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867.転売屋は肉を焼く
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「それではこれで失礼します。」
「ご苦労さん、大変だっただろ。」
「んー別に集めるのは大変じゃなかったんですけど、どっちかって言うと別の方が。」
「あー、そうらしいな。」
「まぁ僕らはお金をもらえるし、更にはお肉も食べ放題なんで問題ないんですけどね。では!」
元気に手を上げて、冒険者は店を飛び出していってしまった。
カウンターの上にはマイクロホーンの角が山のように連れている。
これだけの角を集めるのはさぞ大変だっただろう。
1頭1頭はさほど大きくないけれど、動きは早く破壊力もすさまじい。
とはいえ対処法は確立されているので焦らずに戦えば、そこまで危険な魔物というわけでもない。
その結果がこの素材の山。
これとは別に同じ場所に生息するビックホーンも一緒に狩られているはずなので、今頃大量の肉が地上に運び出されているだろう。
皮と角は俺が買い取る話になっているが、肉について取り決めは無い。
なので肉屋に持ち込まれた後は好きなだけ食べられるというわけだ。
余ればギルド協会が買い取って備蓄にするだろうから、無駄にはならないはず。
まぁ、それでもダメなら別の方法を考えればいいだけだ。
肉かぁ。
ここ数日甘いものばかりだったからたまにはガッツリ食べたいよなぁ。
ウーラさんがそれなりのペースで持ち帰ってくれるけど、そのほとんどはエリザと取ってきてくれた二人が消費してしまう。
もともとそんなに肉を食うタイプではないのだが、さすがに今はその欲がやばい。
肉。
分厚い肉。
そいつにこの前見つけたとっておきをトッピングすれば最高に美味いはずだ。
いかん、想像だけでお腹空いてきた。
「すごい勢いで出て行きましたね。」
「そりゃあこれだけ美味そうな匂いが漂ってきたら我慢も出来ないだろう。キキも行っていいんだぞ?」
「私はお姉ちゃん程お肉が好きなわけじゃないので。」
「そうなのか?」
「どちらかというと野菜の方が好きです。」
エリザを基準にするのはよろしくない気もするが、確かにあまり肉食べてないよな。
屋敷に遊びに来たときも女達と同じようにサラダをメインに食べている気がする。
うちの野菜は美味いからな、気持ちはわかる。
だが今は肉だ。
俺の体が肉を所望している。
「そうか・・・。」
「素材は私が屋敷に運びますので、シロウ様も行ってきて良いですよ?」
「いいのか?」
「ちょうど昼休憩ですし、その顔を見ていたら止められません。」
そんなに行きたそうな顔をしていただろうか。
いやまぁ行きたいんだけども。
「なら遠慮なく。」
「ちなみに私とお姉ちゃんの分を予約してもかまいませんか?全部で5人前。」
「キキが4でエリザが1だな?」
「そんなことしたらルカちゃん抱っこさせてもらえなくなりますよ。」
「それは困る。」
「それにそんなに食べられ・・・るか。」
サラダの方が好きとは言ったが肉が嫌いとは一言も言ってないし、なにより姉(エリザ)並みに食うからな妹(キキ)も。
っていうか冒険者全体にだろうか。
やはり命のやり取りをしているだけあって欲望に対する欲求が強い気がする。
食う寝る遊ぶ、だからこそ娼館が栄え飯屋が軒を連ねているというわけだ。
どっちかっていうと寝る方はおまけ的な感じもするが、まぁそれはそれ。
予約をしっかりと受け、俺は用意しておいたブツを手に店を飛び出すのだった。
「お、来たな。」
「遅かったじゃないか。」
「悪い、準備に少し手間取った。肉は・・・準備万端って感じだな。」
市場の至る所から肉の焼ける音が聞こえてくる。
運び込まれた肉は想像以上のようで、あっという間に市場へと供給されたようだ。
おっちゃんとおばちゃんには無理を言ってその肉を確保してもらい、いつも露店を立てる場所に巨大な鉄板を用意してもらった。
その横にはブーツの底のような分厚い赤身の肉が鎮座している。
「まったく、人使いが荒い義息子だよ。」
「悪かったって、ちゃんと二人の分も用意するから。」
「この年になると肉がきつくてなぁ。」
「まぁまぁとりあえず食えば分かるって。」
