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857.転売屋は絵を売る
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ご当地キーホルダーならぬダンジョン街キーホルダーは思った以上に人気が出ているようだ。
冒険者にもマイホーム的な感覚はあるようで、この街のギルドに所属しているという証というだけで買う人もいるんだとか。
加えて、キーホルダーを持っていることで値引きやサービスを提供する店も出てきてくれたので、余計に普及に貢献したんだとか。
なんだかんだ皆ここの事が好きだから、それが目に見える形になったのが嬉しいらしい。
もちろん俺も買っている。
だってこれ見せるだけでイライザさんの店で煮卵無料なんだぞ?
買うしかないだろ。
「シロウ様、お客様が参られました。お通ししてよろしいですか?」
「ん?客?」
「マイシャ様とそのお連れの方のようですが・・・。」
「あぁ!例の画家か。手も空いてるし応接室へ通してくれ。」
「かしこまりました。それと、一緒にこの前買い付けた絵も持ってきて欲しいそうです。」
「ん?自分の絵を?」
てっきり自分の絵をまた買ってくれと言いにきたのかと思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
別に持っていかない理由は無いのだが少し気になるな。
ひとまず各部屋から絵を回収して応接室へと向かう。
「すまない、絵を持ってくるのに時間が掛かった。」
「シロウ様ご無沙汰しています、突然の来訪申し訳ありません。」
「気にするな。で、今日はどういう話なんだ?」
俺が入るなりマイシャさんは急いで立ち上がったのだが、横の小太りの男は俺を値踏みするように一瞥してから静かに立った。
値踏みされるのはいつもの事だが、何者かぱっと見では判断がつかないなぁ。
ひとまず向かい合うようにして座り、絵を持ってきてくれたミラがその後ろに立つ。
「ミラ、横に座れ。」
「ですが。」
「身重の体で立つ必要は無い。かまわないよな?」
「もちろんです!どうぞ座ってください。」
マイシャさんは当たり前です!という感じなのだが、もう一人の男はミラの首を見て少しだけ首をかしげた。
とはいえ文句を言うことは無く、静かにうなずくだけ。
うーむ、わからん。
ミラが座るのを待ってからマイシャさんは話し始めた。
「不躾な話で申し訳ありませんが、先日お売りした絵をこの方に売っていただけないかとご相談に来た次第です。」
「ん?俺が買った絵を?」
「それに付きましてから私からご説明させてもらいましょう。シロウ名誉男爵様。」
「様も敬称も不要だ。続けてくれ。」
「改めして、わたくし画商を営んでおりますオリバーと申します。実はマイシャ様の絵が今王都で非常に人気でして、特に初期作に関してはかなりの金額で取引されております。かの宮廷画家フェル=ジャン=メール氏がマイシャ様の事を良い画家だとお認めになりまして、それから一気に人気が出たような形なのです。聞けば、マイシャ様から直接初期作を買い付けられたとか、是非私にお譲りいただければとこうしてご本人と参った次第です。」
画商が俺の所に絵があると知り、一人で買い付けに来るのは分かる。
だが、本人と一緒に来るというのは不思議な話だ。
そもそも何の為に来たのか。
一緒に来ることで何かメリットがあるからなんだろうけど、正直それがわからないなぁ。
「まずはおめでとうというべきだろう。憧れていた人に認められた気分はどんな感じだ?」
「どうして私なんかをと思ったのですが、聞けばこちらでフェル様が私の絵をご覧になったとか。この間発表された燃えるような夕日の絵に比べれば私の絵なんてまだまだ足元に及びませんが、もっと認められたいと俄然やる気が出てきました。」
「そりゃ良いことだ。素朴な絵だが悪くないって言っていたのはもう本人から聞いているんだろう。実際俺もそう思っているし、だからこそこれらの絵を手放すつもりは無い、今の所はな。」
「今の所、ですか。」
「聞けば王都で人気が出て、さらには高値で取引されているんだろう?高く売れるとわかってこの俺がわざわざ手放すと思うか?」
向こうで手放せば高く売れる。
ありがたいことに俺には王都でのコネがそれなりにあるので、欲しいと思う人に直接販売することは可能だろう。
わざわざ画商を通じて売る必要はさらさら無い。
が、それをわかってこの人はここに来ているはずだ。
わざわざ高値で取引されているという情報を俺に提供した上で、俺がそれらを手放すと踏んでいる。
それがなぜかは分からないが、相手が何かカードを持っているのは間違いないだろう。
「もちろん後悔しない値段はご提示させて頂くつもりです。」
「金の問題じゃない。俺も妻もここに持ってきた絵を気に入っている。それを自分が欲しいだけで売ってくれってのは出来ない相談だ。」
「どうしてもダメですか?」
「本人を連れてきてどうかなると思っているのなら残念だったな。マイシャさんには悪いがこれを譲る気は無い。」
とまぁ、こういう反応するのは予想の範囲内だろう。
事実俺の答えを聞いてもあわてているのはマイシャさんだけで本人は微動だにしなかった。
金でどうにかなると思っているような残念な商人ではないということだ。
さぁ、次はどう出てくる?
