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860.転売屋は花を買う
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花粉症に似た症状が出ているといった情報はギルドには上がっては来ていたものの、それほど患者数が多くないとの事で上への報告は保留になっていた。
総患者数は全部で7人。
確かに全体数から見れば少数だが、その半数以上が薬局を利用したってのは気になるところ。
ひとまずダンジョン内で異常が発生していないかを確認するようお願いするしか今の所出来る事は無いようだ。
「ただいま。」
「あ、シロウ様ちょうどいい所に!」
「ん?どうした?」
「これなんですけど、買取っていいですかね。」
「見事な花だな。」
「パピヨンフラワーって言って、今人気の花なんです。」
店に寄るとちょうどメルディが客と商談している所だった。
お客はまだ若い女性。
いや、若いって言ってもアネットやキキと似たような感じだろう。
うちの客層からすると珍しいが、持ってきたものを考えると納得だ。
「正直流行りに疎いんだが、この花が人気なのか?」
「パピヨンフラワーは魔素の無い場所だとただの花なんですけど、良い感じの魔素があると花が蝶のように飛んでいくんです。一応、魔物なんですけど水を与えて育てれば無害なので一般にも取引されています。」
花粉症の話をしていたので花と聞いただけで少し勘ぐってしまうが、普通に花として咲いているところを見ると魔素のない場所で育ったんだろう。
ダンジョン内だと間違いなく散っているはずだ。
「これをどうしたんだ?」
「前に開店祝いに頂いたんですが、手狭になってしまいまして。」
「なるほどそれで手放そうって事か。俺も鑑定して構わないか?」
「お願いします。」
客に許可を取ってから鮮やかな白い花弁に手を触れる。
『パピヨンフラワー。蝶のような花弁はダンジョン内では魔物として襲ってくるが、地上では魔素が足りずただの花として咲く。ただし、適度な魔素を含んだ状態で栽培すると魔物にならずに蝶のように飛んでいくことから、幸運を呼ぶ蝶として贈り物としても人気が高い。最近の平均取引価格は銀貨10枚。最安値銀貨7枚、最高値銀貨20枚、最終取引日は二日前と記録されています。』
ふむ、上手に育てることが出来ると幸運が訪れると言われているのか。
ってか、魔素の多い場所だと魔物として襲ってくるとかかなりやばいな。
うちの畑に植えようものなら大変なことになるのは間違いない。
ダンジョン内で生息しているのは間違いなさそうだし注意した方がよさそうだな。
「綺麗な花だが成長してるし銀貨5枚って所だろう。」
「その値段でも構いません。」
「どうしても手放したいって感じだな。まぁ訳は聞かないでおく、花に罪はない。メルディ、代金を渡してくれ。」
「はい!こちら銀貨5枚です。」
「あの、また持って来てもいいですか?」
「まだあるのか?」
「春になるとたくさんいただくんですけど、ほんと置き場が無くて。」
そんなに困った顔をするなんて、さぞ人気のお店なんだろう。
客が帰った後、メルディから詳しく花について教えてもらう。
なんでも春先に贈る贈り物として人気らしく、種ではなく少し生育したものがいいんだとか。
採集場所はやはりダンジョン。
集団で自生しているらしく成長しきる前に刈り取るそうなのだが、時期を間違えると魔物になった大量の蝶に生き血を吸われるらしい。
真っ白い蝶が吸った血で真っ赤になる事からブラッディーフラワーの異名もあるとか。
怖すぎるだろ。
「とりあえず、これから需要が増えるんなら集めてもいいかもな。」
「でもどこで売るんですか?」
「そりゃ露店だろ。水につけておけばいいだけだし保管は容易だ。」
「でも・・・。」
「もちろん売る時に絶対に外に捨てないようにくぎを刺す。」
「それで大丈夫でしょうか。」
「・・・多分な。」
メルディの不安ももっともだ。
さっきの客のようにしっかり咲いてから処理する分には問題ないが、途中で飽きて外に放棄して蝶になりましたじゃたまったもんじゃない。
他の土地ならばそんな心配をしなくてもいいかもしれないが、この近辺はマジでヤバイ。
この間も大変だったんだ、あの苦労は二度としたくない。
「あのー。」
「ん?」
メルディと共にカウンター前に置いた花を観賞していると、さっきの客と似たような年齢の女性がやって来た。
今日はそういう客が来る日なんだろうか。
「ここでパピヨンフラワーを買ってもらえるって聞いてきたんですけど。」
