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712.転売屋はポイントカードを作る
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「ワイルドボアの毛皮が三枚に角が六本。それとコボレートのナイフが二本で全部で銀貨2枚と銅貨60枚だ、これでいいか?」
「問題ないっす。」
「じゃあ受け取りのサインを頼む。こっちが代金と、それとポイントカードな。」
「ポイントカード?」
「あぁ、今日からはじめたんだ。記念すべき第一号おめでとう。」
買い取り金の横に一枚の紙のカードを添えておく。
カードの表面は升目が大量に作られており、そのうちの一つにはんこが押してあった。
俺からしてみればごくありふれたものだが、どうやらこの世界ではまだなじみがないらしい。
「なんですかこのポイントカードって。」
「買取に持ち込んだ素材に応じて判子を押してやる、全部たまったら町のどの店の商品も1割引で購入できるぞ。」
「え、どの店もっすか?」
「予定ではな。」
「予定ってシロウさんらしいなぁ。でも今日は一個ですよね、何をしたら判子もらえるんです?」
「特定の素材を持ち込んだら判子を押してやる、ワイルドボアとか比較的簡単な奴は三枚で1個、ゴーレム系の重たいけど需要のあるような奴は二つで一個、ドラゴンとか入手が難しい奴は一つにつき一個だな。今度リストを作っておくからもう少し待ってくれ。」
ポイントカード。
元の世界では主に購入金額に応じて押印する事が多かったが、金額をハードルにすると大物が出たときにすぐにいっぱいになってしまう。
それに、大物狙いは危険が伴う。
比較的簡単な素材でも、しっかり数をこなせば判子はたまる。
たまったポイントカードで必要な武具や探索道具を安く購入すれば、安心してまたダンジョンにもぐれるだろう。
持ち込めば持ち込むだけ金は増えるわけだし、その増えた金で安く装備を買う。
俺は素材を安く大量に仕入れられるというわけだ。
当初の予定では俺の店だけで割引をする予定だったんだが、それでは品物が限られるとの指摘をラフィムさんから受けたので急遽街の全部のお店という事にしている。
交渉は今から行うが、使用された店には後日値引き分を俺の所から補填する予定なので向こうからしてみればデメリットはない。
それどころか品物が売れるというメリットが生まれる。
もちろん処理や換金する手間が発生するが、そこは別の方法で何とかするつもりだ。
今頃エリザとミラがそれぞれ冒険者ギルドとギルド協会に説明に行っているはず。
はてさてどうなることやら。
「ちょっとシロウさん!」
「お、先に来たのはニアか。」
それから三客程捌いた所で血相を変えたニアが店に殴りこんできた。
失礼、飛び込んできた。
「エリザから聞いたけどポイントカードって何よ、こんなの作ったらまたシロウさんの店に集中するじゃない!」
「いや、だから冒険者ギルドにも同じように判子を押して貰えばいいんだって。あれ、説明されてないのか?」
「されてない。」
「あの駄犬は、説明も出来ないのか。」
「つまり、うちとシロウさんの所で共通の判子を押すって事?」
「簡単に言えばそうだ。出来れば種類は分けてどっちで多く買取をしているかを確認できれば最高だな。こうすることで冒険者がどっちを多く利用しているかがわかるから、今後の目安にもなるだろう。安物はうち、高価なのはそっち。その逆も然りだ。」
どうやらエリザの説明不足だったようなので、一からしっかりと説明する。
最初こそお怒りだったニアも話を聞くといつもの感じに戻った。
「ご理解いただけたか?」
「理解は出来たけど・・・。」
「でもどっちで買取をしてもポイントカードを使用した分の補填はシロウさん持ち、それって公平じゃありませんね。」
「遅いぞ。」
「検証した上での到着です、この不公平についてご説明いただけますか?」
遅れて登場したのは羊男とミラ。
こっちはしっかり説明できたようで、その上で納得できない部分を聞きにきたようだ。
もちろんコレも想定の範囲内。
むしろ作戦通りといったところか。
こういった話はギルド協会にしっかり噛んで貰った方が色々と面倒が置きにくい。
向こうからしてみても消費喚起は歓迎のはず、しっかりと筋の通った話ならば納得して貰えるはずだ。
「確かに冒険者ギルドも買取をしているのにも関わらず補填をしないのは不公平に見えるだろう。だが、俺からしてみればそっちで買取を行ってもらえるのはプラスなんだよ。」
「どうしてでしょう。」
