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475.転売屋は接待を受ける
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ダンジョンが落ち着きを取り戻し、またいつもの日常が戻って来た。
そして気づけば24月。
長かった一年も最後の一か月となってしまった。
師走時というのはどの世界でも同じなのか、皆24月になったとたんに忙しそうに動き始めるのは不思議な物だ。
まぁ、後半は感謝祭が続くから今のうちに働いておこうという事なんだろうけど・・・。
年末に向けて何かと物入りなのは同じくどの世界でも一緒。
なのでうちの商売も例外なく忙しくなる・・・はずなんだが。
「なぁ、この忙しい時に何で店を空けなきゃいけないんだ?」
「仕方ないでしょローランド様直々のお呼び出しなんだから。」
「別に悪いことしてないぞ?」
「そう言う理由で呼ばれるわけじゃないわよ。そんな事して呼ばれるのはまず衛兵でしょうね。」
「違いない。」
そもそもそう言う黒い事には手を出さない信条だ。
まぁ、やっていることは元の世界ではグレーゾーンだがそれでも薬事法や酒税法に引っかかるような品は転売していない。
世の中なんでも転売していいわけではないんだ。
正式に古物商の資格も取っていたしやることはやっていた。
ばれる時はばれるんだ、まともに転売したいならちゃんと資格取ってからやろうな。
って誰に言ってんだか。
ともかくだ、稼ぎ時のこの時期にわざわざ俺を呼びつけてローランドさんはいったい何がしたいんだろうか。
言われるがまま馬車に乗り込み、街の中を移動する。
そんなに大きくないのにわざわざ馬車は必要なんだろうか。
いや、確かに楽だけどさぁ・・・。
数分の乗車時間を経て到着したのはもちろんローランド様のお屋敷。
おや、別の馬車も来ている。
あれは・・・。
「マリーさん?」
「あ、シロウ様。」
「やはりシロウ様も呼ばれていましたか。」
「やはりってどういうことだ?」
「いえ何でもありません。ではマリー様参りましょう。」
「ではシロウ様また後で。」
「あ、あぁ・・・。」
馬車の横に停車すると同時に向こうの馬車からマリーさんとアニエスさんが降りて来た。
やはりって部分が気になるが、向こうも詳しく知らされていないんだろうか。
手前の馬車が移動したので俺達も馬車を降りる。
一足先に降りたアナスタシア様はそのまま屋敷の中へ消えてしまった。
と、今度は別の馬車がやってきたぞ。
おいおい、いったいどれだけ来るんだよ。
慌てて玄関先まで移動して場所を開ける。
その場所に目の前に停車した馬車から降りて来たのは・・・。
「これはこれはシロウ様。」
「レイブさん?」
「シロウ様もローランド様に呼ばれた口ですな?」
「何かそうらしい。なぁ、いったいなんの集まりなんだ?」
「や、シロウ様は初めてですかな。」
「前に呼ばれた事もあるが、前回とは様子が違う感じだ。」
「今回は・・・いえ、それはローランド様からご説明いただくのがよろしいでしょう。さ、参りましょうか。」
レイブさんに背中を押されるようにして屋敷の中へと誘導される。
過去に何度も入っているお屋敷。
そのエントランスは、いつも以上の華やかさで俺達を迎えてくれた。
「これはまたすごいな。」
「そうですね、今年は例年以上の華やかさです。まぁ、シロウ様がおられますから当然でしょう。」
「俺が?」
「では、私はこれで。」
答えを言わずにレイブさんは会場に来ていた別の人に挨拶しに行ってしまった。
よく見ると見た事のある人ばかりが集まっている。
マートンさんもいるし、あれは婦人会の代表ヘレーネさんか。
「おぉ、シロウさんじゃありませんか。」
「モーリスさんも呼ばれたのか。」
「えぇ、こんな名誉な式に呼んでいただけるなんて光栄です。」
「名誉な式なのか?」
「おや、シロウ様は知らない?」
「俺はアナスタシア様に呼ばれただけで・・・。」
「シロウさぁぁぁぁぁん!」
突然後ろから大きな声と共に何かが突っ込んできた。
そいつは俺の腰にしがみつくなり離れようとしない。
「おいルティエ、いきなりなんだ。」
「どどど、どうして私はこんな所にいるんですか?」
「知らねぇよ誰ときたんだ?」
「私と一緒です。」
「モーリスさんとか。なら事情は聞いてるんだろ?」
「そりゃ聞いてますけど、でもでも私は何もしてないんですけど・、っていうかむしろ頑張ったのは皆のほうで・・・。」
