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358.転売屋はとんでもないお願いをされる
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「ただいま。」
「おかえりなさいませ、マリー様がお待ちです。」
「マリーさんが?」
「なんでも、お話したいことがあるとか。二階でお待ちいただいております・・・。ケホッ、失礼しました。」
「風邪か?」
「わかりません、後で薬を飲んでおきます。」
「昨日は珍しく冷えたからな、仕方ない。」
その後もケホケホと咳をするミラ。
体調を崩すなんて珍しいな。
っと、マリーさんが来てるんだった。
露店で買い付けてきた品をミラに任せて二階へと上がる。
「おかえりなさいご主人様。ではマリー様、失礼します。」
「呼び止めてすみませんでした。」
「お役に立てれば幸いです、では。」
二階に上がるとアネットが素早く俺に反応して話を切り上げた。
そのまま自室へと上がっていってしまう。
別にそんなに気にしなくてもいいんだけどなぁ。
「悪いな、話の途中だったのに。薬か?」
「はい。女性になったら色々と不便なことも多くて、本当に大変ですね。」
「あぁ、なるほど。」
「幸い軽いほうだそうなので、鉄分のある食事を心がけます。」
完全に女になったことで今までなかった生理が来たんだろう。
男にはわからないがかなり大変だと想像はつく。
アネットが来てからその辺が楽になったとエリザが喜んでたっけ。
「で、話があるんだって?」
「王都から監査官が来るのはご存じですよね?」
「あぁ、ブランドンさんから話は聞いてる。」
「誰が来るのかも聞いていますか?」
「マリーさん、いやロバート王子の元侍女長で今はオリンピア様についているってところまでだな。なんでも志願してその役職に就いたらしいじゃないか。察するに正体はバレてるんだろ?」
「アニエスは色々と察するのが得意なので。」
「なるほどねぇ。で、その人がどうかしたのか?」
侍女長って事はかなり優秀な人材なんだろう。
表向きは町の監査官だが、実際にはマリーさんのお世話係。
俺には関係ないと思うんだが?
「率直に申し上げます、アニエスの為にも私たちが恋人同士だということにしていただけませんか?」
斜め上すぎる発言に一瞬頭が真っ白になる。
俺とマリーさんが恋人同士?
冗談だろ?
「はい?」
「驚かれるのも無理ありません。以前シロウさんがペーパーナイフを贈ってくれたことがありましたよね、覚えていますか?」
「忘れるわけないだろ。」
「あれをもらった時どれだけ嬉しかったか・・・。」
「本題を頼む。」
「っと、そうですね。その様子をアニエスにはバッチリ見られていまして、『こんな素敵なものを送ってくるのだから恋人になるべきです!』と強く言われてしまいました。もちろん当時の私は男ですし、シロウさんもその気ではないと理解しています。でも彼女は違うんです。男も女も関係ない、恋人同士であるべきだと思っていることでしょう。」
「いやいや、暴論すぎるだろう。」
ペーパーナイフを送っただけで恋人同士になるとか、どれだけ思い込み激しいんだよ。
男も女も関係ないって、俺には関係あるんですけど!?
同性愛を否定する気はさらさらないが、生憎俺は異性愛者でね。
そういう意味では今のマリーさんとはベストなわけだけども。
うーむ、女になったんだから余計にそうあるべきだ。
そんなことを考えているんだろうか。
「なんていうか、融通が利かないんです。思い込んだらこう!という性格でして。」
「そんなのでよく侍女長になれたな。」
「優秀なんです、そこ以外は。」
「そこ以外は・・・か。」
「私が女になったとオリンピアは伝えていないはずです。でも彼女の事ですからそれを察して、今回立候補したんだと思うんです。」
「それがなぜ本人の為になるんだ?」
「恋人じゃないともし知られたら・・・。」
「知られたら?」
「どんな手段を使ってでもくっつけようとするでしょう。それはもう、権力をすべて使ってもおかしくありません。」
いや、おかしくありませんってどう考えてもおかしいだろう。
俺たちをくっつけるためには手段を択ばない?
