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878.転売屋は漂白剤をみつける
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「らっしゃい。」
「あ、今日はシロウさんが店番っすか。」
「そうだが、ダメなのか?」
「誰もそんな事言ってないじゃないですか。」
「冗談だって。」
ある日の昼過ぎ。
昼食を終え半分寝ながら店番している客がやってきた。
安眠を妨害されぶっちゃけちょっとイラっとしたのだが、お客なので致し方なく迎えることにした。
致し方なく。
いや、だって眠かったし。
「シロウさん腹でも痛いんですか?」
「何でそう思うんだ?」
「いや、だって機嫌悪いし。」
「気のせいだって、ちょっと安眠を妨害されてイラっとしただけだから。」
「むちゃ怒ってますよね!」
「だから冗談だって、ほらさっさとブツ出しな。」
さすがに悪ノリしすぎたようだ。
怯えた顔でかばんから品物を取り出す馴染みの冒険者。
ここに初めて来たのはまだ新人のときだったっけか。
それが随分と立派になったもんだなぁ、なんてジジくさいことを考えてしまった。
カウンターの上に置かれたのは10cm程の小瓶が三つ。
その中は乳白色の液体で満たされていた。
「ブリーチワームの体液です。」
「ブリーチワーム・・・あぁ、確かなんでも溶かす奴。」
「正確には何でもじゃなくて色ですけどね。」
「うっせ、分かってるっての。」
「ほら、怒ってるじゃないですかぁぁぁ。」
正面でギャーギャー言う冒険者を無視してカウンターの小瓶に手を伸ばす。
『ブリーチワームの体液。この体液に触れた物は有機物無機物関係なく、平等に白へと染まるだろう。それは神も同じである。最近の平均取引価格は銅貨40枚。最安値銅貨29枚、最高値銅貨50枚、最終取引日113日前と記録されています。』
何だこのかっこいい鑑定結果は。
神をも同じって神様でさえ白く染めるのか。
なにそれむちゃくちゃ興味あるんだけど。
もっとも、俺の知ってる神様にそれを使うタイミングなんてなさそうだけど。
「一本銅貨20枚、三本で60枚だな。」
「そんなもんですよねぇ。」
「ちなみにこれで全部なのか?」
「後12本あります。」
「・・・なんでこんなの集めようと思ったよ。」
「いきなり襲われて無我夢中だったんです。俺の大事な盾は真っ白になっちまうし、はぁ大損だぁ。」
「よかったじゃねぇか、自分が白くならないで。」
神様でも白くするんなら人間なんてあっという間に真っ白だろう。
自分の肌がまだらに白くなるところを想像すると、ちょっとというかかなり嫌だ。
代金の銀貨3枚をカウンターに乗せると、しょぼくれた顔をして冒険者は去っていった。
残されたのは15本の体液、というか漂白剤か。
さーて、これをどうしようかなっと。
「そういうことでしたか。」
「この間キルシュとリラが洗濯の時に染みが中々取れないってぼやいていたのが聞こえたんでな。染み抜きにどうかと思ったんだ。」
「そのまま使うのは危険ですが10倍に希釈すれば問題ないと思います。真っ白になること請け合いです。」
「そんなにか。」
「かなり危険な素材ですから。よくそのまま持って帰ってきましたね。」
ブツを取り出したときにキキが驚いた顔をしていたのはそのせいか。
屋敷に戻りドヤ顔でグレイスに報告したんだが、今更になって雑に持ち帰ってきたのを後悔している。
あわてて中身を確認するも瓶が割れた様子は無い。
とりあえず割れないようにボックス系の魔物の素材に瓶を入れ、クッション代わりにスライムの核を押し込んでおく。
これでとりあえずは大丈夫だろう。
一本だけ取り出して、キキに言われたとおり10倍に薄めて溶液を作る。
試しに汗ジミで黄色くなってしまったシャツを溶液に浸すと、10分も待たずに驚きの白さに生まれ変わった。
風蜥蜴の皮膜を手に巻きつけてから取り出して水で三回ほどすすげば、それはもうCMに使えそうな真っ白いシャツの出来上がりだ。
ヤバイ、この白さは想定外だ。
「すごいですね。」
「まっしろ、です。」
「これならミルクの吐き染みも綺麗になるでしょうか。」
「なるんじゃないか?」
「ちょっと持ってきますね。」
実験結果に驚いたのは俺達だけじゃない。
窓から中庭の様子を見ていたハーシェさんも同様のようだ。
リーシャもそうだが、子供達が母乳を吐いてしまう時にどうしても胃液が一緒に出てしまう。
それを拭いているうちに黄色いシミがガーゼに残ってしまうんだ。
だが、この漂白剤を使えば・・・。
どうですこの白さ!
