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328.転売屋は原石の加工を依頼する
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「こんなにですか!?」
「あぁ。」
「えっと、何をどうやったらこんなに原石が見つかるんですか?」
「そりゃあ手作業でだよ。」
「盗んだ?」
「いや、盗まないし。」
「まぁシロウさんだから何をしてもおかしくないけど・・・。」
「最近俺に対する認識がおかしくないか?」
「そんなことありません、職人通りのみんなが思っています。」
なんだ俺か、みたいな空気が最近すごいんだよな。
確かにいろいろやってきてはいるけれど、まだまだやってないこともたくさんあるんだぞ。
「どれが使えるかわからなかったからとりあえず持ってきただけだから、使える奴だけ加工してくれればいい。」
「それでも結構な量ですよ?」
「そこでルティエに頼みがある。」
「え、なんですか改まって。」
「これを使って新作を作れないか?」
「いつものじゃなくて?」
「あぁ、このガーネットを使った新しい作品だ。涙貝みたいな奴を作ってほしいんだ。」
川から戻った後、すぐにあの辺について調べまくった。
それはもうアレン少年がひきつった顔をするぐらいに、調べたさ。
で、その結果上流には鉱山はないらしい。
さらに言えば魔物が多く手を出せないような場所らしく人の手すら入っていない。
エリザにどうにかできるか聞いてみたが、速攻で無理だと否定された。
『山一つの魔物を管理するとか馬鹿じゃないの!?』
だそうだ。
そもそもが国の土地なので勝手に採掘することはできない。
なので、このことは俺たちの秘密にして必要な時に現地に行って取ることにしたわけだ。
あの場所からはあらかた取りつくしたが、また大雨が降ったりすれば新しいのが流れてくるだろう。
川は常に流れている。
当然上流からも原石は流れてくるわけだ。
今までなんで見つからなかったのかが不思議だが、サングラスがなければキラキラしすぎて判別できなかったんだろうと勝手に結論付けた。
ともかくだ。
これを利用して新商品を作り、それを売り出そうと思うのだが・・・。
「出来るか?」
「ん~みんなの力を借りれば多分。」
「デザインは任せる。だがそうだな、あえて注文を付けるなら強い女性を表すような奴がいいな。あぁ、物理的な強さだけじゃない、内面的な強さもあるだろ?」
「なるほ・・・ど?」
「で、それができたら王都で売る。」
「えぇぇぇぇぇ!」
「声がでかいぞ。」
「お、王都で売るんですか!?」
「今や涙貝は王都まで流れてるぞ、今更だろ。」
「でもでも新作を王都でなんて、そんな。」
王都と聞いた途端にビビってしまった。
気持ちはわかる。
普段はこの街で冒険者相手の商売をしているんだ。
そりゃあ時々はアナスタシア様のような貴族を相手にすることもあるだろうが、それでも相手が違い過ぎる。
王都っていうだけですごい場所に聞こえてしまうしなぁ。
だが、俺はそうじゃないと確信している。
ルティエの技術は本物だ。
それをここで眠らせておくのは惜しい。
もちろん向こうで働けというつもりはない、むしろここでずっと働いていてほしい。
なんだかんだ言って俺の稼ぎに貢献してくれているからなぁ。
手放すのは惜しいのさ。
「王都での販売には伝手がある。前みたいにまずは貴族相手からでもいいが、この量があれば最初から一般向けに販売してもいいだろう。その代わりかなりの数を作る必要がある。好きなことができなくなる可能性も十分ある。まぁその時は前みたいに数を絞れば調整できるが、職人として羽ばたく絶好の機会だ。やる気があるなら声をかけてくれ。もちろんいやなら拒否してくれて構わない。また別の人を探すだけだ。」
「・・・その言い方ずるいです。」
「そうか?」
「シロウさんにお願いされたら断れないの知ってるじゃないですか。」
「別に断ってくれて構わないんだぞ?それで今までの取引がなくなったわけじゃない、縁がなかっただけだ。」
「でも、これがもし成功したらすごいことになりますよね。」
「あぁ、大騒ぎになるだろうな。特にディアスとフェイはこの街に一人しかいない魔加工と研磨の職人だ。寝れなくなるかもなぁ。」
原石をそのまま使うことはできない。
研磨して加工して、やっと宝石になる。
さらにそこに魔力を加えれば、加護を得ることができる。
ガーネットによる火の加護。
火は繁栄と力の象徴だ。
それをコンセプトにして売り出せば成功する。
と、俺は勝手に思っている。
もちろん大量生産はルティエだけでは不可能だ。
だからこの街の細工職人全員を巻き込むつもりだ。
筆頭はルティエ。
技術もここ一番だからそれは譲れない。
そしてそんなルティエの成功を夢見て今ここには新しい見習いたちがたくさん集まっている。
この仕事を通じて新しい職人が羽ばたくかもしれない。
もちろんそいつに最初に声をかけるのは俺・・・の予定だ。
商売ってのは今あるものを売るだけじゃない。
新しいのを作るのもまた商売ってね。
そして俺は出来上がったものを転売する。
最高じゃないか。
労力ゼロで儲かるわけだからな。
「みんなに聞いてみてもいいですか?」
「あぁ、それは構わない。ちなみに一つ聞きたいんだが、加工できない原石ってどうするんだ?」
「つぶして顔料にするんです。これだったら素敵な顔料になりますよ。」
「なるほどなぁ。」
「あ、どうやって売ろうか考えたでしょ。」
「よくわかったな。」
「だってそういう顔してました。」
どういう顔かはさておき、その通りだ。
顔料ってことは絵の画材。
でも赤だけじゃなぁ。
いや、赤だからいいのか。
最高の赤!って感じで売りに出すとか?
