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782.転売屋は正式に辞令を受ける
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ある日のこと。
「失礼します、ローランド様より火急の呼び出しが参りました。大至急屋敷まで来いとの事です。」
「・・・マジか。」
「シロウ、何かしたの?」
「人聞きの悪いことを言うな、何もしてないっての。」
「でも火急の呼び出しって、よっぽどのことよ?」
そりゃ俺もそう思うが、てんで思い当たる節が無い。
別に誰かを貶めて儲けを出しているわけでもなく、むしろ誰かの為になる商売しかしていない。
なのでそんな急に呼び出される理由が分からない。
とはいえ行かないという選択肢は無いわけで。
貴族という身分なのもあるし、何より理由を付けて断った後が面倒くさい。
幸い仕事も片付いているし、行くだけ行くか。
「一緒に行こうか?」
「あー、そうだな。ミラは難しそうだしエリザでいいか。」
「でいいかって何よ。」
「難しい話分かるのか?」
「私を何だと思ってるのよ、少しぐらいは分かるわよ!多分。」
まぁ脳筋だしなぁその辺は期待していないから安心しろ。
運動不足はお産に影響するとの事でエリザとともにゆっくりとローランド様のお屋敷へと向かう。
エリザの腹も大分大きくなってきた。
出産予定は13月。
後二ヶ月ぐらいか。
エリザが子供好きなのは知っているが、赤子を抱いている姿がどうも想像つかない。
どうしても武器を持って戦っている姿が思い浮かぶんだよなぁ。
子供抱いたまま戦わないようにきつく言っておかないと。
「おや、シロウ様。」
「レイブさんなんでここに?」
「ローランド様に呼ばれまして、おそらくは同じ内容かと。」
もうすぐお屋敷という所で馬車が横を通り過ぎ、少し先で停車した窓から顔を出したのはレイブさんだった。
同じ内容で呼ばれたって言うが、俺は何も聞かされていないんだが。
その後も何台もの馬車が横を通り抜けていく。
はてさて何の話なのやら。
「みな、急な呼び出しにも関わらずよく集まってくれた。このような場所で歓迎も出来ず申し訳ないが、急ぎ知らせる必要があったためだ、許してくれ。」
集合場所はお屋敷のエントランス。
いつもは大きな応接室で話をすることが多いが、参加者が参加者なので懇親会のときと同じく一番広い場所を使うことにしたらしい。
集まっているのはどれも街の有力者ばかり。
貴族もいるが、どちらかというとギルド関係者が多いように感じる。
もちろん羊男やニアの姿もある。
マスターも呼ばれたのか、それとアニエスさんも。
まぁ監査官だし呼ばれて当然だが、まさに錚々たる面々ってやつだな。
「今回集まってもらったのは他でもない、先日エドワード陛下へ提出した町の嘆願書だが無事にご本人の手に渡り裁定が降りた。『聖王暦722年15月より723年14月にかけてダンジョン街の拡張工事を執り行うこと。費用は王国と街との折半で行い工事はギルド協会を中心として各ギルドが手を取り公平に行うように。工事ならびに拡張範囲においてはローランドに一任し我が国民達が不自由の無いよう取り計らうよう命ずる。尚、街に属する名誉男爵シロウを工事の協力者として選定する。』以上だ。」
「「「「「おぉぉぉぉ。」」」」」
そういえば先日裏技的なやり方で嘆願書を出していたがまさかこんなに早く裁定が下りるとは思わなかった。
工事期間は三ヵ月後から一年間。
さすがに24ヶ月あれば形になるだろうが、どんな形にするかはそれまでに決めなければならない。
たった3ヶ月でそれが決まるのか、っていうかなんだよ最後のは。
「以上がエドワード陛下からのお言葉だ。それを受け私はここに拡張計画の開始を宣言する。ギルド協会のシープ。」
「はい。」
「お前を責任者として任命する。各ギルド間を取り仕切り、工事開始となる15月までに拡張計画の草案を作るように。特に費用面に関しては念入りに算出し工期に遅れが出ないよう綿密な計画を立てろ。活動するに当たり監査官アニエス殿とシロウを有効に使え、分かったな。」
「かしこまりました。」
「ということだ、アニエス監査官宜しく頼む。」
「かしこまりました、監査官として出来る限りの仕事をさせていただきます。」
恭しく返事をする羊男に礼儀正しく返事をするアニエスさん。
他の参加者たちはこれからの大騒ぎに心躍っているか、それとも気を引き締めているのか。
っていうか俺は?
俺には何も無いのか?