迷惑にもほどがある。
いくら優秀でもそれはさすがに・・・。
「具体的にどうすればいいんだ?ずっと恋人同士の真似をするのか?」
「お店に来た時だけで結構ですので、それとない感じでお願いできますでしょうか。」
「それじゃ困るんだが・・・。」
「えぇっと、なんていいますか・・・。正直に言うと私も女性になったばかりでその辺の感覚がわからないんですよね。」
「ぶっちゃけすぎだろ。」
「仕方ないじゃないですか、男としての時間のほうが長いんですから!」
珍しくマリーさんが感情をあらわにする。
本人の気持ちを知っているとはいえ、フリで恋人になるのはどうかと思うんだが。
自分がいいなら別に構わないが、せめて具体例が欲しいよなぁ。
「落ち着け。」
「す、すみません・・・。」
「恋人同士なぁ、久しくそういう相手はいないからよくわからん。」
「エリザさんは違うんですか?」
「あいつはなんていうか、そういうんじゃないんだよな。」
「ではミラさんは?」
「ミラも違うな、もちろんアネットもだ。奴隷だからじゃない、そういった言葉で片付けられないような感じだ。」
「うらやましいです。」
うらやましいねぇ。
特に特別な感じは出してないと思うんだが・・・。
「とりあえずその人がいるときは呼び捨てにする、こんな感じでどうだ?」
「呼び捨て・・・。ちょっと呼んでもらえませんか?」
「マリー?」
「・・・すごくいいです。」
「おいおい。」
「お願いします、もう一度!」
「やだよ。」
「そういわずに!」
珍しくマリーさんが食い下がってくる。
何をそんな必死になるんだ?
「そのアニエスって人が来たら呼んでやるから、それでいいだろ。」
「絶対ですよ、呼び捨てで呼ばないとバレますからね!」
「ったくめんどくさいなぁ。」
ほんと、面倒なことになったものだ。
ひとまずマリーさんが落ち着いたところで一息つく。
その時だった。
「ちょっと、ミラ大丈夫!?」
下からエリザの慌てた声が聞こえてきた。
「なんでしょうか。」
「わからん、ちょっと見てくる。」
階段を下りると、お茶を淹れようとしていたんだろうか、台所の前でミラがうずくまっていた。
エリザが横に座り背中をさすっている。
「大丈夫か!?」
「ケホッ、大丈夫です。」
「大丈夫じゃないわよ、真っ青じゃない。」
「エリザ、二階につれて上がってアネットから薬をもらってくれ。」
「わかったわ。」
「ですが・・・。」
「店番は俺がする、話は終わった。」
「申し訳ありません。」
「疲れが出たんだろう、少しは休め。」
「ほら、ミラいくわよ。」
エリザに支えられるようにして二人が階段を上っていく。
ただの風邪だといいんだが、気になるな。
「お風邪でしょうか。」
「わからん、母親がでかい病気をやっているだけに心配だな。」
「ちなみになんの御病気を?」
「ハドゥスだ。」
「ご無事なんですか?」
「幸い薬を早く飲んだおかげで今ではピンピンしてるよ。ミラはその金を用立てる為に奴隷になったんだ。」
「そうだったんですね。」
「ま、それ以外の思惑もあったみたいだがその辺は教えてくれないんだよなぁ。」
レイブさんに交渉したり色々としたようだ。
まったく、俺が買わなかったらどうするつもりだったんだよ。
「でも、うらやましいです。」
「何がだ?」
「そうやって自分の事を知ってもらえるなんて。」
「マリーさんも大概だろ?正体を知ってるのはごく少数、しかも現場に立ち会ったのは俺だぞ?」
「ふふ、そうでした。」
「それぞれに事情があるんだし、優劣なんてつけるもんじゃない。それにだ、いつかは本当のことを言わないとその人をだまし続けることになるんだからな、わかってるのか?」
「もちろんわかってます。アニエスの為にもしかるべきタイミングで白状するつもりです。」
「そうしろ。」
「でも、それでご迷惑をかけても許してくださいね?」
許してって言われてもなぁ。
面倒なことに変わりはない。
願わくば、その侍女長とやらが暴走しないことを祈るよ。
もちろん、マリーさんの気持ちをないがしろにしているつもりはない。
が、本当に恋人っていう特定の存在を作る気がないんだ。
ハーシェさんだってそれを理解してくれている。
いずれはそういう関係になるのかもしれないが、でもなぁなんかちがうんだよなぁ。
この辺は我ながら優柔不断だと思う。
別に漫画に出てくるようなハーレムを望んでいるわけでもない。
偶然こういう関係になってしまっただけだ。