「ではこういうのはどうでしょうか。お売りいただく代わりに、マイシャ様の新作を用意するというのは。」
「え、僕のですか!?」
「現在人気があるのは初期作ですが、それはすぐに手に入らない希少性があるからこそ。しかしながらフェル氏に認められた事実があれば、これからの絵にもしかるべき値段が付くのは必然でしょう。今後は需要も増え中々手に入らなくなるマイシャ様の絵がこの場で手に入る、悪い話ではないと思います。」
「ちょ、ちょっとどういうことですか?説得してくれと言われて来たのに、絵を描けだなんて聞いてませんよ!」
ふむ、マイシャさんは切り札について何も説明を受けていない感じだな。
本人に嘘をついて連れてきたのはどうかと思うが、確かに人気が出れば今後は絵を手に入れることが難しくなる。
フェルさんのように自由に絵を描けなくなるかもしれない。
そうなる事を考えれば新しい絵を手に入れるのも決して悪い話ではないだろう。
なるほど、よく考えている。
もっとも、描く本人がそれを了承するかは別の話みたいだけどな。
「出来ませんか?」
「道具は持ってきていますから出来ますけど・・・。」
「聞いた話ですがフェル氏が描いた夕日はこの街で見たものなのだとか。同じ物を描く必要はありませんが、同じ物を見てみたいとは思いませんか?」
「中々にずるいやり方じゃないか。」
「私は絵が手に入り、そちらは新作の絵を手に入れ、マイシャ様は憧れの景色を目に焼き付ける。誰も損をしないすばらしい取引だと思います。」
「確かに。」
誰も損をしないだけでなく益しかない。
すばらしい考えだとは思うが、良く俺がそれを飲むと思ったな。
腐っても名誉男爵。
貴族という身分を振りかざしてくるかもしれないのに。
いや、もちろんそんなことする気は無いけどさぁ。
「条件がある。」
「なんでしょう。」
「いくつか譲るのは可能だが全て譲ることは出来ない。お気に入りの品は取っておきたいし、なによりそれだけ人気が出ているのなら初期作をもう一度手に入れることは出来そうにないからな。それでいいのなら残りを手放そう。」
「ちなみに残しますのはどれでしょうか。」
「これだ。」
残す絵は決まっている。
一番最初に買い付けた空の絵。
何の変哲も無い、青空と雲と太陽の描かれた描こうと思ったら誰にでも描けそうなモチーフ。
だが、この素朴でありながら見る者の心を穏やかにする美しい絵はマイシャさんにしか描けないだろう。
俺に描けって言われてももちろん無理だ。
「やはりその絵ですか。」
「狙っていたようだが残念だったな。」
「いえ、それだけ目利きがあるという証拠。さすがフェル氏に認められる方ですね。」
「別に認められたわけじゃない、あの人はただの友人だ。」
「それは失礼を申しました。」
「気にしないでくれ。ってことで、この絵以外は譲るからマイシャさん最高の絵をよろしく頼む。時間的にまだ早いからそれまでここでゆっくりしてもらっても良いぞ。」
「でしたらまた畑を見せていただけますか?もう一度カニバフラワーを見ておきたくて。」
「それはかまわないが・・・、まぁ行けば分かるか。」
新しい仲間が増えているが近づかなければ問題ないだろう。
フェルさんもそうだが、マイシャさんも絵の事になるとセーブが利かなくなるタイプのようだ。
その日の夕方。
この時期にしては珍しく鮮やかなオレンジ色に染まった地平線を、マイシャさんは一心不乱にカンバスへと閉じ込めていた。
新しい絵は応接室のカニバフラワーの横に飾られ、俺の目を楽しませてくれている。
しかしあれだな、一枚銀貨5枚ほどで手に入れた絵が十倍以上で売れるってのはなかなかない話だな。
右から左に転がすだけでこの利益。
うーん、芸術品ってのは恐ろしい。
さすがに相場スキルがあっても未来の値段までは把握することが出来ないだけに、そういったものに手を出すのは金があっても難しい。
だが、そういった商材にも臆することなく飛びついて買い付けを行う彼らこそが本物なんだろうなぁ。
とはいえ真似をする気はまったく無いけどな。
冒険者にもマイホーム的な感覚はあるようで、この街のギルドに所属しているという証というだけで買う人もいるんだとか。
加えて、キーホルダーを持っていることで値引きやサービスを提供する店も出てきてくれたので、余計に普及に貢献したんだとか。
なんだかんだ皆ここの事が好きだから、それが目に見える形になったのが嬉しいらしい。
もちろん俺も買っている。
だってこれ見せるだけでイライザさんの店で煮卵無料なんだぞ?
