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743.転売屋は芸術に触れる
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「今日はいつもと雰囲気が違うな。」
「そうですね、なんていうか芸術品が多いように感じます。」
「さすがシロウさんいいところに気が付きましたね。」
ミラと共にいつもと違う市場を歩いているとどこからともなく羊男が現れた。
いや、正確には出てくる機を窺っていた。
まったく用事があるならさっさと声をかければいいのに。
「これを仕組んだのはシープさんか。」
「仕組んだなんて人聞きの悪い、この街にも芸術市が来てくれたんですよ。」
「芸術市?」
「聞いたことがあります。まだまだ無名の作家さんたちが隊商を組むような形で街をめぐるんですよね。」
「さすがミラ様よくご存じで。」
「だからこういう趣なのか。」
「無名とは言いますが素晴らしい作品ばかりです、シロウさんもいくつか買われてはいかがですか?」
別に買うのは構わないが、それも気に入ったものがあったらの話だ。
腕に責任者の腕章をつけた羊男が期待した目で俺を見てくるがあえてスルーさせてもらう。
「気が向いたらな。」
「もしかしたら将来大儲け出来るかもしれないんですよ?」
「生憎とそういうのを見極める目は持ってなくてね、青田買いは他の貴族にお願いしてくれ。」
「そんなこと言わないでくださいよぉぉぉ。」
「あ、シロウ様これなんてどうですか?」
情けない声を出す羊男を無視してミラがとある店に俺を引っ張っていく。
そこに並んでいたのはガラスのような透明感のある素材で作られた動物達。
色とりどりの動物が太陽の日を浴びてキラキラと光り輝いていた。
ってよく見るとこれ魔物じゃないか。
「いらっしゃいませ、良かったら見て行ってください。」
「これは何の素材で作られているんですか?」
「グラススラグの破片を一度溶かして成形しています。」
「魔物の素材を使って魔物を作るのか。これは、トレントこっちはウルフか。」
「小さくて可愛いですね。」
若干デフォルメされているものの一目で大体の魔物がわかるのが面白い。
普段の見た目はグロテスクでも素材が違うだけで可愛く見えるんだから不思議だ。
「いくつか買って帰るか。」
「そうですね、お店に飾るのもよさそうです。」
「ありがとうございます!」
「早速買ってるじゃないですか。」
「うるさい、ついてくるな。」
別に買わないとは言ってないだろ、気に入ったものがあればしっかり買うさ。
羊男を追い払いその後も露店を回っていく。
壺や骨董品なんかには興味はないのでその辺はスルーしたが、いい感じの皿なんかをいくつか購入した。
あれだな、これは全員で来た方がいいかもしれない。
美術品とは言うものの実用品が結構あるし、普段手に入らないのならば今買わない手はない。
ってことで一度屋敷に戻り、ハワード達もつれて再び露店を見て回る。
ちなみに予算は一人銀貨20枚。
それ以上のものに関しては要プレゼンって感じだ。
結局買ってるじゃないかっていうツッコミは受け付けない。
別に未来への投資をしているわけじゃない。
実用品を買い付けているだけだ。
ちょっと高いけどな。
昼を過ぎて大方買い終わったところで、ふと端の方にある露天に目が留まった。
ここは何度も通ったはずなのに全く気付かなかった。
並んでいるのは小さなキャンパス。
そこには透明感のある水彩画が描かれていた。
思わず足を止めて魅入ってしまう。
おかしい、こんな作品なら絶対に気づいたはずなのに。
「あ、いらっしゃいませ。」
「さっきもここに店を出していたか?」
「いえ、寝坊しちゃって今出したばかりです。あはは。」
「あぁだからか。」
まだあか抜けない感じの青年。
背は高いが肉付きはあまりよろしくない。
売れない職人や画家は総じて栄養不足なのは致し方ないんだろうけど、それでもやせすぎだ。
見ているこっちが心配になってしまう。
「こんな大事な日に寝坊するなんて駄目ですよね。でも、どうしても大好きな画家が描いたものと同じものが見たくて。」
「ん、同じもの?」
「えっと、フェル=ジャン=メールっていう画家なんですけど・・・。」
フェルさんだったか。
この国ではかなり有名な画家だし名前が出てきても不思議じゃない。
でもここで描いた絵ってあまりないよな。
「どんな絵だ?」
