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831.転売屋は戦いを見守る
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まだ夜も明けきらぬ頃。
なんとなくいつもと違う雰囲気を感じ、俺は目を覚ました。
なんだろうこの違和感は。
虫の知らせというかなんというか、ともかく今から何かが起きる。
それを伝えられたような気がした。
部屋は夜明け前の空気でキンキンに冷えている。
普段なら暖かな毛布にくるまり直してもうひと眠りと行くところだが、今日はどうもそんな気分にならなかった。
そうそうにベッドから抜け出し、ハロゲンヒーターをつけながら着替えを済ませる。
「失礼します、シロウ様。」
「起きてるぞ、入ってくれ。」
暖かなベストを羽織った所で、静かなノックと共にグレイスの呼ぶ声が聞こえてきた。
即座に返事をすると驚いた顔をしたグレイスが戸を開けて入ってくる。
「まさか起きておいでとは。」
「何かあったんだろ?」
「どうしてそれを?」
「なんとなくそんな雰囲気がしたんだ。何があった、魔物の襲撃か?」
「いえ、エリザ様が破水されました。今ハワードが先生を呼びに行っています。」
てっきり良くない方に考えてしまっていたのだが、まさかの出来事に俺も目を丸くする。
エリザが破水?
ってことはもうすぐ生まれるじゃないか。
ハーシェさんの出産を経験しているとはいえ、たった一回で耐性ができるわけもなく、さっきまでの冷静さはどこへやら。余計な事をあれこれ考えてしまう。
いやいや、俺が慌てた所で何の意味もない。
落ち着け。
どうせこの前のようにすぐ産まれないから働いてこいとか言われるに違いない。
とりあえず今はエリザの所だ。
大きく深呼吸をして心を落ち着かせた後、グレイスと共にエリザの部屋に向かうと早くもハーシェさんがエリザのそばで待機していた。
「どんな感じだ?」
「今は大丈夫、ちょっとびっくりしちゃっただけ。」
俺の顔を見るなり安心したような表情になるエリザ。
そばに行き、その手をしっかりと握ってやった。
「いきなり破水すれば誰でも驚きますよ。とはいえこのまま寝るわけにもいきませんし、ベッドを入れ替えて貰いますから今のうちに食事を済ませてはどうですか?」
「え、歩いたりして落ちてこない?大丈夫?」
「私はたくさん歩くように言われました。陣痛が強くなれば食事もできませんし、今のうちです。アナタ、エリザ様の食事をお願いしますね。」
そんなポンと生まれるわけでもないだろうし、経験者がそう言うんだから大丈夫なんだろう。
腹が減っては戦が出来ぬっていうし、今のうちに英気を養った方がいいんだろうな。
「何が食べたい?」
「じゃあ、お肉。」
「朝から肉、いやそれぐらい食った方がいいかもな。」
「先は長そうだしね。」
着替えはもう済ませたようだがまだ薄着なので、着ていたベストを羽織らせてから食堂に移動する。
どうやら行く前にハワードが暖炉の火をつけてくれていたようで、中は随分と暖かかった。
「そこで座ってろ。」
「座ってる方がお腹苦しいのよね。」
「ならそこで立ってみてろ。」
「ふふ、そうする。」
壁にかかっていたエプロンを手に取り、魔導冷蔵庫を開ける。
お、良い感じの肉が転がってるじゃないか。
今日の晩飯用かもしれないが、名前も書いてないので遠慮なく使わせてもらおう。
『ワイルドボアの肉。養殖されたワイルドボアと違い、野生のボア肉は非常に栄養価が高く特に冬場のボアは良く脂がのっている。最近の平均取引価格は銅貨37枚。最安値銅貨20枚、最高値銅貨50枚。最終取引日は昨日と記録されています。』
ワイルドボアの肉といっても色々あるが、この街で手に入るボア肉のほとんどは養殖ではなくダンジョン産の天然物。
ダンジョン内に季節感はないはずなのだが、この時期はなぜか脂がのっているんだよなぁ。
目の前の肉の塊にも程よくサシが入っており、そのまま焼くだけでもうまそうだ。
「何枚食べる?」
「分厚いの2枚。」
「マジか。」
「残ったらシロウが食べるでしょ、あいたたたた。」
話している途中で陣痛が来たようで、エリザがお腹を押さえながら前傾姿勢になる。
傍に行こうとしたら素早く右手を伸ばして拒否されてしまった。
早く飯を作れという事らしい。
冷蔵庫から取り出した肉の塊から5cm程の厚みに二枚切り出し、残りを元あった場所に戻す。
急ぎフライパンに火をかけてその間にもう一つのコンロで湯を沸かす。
たまに料理はしているが、最近はハワード任せだったので動きがたどたどしい。
うーむ、たまには料理しないとすぐに腕がなまるな。
「はぁ、痛かった。シロウの料理も久々ね。」
「だな。最近は忙しすぎて全部丸投げしてるからなぁ。」
「また唐揚げ作って。」
「あぁ、無事に産まれたら作ってやるよ。」
「楽しみにしてる。」
そう言いながら笑うエリザの顔は出会った頃と何一つ変わっていなかった。
