
「廃棄するのももったいないですし、不要であれば賃金にプラスしてお渡ししても問題ないとは思います。」
確かに捨てるだけだし、使って貰えるのならば肉も喜ぶだろう。
そのまま炒めてもいいしミンチにすればハンバーグにもなる、端切れとはいえ色々使い道はあるしな。
「それでいいと奥様方に伝えてくれ。ただし喧嘩にならないように均等分するように。」
「その辺りはぬかり無いように致します。」
「よろしく頼む。」
それよりも今はトトマトをどう処理するかだ。
煮込むだけじゃ物足りないし、生のままは難しい。
いっそどこぞの祭りみたいに投げ合うかとかも考えたのだが、さすがにそれはもったいないので没になった。
食べ物を粗末にするのはよろしくないよな、やっぱり。
となると加工する必要があるわけだが・・・。
「セーラさん、ちょっと待ってくれ。」
「どうしました?」
「今日の分の端切れはまだ残ってるんだよな?」
「はい、まだ分けておりませんので。何かに使われますか?」
「とりあえず今日の分は回収して、明日から分けると伝えてくれ。」
ちょうどいいところにちょうどいいものがあるじゃないか。
回収した端切れはなかなかの量があり、運び込まれたトトマトと共に厨房にこんもりと山を作る。
これだけあればなかなかの量を作れるだろう。
「何を作るんですか?」
「せっかくトトマトがあるんだし、ミートソースパスタを作ろうと思ってな。」
「え、パスタ?てっきりシチューとかスープと思ったんだけど。」
「この時期にシチューはまだ早いだろ。それにこれなら大量生産できるから労働者の昼食にちょうどいいし、塩分もそれなりに摂れる。この時期は塩分不足で倒れることも多いし、肉を食べて元気を出してもらうつもりだ。」
トマトソースのパスタは数あれど、大量のトトマトと肉を消費するとなればこれしか思い付かなかった。
ミンチにしてしまえば端切れだろうが全く関係ないからな。
ストロングガーリックをエリヤから抽出した油で炒めて香りを出し、それにオニオニオンのみじん切りを投入。
色づいたところでミンチにした端切れをぶちこみ塩とペパペッパーで味を整えてからおまちかねのトトマトを投入。
火を入れるとなかなかの水分が出てきたので、ほぼ水無しでふつふつと煮込めるようになった。
さすがうちの畑で採れたトトマトだけあるな。
後は醤油を入れたり香辛料を加えて味を整えていくのだが、今回はここにとっておきを投入する。
「え、ソースですか。」
「あぁ、これをいれるとコクが出るんだ。まぁこっちは任せてそろそろパスタを茹で始めてくれ。もちろん少し芯が残るぐらいでな。」
「スパルティアですね。」
「まーあそんな感じで。」
それがアルデンテと同義語なのかは不明だが、芯が残るぐらいで伝わっているんだから大丈夫だろう。
パスタがゆで上がったところでエリヤ油を上から回しがけ、よく馴染ませてから最後にソースをかける。
上に乾燥させたオレガルニーノをかけたら完成だ。
「「「おいしい!」」」」
「大袈裟だなぁ。」
「食べたことあるのに食べたことない味になってる。」
「いやいや、ミートソースは前からあっただろ?」
味はもとの世界とは違うが前に何度か食べたことあるし、パスタそのものはごくあり触れたものだ。
確かに入れているものなんかは独特かもしれないが、決して珍しいものじゃない。
「でもスッゴい美味しいです。トトマトがあんなに入っているのに全然酸っぱくないですし、お肉もいっぱい入ってます。」
「僕これなら食べられる!」
「いやー、相変わらず料理人なんじゃないかっていう手際ですね。あのソースひとつでここまで変わりますか。」
「ウ、スゴイ。」
「誉めてもらって光栄だが、ただの料理好き程度だ。明日になれば二人がもっと美味しくしてくれるって。」
「これなら冒険者にも売れるわよ、ダンジョンの休憩所で出したらすぐに食べられるし喜ぶんじゃない?」
確かにダンジョンに中ならいくらでも肉を調達できるから端切れがなくても調理は可能だ。
冒険者はせっかちだし座ってすぐ食べられると嬉しいだろうなぁ。
問題は労働者用の肉か。
端切れは奥様方にって約束してしまったので別に用意しないと。
まぁなんとでもなるか。
「ご主人様、売り出すとしたらいくらにするんですか?」
「そうだなぁ
、トトマトはただみたいなもんだし他の食材と肉を買ったとしても一人前の原価はは銅貨5枚ぐらいか。なら15枚だな。」
「えぇ、とりすぎじゃない?」
「いいんだよそれぐらいで。」
高ければ売れないだけだし、そうなったらゆっくり下げればいい。
労働者はともかく冒険者はただの客。
そもそもこの街の物価から考えれば安いもんだ。
慈善事業じゃないんだしわざわざ安売りはしないぞ、俺は。
「では明日の昼までにパスタを用意しておきます。」
「じゃあお皿も要りますよね、あとフォークとスプーンも!」
「オリンピア、随分張り切っているのね。」
「だってお姉様、こんなに美味しいものが明日も食べられるんですよ!」
「気に入ってもらって何よりだ。そんじゃま明日に向けて準備をしていくとしよう。」
俺の急な思い付きにも女達は嫌な顔ひとつせず付き合ってくれる。
本当にありがたいことだ。
その応援に報いるためにもしっかり準備していかないとな。
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