「まずは単純に手間の話だ。ポイントがもらえるからってうちに買取が集中してみろ、それこそ営業妨害だ。加えてニアからは文句を言われ、シープさんからはお小言を言われる。その点ギルドに頼めば手間は半分に減らせるし、何より公的機関が入ることによって俺が何か悪いことをしているという目を避けることが出来る。」
「何かするつもりなんですか?」
「そんなわけないだろ。ギルドと共同で行うことで安心感を与え、かつ買取の手間を半減させることが出来る。分かっていると思うが、冒険者に金が回ればそれだけ俺の品が売れることにもつながるからな、決してマイナスだけじゃないんだ。まぁ、買取から得られる利益を補填にまわせなくなるというデメリットは確かにあるが、それを上回るメリットがあると俺は確信している。ぶっちゃけ素材の買取減ってるよな、最近。」
「肉や他に依頼するものが多くてそっちに注力できてないのは間違いないわ。」
そう、次に問題になっているのが持ち込まれる素材の量が低下している事だ。
これはギルドだけでなくうちにもいえる事だが、冒険者が他にも金になる仕事に集中してしまって、本来行われている狩りが行われていない。
今は別に問題は起きていないが、これはのちのち駆除不足による大発生や品不足につながってしまうだろう。
それを避けるという意味でも今一度素材の買取に意識を向けさせたい。
というのは建前で、実際は金になるからだ。
「つまり今後起きるかもしれない品不足に対応するために、素材になる魔物を狩らせたいわけですね。」
「ご明察。」
「でもシロウさんがそんな事で終わるはずがありません。狙いは・・・素材の値下がりですか。」
「さすがシープさんそこまで読めるか。」
「確かに素材が減ればいつも以上の値段になってしまう、それじゃあシロウさんの儲けが減っちゃうわね。」
「そういう事だ。最近は王都にも素材を出荷してるから利益が減るのは地味に痛い。今はまだ何とかなっているがこれを放置すれば値上がりは必至、そのマイナスを考えれば補填する金額なんて安いもんだ。」
ここで銀貨1枚で買い取っているアンデットミイラの包帯は王都では銀貨3枚で取引されている。
その差額は銀貨2枚、輸送費を考えても銀貨1枚は確実に儲かる計算だ。
因みにアンデットじゃないミイラもいる。
そもそもミイラとはと言うことはさておき、それともう一つ出荷する最大量は決まっている。
多くても少なくても船に乗せる金額は変わらない。
それなら出来るだけ満載して送る方が輸送量を分散できるのでその分利益が乗っかって来る。
素材は運べば運ぶだけ金を生むというわけだ。
減っているのが分かってそれを放置するのはあり得ない、そのための秘策がポイントカードというわけだな。
「でもどうやって補填する金額を把握するの?」
「裏面に値引きした金額と店の名前を書いてもらえばいい、後はこっちでそれを集計して月末にまとめて支払う。」
「でも嘘ついたら?」
「その辺は善意に期待するしかないな。一応銀貨10枚以上は帳簿を確認するとかのルールはあった方がいいだろうとは考えている、まぁ抑止力みたいなものだ。」
「シロウさんからお金をふんだくろうなんて考える人はこの街にはいませんよ、後が怖いですからね。」
「俺を何だと思ってるんだ?」
「名誉男爵様ですから。」
そこまでは考えていなかったが、そう言う理由で貴族という身分を使うのは悪くはないな。
金をふんだくってるわけじゃないし。
「それもまた抑止力か、なるほどな。」
「うちとしては素材が増えるのは嬉しいし、その結果冒険者が豊かになるなら文句はないわ。」
「確かに全部考えれば公平な取引のようです、わかりました許可しましょう。それと、集金と告知もこちらで行います。」
「ありがたい。」
「私達が間に入る方が各お店も安心でしょう、その代わり・・・。」
「ポイントカードを他の店で作るのを許可しろって事だな。」
「あはは、さすがシロウさんだなぁ。」
それに関しては文句はない。
これで他の店も繁盛するのであれば真似してもらって結構だ。
物が売れれば街が豊かになる。
街が豊かになればそれが住民に還元される。
結果として自分に帰って来るのだからそれを拒む理由はない。
何より俺もまた消費者だ。
物が安く買えるのは純粋に嬉しいよな。
「それじゃあ私はギルドに戻って皆に知らせて来るわね。っと、そうだ、カードはどうするの?」
「とりあえず200枚分は用意している。半分渡すから活用してくれ、細かなルールはまた話し合って決めるとしよう。紛失とか、合算とか色々言いだすだろうし。」
「あー、確かにね。」
「でも200枚で足りますでしょうか。」
「足りないだろうなぁ、だから追加分はそっちに任せる。」
「あ、一番面倒な所を丸投げしましたね。」
「違うっての、他所で作る事で街に金を回せるだろ?」
「と言いながら作りたくないだけですよね、絶対。」
