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933.転売屋は芋虫を見にいく
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「ふぅ、到着っと。」
「トト!荷物はここに置いとくね!」
「あぁ、後は俺がやるから気をつけてな。また夕方にまた迎えに来てくれ。」
「わかった!」
人化することで足につけていた荷物はするりと解き少し離れた所で再び龍化することで、すばやく荷降ろしする技を覚えたバーンはあっという間に街へと戻ってしまった。
焦っているのには理由がある。
出発前に陛下に出す料理に使うとっておきの肉がもうすぐ地上に戻ってくると聞いてしまったからだ。
その場に残るとゴネるバーンを何とか宥め、最高記録の速度でここまで飛んできた。
慣れてきたとはいえバーンの本気飛行はさすがにきつい。
いまだに地面がふわふわと揺れてしまっている。
「これはボス、お早いお着きで。おや、バーン様は?」
「野暮用で急ぎとんぼ返りした。そこにおいてあるのが今月の食料だ、確認してくれ。」
「いつもありがとうございます。お疲れのようですし、少し中で休まれますか?」
「いや、ここで休むから大丈夫だ。」
適当な岩に腰掛けて視界が落ち着くのを待つ。
その間に廃鉱山の奥からワラワラと鼠人族出てきて、あっという間に荷物を中へと運び込んでしまった。
今頃生鮮食品は氷室へ、そうでないものは住居へと運ばれて分配されていることだろう。
空いた木箱には魔力水を詰め込んでもらって、それを持って帰るのがいつもの流れ。
だが、今回から新たな仕事が追加されている。
「よし、もう大丈夫だ。マウジー案内してくれ。」
「本当に大丈夫ですか、ボス。」
「大丈夫だ問題ない。」
「では、参りましょう。」
気分も落ち着いたところで、マウジーに連れられて廃鉱山の中を進む。
氷室や倉庫は左、住居は右、だが今回向かうのは真正面の通路だ。
他の道と違って道幅は広く勾配もさほどきつくない。
ゆっくりとした坂道を進むこと数分、突然青臭い草の香りが鼻を刺激してきた。
「これは、結構きついな。」
「そうですか?掃除はしているのですが・・・。」
「まぁ閉鎖空間だし致し方ないだろうけど、気にならないのか。」
「確かに匂いはきついですが、便などに比べたら可愛いものです。」
「うーむ、まぁそうか。」
「順調に生育しております。どうぞ、その奥をご覧ください。」
マウジーに指定された通路をそっと覗き込むと、巨大な芋虫が俺の気配を感じのそりと顔を上げる。
バッチリと目が合ってしまい思わす声が出そうになったが、よく見ると中々につぶらな瞳をしていた。
可愛いかと聞かれれば何ともいえないが、よく見ると悲鳴を上げるほどではないな。
「でかいな。」
「捕獲したときよりも一回りほど成長しております。よく食べ、よく糸を出してくれるいい子です。」
「もう糸を出してるのか。」
「少量ではありますが、予定通り魔素を纏った糸を吐き出してくれています。」
「現物は?」
「ここに。」
待ってましたといわんばかりのタイミングで、さっとマウジーが何かを差し出す。
背後の魔灯に照らされて彼の手の上でキラキラと何かが光っていた。
手を伸ばしその一本を掴んでみる。
『ケイブワームの糸。えさを食べたケイブワームは体内で糸を生成し口から糸を吐き出す。野生下では自分の寝床や頭上の葉を採るために糸を吐くが、飼育下ではエサのお礼のような形で吐き出すことが多い。エサに含まれる魔素の量に応じて糸そのものにも魔素が移る。ふんだんに魔素を含んでいる。最近の平均取引価格は銀貨2枚。最安値銀貨1枚、最高値銀貨5枚、最終取引日は12日前と記録されています。』
一本一本は細くてかろうじて手の上に乗っているのが分かる程度だが、これがそれなりの金を生み出しているのは間違いない。
しかし、わざわざ『ふんだんに』と表示が出る当たり、かなりの含有量なんだろう。
「見事な糸だ。かなり魔素を含んでいるようだが、普通のえさやりではこうはならないよな。」
「外で採れる葉っぱに地下から回収した魔力水をふりかけて与えています。」
「原液をかけてるのか、そりゃ濃くなるわけだ。」
「最初はそこまでの含有量ではなかったのですがいまや半分以上に魔素が含まれるほどになりました。魔力伝達能力は非常に高く、コレを用いて服を作れば素晴らしい魔道服に仕上がること請け合いです。」
「紡げば魔糸としても使えるなぁ。なるほど、コレは予想以上の仕上がりだ。」
最初にケイブワームを紹介されたときはどうなることかと思ったが、実際にこうやって生成されたものを見るとやってよかったと思う。
なんせ元手はほぼゼロ。
エサは外に生えている草で、上からかけている魔力水だって汲めばいくらでも手に入る。
供給量をわざとセーブしている状況なので本当はまだまだ汲み上げることが出来るのだが、また魔術師ギルドに目を付けられても困るからこれ以上増やすのは難しいんだよなぁ。
もちろん回収したこの糸をただ売るのではなく、自分達で何か加工してしまえば追及することも出来なくなるだろう。
まさに無から有を生み出した最高の素材。
金のなる木、ならぬ金を生み出す芋虫というわけだな。
ルフとかならわしゃわしゃと撫で回してやるところなのだが、芋虫にもして大丈夫なんだろうか。
っていうか喜ぶのか?