女たちが仲良くしてくれているのがせめてもの救いか・・・。
一夫多妻とか元の世界じゃ考えられない話だよまったく。
「ではそろそろ戻ります。王家からの連絡では就任は20月に入ってからだそうですので、よろしくお願いしますね。」
「もうすぐじゃねぇか。」
「ふふ、楽しみです。」
何が楽しみなんだよ、まったく。
マリーさんは嬉しそうな顔をして店を出て行った。
その背中を見送り盛大なため息をつくのだった。
「おかえりなさいませ、マリー様がお待ちです。」
「マリーさんが?」
「なんでも、お話したいことがあるとか。二階でお待ちいただいております・・・。ケホッ、失礼しました。」
「風邪か?」
「わかりません、後で薬を飲んでおきます。」
「昨日は珍しく冷えたからな、仕方ない。」
その後もケホケホと咳をするミラ。
体調を崩すなんて珍しいな。
っと、マリーさんが来てるんだった。
露店で買い付けてきた品をミラに任せて二階へと上がる。
「おかえりなさいご主人様。ではマリー様、失礼します。」
「呼び止めてすみませんでした。」
「お役に立てれば幸いです、では。」
二階に上がるとアネットが素早く俺に反応して話を切り上げた。
そのまま自室へと上がっていってしまう。
別にそんなに気にしなくてもいいんだけどなぁ。
「悪いな、話の途中だったのに。薬か?」
「はい。女性になったら色々と不便なことも多くて、本当に大変ですね。」
「あぁ、なるほど。」
「幸い軽いほうだそうなので、鉄分のある食事を心がけます。」
完全に女になったことで今までなかった生理が来たんだろう。
男にはわからないがかなり大変だと想像はつく。
アネットが来てからその辺が楽になったとエリザが喜んでたっけ。
「で、話があるんだって?」
「王都から監査官が来るのはご存じですよね?」
「あぁ、ブランドンさんから話は聞いてる。」
「誰が来るのかも聞いていますか?」
「マリーさん、いやロバート王子の元侍女長で今はオリンピア様についているってところまでだな。なんでも志願してその役職に就いたらしいじゃないか。察するに正体はバレてるんだろ?」
「アニエスは色々と察するのが得意なので。」
「なるほどねぇ。で、その人がどうかしたのか?」
侍女長って事はかなり優秀な人材なんだろう。
表向きは町の監査官だが、実際にはマリーさんのお世話係。
俺には関係ないと思うんだが?
「率直に申し上げます、アニエスの為にも私たちが恋人同士だということにしていただけませんか?」
斜め上すぎる発言に一瞬頭が真っ白になる。
俺とマリーさんが恋人同士?
冗談だろ?
「はい?」
「驚かれるのも無理ありません。以前シロウさんがペーパーナイフを贈ってくれたことがありましたよね、覚えていますか?」
「忘れるわけないだろ。」
「あれをもらった時どれだけ嬉しかったか・・・。」
「本題を頼む。」
「っと、そうですね。その様子をアニエスにはバッチリ見られていまして、『こんな素敵なものを送ってくるのだから恋人になるべきです!』と強く言われてしまいました。もちろん当時の私は男ですし、シロウさんもその気ではないと理解しています。でも彼女は違うんです。男も女も関係ない、恋人同士であるべきだと思っていることでしょう。」
「いやいや、暴論すぎるだろう。」
ペーパーナイフを送っただけで恋人同士になるとか、どれだけ思い込み激しいんだよ。
男も女も関係ないって、俺には関係あるんですけど!?
同性愛を否定する気はさらさらないが、生憎俺は異性愛者でね。
そういう意味では今のマリーさんとはベストなわけだけども。
うーむ、女になったんだから余計にそうあるべきだ。
そんなことを考えているんだろうか。
「なんていうか、融通が利かないんです。思い込んだらこう!という性格でして。」
「そんなのでよく侍女長になれたな。」
「優秀なんです、そこ以外は。」
「そこ以外は・・・か。」
「私が女になったとオリンピアは伝えていないはずです。でも彼女の事ですからそれを察して、今回立候補したんだと思うんです。」
「それがなぜ本人の為になるんだ?」
「恋人じゃないともし知られたら・・・。」
「知られたら?」
「どんな手段を使ってでもくっつけようとするでしょう。それはもう、権力をすべて使ってもおかしくありません。」
いや、おかしくありませんってどう考えてもおかしいだろう。
俺たちをくっつけるためには手段を択ばない?
