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497.転売屋は看病する
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翌日。
何事もなく仕事は終わり予定通り夕方には店に戻ってきた。
エリザもいつもと同じような感じに戻っている。
今回の件は一応俺とアネットの中だけで止めることにした。
ミラに言ってもよかったんだが、エリザがどう動くのかを決めてからでもいいだろう。
無茶をするような感じがあれば声をかける。
でも、そうじゃないのなら何もしない。
それからさらに三日。
いつもと変わらない日々を過ごした俺たちだったが、それは突然終わりを迎えた。
「失礼します!アネットさんはいますか!?」
「どうした、そんなに慌てて。」
「街にペルーストが流行りだしました、すぐに薬をお願いします。」
「ぺ、ペルースト?」
「冬に流行する流行り病です、すぐアネットさんにお伝えします。」
「お願いします。材料は此方で手配しますが冒険者から感染が広がっているようで、もしかすると・・・。」
「とりあえずあるだけもってこい、話はそれからだろ。」
「そうですね、すぐに持ってきます。」
あの羊男が大慌てで店に飛び込んでくるなんてよほどの事なんだろう。
ペルーストか、しらんなぁ。
羊男同様ミラが大急ぎで上へと駆け上がる。
流行り病ってことは俺もかかる可能性があるわけで。
気休めかもしれないがマスク的なものをしておいたほうがいいかもしれない。
確かロングビーンズの繊維がマスクに使えそうな感じだった。
ウイルス的なものだから気休めかもしれないがそれと布で何とかなるだろうか。
「ただいま。」
「お帰り。」
羊男と入れ替わるようにしてエリザが店に戻ってきた。
朝から出ていたがダンジョンにでも行ってきたんだろうか。
「ちょっと聞いてよ、ペルーストだって。」
「さっき羊男が飛び込んできた所だ。流行り病なんだってな、なんでも冒険者の間で流行してるそうじゃないか。」
「え、そうなの?」
「なんだよ知らないのか?」
「確かにギルドに人は少なかったけど・・・やだ、私ももらってる?」
戻ってきたばかりのエリザが自分の口を手で覆う。
いや、そんなんで防げたら世話ないから。
よくみると武具に魔物の血がついている。
やはりダンジョンにもぐっていたようだ。
本人は何ともないみたいな雰囲気を出しているが、気になっているのは間違いない。
後は本人がどのタイミングで言いだすかだ。
「ちなみにどんな病気なんだ?」
「えっとね、熱と咳と関節痛だったかな。ひどくなると死んじゃうこともあるんだけど、特効薬があるからそれさえあれば何とかなるはずよ。」
「それを大急ぎでアネットに作らせるわけか。予防は出来ないのか?」
「発症してから飲まないと効かないのよね。」
「なるほどなぁ。とりあえずギルドに行くときはマスクをしていけ、あと手洗いとうがいの徹底だ。」
「は~い。」
症状から察するにインフルエンザ的な奴だろうか。
とりあえず空気感染が考えられるので予防の徹底をするしかない。
目に見えないだけに気をつけようがないんだよなぁ。
と、そんな感じで始まった流行り病だが予防の徹底もむなしくそれからたった二日で街中に広がってしまった。
街中ということはもちろん俺達も含まれているわけで・・・。
「ほら、氷枕。」
「ありがとうございます。」
「エリザはこれ飲んどけ、熱は無くても脱水気味だぞ。」
「・・・飲みたくない。」
「良いから飲めって、それとも口移しがいいか?」
「うつすからやだ。」
「なら飲め。」
ミラは高熱でダウン、エリザは熱はないものの喉の痛みと関節痛で同じくダウンした。
幸い初日に作った薬が残っていたので飲ませることが出来たが、それでもこの状態だ。
アネット曰くいつものペルーストとは違うらしい。
「よし、のんだな。」
「うぅ喉が痛い。」
「我慢しろ、そういうの得意だろ?」
「この痛みより切り傷のほうがマシよ、だってポーションで治るもの。」
「ま、確かに。」
「ちょっと寝るわ。」
「おぅ、お休み。」
エリザに毛布を掛けてやりミラのおでこに手を当てる。
うむ、まだ熱は高いな。
ミラにもエリザ同様飲み物を飲ませ、夏に作った冷感パットを頭につけてから部屋を出る。
いつもの寝室は二人の病室になっている。
後はアネットか。
一度台所に戻り軽食と水筒をもって三階へと上がった。
薄暗い部屋の奥には、おでこに冷感パットをつけたまま薬草をつぶすアネットの姿が見える。
「どんな感じだ?」
「なんとか今日の分は作れそうです、でもこれ以上患者が増えると追いつかないかもしれません。」
「街のほとんどが感染してるからこれ以上増えることはないと思うが・・・。アネットの薬だよりってのも困りものだな。」
「仕方ありません、一応備蓄はしていましたがまさかこんなに流行るとは思っていませんでしたから。」
特効薬があるとはいえ、それを作るのはアネットだ。
そしてそのアネットも感染している。
薬を飲むのが早かったからか微熱程度で済んでいるので、こうして作業を続けているというわけだ。
俺?