「シロウ、分かったな?」
「いや、まぁ、はい。」
「これはエドワード陛下じきじきの勅命だ、その命に恥じない働きを期待している。」
「1つよろしいですか?」
「なんだ?」
勅命か何か知らないが、一番の疑問を最初に片付けておこう。
断ることが出来ないのはもちろん承知の上だが、後々になって知りませんでしたじゃ済まされない。
「勅命を拝命するとして私に何を求めておられるのですか?各ギルドが協力し合うのであれば私のような個人が立ち入る話ではなくなります。そもそも私だけが関係し儲けを出せば他の商人から反感を買うのではないでしょうか。」
「だからこそ個人ではなく名誉男爵として参加してもらうことになる。」
「つまり名誉男爵なのだから無償で奉仕しろと?」
「そうは言っておらん。お前はお前のやり方で事業に参加し利益を出せばいい。もちろん心配事があるのも承知しているが、それを含めて好きにすれば良い。」
「好きにすれば、ですか。」
「一人で何かをするには限界がある。だからこそ皆で協力し合うわけだが、堅苦しいしがらみがあるのはお前も理解しているだろう。だからこそその外で動けるお前にエドワード陛下も期待しているのだ、もちろん私もな。私の穏やかな引退をこのような大騒ぎにしたのだ、最後まで付き合ってもらうぞ。」
それが本音かよ!
街長なんだから街を良くするのは当たり前、それを俺の責任にするのはお門違いもいいところだ。
もちろんこれだけの大規模な公共事業だ、動く金も相当のものだろうから関われば関わるだけ俺に落ちてくる金も多くなる。
が、その分他の商人からの目も強くなる。
俺ばっかりが儲けを出してと思うやつはいる。
絶対にいる。
そんなやつに逆恨みされて刺されたりするのは俺はごめんだからな。
「もちろんシロウさんにお願いするのは資材や食料などの調達ですから、そっち方面での活躍を期待しています。さすがに拡張計画に噛んでくれとは言いませんので。」
「いや、噛んでもらうぞ。」
「おい。」
「ちょっとシロウ。」
「皆色々と誤解しているから改めて言わせて貰うが、俺は買取屋で何でも屋じゃないし万能でもない。街の拡張なんてド素人もいいところだ。ドラゴン退治に新米冒険者を連れて行くようなもんだぞ、流石に無理だ。」
いくらローランド様が相手とはいえここでしっかり言っておかないと絶対に面倒なことになる。
街づくりだって?
そんな専門知識あるはず無いだろうが。
資材の調達や仕入れに関してはコネもあるしそれなりに出来ることもあるだろうが、さすがに出来もしないことをやれってのは無理があるだろう。
「でも、新米にはいい勉強になるわよね。」
「荷物持ちから初めて皆大きくなるんだし、新米を連れて行くのも無駄じゃないわよね。」
「いや、そういうのいいから。」
「まぁ最後まで聞け。拡張計画に関してはここにいる全員が素人だ、だからこそ専門家を交えて知見を広げて欲しいと思っている。ちょうど港町が拡張工事に入るはずでな、査察という形で受け入れてもらえるよう向こうには陛下から連絡が行っているはずだ。ちょうど街長のポーラ様とはお前も知り合いだっただろう、しっかり話を聞いてくるのだぞ。」
ちょっと待て、今なんて言った?
港町に査察に行けだと?