迷惑にもほどがある。
いくら優秀でもそれはさすがに・・・。
「具体的にどうすればいいんだ?ずっと恋人同士の真似をするのか?」
「お店に来た時だけで結構ですので、それとない感じでお願いできますでしょうか。」
「それじゃ困るんだが・・・。」
「えぇっと、なんていいますか・・・。正直に言うと私も女性になったばかりでその辺の感覚がわからないんですよね。」
「ぶっちゃけすぎだろ。」
「仕方ないじゃないですか、男としての時間のほうが長いんですから!」
珍しくマリーさんが感情をあらわにする。
本人の気持ちを知っているとはいえ、フリで恋人になるのはどうかと思うんだが。
自分がいいなら別に構わないが、せめて具体例が欲しいよなぁ。
「落ち着け。」
「す、すみません・・・。」
「恋人同士なぁ、久しくそういう相手はいないからよくわからん。」
「エリザさんは違うんですか?」
「あいつはなんていうか、そういうんじゃないんだよな。」
「ではミラさんは?」
「ミラも違うな、もちろんアネットもだ。奴隷だからじゃない、そういった言葉で片付けられないような感じだ。」
「うらやましいです。」
うらやましいねぇ。
特に特別な感じは出してないと思うんだが・・・。
「とりあえずその人がいるときは呼び捨てにする、こんな感じでどうだ?」
「呼び捨て・・・。ちょっと呼んでもらえませんか?」
「マリー?」
「・・・すごくいいです。」
「おいおい。」
「お願いします、もう一度!」
「やだよ。」
「そういわずに!」
珍しくマリーさんが食い下がってくる。
何をそんな必死になるんだ?
「そのアニエスって人が来たら呼んでやるから、それでいいだろ。」
「絶対ですよ、呼び捨てで呼ばないとバレますからね!」
「ったくめんどくさいなぁ。」
ほんと、面倒なことになったものだ。
ひとまずマリーさんが落ち着いたところで一息つく。
その時だった。
「ちょっと、ミラ大丈夫!?」
下からエリザの慌てた声が聞こえてきた。
「なんでしょうか。」
「わからん、ちょっと見てくる。」
階段を下りると、お茶を淹れようとしていたんだろうか、台所の前でミラがうずくまっていた。
エリザが横に座り背中をさすっている。
「大丈夫か!?」
「ケホッ、大丈夫です。」
「大丈夫じゃないわよ、真っ青じゃない。」
「エリザ、二階につれて上がってアネットから薬をもらってくれ。」
「わかったわ。」
「ですが・・・。」
「店番は俺がする、話は終わった。」
「申し訳ありません。」
「疲れが出たんだろう、少しは休め。」
「ほら、ミラいくわよ。」
エリザに支えられるようにして二人が階段を上っていく。
ただの風邪だといいんだが、気になるな。
「お風邪でしょうか。」
「わからん、母親がでかい病気をやっているだけに心配だな。」
「ちなみになんの御病気を?」
「ハドゥスだ。」
「ご無事なんですか?」
「幸い薬を早く飲んだおかげで今ではピンピンしてるよ。ミラはその金を用立てる為に奴隷になったんだ。」
「そうだったんですね。」
「ま、それ以外の思惑もあったみたいだがその辺は教えてくれないんだよなぁ。」
レイブさんに交渉したり色々としたようだ。
まったく、俺が買わなかったらどうするつもりだったんだよ。
「でも、うらやましいです。」
「何がだ?」
「そうやって自分の事を知ってもらえるなんて。」
「マリーさんも大概だろ?正体を知ってるのはごく少数、しかも現場に立ち会ったのは俺だぞ?」
「ふふ、そうでした。」
「それぞれに事情があるんだし、優劣なんてつけるもんじゃない。それにだ、いつかは本当のことを言わないとその人をだまし続けることになるんだからな、わかってるのか?」
「もちろんわかってます。アニエスの為にもしかるべきタイミングで白状するつもりです。」
「そうしろ。」
「でも、それでご迷惑をかけても許してくださいね?」
許してって言われてもなぁ。
面倒なことに変わりはない。
願わくば、その侍女長とやらが暴走しないことを祈るよ。
もちろん、マリーさんの気持ちをないがしろにしているつもりはない。
が、本当に恋人っていう特定の存在を作る気がないんだ。
ハーシェさんだってそれを理解してくれている。
いずれはそういう関係になるのかもしれないが、でもなぁなんかちがうんだよなぁ。
この辺は我ながら優柔不断だと思う。
別に漫画に出てくるようなハーレムを望んでいるわけでもない。
偶然こういう関係になってしまっただけだ。
女たちが仲良くしてくれているのがせめてもの救いか・・・。
一夫多妻とか元の世界じゃ考えられない話だよまったく。
「ではそろそろ戻ります。王家からの連絡では就任は20月に入ってからだそうですので、よろしくお願いしますね。」
「もうすぐじゃねぇか。」
「ふふ、楽しみです。」
何が楽しみなんだよ、まったく。
マリーさんは嬉しそうな顔をして店を出て行った。
その背中を見送り盛大なため息をつくのだった。
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