「一月でどのぐらい回収できそうだ?」
「月半ば頃からの回収ですのでおおよそにはなりますが、大木箱一つ分はいけると思います。」
「え、そんなに?」
「こちらである程度紡いだ状態で出荷しますので満杯というほどではないと思いますが、中木箱では足りないかと。」
「紡いでもらえるの非常に助かるが・・・、こりゃ大目に報酬を支払う必要があるな。」
「え、報酬ですか?」
「そりゃそうだろう。飼育だけじゃなく紡ぎまでしてもらえるんだぞ、どう考えたって食料だけじゃ割に合わない。前に話した様に糸を俺が買い付ければ金を稼げる。現金があれば生活もより豊かになるんじゃないか?」
「それはそうですが・・・。」
なにやら快く受け入れられない理由があるようだ。
もちろんそれを強制するつもりもないし、報酬が要らないとなれば俺の儲けが丸々増えることになる。
とはいえ、不満があるのであればそれを解消するべきだし、俺だって搾取したいわけじゃない。
もちろん何か考えがあるんだろうけど。
「あまり外の刺激を与えたくないってか?」
「よくお分かりですね。今の所は問題ありませんが、生活が豊かになったことで新しい刺激に飢えている若いのも居るんです。」
「それは悪いことなのか?」
「悪くはありません。ですが、不必要な外出は我らの生活を脅かします。」
「ここはもう俺の所有物だ、そうそう悪さは出来ないはずだが。」
「それでもわざわざ危険を冒す必要は無いでしょう。魔力水は外ではかなり貴重な物だと伺っています、秘密が漏れればそれを狙って何者かが我らの集落を襲うとも限りません。我らには力は無く、何かあれば滅ぼされるのは一瞬ですから。もちろん死ぬ気で抵抗はしますがね。」
そういってマウジーは腰にぶら下げた剣に手を乗せた。
子供ほどの背丈しかないものの、その実力はロングホーンを容易くしとめるほど。
地の利もあるし早々にやられることは無いと思うのだが、何かあったときの緊急連絡方法とかも無いんだよなぁ。
月末に様子を見にきたら全滅してましたなんて勘弁してもらいたい。
今は誰にも知られていなくても、外の世界に出れば彼の言うようにそれを漏らしてしまう危険が付きまとう。
かといって、押し込んでしまうのはどうなんだろうか。
「あとはミヌレさんがなんていうかだな。」
「今の所は静観という感じです、押さえ込めばどうしても反発しますので様子を見ているというべきでしょうか。」
「ま、そっちの問題だし俺がとやかく口を出すことじゃない。」
「ちなみに簡単な加工に関しては準備が整っています。必要であれば糸にするだけでなく織物にも加工しておきますが。」
「そこまでここで出来るのか?」
糸にしてもらえるだけでも十分にありがたいのだが、その上反物にまでしてもらえるとなると製品化するのに一気に時間を短縮できる。
「追加の織り機さえあれば可能です。小さいものをいくつか手配していただけますでしょうか。」
「そのぐらいはお安い御用だ。」
「それとは別に、いくつか用意してもらいたいものがあるのですが・・・。」
どうやら彼は彼なりに自分達の将来について考えているようだ。
さっきも言ったようにそれに対して口出しをする気はないが、彼らの貢献もあるので協力を惜しむつもりは無い。
「ボス、無理を聞いてくださりありがとうございます。」
「すぐに準備は出来ないが、来月までには必要数を手配できるだろう。とはいえ、ムチャはするなよ。」
「もちろんです。」
「トト!早く帰ろう!お肉が待ってるよ!」
「分かったからせかすな。」
「ではボス、バーン様、お気をつけて。」
「マウジーまたね!」
合図を出すと、体が一気に空へと持っていかれる。
オレンジ色に染まった空の上には、藍色の夜が迫っていた。
街に戻ればとっておきの肉が俺達を待っていることだろう。
それを食べながら、ケイブワームの糸をどうするか話し合おうじゃないか。
加工次第ではものすごい利益を出すに違いない。
サンプル代わりに持ち帰った糸を見て女達がどんな顔をするか、楽しみだな。
「トト!荷物はここに置いとくね!」
「あぁ、後は俺がやるから気をつけてな。また夕方にまた迎えに来てくれ。」
「わかった!」
人化することで足につけていた荷物はするりと解き少し離れた所で再び龍化することで、すばやく荷降ろしする技を覚えたバーンはあっという間に街へと戻ってしまった。
焦っているのには理由がある。
出発前に陛下に出す料理に使うとっておきの肉がもうすぐ地上に戻ってくると聞いてしまったからだ。
その場に残るとゴネるバーンを何とか宥め、最高記録の速度でここまで飛んできた。