一体何を言っているんだろうか。
腰にしがみつくルティエを引っぺがしていると、急にあたりが暗くなった。
こんな昼間にどうやってと思ったら、ただ単に遮光カーテンを閉めただけだった。
すぐに魔灯が
点灯し厳かな雰囲気に仕上がる。
「ローランド様の登場です、皆様お静かに願います。」
よく通る声に会場が一気に静かになる。
それからゆっくり5数えたぐらいで奥の扉が開き、畏まった服装のローランド様が姿を現した。
そのまま中央の宣誓台のような場所まで移動して俺達を見待たす。
「今日は年の瀬の忙しいときによく集まってくれた。ここに集まったのは、この一年で特に我が街に貢献してくれた者達ばかり。今日は日ごろの感謝もこめてこの席を設けさせてもらった。最後まで好きなだけ飲んで食べて騒いでくれ。ただし物は壊してくれるなよ、来年の税金よりも高くつくぞ。」
ドッと会場中から笑い声が湧き上がる。
ざっと30人はいるだろう。
決して少なくない数だが、その全員が貢献度の高い人たちというわけだ。
なるほど、呼ばれた理由がようやくわかった。
貢献度とはつまりどれだけ税金を納めたかだ。
レイブさんや俺は納税者ランキング上位組。
見覚えのある人たちもそれに名を連ねる人たちだろう。
加えて俺関係で売上を増やして結果として税金が上がったのが、モーリスさんとルティエというわけだ。
特にルティエは今までそういったものとは無縁の職人だったわけだから、ここに呼ばれた事に戸惑うのも無理はない。
とはいえこの会の存在自体は知っていたみたいだな。
マリーさんは半分俺関係だが、ぶっちゃけ王家という事もあり呼ばれたんじゃないだろうか。
結論から言えば、ただの飲み会。
いや、来年に向けた接待だろう。
来年もしっかり頑張って納税してくれよ、ってことだな。
それがわかれば随分と気が楽になった。
「ローランド様ありがとうございました。それでは、映えある今年の売上最上位である買取屋シロウ様からも一言頂きたいと思います。シロウ様宜しくお願い致します。」
「はい?」
「シロウさん呼ばれてますよ?」
「いや、それはわかってるんだが、なんでだ?」
「あれだけ稼いでおいて呼ばれないと思っていたんですか?」
しがみついていたルティエが何言ってんの?って顔でこっちを見てくる。
いや、俺が一番稼いでいるかどうかはさておきなんで挨拶に呼ばれるんだ?
これは慰労会。
っていうか接待だろ?
それなのに一番のやつに面倒ごとをやらせるって・・・。
「シロウ、呼ばれているぞ早く来い。」
「・・・はい。」
戸惑う俺を察して・・・、いやあのニヤニヤした顔は絶対に楽しんでいる。
ともかくそんな顔をしたローランド様に呼ばれて、渋々宣誓台の下まで向かった。
「遅いぞ。」
「挨拶があるとは聞いていませんが?」
「あぁ、言ってないからな。なんだ?接待か何かだから呼ばれないとでも思っていたのか?残念だったな。」
「くっ・・・。」
「いいではないか。適当なことを言ってくれればそれで終わる、ただし早く酒が飲みたいから手短に頼むぞ。」
それなら俺を呼ぶなっての。
ここまで言われて挨拶しないわけにもいかないのでローランド様と交代し、壇上に上がる。
流石にこの一念で場数を踏んだのでこういった場でも緊張しなくなってしまったなぁ。
慣れとはすごいものだ。
「あ~、シロウだ。手短にという事なんでとりあえず一年間お疲れさまでした。来年も色々と迷惑や急なお願いをすると思うが、どうかよろしく頼みたい。俺も出来る限りで協力はするつもりだ。金になることなら相談してくれ、以上だ。」
「シロウさんお疲れさまでした!」
ルティエが元気よく手を振ってくる。
それを合図にして会場中から拍手が聞こえてきた。
拍手されるようなあいさつではないと思うのだが悪い気はしないよな。
「では引き続きご歓談をお楽しみください。」
壇上から降りるとルティエを筆頭にいつもの面々が下に集まっていた。
さぁ、せっかくのただ飯ただ酒だ。
呼ばれたからには堪能させてもらおうじゃないか。
こんな事ならエリザ達も呼べばよかったな。
そしたら後悔させてやれたのに。
そんな事を考えながら、一足早い慰労会(接待)を満喫するのだった。
が、それで終わるはずがないよなぁ。
どのぐらい時間が経ったかわからない頃。
良い感じに出来上がったところで、俺は別室に呼び出されていた。
そこにはローランド様をはじめ、羊男、ニア、マリーさん、そしてなぜか女豹の姿もあった。
さっきまで姿は見えなかったんだが・・・。
「で、これはいったい何なんだ?」