「カニバフラワーという魔物の絵だそうです。現物は見たことないんですけど、ここで描いたとご本人が話していたのでせめて同じものをと思って。でも話に聞いていたよりかは小さかったので違うのかもしれません。」
「あぁ、代替わりしたところだからそう思うのも仕方ない。」
「え、そうなんですか?」
「前はもう少し大きかったからな、見てみるか?」
「といいますと?」
「その絵なら俺の屋敷に飾ってある。」
「お願いします!」
即答だった。
目をキラキラとさせて店から体を乗り出してくるのを慌てて押しとどめる。
まったく店はどうする店は。
「とはいえそっちも店を出したばかりだろ、俺も用事があるし夕方にまたここに戻ってくる。その時でいいか?」
「はい!」
「名前は?」
「マイシャっていいます!」
「俺はシロウだ、この街で買取屋をやっている。」
「え、買取屋ってもしかして・・・。」
「とりあえずそれとこれとあっちの三枚を売ってくれ、いくらだ?」
「ちょ、ちょっとまってください!」
あまりにも情報が多く入りすぎてパニックになる青年を急かしてとりあえずめぼしい品を買わせてもらう。
なんだろう、この絵は売れる気がする。
羊男にはあんなことを言っておきながら俺の勘がそう告げていた。
もっとも鑑定スキルでも相場スキルでもそんな様子は一切ないんだけど。
『マイシャの絵。空が描かれている。最近の平均取引価格は銀貨3枚、最安値銅貨80枚最高値銀貨10枚最終取引日は本日と記録されています。』
過去の取引履歴を見ても格安。
高くても銀貨10枚程度。
ちなみに今回売っていた絵はどれも銀貨3枚だった。
とりあえず銀貨10枚を押し付けてその場を離れ一度店へと向かう。
「わ、綺麗な絵ですね。」
「やっぱりそう思うか?」
「なんでしょう派手さはないんですけど見ていると心が落ち着きます。こっちはお花ですね。で、こっちは海かな?」
「見た目はどれも普通なんだが悪くないよなぁ。」
「私は好きです。」
店番をしていたメルディに見せてみるとなかなかに好評だった。
カウンターの上には朝一番で買い付けた例の魔物の置物が飾ってある。
いいじゃないか。
「ちなみにマイシャっていう画家らしいんだが知ってるか。」
「ごめんなさい、知らないです。」
「だよなぁ。」
「でもこんなに素敵な絵を描くんですから有名になりますね。」
「それは分からんが、まぁそうなるといいな。」
「なりますよ!」
どうやらメルディも何か感じるものがあるようだ。
俺の間だけならともかく他人の意見もあるとなんとなく安心する。
ってことで屋敷のみんなに聞いてみようじゃないか。
「私は好きです。」
「でもこれぐらいの絵はどこにでもありませんか?」
「綺麗だと思います。」
「僕も!」
「フェル様の絵と比べるとあれですが、素朴で素敵だとは思います。」
ハワードを除き概ね好意的な意見が多い。
いや、ハワードも別に嫌いなわけではないか。
確かにどこにでもありそうな絵ではある。
でも惹かれるものがあるのは事実だ。
「後でこの作者が屋敷に来ることになっているんだ、もてなしてやってくれるか?」
「え、そうなんですか?」
「なんでもフェルさんのファンらしくてな。話の流れでカニバフラワーの絵を見せることになった。」
「素晴らしい絵ですからぜひ見てもらうべきだと思います。」
「急で悪いがよろしく頼むな、腹いっぱい食わせてやってくれ。」
みんなの許可を得たのでもう一仕事終えてから彼を迎えに行くとしよう。
空がオレンジ色に染まる頃に迎えに行くと、市場の隅でぽつんと座る青年がいた。
絵はあまり売れなかったようで最初に並んでいたのとあまり数は変わっていない。
不思議だ。
「悪い、遅くなった。」
「いえ!大丈夫です!すぐに片付けるのでちょっと待ってください。」
「急がなくていいぞ。それと、その絵もいっしょに持ってきてくれ。」
「え、これもですか?」
「妻に見せたら思いのほか気に入ってくれたんでな、他のも見せてやりたいんだ。かまわないだろ?」
「はい!」
売れなかったことで落ち込んでいた表情が一気に明るくなる。
慌てた様子で絵を大きなカバンに詰め込み、細い体でフラフラと持つ。
あまりにもかわいそうなので半分持ってやった。
「ありがとうございます。」
「気にするな、どうせ帰り道だ。」
「あの、シロウさんってあのシロウさんですか?」
「どのシロウかは知らないが俺は俺だ。」
「うわ、本当に話に聞いていた通りだ!すごい、本物に会えた。」
「おいおい、俺なんかで感動してたらあの絵を見たときに卒倒するんじゃないか?」
「だ、大丈夫です!」
「どうだかなぁ。」
先が思いやられる。