あんなに頑固だった汚れがたった一回で新品のような純白にもどるじゃありませんか!
なんて通販番組みたいな反応をしたくなるぐらいに真っ白に戻った。
一枚のシャツから始まった洗濯祭りは、あっという間に大量の洗濯物になり、その全てを驚きの白さにしてしまった。
この結果は俺の想像以上だ。
そのまま売るのは非常に危険だが、しっかり管理をして使い方をレクチャーすれば街の奥様方がこぞって買いに来るだろう。
売り文句は『諦めていたシミも驚きの白さに!』でどうだろうか。
翌朝。
早速婦人会に持ち込んで効果を確認してもらい、街の奥様方へと告知販売されることになった。
10倍希釈した一回分が銅貨10枚。
洗濯の日はまだ先だが、たった銅貨10枚であの白さが買えるとなれば無視できる奥様がいるはずも無い。
一本の体液からおおよそ20回分の漂白剤が作れるのだが、あっという間に買い付けた15本のうち13本が完売する結果となった。
〆て銀貨23枚也。
幸いにも今日明日の天候は晴れ。
この二日でどれだけの洗濯物がでるんだろうか。
というか、今度洗剤売れる・・・のか?
「すごい人気だったわね。」
「お、ブレラじゃないか珍しいな。」
「そりゃこれだけの騒ぎになったら来るわよ。ねぇ、私にも頂戴。」
「生憎と売り切れだ。」
「別に原液でもいいんだけど?」
「そんな濃いのどうす・・・。」
そこまで言った途中で言葉が止まる。
あー、うん、いるわ。
俺の視線に気づいたのか何故かブレラが胸を張りドヤ顔をしてくる。
薬剤や魔物の血、体液などで至る所にしみの付いたエプロン。
何箇所か奇跡的に汚れていない白いところがあるのも模様に見えてしまうぐらいに、そのエプロンは汚れていた。
確かに普通のやつじゃこれだけの汚れは取れそうに無い。
「いるな。」
「でしょ?」
「一本銀貨2枚だ。あと、効果を教えてくれ。もしこれで汚れが取れるのなら、加工済みの古いホワイトディヒーアの毛皮なんかが生まれ変わるかもしれない。」
「さすが、目の付け所が違うわね。」
神様でも白くできるのなら、元から白いものなんてお手の物だろう。
白が売りの商品が、何らかの原因でそうでなくなった場合元の価値は暴落する。
それこそ元値の1割とかになってもおかしくない。
だがもしそれが元に戻る可能性があるとしたら?
鑑定スキルからそのような使い方を想像するのはたやすいと思うのだが、相場スキルから察するにあまり頻繁に狩られていないようだ。
冒険者からしてみれば極力かかわりたくない魔物だし、手に付いたり装備に付いたりするリスクを考えたらわざわざ体液を回収したいすることは少ないだろう。
結果、物が余り流通せずあまりこういう使い方をされてこなかったと推測できる。
もちろん本で調べたら使用方法も書かれているのかもしれないが、そうでない可能性があるのなら普及する前に探すのもありだ。
屋敷に戻ったら急いでイザベラに連絡をして王都のそういった商材を集めてもらうとしよう。
「あぁ、そうだ。こっちはスカイさんに渡してくれ。」
「え、あの子に?」
「別にあの青が嫌いってわけじゃないが、これを使えば新しい何かが作れるかもしれない。一箇所だけ色を抜いたり、それで模様を描いたりしたら面白いと思わないか?」
「ねぇ、買取屋なんてやめてこっちの仕事しない?」
残った最後の一本をブレラに渡すと、いつも以上に真剣な目で俺を見てくる。
俺が買取屋をやめて別の仕事を?