慣れてきたとはいえバーンの本気飛行はさすがにきつい。
いまだに地面がふわふわと揺れてしまっている。
「これはボス、お早いお着きで。おや、バーン様は?」
「野暮用で急ぎとんぼ返りした。そこにおいてあるのが今月の食料だ、確認してくれ。」
「いつもありがとうございます。お疲れのようですし、少し中で休まれますか?」
「いや、ここで休むから大丈夫だ。」
適当な岩に腰掛けて視界が落ち着くのを待つ。
その間に廃鉱山の奥からワラワラと鼠人族出てきて、あっという間に荷物を中へと運び込んでしまった。
今頃生鮮食品は氷室へ、そうでないものは住居へと運ばれて分配されていることだろう。
空いた木箱には魔力水を詰め込んでもらって、それを持って帰るのがいつもの流れ。
だが、今回から新たな仕事が追加されている。
「よし、もう大丈夫だ。マウジー案内してくれ。」
「本当に大丈夫ですか、ボス。」
「大丈夫だ問題ない。」
「では、参りましょう。」
気分も落ち着いたところで、マウジーに連れられて廃鉱山の中を進む。
氷室や倉庫は左、住居は右、だが今回向かうのは真正面の通路だ。
他の道と違って道幅は広く勾配もさほどきつくない。
ゆっくりとした坂道を進むこと数分、突然青臭い草の香りが鼻を刺激してきた。
「これは、結構きついな。」
「そうですか?掃除はしているのですが・・・。」
「まぁ閉鎖空間だし致し方ないだろうけど、気にならないのか。」
「確かに匂いはきついですが、便などに比べたら可愛いものです。」
「うーむ、まぁそうか。」
「順調に生育しております。どうぞ、その奥をご覧ください。」
マウジーに指定された通路をそっと覗き込むと、巨大な芋虫が俺の気配を感じのそりと顔を上げる。
バッチリと目が合ってしまい思わす声が出そうになったが、よく見ると中々につぶらな瞳をしていた。
可愛いかと聞かれれば何ともいえないが、よく見ると悲鳴を上げるほどではないな。
「でかいな。」
「捕獲したときよりも一回りほど成長しております。よく食べ、よく糸を出してくれるいい子です。」
「もう糸を出してるのか。」
「少量ではありますが、予定通り魔素を纏った糸を吐き出してくれています。」
「現物は?」
「ここに。」
待ってましたといわんばかりのタイミングで、さっとマウジーが何かを差し出す。
背後の魔灯に照らされて彼の手の上でキラキラと何かが光っていた。
手を伸ばしその一本を掴んでみる。
『ケイブワームの糸。えさを食べたケイブワームは体内で糸を生成し口から糸を吐き出す。野生下では自分の寝床や頭上の葉を採るために糸を吐くが、飼育下ではエサのお礼のような形で吐き出すことが多い。エサに含まれる魔素の量に応じて糸そのものにも魔素が移る。ふんだんに魔素を含んでいる。最近の平均取引価格は銀貨2枚。最安値銀貨1枚、最高値銀貨5枚、最終取引日は12日前と記録されています。』
一本一本は細くてかろうじて手の上に乗っているのが分かる程度だが、これがそれなりの金を生み出しているのは間違いない。
しかし、わざわざ『ふんだんに』と表示が出る当たり、かなりの含有量なんだろう。
「見事な糸だ。かなり魔素を含んでいるようだが、普通のえさやりではこうはならないよな。」
「外で採れる葉っぱに地下から回収した魔力水をふりかけて与えています。」
「原液をかけてるのか、そりゃ濃くなるわけだ。」
「最初はそこまでの含有量ではなかったのですがいまや半分以上に魔素が含まれるほどになりました。魔力伝達能力は非常に高く、コレを用いて服を作れば素晴らしい魔道服に仕上がること請け合いです。」
「紡げば魔糸としても使えるなぁ。なるほど、コレは予想以上の仕上がりだ。」
最初にケイブワームを紹介されたときはどうなることかと思ったが、実際にこうやって生成されたものを見るとやってよかったと思う。
なんせ元手はほぼゼロ。
エサは外に生えている草で、上からかけている魔力水だって汲めばいくらでも手に入る。
供給量をわざとセーブしている状況なので本当はまだまだ汲み上げることが出来るのだが、また魔術師ギルドに目を付けられても困るからこれ以上増やすのは難しいんだよなぁ。
もちろん回収したこの糸をただ売るのではなく、自分達で何か加工してしまえば追及することも出来なくなるだろう。
まさに無から有を生み出した最高の素材。
金のなる木、ならぬ金を生み出す芋虫というわけだな。
ルフとかならわしゃわしゃと撫で回してやるところなのだが、芋虫にもして大丈夫なんだろうか。
っていうか喜ぶのか?