一体何のことだか。
ともかくポイントカードを作ることは確定した。
俺の金もうけのためにも、冒険者にはしっかり素材を集めてもらわないとな。
「問題ないっす。」
「じゃあ受け取りのサインを頼む。こっちが代金と、それとポイントカードな。」
「ポイントカード?」
「あぁ、今日からはじめたんだ。記念すべき第一号おめでとう。」
買い取り金の横に一枚の紙のカードを添えておく。
カードの表面は升目が大量に作られており、そのうちの一つにはんこが押してあった。
俺からしてみればごくありふれたものだが、どうやらこの世界ではまだなじみがないらしい。
「なんですかこのポイントカードって。」
「買取に持ち込んだ素材に応じて判子を押してやる、全部たまったら町のどの店の商品も1割引で購入できるぞ。」
「え、どの店もっすか?」
「予定ではな。」
「予定ってシロウさんらしいなぁ。でも今日は一個ですよね、何をしたら判子もらえるんです?」
「特定の素材を持ち込んだら判子を押してやる、ワイルドボアとか比較的簡単な奴は三枚で1個、ゴーレム系の重たいけど需要のあるような奴は二つで一個、ドラゴンとか入手が難しい奴は一つにつき一個だな。今度リストを作っておくからもう少し待ってくれ。」
ポイントカード。
元の世界では主に購入金額に応じて押印する事が多かったが、金額をハードルにすると大物が出たときにすぐにいっぱいになってしまう。
それに、大物狙いは危険が伴う。
比較的簡単な素材でも、しっかり数をこなせば判子はたまる。
たまったポイントカードで必要な武具や探索道具を安く購入すれば、安心してまたダンジョンにもぐれるだろう。
持ち込めば持ち込むだけ金は増えるわけだし、その増えた金で安く装備を買う。
俺は素材を安く大量に仕入れられるというわけだ。
当初の予定では俺の店だけで割引をする予定だったんだが、それでは品物が限られるとの指摘をラフィムさんから受けたので急遽街の全部のお店という事にしている。
交渉は今から行うが、使用された店には後日値引き分を俺の所から補填する予定なので向こうからしてみればデメリットはない。
それどころか品物が売れるというメリットが生まれる。
もちろん処理や換金する手間が発生するが、そこは別の方法で何とかするつもりだ。
今頃エリザとミラがそれぞれ冒険者ギルドとギルド協会に説明に行っているはず。
はてさてどうなることやら。
「ちょっとシロウさん!」
「お、先に来たのはニアか。」
それから三客程捌いた所で血相を変えたニアが店に殴りこんできた。
失礼、飛び込んできた。
「エリザから聞いたけどポイントカードって何よ、こんなの作ったらまたシロウさんの店に集中するじゃない!」
「いや、だから冒険者ギルドにも同じように判子を押して貰えばいいんだって。あれ、説明されてないのか?」
「されてない。」
「あの駄犬は、説明も出来ないのか。」
「つまり、うちとシロウさんの所で共通の判子を押すって事?」
「簡単に言えばそうだ。出来れば種類は分けてどっちで多く買取をしているかを確認できれば最高だな。こうすることで冒険者がどっちを多く利用しているかがわかるから、今後の目安にもなるだろう。安物はうち、高価なのはそっち。その逆も然りだ。」
どうやらエリザの説明不足だったようなので、一からしっかりと説明する。
最初こそお怒りだったニアも話を聞くといつもの感じに戻った。
「ご理解いただけたか?」
「理解は出来たけど・・・。」
「でもどっちで買取をしてもポイントカードを使用した分の補填はシロウさん持ち、それって公平じゃありませんね。」
「遅いぞ。」
「検証した上での到着です、この不公平についてご説明いただけますか?」
遅れて登場したのは羊男とミラ。
こっちはしっかり説明できたようで、その上で納得できない部分を聞きにきたようだ。
もちろんコレも想定の範囲内。
むしろ作戦通りといったところか。
こういった話はギルド協会にしっかり噛んで貰った方が色々と面倒が置きにくい。
向こうからしてみても消費喚起は歓迎のはず、しっかりと筋の通った話ならば納得して貰えるはずだ。
「確かに冒険者ギルドも買取をしているのにも関わらず補填をしないのは不公平に見えるだろう。だが、俺からしてみればそっちで買取を行ってもらえるのはプラスなんだよ。」
「どうしてでしょう。」
「まずは単純に手間の話だ。ポイントがもらえるからってうちに買取が集中してみろ、それこそ営業妨害だ。加えてニアからは文句を言われ、シープさんからはお小言を言われる。その点ギルドに頼めば手間は半分に減らせるし、何より公的機関が入ることによって俺が何か悪いことをしているという目を避けることが出来る。」
「何かするつもりなんですか?」