一瞬・・・も考えることは無かった。
だがその真剣な顔に笑ってごまかすのはさすがに失礼だ。
「悪いが今の仕事を辞める気はない。が、いつも通り何か面白いことがあったら色々と相談させてもらうから引き続き宜しくな。」
「ま、そうよね。知ってた。」
「なんだ悔しいのか?」
「そういうのじゃないけど、私達の仕事って地味じゃない?だから貴方と一緒ならもっと派手なことができると思っただけよ。」
「安心しろ、あの派手な傘を作れるのはお前だけだって。」
「派手だなんて失礼ね、美しいって言いなさいよ。」
どうやら機嫌を悪くしたわけではなさそうだ。
すがすがしい顔で俺を見ると、渡した小瓶を片手で器用に持ったまま回れ右して去っていった。
さーて、俺も戻ったら早速白が売りの商品を調べようかな。
なんて思いながら後片付けをしていると、ものすごい形相でやってきたスカイに腕をつかまれひきづられるようにして工房へと連行されてしまった。
どうやらあの白は色々と使い道があるようだ。
ものすごい速度でしゃべりだす彼女の勢いにたじろぎながら、新たな商機を感じるのだった。
「あ、今日はシロウさんが店番っすか。」
「そうだが、ダメなのか?」
「誰もそんな事言ってないじゃないですか。」
「冗談だって。」
ある日の昼過ぎ。
昼食を終え半分寝ながら店番している客がやってきた。
安眠を妨害されぶっちゃけちょっとイラっとしたのだが、お客なので致し方なく迎えることにした。
致し方なく。
いや、だって眠かったし。
「シロウさん腹でも痛いんですか?」
「何でそう思うんだ?」
「いや、だって機嫌悪いし。」
「気のせいだって、ちょっと安眠を妨害されてイラっとしただけだから。」
「むちゃ怒ってますよね!」
「だから冗談だって、ほらさっさとブツ出しな。」
さすがに悪ノリしすぎたようだ。
怯えた顔でかばんから品物を取り出す馴染みの冒険者。
ここに初めて来たのはまだ新人のときだったっけか。
それが随分と立派になったもんだなぁ、なんてジジくさいことを考えてしまった。
カウンターの上に置かれたのは10cm程の小瓶が三つ。
その中は乳白色の液体で満たされていた。
「ブリーチワームの体液です。」
「ブリーチワーム・・・あぁ、確かなんでも溶かす奴。」
「正確には何でもじゃなくて色ですけどね。」
「うっせ、分かってるっての。」
「ほら、怒ってるじゃないですかぁぁぁ。」
正面でギャーギャー言う冒険者を無視してカウンターの小瓶に手を伸ばす。
『ブリーチワームの体液。この体液に触れた物は有機物無機物関係なく、平等に白へと染まるだろう。それは神も同じである。最近の平均取引価格は銅貨40枚。最安値銅貨29枚、最高値銅貨50枚、最終取引日113日前と記録されています。』
何だこのかっこいい鑑定結果は。
神をも同じって神様でさえ白く染めるのか。
なにそれむちゃくちゃ興味あるんだけど。
もっとも、俺の知ってる神様にそれを使うタイミングなんてなさそうだけど。
「一本銅貨20枚、三本で60枚だな。」
「そんなもんですよねぇ。」
「ちなみにこれで全部なのか?」
「後12本あります。」
「・・・なんでこんなの集めようと思ったよ。」
「いきなり襲われて無我夢中だったんです。俺の大事な盾は真っ白になっちまうし、はぁ大損だぁ。」
「よかったじゃねぇか、自分が白くならないで。」
神様でも白くするんなら人間なんてあっという間に真っ白だろう。
自分の肌がまだらに白くなるところを想像すると、ちょっとというかかなり嫌だ。
代金の銀貨3枚をカウンターに乗せると、しょぼくれた顔をして冒険者は去っていった。
残されたのは15本の体液、というか漂白剤か。
さーて、これをどうしようかなっと。
「そういうことでしたか。」
「この間キルシュとリラが洗濯の時に染みが中々取れないってぼやいていたのが聞こえたんでな。染み抜きにどうかと思ったんだ。」
「そのまま使うのは危険ですが10倍に希釈すれば問題ないと思います。真っ白になること請け合いです。」
「そんなにか。」
「かなり危険な素材ですから。よくそのまま持って帰ってきましたね。」
ブツを取り出したときにキキが驚いた顔をしていたのはそのせいか。
屋敷に戻りドヤ顔でグレイスに報告したんだが、今更になって雑に持ち帰ってきたのを後悔している。
あわてて中身を確認するも瓶が割れた様子は無い。
とりあえず割れないようにボックス系の魔物の素材に瓶を入れ、クッション代わりにスライムの核を押し込んでおく。
これでとりあえずは大丈夫だろう。
一本だけ取り出して、キキに言われたとおり10倍に薄めて溶液を作る。
試しに汗ジミで黄色くなってしまったシャツを溶液に浸すと、10分も待たずに驚きの白さに生まれ変わった。
風蜥蜴の皮膜を手に巻きつけてから取り出して水で三回ほどすすげば、それはもうCMに使えそうな真っ白いシャツの出来上がりだ。
ヤバイ、この白さは想定外だ。
「すごいですね。」
「まっしろ、です。」
「これならミルクの吐き染みも綺麗になるでしょうか。」
「なるんじゃないか?」
「ちょっと持ってきますね。」
実験結果に驚いたのは俺達だけじゃない。
窓から中庭の様子を見ていたハーシェさんも同様のようだ。
リーシャもそうだが、子供達が母乳を吐いてしまう時にどうしても胃液が一緒に出てしまう。
それを拭いているうちに黄色いシミがガーゼに残ってしまうんだ。
だが、この漂白剤を使えば・・・。
どうですこの白さ!