なんでか知らないけど感染してないんだよなぁ。
一応薬は飲まされたけど予防にはならないらしいし、何かしらの理由で感染しなかったんだろう。
もしかすると元の世界で似たようなのに感染していて抗体か何かがあるのかもしれない。
そもそもこの病気がウイルス性か細菌性かすらわからないけど、それしか理由が考えられないんだよな。
あ、俺がこの世界の人間じゃないからってのはあり得るか。
「そうだ、材料は足りてるか?」
「今は何とか。」
「そうか、自分も病人なんだから無理だけはするなよ。とりあえずこれ食って水分も摂れ。出来たのはこれだな?」
「はい、お昼までの分はそれで全部です。」
「ひーふーみーと、よし、ちょいと届けてくる。」
「宜しくお願いします。」
アネットが必死に作り続けてくれているので何とかなっているが、正直この均衡が崩れたらヤバイ。
この街だけならともかく他の街でも同様に流行りだしているそうだ。
感染力が強いため一度でもひろがると手がつけられない。
手洗いうがいなんてのはやってみたけど無意味だった。
店の外に出て通りを歩くもいつものような活気はどこにもない。
誰もが家で寝込んでいるか、もしくは感染しないように身を潜めている。
一応感染していない人の家には毎日食材が届けられているので飢え死にすることはないだろう。
だがそれを担う人手もほとんど無いのが現状だ。
薬を飲んで快方に向かっている人が増えているのが救いだろう。
このままでは街が全滅しかねない。
まさか新年一発目にこんなことになるとはなぁ。
誓っていうが俺が持ち込んだんじゃないぞ?
発生源は冒険者だ。
どこでもらってきたのかは定かじゃないが、ダンジョンの中が一番有力。
だって発症した連中はダンジョンに潜っていて街の外に出ていないって話じゃないか。
ならそこしか考えられないよな。
ダンジョンで産まれた病気と聞けば風評被害が心配だが、ダンジョンなんてこの世界に山ほどある。
それで冒険者が責められることはないだろう。
「ういーっす、生きてるか?」
「あ、シロウさん!」
「お、無事に復帰か?」
「ご心配をおかけしました。」
「一番最初に冒険者と会うし、大変だよなぁ。」
「でも最初にかかったおかげでこうやって早めに治りましたし。」
冒険者ギルドに顔を出すと、昨日まで臥せっていた受付嬢が戻ってきていた。
冒険者以外では最初の罹患者。
でも彼女の言うように感染が早かったため薬の投与も早く、早期で快復したようだ。
こういう人が増えればこの人手不足も解消なんだが・・・。
「ま、病み上がりなんだし無理はするなよ?」
「ありがとうございます。えっと、薬の納品ですよね?」
「あぁ。こっちの赤い方が冒険者用、こっちの青いのが一般用だ。」
「アネットさんも病気なのに、本当にありがとうございます。」
「症状が軽いからって無茶するんだから、こまったもんだ。」
「今倒れられたら大変なことになりますから、無理しないようシロウさんが見てあげてくださいね。」
「もちろんそのつもりだよ。しかしあれだな、もしアネットがいなかったら今頃街は大変なことになっていたんだな。」
特効薬さえあれば怖くない病気だが、この感染力は侮れない。
仮に備蓄がなく、薬師もいないとなったら本当に街が壊滅していてもおかしくなかっただろう。
「ほんとそれですよね。」
「薬代は後でたんまり稼がせてもらうさ。で、今日の残りの材料は?」
「あー、それなんですけど・・・。」
受付嬢が微妙な顔で後ろを振り返る。
視線の先はいつもなら冒険者であふれているエントランス。
だが今はガランとしており、冒険者の姿は一つもない。
「おい、嘘だろ?」
「それが嘘じゃないんですよね。」
いくら薬師がいても材料がなければ薬は作れない。
そして、その材料を取りに行く人がいないとなると・・・。
一難去ってまた一難。
いや、そもそも去ってすらいない。
この状況をどう切り抜けるのか。
がらがらのギルドを見ながら俺達は立ち尽くすことしかできなかった。
何事もなく仕事は終わり予定通り夕方には店に戻ってきた。
エリザもいつもと同じような感じに戻っている。
今回の件は一応俺とアネットの中だけで止めることにした。
ミラに言ってもよかったんだが、エリザがどう動くのかを決めてからでもいいだろう。
無茶をするような感じがあれば声をかける。
でも、そうじゃないのなら何もしない。
それからさらに三日。