「あぁ、買取はしてるが・・・。」
「よかった!たくさんあるんですけど、いいですか?」
「え、たくさん!?」
「ダメですか?」
「とりあえず見せてくれ、話はそれからだ。」
なんとなく嫌な予感はするものの、客として来ているのだから門前払いするわけにはいかない。
さっきよりも若い少女とも呼べるような女性が運んで来たのは全部で4鉢。
腰の高さほどの背丈をしたそれは、蝶のような白い花をゆらゆらと揺らしている。
「全部で銀貨12枚だが構わないか?」
「はい!有難うございます!」
「もし他にもうちに売りに来る客がいるのなら、価格は下がっていると伝えておいてくれ。あまり持ち込まれても売れないんじゃ意味ないからな。」
「そう、ですよね。」
「期待してもらっているところ悪いがよろしく頼む。」
それとなく話を聞いてみると、どうやら娼婦のようで客同士で好みの娼婦に贈るのが流行っているんだそうだ。
上手に花が咲けば買い上げてもらえる、そういう約束をしている人もいるんだとか。
とはいえそこまで行くのはなかなか難しいらしく、結果として普通に咲いていまったこの花を持て余していると。
この反応だと他にも持ち込もうとしている客はいるみたいだなぁ。
さーて、どうしたもんか。
「どうしましょうか。」
「とりあえず裏に置いておくしかないだろうなぁ。買取価格は下げるとして、持ち込まれる以上何かに使わないと大損だ。」
「でも、ここまで大きく育ったらもう飛んでいきませんよね。」
この形になっているという事は、羽ばたくことが出来ず幸運を逃してしまったという印象が強くなる。
なので、このままの形で売ることはできないだろうから何か別の形で売るしかないだろう。
試しに一枚花を千切ってみたのだが、特に匂いがするわけでもなく白い汁が垂れるだけ。
うーむ・・・。
「あら、パピヨンフラワーじゃない。」
「エリザ、ルカも一緒か。」
「こんにちはエリザさん、ルカ君。」
「どうしたの?貰いもの?」
「いや、買取ったんだ。咲き終わった奴をどうにか使えないかと思ったんだが、なかなかいい案が思い浮かばなくてな。」
店のど真ん中で花を囲みながら悩んでいる所に、エリザとルカがやってきた。
目がらんらんな所から察するに寝てくれないから散歩に連れて出たって感じなんだろう。
いつもはミミィが見てくれているのだが、リーシャもいるのでどうしても二人同時にというわけには行かない時もある。
「ダンジョンで遭遇するのは嫌いだけど、こうやって見ると綺麗よね。押し花とかは?」
「確かに綺麗だが、要は幸運になり損ねたやつだろ?」
「あー、確かにそういう見方もあるわよね。綺麗なのに。」
「これからまだまだ持ち込まれる可能性が高いだけに、再利用できなければ大損だ。とはいえ、花が咲いてしまったらなぁ。」
花として売る方法もあるだろうが、咲かせる事に需要があるだけに元の世界のように観賞用として売れる可能性は低そうだ。
もちろんこの世界でも同じような意味合いで売り出すことも出来なくはないだろうけど、それを普及させるためにどれだけ時間が掛かるのか。
先を見越した商売も大切だが、本職じゃないだけにそういうのは花屋に頑張ってもらうしかないだろう。
「え?何がダメなの?」
「どういうことだ?」
「だって、そいつら花が無くなってもまた生えて来るもの。群生してるからそれはもう大変なんだから。」
「・・・。」
「え?何?何でそんな顔するの?」
「エリザ、天才。」
「え、それ、褒められてる?バカにされてない?」
いつも脳筋とバカにして申し訳なかった。
そうだよ、別に枯れたわけじゃないんだからまた生える可能性だって十分あるよな。
ならいっそのこと全部花を取ってしまって、再び咲くようにすればいいじゃないか。
それに花だって幸運になり損ねたって決めつけるのは良くない。
綺麗なのは事実だし、飛んでいかなかったってことはまだまだ幸運を蓄えている証拠でもある。
そうだよ、そっち方向で売り出せばまだまだ売れる可能性はある。
むしろ再利用することでまた花を拐取できるとなれば非常に効率がいい。
飛び立てば万々歳、咲けば再利用。
もちろんいつかは枯れるだろうけどそれまでは何度も回収できる、かもしれない。
「メルディ、店は任せた。もし買取来たら一律銀貨2枚で買取ってくれ。それと、花弁は出来るだけ蝶の形を残した状態で取り外してもらえると助かる。」
「わかりました!」
「シロウはどこに行くの?」
「図書館で再利用できるかの確認だ。」
やるからには再利用できるかしっかり確認しておかないといけない。
ついでに安全性も。