牛脂を鉄板に乗せ、その下に設置した火の魔道具を作動させる。
直火でも良いんだが、こっちの方が火加減を調整できるので便利なんだよな。
魔石もそれこそ売るほどあるし、使わないともったいない。
しばらくして油が溶け始め、その上に肉を乗せると食欲をそそる音と共に肉が踊る。
すばやく少し大きめの調理用のナイフとフォークで肉を一口大に切り分け、このときのために準備してきたとっておきをその上に振りかけた。
『ホワイトガーリックの粉末。ホワイトガーリックはストロングガーリックの亜種で、匂いは通常のものよりも強力だが味は控えめで、香り付けに使われることが多い。塩との相性がよく主に肉料理に使われる。また、揚げると香りが収まり代わりに味が凝縮される。最近の平気取引価格は銅貨40枚。最安値銅貨25枚、最高値銅貨59枚、最終取引日は7日前と記録されています。』
オリンピア様達と出かけたときに見つけた白い塊。
ホワイトガーリックと呼ばれるそれは、生の状態でもかなりの匂いを発していた。
匂いとはいうが、刺激臭ではなく臭くはない。
むしろ食欲をそそるそれを見つけた俺は、来るべきこの時の為に全て買い占めて準備をした。
半分はアロマに無理を言って乾燥してもらい、粉末化。
残りを輪切りにして全て揚げ、フライドオニオンに加工。
もちろん揚げた油は捨てることなく別のボトルに入れてある。
「おー、良い匂いだな。」
「こんな分厚い肉なんてって思うけど、この匂いを嗅ぐと食べたくなる。不思議なもんだ。」
「いい感じで焼けたら岩塩とペパペッパーで味を調えて、最後に揚げたやつを乗せれば出来上がりだ。はい、二人の分。」
一人前を二つに分け、二人に渡す。
見た目は確かにヘビーだが、匂いは最高のスパイスといわれる食欲を奥底から引っ張り出してくれる。
その証拠に躊躇することなく二人は肉を口に運んだ。
「ん!」
「思ったよりもやわらかいね、それに味も悪くない。」
「もっとすごい味かと思ったがこりゃ食える。」
「だろ?白米にも合うぞ。」
「だからお米を炊いてくるように言ったんだね。」
肉といえば米だろう。
ガーリックマシマシだと若者しか食べられないが、この味付けなら老若男女問わず食べられる。
なにより匂いが良い。
それはもう腹いっぱいでも食べたくなるぐらいに。
「なんだこの匂い。」
「すっごい美味しそう!一皿頂戴!」
「あ、ずるい!!私も!」
「うわ、米と一緒に食ってる。絶対に美味いやつだろ。」
「わかる、あの肉汁と脂の混ざったやつ最高だよな。」
匂いにつられて早速客が集まってきた。
さぁ、エンジン全開だ。
広い鉄板の半分で肉を焼き、火力を抑えた残り半分で味を調え右から左に動き回って客に皿を提供していく。
代金は一皿銅貨20枚。
だが、冒険者は食べ放題なので代金の換わりに白い札をおいていく。
今回に限って最後に冒険者ギルドに持ち込めば換金してもらえることになっているからだ。
そのおかげで冒険者は小銭を持ち歩かなくて済むし、俺達は管理がしやすい。
ちなみにこのやり方を考えたのも提案したのも俺。
だって毎回銅貨を勘定するのって大変なんだよ。
だが、そんなことを考えられないぐらいに客が並んでしまい疲労もピークになったその時。
「シロウ様、お手伝いに参りました。」
颯爽と現れたエプロンの良く似合う助っ人が鉄板の前に立ち器用に切り分けた肉を皿に盛っていく。
「ミラ、大丈夫なのか?」
「不思議とこの匂いは大丈夫です。」
「本当だろうね、無理するんじゃないよ。」
「大丈夫よ、お母さん。」
「それならいいんだ。ほら、米が欲しい子はこっちに並びな!ただし銅貨10枚だよ。」
母と娘が横に並び、楽しそうに客の相手をしている。
ちなみにおっちゃんは俺の横で必死に肉を鉄板に乗せていた。
焼いても焼いても肉は追加され、客は途切れることが無い。
さらには用意したホワイトガーリックがなくなっても客は途絶えず、仕方なくおっちゃんからもらったバターで焼いてそこに醤油をかけたら、その香ばしい匂いに誘われて更に客が来てしまった。
終わらない。
焼いても焼いても終わらない。
その日、市場で一番肉を焼いたのは間違いなく俺だった。
儲かったのは間違いないが、さすがにもう肉は見たくない。
結局一枚も肉を食べることは出来ず、俺は疲労困憊でベッドに倒れこんだのだった。