「そんなわけないだろ。ギルドと共同で行うことで安心感を与え、かつ買取の手間を半減させることが出来る。分かっていると思うが、冒険者に金が回ればそれだけ俺の品が売れることにもつながるからな、決してマイナスだけじゃないんだ。まぁ、買取から得られる利益を補填にまわせなくなるというデメリットは確かにあるが、それを上回るメリットがあると俺は確信している。ぶっちゃけ素材の買取減ってるよな、最近。」
「肉や他に依頼するものが多くてそっちに注力できてないのは間違いないわ。」
そう、次に問題になっているのが持ち込まれる素材の量が低下している事だ。
これはギルドだけでなくうちにもいえる事だが、冒険者が他にも金になる仕事に集中してしまって、本来行われている狩りが行われていない。
今は別に問題は起きていないが、これはのちのち駆除不足による大発生や品不足につながってしまうだろう。
それを避けるという意味でも今一度素材の買取に意識を向けさせたい。
というのは建前で、実際は金になるからだ。
「つまり今後起きるかもしれない品不足に対応するために、素材になる魔物を狩らせたいわけですね。」
「ご明察。」
「でもシロウさんがそんな事で終わるはずがありません。狙いは・・・素材の値下がりですか。」
「さすがシープさんそこまで読めるか。」
「確かに素材が減ればいつも以上の値段になってしまう、それじゃあシロウさんの儲けが減っちゃうわね。」
「そういう事だ。最近は王都にも素材を出荷してるから利益が減るのは地味に痛い。今はまだ何とかなっているがこれを放置すれば値上がりは必至、そのマイナスを考えれば補填する金額なんて安いもんだ。」
ここで銀貨1枚で買い取っているアンデットミイラの包帯は王都では銀貨3枚で取引されている。
その差額は銀貨2枚、輸送費を考えても銀貨1枚は確実に儲かる計算だ。
因みにアンデットじゃないミイラもいる。
そもそもミイラとはと言うことはさておき、それともう一つ出荷する最大量は決まっている。
多くても少なくても船に乗せる金額は変わらない。
それなら出来るだけ満載して送る方が輸送量を分散できるのでその分利益が乗っかって来る。
素材は運べば運ぶだけ金を生むというわけだ。
減っているのが分かってそれを放置するのはあり得ない、そのための秘策がポイントカードというわけだな。
「でもどうやって補填する金額を把握するの?」
「裏面に値引きした金額と店の名前を書いてもらえばいい、後はこっちでそれを集計して月末にまとめて支払う。」
「でも嘘ついたら?」
「その辺は善意に期待するしかないな。一応銀貨10枚以上は帳簿を確認するとかのルールはあった方がいいだろうとは考えている、まぁ抑止力みたいなものだ。」
「シロウさんからお金をふんだくろうなんて考える人はこの街にはいませんよ、後が怖いですからね。」
「俺を何だと思ってるんだ?」
「名誉男爵様ですから。」
そこまでは考えていなかったが、そう言う理由で貴族という身分を使うのは悪くはないな。
金をふんだくってるわけじゃないし。
「それもまた抑止力か、なるほどな。」
「うちとしては素材が増えるのは嬉しいし、その結果冒険者が豊かになるなら文句はないわ。」
「確かに全部考えれば公平な取引のようです、わかりました許可しましょう。それと、集金と告知もこちらで行います。」
「ありがたい。」
「私達が間に入る方が各お店も安心でしょう、その代わり・・・。」
「ポイントカードを他の店で作るのを許可しろって事だな。」
「あはは、さすがシロウさんだなぁ。」
それに関しては文句はない。
これで他の店も繁盛するのであれば真似してもらって結構だ。
物が売れれば街が豊かになる。
街が豊かになればそれが住民に還元される。
結果として自分に帰って来るのだからそれを拒む理由はない。
何より俺もまた消費者だ。
物が安く買えるのは純粋に嬉しいよな。
「それじゃあ私はギルドに戻って皆に知らせて来るわね。っと、そうだ、カードはどうするの?」
「とりあえず200枚分は用意している。半分渡すから活用してくれ、細かなルールはまた話し合って決めるとしよう。紛失とか、合算とか色々言いだすだろうし。」
「あー、確かにね。」
「でも200枚で足りますでしょうか。」
「足りないだろうなぁ、だから追加分はそっちに任せる。」
「あ、一番面倒な所を丸投げしましたね。」
「違うっての、他所で作る事で街に金を回せるだろ?」
「と言いながら作りたくないだけですよね、絶対。」
一体何のことだか。
ともかくポイントカードを作ることは確定した。
俺の金もうけのためにも、冒険者にはしっかり素材を集めてもらわないとな。
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