でもどうやって?
こっちは何も思いつかないのでしばらくは寝かせておくとしよう。
「とりあえず加工できる奴とそうじゃないやつの選別を頼む。選別ができたら、ほかの連中にどうするか聞いてみてくれ。原石はまだまだある。これ一回だけじゃないってことをよく理解しておいてくれ。」
「わかりました、お預かりします。」
「よろしくな。」
「いい返事は・・・いえ、とりあえずみんなに聞いてからにします。」
「はは、成長したな。」
くしゃくしゃっと頭をなでてやると何とも言えない顔でにらんできた。
最初に出会ったときは頼りなかったのになぁ。
なんだかんだ言って今や工房一の職人だ。
自覚も出てきたんだろう。
いい女になってきたな。
見た目は、まだまだだけど。
ルティエの店を出てそのまま商店街へ。
向かうは俺の二号店だ。
「マリーさん、今いいか?」
「シロウ様!どうぞ入ってください。」
ちょうど客が途切れたところだったんだろう。
奥で作業をしていたようで俺の声が聞こえた瞬間にすごい反応速度で顔を上げた。
いや、まじで速かった。
マの時点で顔を上げたもんな。
「悪いな、仕事中に。」
「いえ、お客様もいませんから。それでどうしたんですか?」
「いくつか聞きたいことがあるんだが・・・。」
とりあえずさっきの件をかいつまんで説明してみる。
元王族であればそういう知り合いがいてもおかしくない。
「う~ん、確かに肖像画を描くのに画家は出入りしてますけど、皆さんお抱えの技師さんがいるのでそこに入っていくのは難しいと思いますよ。」
「だよなぁ。」
「ガーネットをふんだんに使った顔料ですか、かなり綺麗な色になりそうですね。」
「そもそも企画段階だから軽い感じで見てほしかったんだが、難しそうだな。」
「申し訳ありません。」
「そんなにかしこまらないでくれ。また別の線からあたってみるさ。」
宮廷画家っていうのか?
ともかくそういう人にはお抱えの画商がついていて当たり前。
ふつうは画材なんかもそこから仕入れるだろう。
仕方ないさ。
「でも、さっきのアクセサリーはとってもいいと思います。強い女性、そういわれたい人はたくさんいると思います。」
「それはどっちの意味でだ?」
「どっちもです。内面的に強い女性、外面的に強い女性。向こうでは『女は女らしく』みたいな考えが強いですから、私みたいに苦しんでいる女性も多いと思います。そういう人に向けて、前向きになれる装飾品は必ず売れますよ。」
「一緒に化粧品なんかを抱き合わせで売るとかはどうだ?」
「ん~、それは半々ですね。でもボトルをアクセサリーに合わせて赤にすると受けるかもしれません。」
「おぉ、なるほど。それはいいな。」
赤いボトルか。
リノンに頼んで作ってもらえるか聞いてみよう。
それこそ今回のガーネットが使えたら最高だ。
地産地消じゃないけれど、何事も自前でやる方が経費が掛からない。
それはつまり儲かるという事だ。
「オリンピアに連絡して調べてみましょうか?」
「頼めるか?」
「わかりました。でも、これで貸し1ですよ?」
「俺には大きな貸しがあったはずだが?」
「それはお金で解決したじゃないですか。」
「む、確かに。」
「別に難しいことじゃないですよ、今度川に行くときは一緒に連れて行ってください。とっておきの水着を用意しておきます。」
なんとまぁ大胆なお誘いだこと。
これで元が男じゃなかったらなぁ・・・。
いや、もう中身も女なんだから躊躇する理由はないんだけどどうしても前の顔がちらついてだな。
うん、時間が解決してくれるだろう。
「ガキ共も一緒だから過激なやつは勘弁してくれよ。」
「ふふ、わかりました。」
とりあえず種蒔きは済んだ。
あとはいつ芽吹くかだが・・・。
まぁ大丈夫だろう。
「あぁ。」
「えっと、何をどうやったらこんなに原石が見つかるんですか?」
「そりゃあ手作業でだよ。」
「盗んだ?」
「いや、盗まないし。」
「まぁシロウさんだから何をしてもおかしくないけど・・・。」
「最近俺に対する認識がおかしくないか?」
「そんなことありません、職人通りのみんなが思っています。」
なんだ俺か、みたいな空気が最近すごいんだよな。
確かにいろいろやってきてはいるけれど、まだまだやってないこともたくさんあるんだぞ。
「どれが使えるかわからなかったからとりあえず持ってきただけだから、使える奴だけ加工してくれればいい。」
「それでも結構な量ですよ?」
「そこでルティエに頼みがある。」
「え、なんですか改まって。」
「これを使って新作を作れないか?」
「いつものじゃなくて?」