まぁ、翌朝ウーラさんの持ち帰った肉をしっかり食わせてもらったけどな。
「ご苦労さん、大変だっただろ。」
「んー別に集めるのは大変じゃなかったんですけど、どっちかって言うと別の方が。」
「あー、そうらしいな。」
「まぁ僕らはお金をもらえるし、更にはお肉も食べ放題なんで問題ないんですけどね。では!」
元気に手を上げて、冒険者は店を飛び出していってしまった。
カウンターの上にはマイクロホーンの角が山のように連れている。
これだけの角を集めるのはさぞ大変だっただろう。
1頭1頭はさほど大きくないけれど、動きは早く破壊力もすさまじい。
とはいえ対処法は確立されているので焦らずに戦えば、そこまで危険な魔物というわけでもない。
その結果がこの素材の山。
これとは別に同じ場所に生息するビックホーンも一緒に狩られているはずなので、今頃大量の肉が地上に運び出されているだろう。
皮と角は俺が買い取る話になっているが、肉について取り決めは無い。
なので肉屋に持ち込まれた後は好きなだけ食べられるというわけだ。
余ればギルド協会が買い取って備蓄にするだろうから、無駄にはならないはず。
まぁ、それでもダメなら別の方法を考えればいいだけだ。
肉かぁ。
ここ数日甘いものばかりだったからたまにはガッツリ食べたいよなぁ。
ウーラさんがそれなりのペースで持ち帰ってくれるけど、そのほとんどはエリザと取ってきてくれた二人が消費してしまう。
もともとそんなに肉を食うタイプではないのだが、さすがに今はその欲がやばい。
肉。
分厚い肉。
そいつにこの前見つけたとっておきをトッピングすれば最高に美味いはずだ。
いかん、想像だけでお腹空いてきた。
「すごい勢いで出て行きましたね。」
「そりゃあこれだけ美味そうな匂いが漂ってきたら我慢も出来ないだろう。キキも行っていいんだぞ?」
「私はお姉ちゃん程お肉が好きなわけじゃないので。」
「そうなのか?」
「どちらかというと野菜の方が好きです。」
エリザを基準にするのはよろしくない気もするが、確かにあまり肉食べてないよな。
屋敷に遊びに来たときも女達と同じようにサラダをメインに食べている気がする。
うちの野菜は美味いからな、気持ちはわかる。
だが今は肉だ。
俺の体が肉を所望している。
「そうか・・・。」
「素材は私が屋敷に運びますので、シロウ様も行ってきて良いですよ?」
「いいのか?」
「ちょうど昼休憩ですし、その顔を見ていたら止められません。」
そんなに行きたそうな顔をしていただろうか。
いやまぁ行きたいんだけども。
「なら遠慮なく。」
「ちなみに私とお姉ちゃんの分を予約してもかまいませんか?全部で5人前。」
「キキが4でエリザが1だな?」
「そんなことしたらルカちゃん抱っこさせてもらえなくなりますよ。」
「それは困る。」
「それにそんなに食べられ・・・るか。」
サラダの方が好きとは言ったが肉が嫌いとは一言も言ってないし、なにより姉(エリザ)並みに食うからな妹(キキ)も。
っていうか冒険者全体にだろうか。
やはり命のやり取りをしているだけあって欲望に対する欲求が強い気がする。
食う寝る遊ぶ、だからこそ娼館が栄え飯屋が軒を連ねているというわけだ。
どっちかっていうと寝る方はおまけ的な感じもするが、まぁそれはそれ。
予約をしっかりと受け、俺は用意しておいたブツを手に店を飛び出すのだった。
「お、来たな。」
「遅かったじゃないか。」
「悪い、準備に少し手間取った。肉は・・・準備万端って感じだな。」
市場の至る所から肉の焼ける音が聞こえてくる。
運び込まれた肉は想像以上のようで、あっという間に市場へと供給されたようだ。
おっちゃんとおばちゃんには無理を言ってその肉を確保してもらい、いつも露店を立てる場所に巨大な鉄板を用意してもらった。
その横にはブーツの底のような分厚い赤身の肉が鎮座している。
「まったく、人使いが荒い義息子だよ。」
「悪かったって、ちゃんと二人の分も用意するから。」
「この年になると肉がきつくてなぁ。」
「まぁまぁとりあえず食えば分かるって。」
牛脂を鉄板に乗せ、その下に設置した火の魔道具を作動させる。
直火でも良いんだが、こっちの方が火加減を調整できるので便利なんだよな。
魔石もそれこそ売るほどあるし、使わないともったいない。