あんなに頑固だった汚れがたった一回で新品のような純白にもどるじゃありませんか!
なんて通販番組みたいな反応をしたくなるぐらいに真っ白に戻った。
一枚のシャツから始まった洗濯祭りは、あっという間に大量の洗濯物になり、その全てを驚きの白さにしてしまった。
この結果は俺の想像以上だ。
そのまま売るのは非常に危険だが、しっかり管理をして使い方をレクチャーすれば街の奥様方がこぞって買いに来るだろう。
売り文句は『諦めていたシミも驚きの白さに!』でどうだろうか。
翌朝。
早速婦人会に持ち込んで効果を確認してもらい、街の奥様方へと告知販売されることになった。
10倍希釈した一回分が銅貨10枚。
洗濯の日はまだ先だが、たった銅貨10枚であの白さが買えるとなれば無視できる奥様がいるはずも無い。
一本の体液からおおよそ20回分の漂白剤が作れるのだが、あっという間に買い付けた15本のうち13本が完売する結果となった。
〆て銀貨23枚也。
幸いにも今日明日の天候は晴れ。
この二日でどれだけの洗濯物がでるんだろうか。
というか、今度洗剤売れる・・・のか?
「すごい人気だったわね。」
「お、ブレラじゃないか珍しいな。」
「そりゃこれだけの騒ぎになったら来るわよ。ねぇ、私にも頂戴。」
「生憎と売り切れだ。」
「別に原液でもいいんだけど?」
「そんな濃いのどうす・・・。」
そこまで言った途中で言葉が止まる。
あー、うん、いるわ。
俺の視線に気づいたのか何故かブレラが胸を張りドヤ顔をしてくる。
薬剤や魔物の血、体液などで至る所にしみの付いたエプロン。
何箇所か奇跡的に汚れていない白いところがあるのも模様に見えてしまうぐらいに、そのエプロンは汚れていた。
確かに普通のやつじゃこれだけの汚れは取れそうに無い。
「いるな。」
「でしょ?」
「一本銀貨2枚だ。あと、効果を教えてくれ。もしこれで汚れが取れるのなら、加工済みの古いホワイトディヒーアの毛皮なんかが生まれ変わるかもしれない。」
「さすが、目の付け所が違うわね。」
神様でも白くできるのなら、元から白いものなんてお手の物だろう。
白が売りの商品が、何らかの原因でそうでなくなった場合元の価値は暴落する。
それこそ元値の1割とかになってもおかしくない。
だがもしそれが元に戻る可能性があるとしたら?
鑑定スキルからそのような使い方を想像するのはたやすいと思うのだが、相場スキルから察するにあまり頻繁に狩られていないようだ。
冒険者からしてみれば極力かかわりたくない魔物だし、手に付いたり装備に付いたりするリスクを考えたらわざわざ体液を回収したいすることは少ないだろう。
結果、物が余り流通せずあまりこういう使い方をされてこなかったと推測できる。
もちろん本で調べたら使用方法も書かれているのかもしれないが、そうでない可能性があるのなら普及する前に探すのもありだ。
屋敷に戻ったら急いでイザベラに連絡をして王都のそういった商材を集めてもらうとしよう。
「あぁ、そうだ。こっちはスカイさんに渡してくれ。」
「え、あの子に?」
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「ねぇ、買取屋なんてやめてこっちの仕事しない?」
残った最後の一本をブレラに渡すと、いつも以上に真剣な目で俺を見てくる。
俺が買取屋をやめて別の仕事を?
一瞬・・・も考えることは無かった。
だがその真剣な顔に笑ってごまかすのはさすがに失礼だ。
「悪いが今の仕事を辞める気はない。が、いつも通り何か面白いことがあったら色々と相談させてもらうから引き続き宜しくな。」
「ま、そうよね。知ってた。」
「なんだ悔しいのか?」
「そういうのじゃないけど、私達の仕事って地味じゃない?だから貴方と一緒ならもっと派手なことができると思っただけよ。」
「安心しろ、あの派手な傘を作れるのはお前だけだって。」
「派手だなんて失礼ね、美しいって言いなさいよ。」
どうやら機嫌を悪くしたわけではなさそうだ。
すがすがしい顔で俺を見ると、渡した小瓶を片手で器用に持ったまま回れ右して去っていった。
さーて、俺も戻ったら早速白が売りの商品を調べようかな。
なんて思いながら後片付けをしていると、ものすごい形相でやってきたスカイに腕をつかまれひきづられるようにして工房へと連行されてしまった。
どうやらあの白は色々と使い道があるようだ。
ものすごい速度でしゃべりだす彼女の勢いにたじろぎながら、新たな商機を感じるのだった。
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