「一月でどのぐらい回収できそうだ?」
「月半ば頃からの回収ですのでおおよそにはなりますが、大木箱一つ分はいけると思います。」
「え、そんなに?」
「こちらである程度紡いだ状態で出荷しますので満杯というほどではないと思いますが、中木箱では足りないかと。」
「紡いでもらえるの非常に助かるが・・・、こりゃ大目に報酬を支払う必要があるな。」
「え、報酬ですか?」
「そりゃそうだろう。飼育だけじゃなく紡ぎまでしてもらえるんだぞ、どう考えたって食料だけじゃ割に合わない。前に話した様に糸を俺が買い付ければ金を稼げる。現金があれば生活もより豊かになるんじゃないか?」
「それはそうですが・・・。」
なにやら快く受け入れられない理由があるようだ。
もちろんそれを強制するつもりもないし、報酬が要らないとなれば俺の儲けが丸々増えることになる。
とはいえ、不満があるのであればそれを解消するべきだし、俺だって搾取したいわけじゃない。
もちろん何か考えがあるんだろうけど。
「あまり外の刺激を与えたくないってか?」
「よくお分かりですね。今の所は問題ありませんが、生活が豊かになったことで新しい刺激に飢えている若いのも居るんです。」
「それは悪いことなのか?」
「悪くはありません。ですが、不必要な外出は我らの生活を脅かします。」
「ここはもう俺の所有物だ、そうそう悪さは出来ないはずだが。」
「それでもわざわざ危険を冒す必要は無いでしょう。魔力水は外ではかなり貴重な物だと伺っています、秘密が漏れればそれを狙って何者かが我らの集落を襲うとも限りません。我らには力は無く、何かあれば滅ぼされるのは一瞬ですから。もちろん死ぬ気で抵抗はしますがね。」
そういってマウジーは腰にぶら下げた剣に手を乗せた。
子供ほどの背丈しかないものの、その実力はロングホーンを容易くしとめるほど。
地の利もあるし早々にやられることは無いと思うのだが、何かあったときの緊急連絡方法とかも無いんだよなぁ。
月末に様子を見にきたら全滅してましたなんて勘弁してもらいたい。
今は誰にも知られていなくても、外の世界に出れば彼の言うようにそれを漏らしてしまう危険が付きまとう。
かといって、押し込んでしまうのはどうなんだろうか。
「あとはミヌレさんがなんていうかだな。」
「今の所は静観という感じです、押さえ込めばどうしても反発しますので様子を見ているというべきでしょうか。」
「ま、そっちの問題だし俺がとやかく口を出すことじゃない。」
「ちなみに簡単な加工に関しては準備が整っています。必要であれば糸にするだけでなく織物にも加工しておきますが。」
「そこまでここで出来るのか?」
糸にしてもらえるだけでも十分にありがたいのだが、その上反物にまでしてもらえるとなると製品化するのに一気に時間を短縮できる。
「追加の織り機さえあれば可能です。小さいものをいくつか手配していただけますでしょうか。」
「そのぐらいはお安い御用だ。」
「それとは別に、いくつか用意してもらいたいものがあるのですが・・・。」
どうやら彼は彼なりに自分達の将来について考えているようだ。
さっきも言ったようにそれに対して口出しをする気はないが、彼らの貢献もあるので協力を惜しむつもりは無い。
「ボス、無理を聞いてくださりありがとうございます。」
「すぐに準備は出来ないが、来月までには必要数を手配できるだろう。とはいえ、ムチャはするなよ。」
「もちろんです。」
「トト!早く帰ろう!お肉が待ってるよ!」
「分かったからせかすな。」
「ではボス、バーン様、お気をつけて。」
「マウジーまたね!」
合図を出すと、体が一気に空へと持っていかれる。
オレンジ色に染まった空の上には、藍色の夜が迫っていた。
街に戻ればとっておきの肉が俺達を待っていることだろう。
それを食べながら、ケイブワームの糸をどうするか話し合おうじゃないか。
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