その結果見事再利用できる事が確認され集められたパピヨンフラワー達は、新たな人生ならぬ花生を受け、新しい主人の元へと旅立ったのだった。
総患者数は全部で7人。
確かに全体数から見れば少数だが、その半数以上が薬局を利用したってのは気になるところ。
ひとまずダンジョン内で異常が発生していないかを確認するようお願いするしか今の所出来る事は無いようだ。
「ただいま。」
「あ、シロウ様ちょうどいい所に!」
「ん?どうした?」
「これなんですけど、買取っていいですかね。」
「見事な花だな。」
「パピヨンフラワーって言って、今人気の花なんです。」
店に寄るとちょうどメルディが客と商談している所だった。
お客はまだ若い女性。
いや、若いって言ってもアネットやキキと似たような感じだろう。
うちの客層からすると珍しいが、持ってきたものを考えると納得だ。
「正直流行りに疎いんだが、この花が人気なのか?」
「パピヨンフラワーは魔素の無い場所だとただの花なんですけど、良い感じの魔素があると花が蝶のように飛んでいくんです。一応、魔物なんですけど水を与えて育てれば無害なので一般にも取引されています。」
花粉症の話をしていたので花と聞いただけで少し勘ぐってしまうが、普通に花として咲いているところを見ると魔素のない場所で育ったんだろう。
ダンジョン内だと間違いなく散っているはずだ。
「これをどうしたんだ?」
「前に開店祝いに頂いたんですが、手狭になってしまいまして。」
「なるほどそれで手放そうって事か。俺も鑑定して構わないか?」
「お願いします。」
客に許可を取ってから鮮やかな白い花弁に手を触れる。
『パピヨンフラワー。蝶のような花弁はダンジョン内では魔物として襲ってくるが、地上では魔素が足りずただの花として咲く。ただし、適度な魔素を含んだ状態で栽培すると魔物にならずに蝶のように飛んでいくことから、幸運を呼ぶ蝶として贈り物としても人気が高い。最近の平均取引価格は銀貨10枚。最安値銀貨7枚、最高値銀貨20枚、最終取引日は二日前と記録されています。』
ふむ、上手に育てることが出来ると幸運が訪れると言われているのか。
ってか、魔素の多い場所だと魔物として襲ってくるとかかなりやばいな。
うちの畑に植えようものなら大変なことになるのは間違いない。
ダンジョン内で生息しているのは間違いなさそうだし注意した方がよさそうだな。
「綺麗な花だが成長してるし銀貨5枚って所だろう。」
「その値段でも構いません。」
「どうしても手放したいって感じだな。まぁ訳は聞かないでおく、花に罪はない。メルディ、代金を渡してくれ。」
「はい!こちら銀貨5枚です。」
「あの、また持って来てもいいですか?」
「まだあるのか?」
「春になるとたくさんいただくんですけど、ほんと置き場が無くて。」
そんなに困った顔をするなんて、さぞ人気のお店なんだろう。
客が帰った後、メルディから詳しく花について教えてもらう。
なんでも春先に贈る贈り物として人気らしく、種ではなく少し生育したものがいいんだとか。
採集場所はやはりダンジョン。
集団で自生しているらしく成長しきる前に刈り取るそうなのだが、時期を間違えると魔物になった大量の蝶に生き血を吸われるらしい。
真っ白い蝶が吸った血で真っ赤になる事からブラッディーフラワーの異名もあるとか。
怖すぎるだろ。
「とりあえず、これから需要が増えるんなら集めてもいいかもな。」
「でもどこで売るんですか?」
「そりゃ露店だろ。水につけておけばいいだけだし保管は容易だ。」
「でも・・・。」
「もちろん売る時に絶対に外に捨てないようにくぎを刺す。」
「それで大丈夫でしょうか。」
「・・・多分な。」
メルディの不安ももっともだ。
さっきの客のようにしっかり咲いてから処理する分には問題ないが、途中で飽きて外に放棄して蝶になりましたじゃたまったもんじゃない。
他の土地ならばそんな心配をしなくてもいいかもしれないが、この近辺はマジでヤバイ。
この間も大変だったんだ、あの苦労は二度としたくない。
「あのー。」
「ん?」
メルディと共にカウンター前に置いた花を観賞していると、さっきの客と似たような年齢の女性がやって来た。
今日はそういう客が来る日なんだろうか。
「ここでパピヨンフラワーを買ってもらえるって聞いてきたんですけど。」
「あぁ、買取はしてるが・・・。」
「よかった!たくさんあるんですけど、いいですか?」
「え、たくさん!?」
「ダメですか?」
「とりあえず見せてくれ、話はそれからだ。」
なんとなく嫌な予感はするものの、客として来ているのだから門前払いするわけにはいかない。