その後、良く焼こうとして少しだけ焦げた肉をからかいながらエリザはぺろりと肉を平らげ、エリザと共に部屋に戻る。
後は前のようにやきもきしながら仕事に行こう、そう思っていたのだが・・・。
「一緒にいて。」
「いや、いるのはいいんだが。」
「いてくれるだけでいいから、お願い。」
頭に脂汗を浮かべながら陣痛に耐えるエリザ。
そんな顔して言われたら断れるわけないだろうが。
てっきり先生に追い出されるかと思ったらそういうわけでもなく、何も言わずにベッドの横に椅子を置いた。
とはいえ、俺にできる事と言えば、陣痛の度に苦悶の声を上げるエリザに寄り添い、言われるがままに腰をさするだけ。
たまに水を飲ませてやる以外は、悲鳴を聞きながら手を動かすしかすることはなかった。
「だいぶ広がってきましたね。」
「先生、まだ?」
「まだもうちょっと掛かるかな。」
「こんなの、ドラゴンと戦う方が何倍もマシよ。この痛みが無くなったらディーネとだって戦えるわ。」
「そんなにか。」
「そんなにー、痛い痛い痛い。」
波が収まっている間は普通に会話もできるが、波が大きくなる度に悲鳴も大きくなる。
魔物と戦い、常に死の気配を感じているエリザですら悲鳴を上げるんだ。
出産てのはまさに命がけなんだなと、真横にいてそう思う。
この間ギルドに運び込まれた時よりも痛がっている。
ポーションなんかではどうにもならない痛みだけに、余計にきついのかもしれない。
「あーもう、無理!」
「無理じゃないでしょ、頑張るしかないの。」
「シロウ代わって。」
「代われるなら代わってる。」
「良い旦那様じゃない、エリザちゃん頑張って。」
「うー、こんな事ならお肉もう一枚食べとけば良かったぁ。」
いや、肉を追加したところで痛みは変わらないと思うぞ。
そんなツッコミを入れようものなら部屋にいる全員に睨まれること間違いない。
部屋にはついこの間出産したハーシェさんと先生、それとマリーさんが部屋の隅で静かに様子を見守っていた。
次は自分が同じ状況になるわけだし、それを見るのは怖くないんだろうか。
そんなこんなであっという間に時間が進み、気付けば夕方。
とうとうその時は訪れた。
「さぁ、産まれるわよ、頑張って!」
「いたぁぁぁぁぁ、いってのぉ!」
この日一番の悲鳴と怒号。
その二つが混じった声の少し後、力強い別の声が足元から聞こえてきた。
リーシャのような『ふぎゃぁ』とか『ふにゃぁ』とかじゃない、『おぎゃぁ』と力いっぱいその子は泣いた。
「立派な男の子よ、よく頑張ったわねぇ。」
「シロウ、聞いた?男の子だって、私達の、子供だって。」
「あぁ、よく頑張ったな。」
産んだ本人でもないのに勝手に涙があふれてきてしまう。
泣きながらエリザの涙と汗を拭いてやり、その間に先生が産まれたばかりの子の臍の緒を切り、聖布に巻いてこちらにやって来た。
「さぁ、お母さんですよ。」
「がんばったねぇ、見てシロウそっくり。」
「どこがだよ。」
「全部、全部そっくり。よく頑張ったね、ルカ。」
ふぎゃぁと力強く泣き続けるルカの頬を優しく撫でるエリザ。
愛おしそうに我が子を抱くその姿は、まるで絵画のようだった。
「さぁ、お父さんに挨拶して。」
「でかいなぁ。」
「本当ですね、リーシャなんてこんなに小さかったのに。」
「すぐにもっと大きくなるわよ、それこそシロウを追い抜くぐらいに。」
「そりゃ楽しみだ。宜しくな、ルカ、大きくなれよ。」
エリザに抱かれるわが子の頭を優しく撫でてやると、再び目の奥のほうから熱いものがこみ上げてくる。
いつもは恥ずかしくて隠してしまうが、今日ぐらいはかっこ悪くても良いだろう。
もう一度よく頑張ったなと、エリザの頭を撫でてやると息子と同じ目をして笑った。
どうやら目元は母親似らしい。
二人とも本当に良くがんばった。
13月。
この冬一番の寒さの中、新しい家族が増えた。
ようこそ、ルカ。
でかくなれよ。
なんとなくいつもと違う雰囲気を感じ、俺は目を覚ました。
なんだろうこの違和感は。
虫の知らせというかなんというか、ともかく今から何かが起きる。
それを伝えられたような気がした。
部屋は夜明け前の空気でキンキンに冷えている。
普段なら暖かな毛布にくるまり直してもうひと眠りと行くところだが、今日はどうもそんな気分にならなかった。
そうそうにベッドから抜け出し、ハロゲンヒーターをつけながら着替えを済ませる。
「失礼します、シロウ様。」
「起きてるぞ、入ってくれ。」
暖かなベストを羽織った所で、静かなノックと共にグレイスの呼ぶ声が聞こえてきた。
即座に返事をすると驚いた顔をしたグレイスが戸を開けて入ってくる。
「まさか起きておいでとは。」
「何かあったんだろ?」
「どうしてそれを?」
「なんとなくそんな雰囲気がしたんだ。何があった、魔物の襲撃か?」
「いえ、エリザ様が破水されました。今ハワードが先生を呼びに行っています。」
てっきり良くない方に考えてしまっていたのだが、まさかの出来事に俺も目を丸くする。
エリザが破水?