毅然とした態度で質問する俺に、他の連中はただにこにこと笑うだけ。
さて、何を言われるのやら。
そして気づけば24月。
長かった一年も最後の一か月となってしまった。
師走時というのはどの世界でも同じなのか、皆24月になったとたんに忙しそうに動き始めるのは不思議な物だ。
まぁ、後半は感謝祭が続くから今のうちに働いておこうという事なんだろうけど・・・。
年末に向けて何かと物入りなのは同じくどの世界でも一緒。
なのでうちの商売も例外なく忙しくなる・・・はずなんだが。
「なぁ、この忙しい時に何で店を空けなきゃいけないんだ?」
「仕方ないでしょローランド様直々のお呼び出しなんだから。」
「別に悪いことしてないぞ?」
「そう言う理由で呼ばれるわけじゃないわよ。そんな事して呼ばれるのはまず衛兵でしょうね。」
「違いない。」
そもそもそう言う黒い事には手を出さない信条だ。
まぁ、やっていることは元の世界ではグレーゾーンだがそれでも薬事法や酒税法に引っかかるような品は転売していない。
世の中なんでも転売していいわけではないんだ。
正式に古物商の資格も取っていたしやることはやっていた。
ばれる時はばれるんだ、まともに転売したいならちゃんと資格取ってからやろうな。
って誰に言ってんだか。
ともかくだ、稼ぎ時のこの時期にわざわざ俺を呼びつけてローランドさんはいったい何がしたいんだろうか。
言われるがまま馬車に乗り込み、街の中を移動する。
そんなに大きくないのにわざわざ馬車は必要なんだろうか。
いや、確かに楽だけどさぁ・・・。
数分の乗車時間を経て到着したのはもちろんローランド様のお屋敷。
おや、別の馬車も来ている。
あれは・・・。
「マリーさん?」
「あ、シロウ様。」
「やはりシロウ様も呼ばれていましたか。」
「やはりってどういうことだ?」
「いえ何でもありません。ではマリー様参りましょう。」
「ではシロウ様また後で。」
「あ、あぁ・・・。」
馬車の横に停車すると同時に向こうの馬車からマリーさんとアニエスさんが降りて来た。
やはりって部分が気になるが、向こうも詳しく知らされていないんだろうか。
手前の馬車が移動したので俺達も馬車を降りる。
一足先に降りたアナスタシア様はそのまま屋敷の中へ消えてしまった。
と、今度は別の馬車がやってきたぞ。
おいおい、いったいどれだけ来るんだよ。
慌てて玄関先まで移動して場所を開ける。
その場所に目の前に停車した馬車から降りて来たのは・・・。
「これはこれはシロウ様。」
「レイブさん?」
「シロウ様もローランド様に呼ばれた口ですな?」
「何かそうらしい。なぁ、いったいなんの集まりなんだ?」
「や、シロウ様は初めてですかな。」
「前に呼ばれた事もあるが、前回とは様子が違う感じだ。」
「今回は・・・いえ、それはローランド様からご説明いただくのがよろしいでしょう。さ、参りましょうか。」
レイブさんに背中を押されるようにして屋敷の中へと誘導される。
過去に何度も入っているお屋敷。
そのエントランスは、いつも以上の華やかさで俺達を迎えてくれた。
「これはまたすごいな。」
「そうですね、今年は例年以上の華やかさです。まぁ、シロウ様がおられますから当然でしょう。」
「俺が?」
「では、私はこれで。」
答えを言わずにレイブさんは会場に来ていた別の人に挨拶しに行ってしまった。
よく見ると見た事のある人ばかりが集まっている。
マートンさんもいるし、あれは婦人会の代表ヘレーネさんか。
「おぉ、シロウさんじゃありませんか。」
「モーリスさんも呼ばれたのか。」
「えぇ、こんな名誉な式に呼んでいただけるなんて光栄です。」
「名誉な式なのか?」
「おや、シロウ様は知らない?」
「俺はアナスタシア様に呼ばれただけで・・・。」
「シロウさぁぁぁぁぁん!」
突然後ろから大きな声と共に何かが突っ込んできた。
そいつは俺の腰にしがみつくなり離れようとしない。
「おいルティエ、いきなりなんだ。」
「どどど、どうして私はこんな所にいるんですか?」
「知らねぇよ誰ときたんだ?」
「私と一緒です。」
「モーリスさんとか。なら事情は聞いてるんだろ?」
「そりゃ聞いてますけど、でもでも私は何もしてないんですけど・、っていうかむしろ頑張ったのは皆のほうで・・・。」
一体何を言っているんだろうか。
腰にしがみつくルティエを引っぺがしていると、急にあたりが暗くなった。
こんな昼間にどうやってと思ったら、ただ単に遮光カーテンを閉めただけだった。
すぐに魔灯が