さっきよりも若い少女とも呼べるような女性が運んで来たのは全部で4鉢。
腰の高さほどの背丈をしたそれは、蝶のような白い花をゆらゆらと揺らしている。
「全部で銀貨12枚だが構わないか?」
「はい!有難うございます!」
「もし他にもうちに売りに来る客がいるのなら、価格は下がっていると伝えておいてくれ。あまり持ち込まれても売れないんじゃ意味ないからな。」
「そう、ですよね。」
「期待してもらっているところ悪いがよろしく頼む。」
それとなく話を聞いてみると、どうやら娼婦のようで客同士で好みの娼婦に贈るのが流行っているんだそうだ。
上手に花が咲けば買い上げてもらえる、そういう約束をしている人もいるんだとか。
とはいえそこまで行くのはなかなか難しいらしく、結果として普通に咲いていまったこの花を持て余していると。
この反応だと他にも持ち込もうとしている客はいるみたいだなぁ。
さーて、どうしたもんか。
「どうしましょうか。」
「とりあえず裏に置いておくしかないだろうなぁ。買取価格は下げるとして、持ち込まれる以上何かに使わないと大損だ。」
「でも、ここまで大きく育ったらもう飛んでいきませんよね。」
この形になっているという事は、羽ばたくことが出来ず幸運を逃してしまったという印象が強くなる。
なので、このままの形で売ることはできないだろうから何か別の形で売るしかないだろう。
試しに一枚花を千切ってみたのだが、特に匂いがするわけでもなく白い汁が垂れるだけ。
うーむ・・・。
「あら、パピヨンフラワーじゃない。」
「エリザ、ルカも一緒か。」
「こんにちはエリザさん、ルカ君。」
「どうしたの?貰いもの?」
「いや、買取ったんだ。咲き終わった奴をどうにか使えないかと思ったんだが、なかなかいい案が思い浮かばなくてな。」
店のど真ん中で花を囲みながら悩んでいる所に、エリザとルカがやってきた。
目がらんらんな所から察するに寝てくれないから散歩に連れて出たって感じなんだろう。
いつもはミミィが見てくれているのだが、リーシャもいるのでどうしても二人同時にというわけには行かない時もある。
「ダンジョンで遭遇するのは嫌いだけど、こうやって見ると綺麗よね。押し花とかは?」
「確かに綺麗だが、要は幸運になり損ねたやつだろ?」
「あー、確かにそういう見方もあるわよね。綺麗なのに。」
「これからまだまだ持ち込まれる可能性が高いだけに、再利用できなければ大損だ。とはいえ、花が咲いてしまったらなぁ。」
花として売る方法もあるだろうが、咲かせる事に需要があるだけに元の世界のように観賞用として売れる可能性は低そうだ。
もちろんこの世界でも同じような意味合いで売り出すことも出来なくはないだろうけど、それを普及させるためにどれだけ時間が掛かるのか。
先を見越した商売も大切だが、本職じゃないだけにそういうのは花屋に頑張ってもらうしかないだろう。
「え?何がダメなの?」
「どういうことだ?」
「だって、そいつら花が無くなってもまた生えて来るもの。群生してるからそれはもう大変なんだから。」
「・・・。」
「え?何?何でそんな顔するの?」
「エリザ、天才。」
「え、それ、褒められてる?バカにされてない?」
いつも脳筋とバカにして申し訳なかった。
そうだよ、別に枯れたわけじゃないんだからまた生える可能性だって十分あるよな。
ならいっそのこと全部花を取ってしまって、再び咲くようにすればいいじゃないか。
それに花だって幸運になり損ねたって決めつけるのは良くない。
綺麗なのは事実だし、飛んでいかなかったってことはまだまだ幸運を蓄えている証拠でもある。
そうだよ、そっち方向で売り出せばまだまだ売れる可能性はある。
むしろ再利用することでまた花を拐取できるとなれば非常に効率がいい。
飛び立てば万々歳、咲けば再利用。
もちろんいつかは枯れるだろうけどそれまでは何度も回収できる、かもしれない。
「メルディ、店は任せた。もし買取来たら一律銀貨2枚で買取ってくれ。それと、花弁は出来るだけ蝶の形を残した状態で取り外してもらえると助かる。」
「わかりました!」
「シロウはどこに行くの?」
「図書館で再利用できるかの確認だ。」
やるからには再利用できるかしっかり確認しておかないといけない。
ついでに安全性も。
その結果見事再利用できる事が確認され集められたパピヨンフラワー達は、新たな人生ならぬ花生を受け、新しい主人の元へと旅立ったのだった。
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