ってことはもうすぐ生まれるじゃないか。
ハーシェさんの出産を経験しているとはいえ、たった一回で耐性ができるわけもなく、さっきまでの冷静さはどこへやら。余計な事をあれこれ考えてしまう。
いやいや、俺が慌てた所で何の意味もない。
落ち着け。
どうせこの前のようにすぐ産まれないから働いてこいとか言われるに違いない。
とりあえず今はエリザの所だ。
大きく深呼吸をして心を落ち着かせた後、グレイスと共にエリザの部屋に向かうと早くもハーシェさんがエリザのそばで待機していた。
「どんな感じだ?」
「今は大丈夫、ちょっとびっくりしちゃっただけ。」
俺の顔を見るなり安心したような表情になるエリザ。
そばに行き、その手をしっかりと握ってやった。
「いきなり破水すれば誰でも驚きますよ。とはいえこのまま寝るわけにもいきませんし、ベッドを入れ替えて貰いますから今のうちに食事を済ませてはどうですか?」
「え、歩いたりして落ちてこない?大丈夫?」
「私はたくさん歩くように言われました。陣痛が強くなれば食事もできませんし、今のうちです。アナタ、エリザ様の食事をお願いしますね。」
そんなポンと生まれるわけでもないだろうし、経験者がそう言うんだから大丈夫なんだろう。
腹が減っては戦が出来ぬっていうし、今のうちに英気を養った方がいいんだろうな。
「何が食べたい?」
「じゃあ、お肉。」
「朝から肉、いやそれぐらい食った方がいいかもな。」
「先は長そうだしね。」
着替えはもう済ませたようだがまだ薄着なので、着ていたベストを羽織らせてから食堂に移動する。
どうやら行く前にハワードが暖炉の火をつけてくれていたようで、中は随分と暖かかった。
「そこで座ってろ。」
「座ってる方がお腹苦しいのよね。」
「ならそこで立ってみてろ。」
「ふふ、そうする。」
壁にかかっていたエプロンを手に取り、魔導冷蔵庫を開ける。
お、良い感じの肉が転がってるじゃないか。
今日の晩飯用かもしれないが、名前も書いてないので遠慮なく使わせてもらおう。
『ワイルドボアの肉。養殖されたワイルドボアと違い、野生のボア肉は非常に栄養価が高く特に冬場のボアは良く脂がのっている。最近の平均取引価格は銅貨37枚。最安値銅貨20枚、最高値銅貨50枚。最終取引日は昨日と記録されています。』
ワイルドボアの肉といっても色々あるが、この街で手に入るボア肉のほとんどは養殖ではなくダンジョン産の天然物。
ダンジョン内に季節感はないはずなのだが、この時期はなぜか脂がのっているんだよなぁ。
目の前の肉の塊にも程よくサシが入っており、そのまま焼くだけでもうまそうだ。
「何枚食べる?」
「分厚いの2枚。」
「マジか。」
「残ったらシロウが食べるでしょ、あいたたたた。」
話している途中で陣痛が来たようで、エリザがお腹を押さえながら前傾姿勢になる。
傍に行こうとしたら素早く右手を伸ばして拒否されてしまった。
早く飯を作れという事らしい。
冷蔵庫から取り出した肉の塊から5cm程の厚みに二枚切り出し、残りを元あった場所に戻す。
急ぎフライパンに火をかけてその間にもう一つのコンロで湯を沸かす。
たまに料理はしているが、最近はハワード任せだったので動きがたどたどしい。
うーむ、たまには料理しないとすぐに腕がなまるな。
「はぁ、痛かった。シロウの料理も久々ね。」
「だな。最近は忙しすぎて全部丸投げしてるからなぁ。」
「また唐揚げ作って。」
「あぁ、無事に産まれたら作ってやるよ。」
「楽しみにしてる。」
そう言いながら笑うエリザの顔は出会った頃と何一つ変わっていなかった。
その後、良く焼こうとして少しだけ焦げた肉をからかいながらエリザはぺろりと肉を平らげ、エリザと共に部屋に戻る。
後は前のようにやきもきしながら仕事に行こう、そう思っていたのだが・・・。