しばらくして油が溶け始め、その上に肉を乗せると食欲をそそる音と共に肉が踊る。
すばやく少し大きめの調理用のナイフとフォークで肉を一口大に切り分け、このときのために準備してきたとっておきをその上に振りかけた。
『ホワイトガーリックの粉末。ホワイトガーリックはストロングガーリックの亜種で、匂いは通常のものよりも強力だが味は控えめで、香り付けに使われることが多い。塩との相性がよく主に肉料理に使われる。また、揚げると香りが収まり代わりに味が凝縮される。最近の平気取引価格は銅貨40枚。最安値銅貨25枚、最高値銅貨59枚、最終取引日は7日前と記録されています。』
オリンピア様達と出かけたときに見つけた白い塊。
ホワイトガーリックと呼ばれるそれは、生の状態でもかなりの匂いを発していた。
匂いとはいうが、刺激臭ではなく臭くはない。
むしろ食欲をそそるそれを見つけた俺は、来るべきこの時の為に全て買い占めて準備をした。
半分はアロマに無理を言って乾燥してもらい、粉末化。
残りを輪切りにして全て揚げ、フライドオニオンに加工。
もちろん揚げた油は捨てることなく別のボトルに入れてある。
「おー、良い匂いだな。」
「こんな分厚い肉なんてって思うけど、この匂いを嗅ぐと食べたくなる。不思議なもんだ。」
「いい感じで焼けたら岩塩とペパペッパーで味を調えて、最後に揚げたやつを乗せれば出来上がりだ。はい、二人の分。」
一人前を二つに分け、二人に渡す。
見た目は確かにヘビーだが、匂いは最高のスパイスといわれる食欲を奥底から引っ張り出してくれる。
その証拠に躊躇することなく二人は肉を口に運んだ。
「ん!」
「思ったよりもやわらかいね、それに味も悪くない。」
「もっとすごい味かと思ったがこりゃ食える。」
「だろ?白米にも合うぞ。」
「だからお米を炊いてくるように言ったんだね。」
肉といえば米だろう。
ガーリックマシマシだと若者しか食べられないが、この味付けなら老若男女問わず食べられる。
なにより匂いが良い。
それはもう腹いっぱいでも食べたくなるぐらいに。
「なんだこの匂い。」
「すっごい美味しそう!一皿頂戴!」
「あ、ずるい!!私も!」
「うわ、米と一緒に食ってる。絶対に美味いやつだろ。」
「わかる、あの肉汁と脂の混ざったやつ最高だよな。」
匂いにつられて早速客が集まってきた。
さぁ、エンジン全開だ。
広い鉄板の半分で肉を焼き、火力を抑えた残り半分で味を調え右から左に動き回って客に皿を提供していく。
代金は一皿銅貨20枚。
だが、冒険者は食べ放題なので代金の換わりに白い札をおいていく。
今回に限って最後に冒険者ギルドに持ち込めば換金してもらえることになっているからだ。
そのおかげで冒険者は小銭を持ち歩かなくて済むし、俺達は管理がしやすい。
ちなみにこのやり方を考えたのも提案したのも俺。
だって毎回銅貨を勘定するのって大変なんだよ。
だが、そんなことを考えられないぐらいに客が並んでしまい疲労もピークになったその時。
「シロウ様、お手伝いに参りました。」
颯爽と現れたエプロンの良く似合う助っ人が鉄板の前に立ち器用に切り分けた肉を皿に盛っていく。
「ミラ、大丈夫なのか?」
「不思議とこの匂いは大丈夫です。」
「本当だろうね、無理するんじゃないよ。」
「大丈夫よ、お母さん。」
「それならいいんだ。ほら、米が欲しい子はこっちに並びな!ただし銅貨10枚だよ。」
母と娘が横に並び、楽しそうに客の相手をしている。
ちなみにおっちゃんは俺の横で必死に肉を鉄板に乗せていた。
焼いても焼いても肉は追加され、客は途切れることが無い。
さらには用意したホワイトガーリックがなくなっても客は途絶えず、仕方なくおっちゃんからもらったバターで焼いてそこに醤油をかけたら、その香ばしい匂いに誘われて更に客が来てしまった。
終わらない。
焼いても焼いても終わらない。
その日、市場で一番肉を焼いたのは間違いなく俺だった。
儲かったのは間違いないが、さすがにもう肉は見たくない。
結局一枚も肉を食べることは出来ず、俺は疲労困憊でベッドに倒れこんだのだった。
まぁ、翌朝ウーラさんの持ち帰った肉をしっかり食わせてもらったけどな。
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