その後、彼を屋敷に案内して先に例の絵を見せてやったわけだが。
結果は予想通りだった。
「そうですね、なんていうか芸術品が多いように感じます。」
「さすがシロウさんいいところに気が付きましたね。」
ミラと共にいつもと違う市場を歩いているとどこからともなく羊男が現れた。
いや、正確には出てくる機を窺っていた。
まったく用事があるならさっさと声をかければいいのに。
「これを仕組んだのはシープさんか。」
「仕組んだなんて人聞きの悪い、この街にも芸術市が来てくれたんですよ。」
「芸術市?」
「聞いたことがあります。まだまだ無名の作家さんたちが隊商を組むような形で街をめぐるんですよね。」
「さすがミラ様よくご存じで。」
「だからこういう趣なのか。」
「無名とは言いますが素晴らしい作品ばかりです、シロウさんもいくつか買われてはいかがですか?」
別に買うのは構わないが、それも気に入ったものがあったらの話だ。
腕に責任者の腕章をつけた羊男が期待した目で俺を見てくるがあえてスルーさせてもらう。
「気が向いたらな。」
「もしかしたら将来大儲け出来るかもしれないんですよ?」
「生憎とそういうのを見極める目は持ってなくてね、青田買いは他の貴族にお願いしてくれ。」
「そんなこと言わないでくださいよぉぉぉ。」
「あ、シロウ様これなんてどうですか?」
情けない声を出す羊男を無視してミラがとある店に俺を引っ張っていく。
そこに並んでいたのはガラスのような透明感のある素材で作られた動物達。
色とりどりの動物が太陽の日を浴びてキラキラと光り輝いていた。
ってよく見るとこれ魔物じゃないか。
「いらっしゃいませ、良かったら見て行ってください。」
「これは何の素材で作られているんですか?」
「グラススラグの破片を一度溶かして成形しています。」
「魔物の素材を使って魔物を作るのか。これは、トレントこっちはウルフか。」
「小さくて可愛いですね。」
若干デフォルメされているものの一目で大体の魔物がわかるのが面白い。
普段の見た目はグロテスクでも素材が違うだけで可愛く見えるんだから不思議だ。
「いくつか買って帰るか。」
「そうですね、お店に飾るのもよさそうです。」
「ありがとうございます!」
「早速買ってるじゃないですか。」
「うるさい、ついてくるな。」
別に買わないとは言ってないだろ、気に入ったものがあればしっかり買うさ。
羊男を追い払いその後も露店を回っていく。
壺や骨董品なんかには興味はないのでその辺はスルーしたが、いい感じの皿なんかをいくつか購入した。
あれだな、これは全員で来た方がいいかもしれない。
美術品とは言うものの実用品が結構あるし、普段手に入らないのならば今買わない手はない。
ってことで一度屋敷に戻り、ハワード達もつれて再び露店を見て回る。
ちなみに予算は一人銀貨20枚。
それ以上のものに関しては要プレゼンって感じだ。
結局買ってるじゃないかっていうツッコミは受け付けない。
別に未来への投資をしているわけじゃない。
実用品を買い付けているだけだ。
ちょっと高いけどな。
昼を過ぎて大方買い終わったところで、ふと端の方にある露天に目が留まった。
ここは何度も通ったはずなのに全く気付かなかった。
並んでいるのは小さなキャンパス。
そこには透明感のある水彩画が描かれていた。
思わず足を止めて魅入ってしまう。
おかしい、こんな作品なら絶対に気づいたはずなのに。
「あ、いらっしゃいませ。」
「さっきもここに店を出していたか?」
「いえ、寝坊しちゃって今出したばかりです。あはは。」
「あぁだからか。」
まだあか抜けない感じの青年。
背は高いが肉付きはあまりよろしくない。
売れない職人や画家は総じて栄養不足なのは致し方ないんだろうけど、それでもやせすぎだ。
見ているこっちが心配になってしまう。
「こんな大事な日に寝坊するなんて駄目ですよね。でも、どうしても大好きな画家が描いたものと同じものが見たくて。」
「ん、同じもの?」
「えっと、フェル=ジャン=メールっていう画家なんですけど・・・。」
フェルさんだったか。
この国ではかなり有名な画家だし名前が出てきても不思議じゃない。
でもここで描いた絵ってあまりないよな。
「どんな絵だ?」
「カニバフラワーという魔物の絵だそうです。現物は見たことないんですけど、ここで描いたとご本人が話していたのでせめて同じものをと思って。でも話に聞いていたよりかは小さかったので違うのかもしれません。」
「あぁ、代替わりしたところだからそう思うのも仕方ない。」