いつもと変わらない日々を過ごした俺たちだったが、それは突然終わりを迎えた。
「失礼します!アネットさんはいますか!?」
「どうした、そんなに慌てて。」
「街にペルーストが流行りだしました、すぐに薬をお願いします。」
「ぺ、ペルースト?」
「冬に流行する流行り病です、すぐアネットさんにお伝えします。」
「お願いします。材料は此方で手配しますが冒険者から感染が広がっているようで、もしかすると・・・。」
「とりあえずあるだけもってこい、話はそれからだろ。」
「そうですね、すぐに持ってきます。」
あの羊男が大慌てで店に飛び込んでくるなんてよほどの事なんだろう。
ペルーストか、しらんなぁ。
羊男同様ミラが大急ぎで上へと駆け上がる。
流行り病ってことは俺もかかる可能性があるわけで。
気休めかもしれないがマスク的なものをしておいたほうがいいかもしれない。
確かロングビーンズの繊維がマスクに使えそうな感じだった。
ウイルス的なものだから気休めかもしれないがそれと布で何とかなるだろうか。
「ただいま。」
「お帰り。」
羊男と入れ替わるようにしてエリザが店に戻ってきた。
朝から出ていたがダンジョンにでも行ってきたんだろうか。
「ちょっと聞いてよ、ペルーストだって。」
「さっき羊男が飛び込んできた所だ。流行り病なんだってな、なんでも冒険者の間で流行してるそうじゃないか。」
「え、そうなの?」
「なんだよ知らないのか?」
「確かにギルドに人は少なかったけど・・・やだ、私ももらってる?」
戻ってきたばかりのエリザが自分の口を手で覆う。
いや、そんなんで防げたら世話ないから。
よくみると武具に魔物の血がついている。
やはりダンジョンにもぐっていたようだ。
本人は何ともないみたいな雰囲気を出しているが、気になっているのは間違いない。
後は本人がどのタイミングで言いだすかだ。
「ちなみにどんな病気なんだ?」
「えっとね、熱と咳と関節痛だったかな。ひどくなると死んじゃうこともあるんだけど、特効薬があるからそれさえあれば何とかなるはずよ。」
「それを大急ぎでアネットに作らせるわけか。予防は出来ないのか?」
「発症してから飲まないと効かないのよね。」
「なるほどなぁ。とりあえずギルドに行くときはマスクをしていけ、あと手洗いとうがいの徹底だ。」
「は~い。」
症状から察するにインフルエンザ的な奴だろうか。
とりあえず空気感染が考えられるので予防の徹底をするしかない。
目に見えないだけに気をつけようがないんだよなぁ。
と、そんな感じで始まった流行り病だが予防の徹底もむなしくそれからたった二日で街中に広がってしまった。
街中ということはもちろん俺達も含まれているわけで・・・。
「ほら、氷枕。」
「ありがとうございます。」
「エリザはこれ飲んどけ、熱は無くても脱水気味だぞ。」
「・・・飲みたくない。」
「良いから飲めって、それとも口移しがいいか?」
「うつすからやだ。」
「なら飲め。」
ミラは高熱でダウン、エリザは熱はないものの喉の痛みと関節痛で同じくダウンした。
幸い初日に作った薬が残っていたので飲ませることが出来たが、それでもこの状態だ。
アネット曰くいつものペルーストとは違うらしい。
「よし、のんだな。」
「うぅ喉が痛い。」
「我慢しろ、そういうの得意だろ?」
「この痛みより切り傷のほうがマシよ、だってポーションで治るもの。」
「ま、確かに。」
「ちょっと寝るわ。」
「おぅ、お休み。」
エリザに毛布を掛けてやりミラのおでこに手を当てる。
うむ、まだ熱は高いな。
ミラにもエリザ同様飲み物を飲ませ、夏に作った冷感パットを頭につけてから部屋を出る。
いつもの寝室は二人の病室になっている。
後はアネットか。
一度台所に戻り軽食と水筒をもって三階へと上がった。
薄暗い部屋の奥には、おでこに冷感パットをつけたまま薬草をつぶすアネットの姿が見える。
「どんな感じだ?」
「なんとか今日の分は作れそうです、でもこれ以上患者が増えると追いつかないかもしれません。」
「街のほとんどが感染してるからこれ以上増えることはないと思うが・・・。アネットの薬だよりってのも困りものだな。」
「仕方ありません、一応備蓄はしていましたがまさかこんなに流行るとは思っていませんでしたから。」
特効薬があるとはいえ、それを作るのはアネットだ。
そしてそのアネットも感染している。
薬を飲むのが早かったからか微熱程度で済んでいるので、こうして作業を続けているというわけだ。
俺?