「一緒にいて。」
「いや、いるのはいいんだが。」
「いてくれるだけでいいから、お願い。」
頭に脂汗を浮かべながら陣痛に耐えるエリザ。
そんな顔して言われたら断れるわけないだろうが。
てっきり先生に追い出されるかと思ったらそういうわけでもなく、何も言わずにベッドの横に椅子を置いた。
とはいえ、俺にできる事と言えば、陣痛の度に苦悶の声を上げるエリザに寄り添い、言われるがままに腰をさするだけ。
たまに水を飲ませてやる以外は、悲鳴を聞きながら手を動かすしかすることはなかった。
「だいぶ広がってきましたね。」
「先生、まだ?」
「まだもうちょっと掛かるかな。」
「こんなの、ドラゴンと戦う方が何倍もマシよ。この痛みが無くなったらディーネとだって戦えるわ。」
「そんなにか。」
「そんなにー、痛い痛い痛い。」
波が収まっている間は普通に会話もできるが、波が大きくなる度に悲鳴も大きくなる。
魔物と戦い、常に死の気配を感じているエリザですら悲鳴を上げるんだ。
出産てのはまさに命がけなんだなと、真横にいてそう思う。
この間ギルドに運び込まれた時よりも痛がっている。
ポーションなんかではどうにもならない痛みだけに、余計にきついのかもしれない。
「あーもう、無理!」
「無理じゃないでしょ、頑張るしかないの。」
「シロウ代わって。」
「代われるなら代わってる。」
「良い旦那様じゃない、エリザちゃん頑張って。」
「うー、こんな事ならお肉もう一枚食べとけば良かったぁ。」
いや、肉を追加したところで痛みは変わらないと思うぞ。
そんなツッコミを入れようものなら部屋にいる全員に睨まれること間違いない。
部屋にはついこの間出産したハーシェさんと先生、それとマリーさんが部屋の隅で静かに様子を見守っていた。
次は自分が同じ状況になるわけだし、それを見るのは怖くないんだろうか。
そんなこんなであっという間に時間が進み、気付けば夕方。
とうとうその時は訪れた。
「さぁ、産まれるわよ、頑張って!」
「いたぁぁぁぁぁ、いってのぉ!」
この日一番の悲鳴と怒号。
その二つが混じった声の少し後、力強い別の声が足元から聞こえてきた。
リーシャのような『ふぎゃぁ』とか『ふにゃぁ』とかじゃない、『おぎゃぁ』と力いっぱいその子は泣いた。
「立派な男の子よ、よく頑張ったわねぇ。」
「シロウ、聞いた?男の子だって、私達の、子供だって。」
「あぁ、よく頑張ったな。」
産んだ本人でもないのに勝手に涙があふれてきてしまう。
泣きながらエリザの涙と汗を拭いてやり、その間に先生が産まれたばかりの子の臍の緒を切り、聖布に巻いてこちらにやって来た。
「さぁ、お母さんですよ。」
「がんばったねぇ、見てシロウそっくり。」
「どこがだよ。」
「全部、全部そっくり。よく頑張ったね、ルカ。」
ふぎゃぁと力強く泣き続けるルカの頬を優しく撫でるエリザ。
愛おしそうに我が子を抱くその姿は、まるで絵画のようだった。
「さぁ、お父さんに挨拶して。」
「でかいなぁ。」
「本当ですね、リーシャなんてこんなに小さかったのに。」
「すぐにもっと大きくなるわよ、それこそシロウを追い抜くぐらいに。」
「そりゃ楽しみだ。宜しくな、ルカ、大きくなれよ。」
エリザに抱かれるわが子の頭を優しく撫でてやると、再び目の奥のほうから熱いものがこみ上げてくる。
いつもは恥ずかしくて隠してしまうが、今日ぐらいはかっこ悪くても良いだろう。
もう一度よく頑張ったなと、エリザの頭を撫でてやると息子と同じ目をして笑った。
どうやら目元は母親似らしい。
二人とも本当に良くがんばった。
13月。
この冬一番の寒さの中、新しい家族が増えた。
ようこそ、ルカ。
でかくなれよ。
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