「あぁ、このガーネットを使った新しい作品だ。涙貝みたいな奴を作ってほしいんだ。」
川から戻った後、すぐにあの辺について調べまくった。
それはもうアレン少年がひきつった顔をするぐらいに、調べたさ。
で、その結果上流には鉱山はないらしい。
さらに言えば魔物が多く手を出せないような場所らしく人の手すら入っていない。
エリザにどうにかできるか聞いてみたが、速攻で無理だと否定された。
『山一つの魔物を管理するとか馬鹿じゃないの!?』
だそうだ。
そもそもが国の土地なので勝手に採掘することはできない。
なので、このことは俺たちの秘密にして必要な時に現地に行って取ることにしたわけだ。
あの場所からはあらかた取りつくしたが、また大雨が降ったりすれば新しいのが流れてくるだろう。
川は常に流れている。
当然上流からも原石は流れてくるわけだ。
今までなんで見つからなかったのかが不思議だが、サングラスがなければキラキラしすぎて判別できなかったんだろうと勝手に結論付けた。
ともかくだ。
これを利用して新商品を作り、それを売り出そうと思うのだが・・・。
「出来るか?」
「ん~みんなの力を借りれば多分。」
「デザインは任せる。だがそうだな、あえて注文を付けるなら強い女性を表すような奴がいいな。あぁ、物理的な強さだけじゃない、内面的な強さもあるだろ?」
「なるほ・・・ど?」
「で、それができたら王都で売る。」
「えぇぇぇぇぇ!」
「声がでかいぞ。」
「お、王都で売るんですか!?」
「今や涙貝は王都まで流れてるぞ、今更だろ。」
「でもでも新作を王都でなんて、そんな。」
王都と聞いた途端にビビってしまった。
気持ちはわかる。
普段はこの街で冒険者相手の商売をしているんだ。
そりゃあ時々はアナスタシア様のような貴族を相手にすることもあるだろうが、それでも相手が違い過ぎる。
王都っていうだけですごい場所に聞こえてしまうしなぁ。
だが、俺はそうじゃないと確信している。
ルティエの技術は本物だ。
それをここで眠らせておくのは惜しい。
もちろん向こうで働けというつもりはない、むしろここでずっと働いていてほしい。
なんだかんだ言って俺の稼ぎに貢献してくれているからなぁ。
手放すのは惜しいのさ。
「王都での販売には伝手がある。前みたいにまずは貴族相手からでもいいが、この量があれば最初から一般向けに販売してもいいだろう。その代わりかなりの数を作る必要がある。好きなことができなくなる可能性も十分ある。まぁその時は前みたいに数を絞れば調整できるが、職人として羽ばたく絶好の機会だ。やる気があるなら声をかけてくれ。もちろんいやなら拒否してくれて構わない。また別の人を探すだけだ。」
「・・・その言い方ずるいです。」
「そうか?」
「シロウさんにお願いされたら断れないの知ってるじゃないですか。」
「別に断ってくれて構わないんだぞ?それで今までの取引がなくなったわけじゃない、縁がなかっただけだ。」
「でも、これがもし成功したらすごいことになりますよね。」
「あぁ、大騒ぎになるだろうな。特にディアスとフェイはこの街に一人しかいない魔加工と研磨の職人だ。寝れなくなるかもなぁ。」
原石をそのまま使うことはできない。
研磨して加工して、やっと宝石になる。
さらにそこに魔力を加えれば、加護を得ることができる。
ガーネットによる火の加護。
火は繁栄と力の象徴だ。
それをコンセプトにして売り出せば成功する。
と、俺は勝手に思っている。
もちろん大量生産はルティエだけでは不可能だ。
だからこの街の細工職人全員を巻き込むつもりだ。
筆頭はルティエ。
技術もここ一番だからそれは譲れない。
そしてそんなルティエの成功を夢見て今ここには新しい見習いたちがたくさん集まっている。
この仕事を通じて新しい職人が羽ばたくかもしれない。
もちろんそいつに最初に声をかけるのは俺・・・の予定だ。
商売ってのは今あるものを売るだけじゃない。
新しいのを作るのもまた商売ってね。
そして俺は出来上がったものを転売する。
最高じゃないか。
労力ゼロで儲かるわけだからな。
「みんなに聞いてみてもいいですか?」
「あぁ、それは構わない。ちなみに一つ聞きたいんだが、加工できない原石ってどうするんだ?」
「つぶして顔料にするんです。これだったら素敵な顔料になりますよ。」
「なるほどなぁ。」
「あ、どうやって売ろうか考えたでしょ。」
「よくわかったな。」
「だってそういう顔してました。」
どういう顔かはさておき、その通りだ。
顔料ってことは絵の画材。
でも赤だけじゃなぁ。
いや、赤だからいいのか。
最高の赤!って感じで売りに出すとか?