なんでか知らないけど感染してないんだよなぁ。
一応薬は飲まされたけど予防にはならないらしいし、何かしらの理由で感染しなかったんだろう。
もしかすると元の世界で似たようなのに感染していて抗体か何かがあるのかもしれない。
そもそもこの病気がウイルス性か細菌性かすらわからないけど、それしか理由が考えられないんだよな。
あ、俺がこの世界の人間じゃないからってのはあり得るか。
「そうだ、材料は足りてるか?」
「今は何とか。」
「そうか、自分も病人なんだから無理だけはするなよ。とりあえずこれ食って水分も摂れ。出来たのはこれだな?」
「はい、お昼までの分はそれで全部です。」
「ひーふーみーと、よし、ちょいと届けてくる。」
「宜しくお願いします。」
アネットが必死に作り続けてくれているので何とかなっているが、正直この均衡が崩れたらヤバイ。
この街だけならともかく他の街でも同様に流行りだしているそうだ。
感染力が強いため一度でもひろがると手がつけられない。
手洗いうがいなんてのはやってみたけど無意味だった。
店の外に出て通りを歩くもいつものような活気はどこにもない。
誰もが家で寝込んでいるか、もしくは感染しないように身を潜めている。
一応感染していない人の家には毎日食材が届けられているので飢え死にすることはないだろう。
だがそれを担う人手もほとんど無いのが現状だ。
薬を飲んで快方に向かっている人が増えているのが救いだろう。
このままでは街が全滅しかねない。
まさか新年一発目にこんなことになるとはなぁ。
誓っていうが俺が持ち込んだんじゃないぞ?
発生源は冒険者だ。
どこでもらってきたのかは定かじゃないが、ダンジョンの中が一番有力。
だって発症した連中はダンジョンに潜っていて街の外に出ていないって話じゃないか。
ならそこしか考えられないよな。
ダンジョンで産まれた病気と聞けば風評被害が心配だが、ダンジョンなんてこの世界に山ほどある。
それで冒険者が責められることはないだろう。
「ういーっす、生きてるか?」
「あ、シロウさん!」
「お、無事に復帰か?」
「ご心配をおかけしました。」
「一番最初に冒険者と会うし、大変だよなぁ。」
「でも最初にかかったおかげでこうやって早めに治りましたし。」
冒険者ギルドに顔を出すと、昨日まで臥せっていた受付嬢が戻ってきていた。
冒険者以外では最初の罹患者。
でも彼女の言うように感染が早かったため薬の投与も早く、早期で快復したようだ。
こういう人が増えればこの人手不足も解消なんだが・・・。
「ま、病み上がりなんだし無理はするなよ?」
「ありがとうございます。えっと、薬の納品ですよね?」
「あぁ。こっちの赤い方が冒険者用、こっちの青いのが一般用だ。」
「アネットさんも病気なのに、本当にありがとうございます。」
「症状が軽いからって無茶するんだから、こまったもんだ。」
「今倒れられたら大変なことになりますから、無理しないようシロウさんが見てあげてくださいね。」
「もちろんそのつもりだよ。しかしあれだな、もしアネットがいなかったら今頃街は大変なことになっていたんだな。」
特効薬さえあれば怖くない病気だが、この感染力は侮れない。
仮に備蓄がなく、薬師もいないとなったら本当に街が壊滅していてもおかしくなかっただろう。
「ほんとそれですよね。」
「薬代は後でたんまり稼がせてもらうさ。で、今日の残りの材料は?」
「あー、それなんですけど・・・。」
受付嬢が微妙な顔で後ろを振り返る。
視線の先はいつもなら冒険者であふれているエントランス。
だが今はガランとしており、冒険者の姿は一つもない。
「おい、嘘だろ?」
「それが嘘じゃないんですよね。」
いくら薬師がいても材料がなければ薬は作れない。
そして、その材料を取りに行く人がいないとなると・・・。
一難去ってまた一難。
いや、そもそも去ってすらいない。
この状況をどう切り抜けるのか。
がらがらのギルドを見ながら俺達は立ち尽くすことしかできなかった。
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