いやいやいや、何でそうなる。
出来ればというか可能な限りあの人とは関わりたくないんだが。
エリザの方を見ると諦めたように首を左右に振る。
アニエスさんを見ても同様だ。
羊男は苦笑いを浮かべ、ニアは小さくガッツポーズしている。
そして何よりローランド様のドヤ顔がむかつく。
とてつもなくむかつく。
「出発は二日後、それまでに各自必要最低限の知識は身につけておくように。移動はシロウの船があったな、もちろん全員乗れるだろうから使わせてもらうとしよう。かまわんな?」
「使用料は貰いますよ。」
「もちろんだ。」
こうなったらとことん金を貪ってやる。
前言撤回。
街のみんなに恨まれるとかどうでもいい。
出汁に使われて干からびるどころか、うま味を吸って今以上に膨らんでやる。
せっかくの公共事業、貰いそびれる心配が無いんだからたっぷり請求してやればいいんだ。
国王陛下の勅命をいいことに好き放題言ってくれたがそんな事で折れる俺じゃない。
とりあえずは三ヵ月後。
それまでにどれだけ儲けを出せるかしっかりと勉強させてもらおうじゃないか。
そのためにはポーラさんも遠慮なく使わせて貰うつもりだ。
覚悟しろよ。
「失礼します、ローランド様より火急の呼び出しが参りました。大至急屋敷まで来いとの事です。」
「・・・マジか。」
「シロウ、何かしたの?」
「人聞きの悪いことを言うな、何もしてないっての。」
「でも火急の呼び出しって、よっぽどのことよ?」
そりゃ俺もそう思うが、てんで思い当たる節が無い。
別に誰かを貶めて儲けを出しているわけでもなく、むしろ誰かの為になる商売しかしていない。
なのでそんな急に呼び出される理由が分からない。
とはいえ行かないという選択肢は無いわけで。
貴族という身分なのもあるし、何より理由を付けて断った後が面倒くさい。
幸い仕事も片付いているし、行くだけ行くか。
「一緒に行こうか?」
「あー、そうだな。ミラは難しそうだしエリザでいいか。」
「でいいかって何よ。」
「難しい話分かるのか?」
「私を何だと思ってるのよ、少しぐらいは分かるわよ!多分。」
まぁ脳筋だしなぁその辺は期待していないから安心しろ。
運動不足はお産に影響するとの事でエリザとともにゆっくりとローランド様のお屋敷へと向かう。
エリザの腹も大分大きくなってきた。
出産予定は13月。
後二ヶ月ぐらいか。
エリザが子供好きなのは知っているが、赤子を抱いている姿がどうも想像つかない。
どうしても武器を持って戦っている姿が思い浮かぶんだよなぁ。
子供抱いたまま戦わないようにきつく言っておかないと。
「おや、シロウ様。」
「レイブさんなんでここに?」
「ローランド様に呼ばれまして、おそらくは同じ内容かと。」
もうすぐお屋敷という所で馬車が横を通り過ぎ、少し先で停車した窓から顔を出したのはレイブさんだった。
同じ内容で呼ばれたって言うが、俺は何も聞かされていないんだが。
その後も何台もの馬車が横を通り抜けていく。
はてさて何の話なのやら。
「みな、急な呼び出しにも関わらずよく集まってくれた。このような場所で歓迎も出来ず申し訳ないが、急ぎ知らせる必要があったためだ、許してくれ。」
集合場所はお屋敷のエントランス。
いつもは大きな応接室で話をすることが多いが、参加者が参加者なので懇親会のときと同じく一番広い場所を使うことにしたらしい。
集まっているのはどれも街の有力者ばかり。
貴族もいるが、どちらかというとギルド関係者が多いように感じる。
もちろん羊男やニアの姿もある。
マスターも呼ばれたのか、それとアニエスさんも。
まぁ監査官だし呼ばれて当然だが、まさに錚々たる面々ってやつだな。
「今回集まってもらったのは他でもない、先日エドワード陛下へ提出した町の嘆願書だが無事にご本人の手に渡り裁定が降りた。『聖王暦722年15月より723年14月にかけてダンジョン街の拡張工事を執り行うこと。費用は王国と街との折半で行い工事はギルド協会を中心として各ギルドが手を取り公平に行うように。工事ならびに拡張範囲においてはローランドに一任し我が国民達が不自由の無いよう取り計らうよう命ずる。尚、街に属する名誉男爵シロウを工事の協力者として選定する。』以上だ。」
「「「「「おぉぉぉぉ。」」」」」
そういえば先日裏技的なやり方で嘆願書を出していたがまさかこんなに早く裁定が下りるとは思わなかった。
工事期間は三ヵ月後から一年間。
さすがに24ヶ月あれば形になるだろうが、どんな形にするかはそれまでに決めなければならない。
たった3ヶ月でそれが決まるのか、っていうかなんだよ最後のは。
「以上がエドワード陛下からのお言葉だ。それを受け私はここに拡張計画の開始を宣言する。ギルド協会のシープ。」
「はい。」
「お前を責任者として任命する。各ギルド間を取り仕切り、工事開始となる15月までに拡張計画の草案を作るように。特に費用面に関しては念入りに算出し工期に遅れが出ないよう綿密な計画を立てろ。活動するに当たり監査官アニエス殿とシロウを有効に使え、分かったな。」
「かしこまりました。」
「ということだ、アニエス監査官宜しく頼む。」
「かしこまりました、監査官として出来る限りの仕事をさせていただきます。」
恭しく返事をする羊男に礼儀正しく返事をするアニエスさん。
他の参加者たちはこれからの大騒ぎに心躍っているか、それとも気を引き締めているのか。
っていうか俺は?
俺には何も無いのか?