買うしかないだろ。
「シロウ様、お客様が参られました。お通ししてよろしいですか?」
「ん?客?」
「マイシャ様とそのお連れの方のようですが・・・。」
「あぁ!例の画家か。手も空いてるし応接室へ通してくれ。」
「かしこまりました。それと、一緒にこの前買い付けた絵も持ってきて欲しいそうです。」
「ん?自分の絵を?」
てっきり自分の絵をまた買ってくれと言いにきたのかと思ったのだが、どうやらそうではないらしい。
別に持っていかない理由は無いのだが少し気になるな。
ひとまず各部屋から絵を回収して応接室へと向かう。
「すまない、絵を持ってくるのに時間が掛かった。」
「シロウ様ご無沙汰しています、突然の来訪申し訳ありません。」
「気にするな。で、今日はどういう話なんだ?」
俺が入るなりマイシャさんは急いで立ち上がったのだが、横の小太りの男は俺を値踏みするように一瞥してから静かに立った。
値踏みされるのはいつもの事だが、何者かぱっと見では判断がつかないなぁ。
ひとまず向かい合うようにして座り、絵を持ってきてくれたミラがその後ろに立つ。
「ミラ、横に座れ。」
「ですが。」
「身重の体で立つ必要は無い。かまわないよな?」
「もちろんです!どうぞ座ってください。」
マイシャさんは当たり前です!という感じなのだが、もう一人の男はミラの首を見て少しだけ首をかしげた。
とはいえ文句を言うことは無く、静かにうなずくだけ。
うーむ、わからん。
ミラが座るのを待ってからマイシャさんは話し始めた。
「不躾な話で申し訳ありませんが、先日お売りした絵をこの方に売っていただけないかとご相談に来た次第です。」
「ん?俺が買った絵を?」
「それに付きましてから私からご説明させてもらいましょう。シロウ名誉男爵様。」
「様も敬称も不要だ。続けてくれ。」
「改めして、わたくし画商を営んでおりますオリバーと申します。実はマイシャ様の絵が今王都で非常に人気でして、特に初期作に関してはかなりの金額で取引されております。かの宮廷画家フェル=ジャン=メール氏がマイシャ様の事を良い画家だとお認めになりまして、それから一気に人気が出たような形なのです。聞けば、マイシャ様から直接初期作を買い付けられたとか、是非私にお譲りいただければとこうしてご本人と参った次第です。」
画商が俺の所に絵があると知り、一人で買い付けに来るのは分かる。
だが、本人と一緒に来るというのは不思議な話だ。
そもそも何の為に来たのか。
一緒に来ることで何かメリットがあるからなんだろうけど、正直それがわからないなぁ。
「まずはおめでとうというべきだろう。憧れていた人に認められた気分はどんな感じだ?」
「どうして私なんかをと思ったのですが、聞けばこちらでフェル様が私の絵をご覧になったとか。この間発表された燃えるような夕日の絵に比べれば私の絵なんてまだまだ足元に及びませんが、もっと認められたいと俄然やる気が出てきました。」
「そりゃ良いことだ。素朴な絵だが悪くないって言っていたのはもう本人から聞いているんだろう。実際俺もそう思っているし、だからこそこれらの絵を手放すつもりは無い、今の所はな。」
「今の所、ですか。」
「聞けば王都で人気が出て、さらには高値で取引されているんだろう?高く売れるとわかってこの俺がわざわざ手放すと思うか?」
向こうで手放せば高く売れる。
ありがたいことに俺には王都でのコネがそれなりにあるので、欲しいと思う人に直接販売することは可能だろう。
わざわざ画商を通じて売る必要はさらさら無い。
が、それをわかってこの人はここに来ているはずだ。
わざわざ高値で取引されているという情報を俺に提供した上で、俺がそれらを手放すと踏んでいる。
それがなぜかは分からないが、相手が何かカードを持っているのは間違いないだろう。
「もちろん後悔しない値段はご提示させて頂くつもりです。」
「金の問題じゃない。俺も妻もここに持ってきた絵を気に入っている。それを自分が欲しいだけで売ってくれってのは出来ない相談だ。」
「どうしてもダメですか?」
「本人を連れてきてどうかなると思っているのなら残念だったな。マイシャさんには悪いがこれを譲る気は無い。」
とまぁ、こういう反応するのは予想の範囲内だろう。
事実俺の答えを聞いてもあわてているのはマイシャさんだけで本人は微動だにしなかった。
金でどうにかなると思っているような残念な商人ではないということだ。
さぁ、次はどう出てくる?