点灯し厳かな雰囲気に仕上がる。
「ローランド様の登場です、皆様お静かに願います。」
よく通る声に会場が一気に静かになる。
それからゆっくり5数えたぐらいで奥の扉が開き、畏まった服装のローランド様が姿を現した。
そのまま中央の宣誓台のような場所まで移動して俺達を見待たす。
「今日は年の瀬の忙しいときによく集まってくれた。ここに集まったのは、この一年で特に我が街に貢献してくれた者達ばかり。今日は日ごろの感謝もこめてこの席を設けさせてもらった。最後まで好きなだけ飲んで食べて騒いでくれ。ただし物は壊してくれるなよ、来年の税金よりも高くつくぞ。」
ドッと会場中から笑い声が湧き上がる。
ざっと30人はいるだろう。
決して少なくない数だが、その全員が貢献度の高い人たちというわけだ。
なるほど、呼ばれた理由がようやくわかった。
貢献度とはつまりどれだけ税金を納めたかだ。
レイブさんや俺は納税者ランキング上位組。
見覚えのある人たちもそれに名を連ねる人たちだろう。
加えて俺関係で売上を増やして結果として税金が上がったのが、モーリスさんとルティエというわけだ。
特にルティエは今までそういったものとは無縁の職人だったわけだから、ここに呼ばれた事に戸惑うのも無理はない。
とはいえこの会の存在自体は知っていたみたいだな。
マリーさんは半分俺関係だが、ぶっちゃけ王家という事もあり呼ばれたんじゃないだろうか。
結論から言えば、ただの飲み会。
いや、来年に向けた接待だろう。
来年もしっかり頑張って納税してくれよ、ってことだな。
それがわかれば随分と気が楽になった。
「ローランド様ありがとうございました。それでは、映えある今年の売上最上位である買取屋シロウ様からも一言頂きたいと思います。シロウ様宜しくお願い致します。」
「はい?」
「シロウさん呼ばれてますよ?」
「いや、それはわかってるんだが、なんでだ?」
「あれだけ稼いでおいて呼ばれないと思っていたんですか?」
しがみついていたルティエが何言ってんの?って顔でこっちを見てくる。
いや、俺が一番稼いでいるかどうかはさておきなんで挨拶に呼ばれるんだ?
これは慰労会。
っていうか接待だろ?
それなのに一番のやつに面倒ごとをやらせるって・・・。
「シロウ、呼ばれているぞ早く来い。」
「・・・はい。」
戸惑う俺を察して・・・、いやあのニヤニヤした顔は絶対に楽しんでいる。
ともかくそんな顔をしたローランド様に呼ばれて、渋々宣誓台の下まで向かった。
「遅いぞ。」
「挨拶があるとは聞いていませんが?」
「あぁ、言ってないからな。なんだ?接待か何かだから呼ばれないとでも思っていたのか?残念だったな。」
「くっ・・・。」
「いいではないか。適当なことを言ってくれればそれで終わる、ただし早く酒が飲みたいから手短に頼むぞ。」
それなら俺を呼ぶなっての。
ここまで言われて挨拶しないわけにもいかないのでローランド様と交代し、壇上に上がる。
流石にこの一念で場数を踏んだのでこういった場でも緊張しなくなってしまったなぁ。
慣れとはすごいものだ。
「あ~、シロウだ。手短にという事なんでとりあえず一年間お疲れさまでした。来年も色々と迷惑や急なお願いをすると思うが、どうかよろしく頼みたい。俺も出来る限りで協力はするつもりだ。金になることなら相談してくれ、以上だ。」
「シロウさんお疲れさまでした!」
ルティエが元気よく手を振ってくる。
それを合図にして会場中から拍手が聞こえてきた。
拍手されるようなあいさつではないと思うのだが悪い気はしないよな。
「では引き続きご歓談をお楽しみください。」
壇上から降りるとルティエを筆頭にいつもの面々が下に集まっていた。
さぁ、せっかくのただ飯ただ酒だ。
呼ばれたからには堪能させてもらおうじゃないか。
こんな事ならエリザ達も呼べばよかったな。
そしたら後悔させてやれたのに。
そんな事を考えながら、一足早い慰労会(接待)を満喫するのだった。
が、それで終わるはずがないよなぁ。
どのぐらい時間が経ったかわからない頃。
良い感じに出来上がったところで、俺は別室に呼び出されていた。
そこにはローランド様をはじめ、羊男、ニア、マリーさん、そしてなぜか女豹の姿もあった。
さっきまで姿は見えなかったんだが・・・。
「で、これはいったい何なんだ?」
毅然とした態度で質問する俺に、他の連中はただにこにこと笑うだけ。
さて、何を言われるのやら。
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