でもどうやって?
こっちは何も思いつかないのでしばらくは寝かせておくとしよう。
「とりあえず加工できる奴とそうじゃないやつの選別を頼む。選別ができたら、ほかの連中にどうするか聞いてみてくれ。原石はまだまだある。これ一回だけじゃないってことをよく理解しておいてくれ。」
「わかりました、お預かりします。」
「よろしくな。」
「いい返事は・・・いえ、とりあえずみんなに聞いてからにします。」
「はは、成長したな。」
くしゃくしゃっと頭をなでてやると何とも言えない顔でにらんできた。
最初に出会ったときは頼りなかったのになぁ。
なんだかんだ言って今や工房一の職人だ。
自覚も出てきたんだろう。
いい女になってきたな。
見た目は、まだまだだけど。
ルティエの店を出てそのまま商店街へ。
向かうは俺の二号店だ。
「マリーさん、今いいか?」
「シロウ様!どうぞ入ってください。」
ちょうど客が途切れたところだったんだろう。
奥で作業をしていたようで俺の声が聞こえた瞬間にすごい反応速度で顔を上げた。
いや、まじで速かった。
マの時点で顔を上げたもんな。
「悪いな、仕事中に。」
「いえ、お客様もいませんから。それでどうしたんですか?」
「いくつか聞きたいことがあるんだが・・・。」
とりあえずさっきの件をかいつまんで説明してみる。
元王族であればそういう知り合いがいてもおかしくない。
「う~ん、確かに肖像画を描くのに画家は出入りしてますけど、皆さんお抱えの技師さんがいるのでそこに入っていくのは難しいと思いますよ。」
「だよなぁ。」
「ガーネットをふんだんに使った顔料ですか、かなり綺麗な色になりそうですね。」
「そもそも企画段階だから軽い感じで見てほしかったんだが、難しそうだな。」
「申し訳ありません。」
「そんなにかしこまらないでくれ。また別の線からあたってみるさ。」
宮廷画家っていうのか?
ともかくそういう人にはお抱えの画商がついていて当たり前。
ふつうは画材なんかもそこから仕入れるだろう。
仕方ないさ。
「でも、さっきのアクセサリーはとってもいいと思います。強い女性、そういわれたい人はたくさんいると思います。」
「それはどっちの意味でだ?」
「どっちもです。内面的に強い女性、外面的に強い女性。向こうでは『女は女らしく』みたいな考えが強いですから、私みたいに苦しんでいる女性も多いと思います。そういう人に向けて、前向きになれる装飾品は必ず売れますよ。」
「一緒に化粧品なんかを抱き合わせで売るとかはどうだ?」
「ん~、それは半々ですね。でもボトルをアクセサリーに合わせて赤にすると受けるかもしれません。」
「おぉ、なるほど。それはいいな。」
赤いボトルか。
リノンに頼んで作ってもらえるか聞いてみよう。
それこそ今回のガーネットが使えたら最高だ。
地産地消じゃないけれど、何事も自前でやる方が経費が掛からない。
それはつまり儲かるという事だ。
「オリンピアに連絡して調べてみましょうか?」
「頼めるか?」
「わかりました。でも、これで貸し1ですよ?」
「俺には大きな貸しがあったはずだが?」
「それはお金で解決したじゃないですか。」
「む、確かに。」
「別に難しいことじゃないですよ、今度川に行くときは一緒に連れて行ってください。とっておきの水着を用意しておきます。」
なんとまぁ大胆なお誘いだこと。
これで元が男じゃなかったらなぁ・・・。
いや、もう中身も女なんだから躊躇する理由はないんだけどどうしても前の顔がちらついてだな。
うん、時間が解決してくれるだろう。
「ガキ共も一緒だから過激なやつは勘弁してくれよ。」
「ふふ、わかりました。」
とりあえず種蒔きは済んだ。
あとはいつ芽吹くかだが・・・。
まぁ大丈夫だろう。
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