「ではこういうのはどうでしょうか。お売りいただく代わりに、マイシャ様の新作を用意するというのは。」
「え、僕のですか!?」
「現在人気があるのは初期作ですが、それはすぐに手に入らない希少性があるからこそ。しかしながらフェル氏に認められた事実があれば、これからの絵にもしかるべき値段が付くのは必然でしょう。今後は需要も増え中々手に入らなくなるマイシャ様の絵がこの場で手に入る、悪い話ではないと思います。」
「ちょ、ちょっとどういうことですか?説得してくれと言われて来たのに、絵を描けだなんて聞いてませんよ!」
ふむ、マイシャさんは切り札について何も説明を受けていない感じだな。
本人に嘘をついて連れてきたのはどうかと思うが、確かに人気が出れば今後は絵を手に入れることが難しくなる。
フェルさんのように自由に絵を描けなくなるかもしれない。
そうなる事を考えれば新しい絵を手に入れるのも決して悪い話ではないだろう。
なるほど、よく考えている。
もっとも、描く本人がそれを了承するかは別の話みたいだけどな。
「出来ませんか?」
「道具は持ってきていますから出来ますけど・・・。」
「聞いた話ですがフェル氏が描いた夕日はこの街で見たものなのだとか。同じ物を描く必要はありませんが、同じ物を見てみたいとは思いませんか?」
「中々にずるいやり方じゃないか。」
「私は絵が手に入り、そちらは新作の絵を手に入れ、マイシャ様は憧れの景色を目に焼き付ける。誰も損をしないすばらしい取引だと思います。」
「確かに。」
誰も損をしないだけでなく益しかない。
すばらしい考えだとは思うが、良く俺がそれを飲むと思ったな。
腐っても名誉男爵。
貴族という身分を振りかざしてくるかもしれないのに。
いや、もちろんそんなことする気は無いけどさぁ。
「条件がある。」
「なんでしょう。」
「いくつか譲るのは可能だが全て譲ることは出来ない。お気に入りの品は取っておきたいし、なによりそれだけ人気が出ているのなら初期作をもう一度手に入れることは出来そうにないからな。それでいいのなら残りを手放そう。」
「ちなみに残しますのはどれでしょうか。」
「これだ。」
残す絵は決まっている。
一番最初に買い付けた空の絵。
何の変哲も無い、青空と雲と太陽の描かれた描こうと思ったら誰にでも描けそうなモチーフ。
だが、この素朴でありながら見る者の心を穏やかにする美しい絵はマイシャさんにしか描けないだろう。
俺に描けって言われてももちろん無理だ。
「やはりその絵ですか。」
「狙っていたようだが残念だったな。」
「いえ、それだけ目利きがあるという証拠。さすがフェル氏に認められる方ですね。」
「別に認められたわけじゃない、あの人はただの友人だ。」
「それは失礼を申しました。」
「気にしないでくれ。ってことで、この絵以外は譲るからマイシャさん最高の絵をよろしく頼む。時間的にまだ早いからそれまでここでゆっくりしてもらっても良いぞ。」
「でしたらまた畑を見せていただけますか?もう一度カニバフラワーを見ておきたくて。」
「それはかまわないが・・・、まぁ行けば分かるか。」
新しい仲間が増えているが近づかなければ問題ないだろう。
フェルさんもそうだが、マイシャさんも絵の事になるとセーブが利かなくなるタイプのようだ。
その日の夕方。
この時期にしては珍しく鮮やかなオレンジ色に染まった地平線を、マイシャさんは一心不乱にカンバスへと閉じ込めていた。
新しい絵は応接室のカニバフラワーの横に飾られ、俺の目を楽しませてくれている。
しかしあれだな、一枚銀貨5枚ほどで手に入れた絵が十倍以上で売れるってのはなかなかない話だな。
右から左に転がすだけでこの利益。
うーん、芸術品ってのは恐ろしい。
さすがに相場スキルがあっても未来の値段までは把握することが出来ないだけに、そういったものに手を出すのは金があっても難しい。
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