「え、そうなんですか?」
「前はもう少し大きかったからな、見てみるか?」
「といいますと?」
「その絵なら俺の屋敷に飾ってある。」
「お願いします!」
即答だった。
目をキラキラとさせて店から体を乗り出してくるのを慌てて押しとどめる。
まったく店はどうする店は。
「とはいえそっちも店を出したばかりだろ、俺も用事があるし夕方にまたここに戻ってくる。その時でいいか?」
「はい!」
「名前は?」
「マイシャっていいます!」
「俺はシロウだ、この街で買取屋をやっている。」
「え、買取屋ってもしかして・・・。」
「とりあえずそれとこれとあっちの三枚を売ってくれ、いくらだ?」
「ちょ、ちょっとまってください!」
あまりにも情報が多く入りすぎてパニックになる青年を急かしてとりあえずめぼしい品を買わせてもらう。
なんだろう、この絵は売れる気がする。
羊男にはあんなことを言っておきながら俺の勘がそう告げていた。
もっとも鑑定スキルでも相場スキルでもそんな様子は一切ないんだけど。
『マイシャの絵。空が描かれている。最近の平均取引価格は銀貨3枚、最安値銅貨80枚最高値銀貨10枚最終取引日は本日と記録されています。』
過去の取引履歴を見ても格安。
高くても銀貨10枚程度。
ちなみに今回売っていた絵はどれも銀貨3枚だった。
とりあえず銀貨10枚を押し付けてその場を離れ一度店へと向かう。
「わ、綺麗な絵ですね。」
「やっぱりそう思うか?」
「なんでしょう派手さはないんですけど見ていると心が落ち着きます。こっちはお花ですね。で、こっちは海かな?」
「見た目はどれも普通なんだが悪くないよなぁ。」
「私は好きです。」
店番をしていたメルディに見せてみるとなかなかに好評だった。
カウンターの上には朝一番で買い付けた例の魔物の置物が飾ってある。
いいじゃないか。
「ちなみにマイシャっていう画家らしいんだが知ってるか。」
「ごめんなさい、知らないです。」
「だよなぁ。」
「でもこんなに素敵な絵を描くんですから有名になりますね。」
「それは分からんが、まぁそうなるといいな。」
「なりますよ!」
どうやらメルディも何か感じるものがあるようだ。
俺の間だけならともかく他人の意見もあるとなんとなく安心する。
ってことで屋敷のみんなに聞いてみようじゃないか。
「私は好きです。」
「でもこれぐらいの絵はどこにでもありませんか?」
「綺麗だと思います。」
「僕も!」
「フェル様の絵と比べるとあれですが、素朴で素敵だとは思います。」
ハワードを除き概ね好意的な意見が多い。
いや、ハワードも別に嫌いなわけではないか。
確かにどこにでもありそうな絵ではある。
でも惹かれるものがあるのは事実だ。
「後でこの作者が屋敷に来ることになっているんだ、もてなしてやってくれるか?」
「え、そうなんですか?」
「なんでもフェルさんのファンらしくてな。話の流れでカニバフラワーの絵を見せることになった。」
「素晴らしい絵ですからぜひ見てもらうべきだと思います。」
「急で悪いがよろしく頼むな、腹いっぱい食わせてやってくれ。」
みんなの許可を得たのでもう一仕事終えてから彼を迎えに行くとしよう。
空がオレンジ色に染まる頃に迎えに行くと、市場の隅でぽつんと座る青年がいた。
絵はあまり売れなかったようで最初に並んでいたのとあまり数は変わっていない。
不思議だ。
「悪い、遅くなった。」
「いえ!大丈夫です!すぐに片付けるのでちょっと待ってください。」
「急がなくていいぞ。それと、その絵もいっしょに持ってきてくれ。」
「え、これもですか?」
「妻に見せたら思いのほか気に入ってくれたんでな、他のも見せてやりたいんだ。かまわないだろ?」
「はい!」
売れなかったことで落ち込んでいた表情が一気に明るくなる。
慌てた様子で絵を大きなカバンに詰め込み、細い体でフラフラと持つ。
あまりにもかわいそうなので半分持ってやった。
「ありがとうございます。」
「気にするな、どうせ帰り道だ。」
「あの、シロウさんってあのシロウさんですか?」
「どのシロウかは知らないが俺は俺だ。」
「うわ、本当に話に聞いていた通りだ!すごい、本物に会えた。」
「おいおい、俺なんかで感動してたらあの絵を見たときに卒倒するんじゃないか?」
「だ、大丈夫です!」
「どうだかなぁ。」
先が思いやられる。
その後、彼を屋敷に案内して先に例の絵を見せてやったわけだが。
結果は予想通りだった。
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