「シロウ、分かったな?」
「いや、まぁ、はい。」
「これはエドワード陛下じきじきの勅命だ、その命に恥じない働きを期待している。」
「1つよろしいですか?」
「なんだ?」
勅命か何か知らないが、一番の疑問を最初に片付けておこう。
断ることが出来ないのはもちろん承知の上だが、後々になって知りませんでしたじゃ済まされない。
「勅命を拝命するとして私に何を求めておられるのですか?各ギルドが協力し合うのであれば私のような個人が立ち入る話ではなくなります。そもそも私だけが関係し儲けを出せば他の商人から反感を買うのではないでしょうか。」
「だからこそ個人ではなく名誉男爵として参加してもらうことになる。」
「つまり名誉男爵なのだから無償で奉仕しろと?」
「そうは言っておらん。お前はお前のやり方で事業に参加し利益を出せばいい。もちろん心配事があるのも承知しているが、それを含めて好きにすれば良い。」
「好きにすれば、ですか。」
「一人で何かをするには限界がある。だからこそ皆で協力し合うわけだが、堅苦しいしがらみがあるのはお前も理解しているだろう。だからこそその外で動けるお前にエドワード陛下も期待しているのだ、もちろん私もな。私の穏やかな引退をこのような大騒ぎにしたのだ、最後まで付き合ってもらうぞ。」
それが本音かよ!
街長なんだから街を良くするのは当たり前、それを俺の責任にするのはお門違いもいいところだ。
もちろんこれだけの大規模な公共事業だ、動く金も相当のものだろうから関われば関わるだけ俺に落ちてくる金も多くなる。
が、その分他の商人からの目も強くなる。
俺ばっかりが儲けを出してと思うやつはいる。
絶対にいる。
そんなやつに逆恨みされて刺されたりするのは俺はごめんだからな。
「もちろんシロウさんにお願いするのは資材や食料などの調達ですから、そっち方面での活躍を期待しています。さすがに拡張計画に噛んでくれとは言いませんので。」
「いや、噛んでもらうぞ。」
「おい。」
「ちょっとシロウ。」
「皆色々と誤解しているから改めて言わせて貰うが、俺は買取屋で何でも屋じゃないし万能でもない。街の拡張なんてド素人もいいところだ。ドラゴン退治に新米冒険者を連れて行くようなもんだぞ、流石に無理だ。」
いくらローランド様が相手とはいえここでしっかり言っておかないと絶対に面倒なことになる。
街づくりだって?
そんな専門知識あるはず無いだろうが。
資材の調達や仕入れに関してはコネもあるしそれなりに出来ることもあるだろうが、さすがに出来もしないことをやれってのは無理があるだろう。
「でも、新米にはいい勉強になるわよね。」
「荷物持ちから初めて皆大きくなるんだし、新米を連れて行くのも無駄じゃないわよね。」
「いや、そういうのいいから。」
「まぁ最後まで聞け。拡張計画に関してはここにいる全員が素人だ、だからこそ専門家を交えて知見を広げて欲しいと思っている。ちょうど港町が拡張工事に入るはずでな、査察という形で受け入れてもらえるよう向こうには陛下から連絡が行っているはずだ。ちょうど街長のポーラ様とはお前も知り合いだっただろう、しっかり話を聞いてくるのだぞ。」
ちょっと待て、今なんて言った?
港町に査察に行けだと?
いやいやいや、何でそうなる。
出来ればというか可能な限りあの人とは関わりたくないんだが。
エリザの方を見ると諦めたように首を左右に振る。
アニエスさんを見ても同様だ。
羊男は苦笑いを浮かべ、ニアは小さくガッツポーズしている。
そして何よりローランド様のドヤ顔がむかつく。
とてつもなくむかつく。
「出発は二日後、それまでに各自必要最低限の知識は身につけておくように。移動はシロウの船があったな、もちろん全員乗れるだろうから使わせてもらうとしよう。かまわんな?」
「使用料は貰いますよ。」
「もちろんだ。」
こうなったらとことん金を貪ってやる。
前言撤回。
街のみんなに恨まれるとかどうでもいい。
出汁に使われて干からびるどころか、うま味を吸って今以上に膨らんでやる。
せっかくの公共事業、貰いそびれる心配が無いんだからたっぷり請求してやればいいんだ。
国王陛下の勅命をいいことに好き放題言ってくれたがそんな事で折れる俺じゃない。
とりあえずは三ヵ月後。
それまでにどれだけ儲けを出せるかしっかりと勉強させてもらおうじゃないか。
そのためにはポーラさんも遠慮なく使わせて貰うつもりだ。
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