315 / 1,063
313.転売屋は王都とのコネを作る
しおりを挟む
マリーさんが妹から聞き出した情報はすさまじい物だった。
商人であれば喉から手が出るほど欲しい物ばかり。
王都に属する貴族の家族関係に始まり、誰がどんなものを欲しているかとか、何が好きかとかその手の情報が10枚の紙にまとめられた。
そしてそれが今、俺の手元にある。
これを売ればどれほどの金を生み出すだろうか。
いや、金を得る前に殺されるかもしれない。
まさに門外不出。
恐ろしいものを手に入れてしまったものだ。
「では、これを元に仕入れを?」
「いや、いきなり自分の好みの物を送られても困るだろう。しばらくは様子見・・・と行きたい所だがこれを活かさない手はない。とりあえずは奥様をターゲットに化粧品を売り込むつもりだ。」
「妙齢の娘さんがいる所も狙い目ですね。」
「あぁ、結婚適齢期の女性はそういうのを気にするからな。リノンに頼んで特注の容器を何種類か用意してもらうか。」
「あぁ、また悲鳴が聞こえそう。」
「嬉しい悲鳴だろ?」
「その通りです。自分の作品が売れて喜ばない職人はいませんよ。」
ミラの言う通りだ。
若干、いやかなり大変かもしれないが、あそこは個人工房じゃないし最近は仲間にも仕事を振っているそうなので周りも大喜びしているはずだ。
うん、きっと、メイビー。
「職人で言えばルティエもそうだな。あいつのアクセサリーは王都でも売れる、俺が保証する。」
「涙貝はそれなりに知れ渡ったはずですが、王都となるとまだ手に入れていない人もいるはずです。それと、冒険者向けの品も売れそうですね。」
「ダスキーに言って多めに手配してもらうか。」
「それよりも直接仕入れられてはどうですか?」
「直接?」
「鉱山を紹介してもらって屑石を買うんです。駄目でしょうか。」
「あの妹なら出来そうだが、ちょっとなぁ。一応頭の片隅に入れておく。」
金があるとはいえ無限ではない。
特にアクセサリーなんてものは流行によって左右されるから、下手に在庫を抱える可能性もある。
やはり身の丈に合った商売が一番だろう。
「では化粧水とアクセサリーですね。」
「それと、滋養強壮剤と避妊薬もだ。」
「娼館に売り込むのですか?」
「いや、貴族相手に売る。前にノワールエッグを売った時にレイブさんが言ってたんだ、夏は色々と大変だってね。」
一夏の恋じゃないが、その時のお楽しみで子供を授かるのはまずいだろう。
それこそ適齢期の女性は気にするだろうし、楽しみたい男性にも売れるはずだ。
別に数が売れなくてもいい、名前が売れれば次に繋がる。
地道にコツコツが良い商売の基本ってね。
そんなことを話していると扉が開き、マリーさんが顔を覗かせた。
「失礼します、シロウ様はおられますか?」
「マリー様丁度いい所に。」
「さぁ、入って入って。」
「あの、実は・・・。」
「どうしたの?」
「オリンピアも一緒なんです、大丈夫でしょうか。」
ピタッと女達の動きが止まった。
違う止まったのは俺か。
大丈夫かと言われて大丈夫じゃないと言えるだろうか。
いや、言えない。
この炎天下に王族を外で待たせるとか、恐ろしくてできるはずがない。
とはいえここは小汚い街の買取屋。
そこに王族を招くのはどうかと思うはなぁ・・・。
いや、小汚いは言いすぎか。
「どうぞお入りください。」
「エリザ、二階に案内してくれ。」
「分かったわ。」
「そんな、下で結構です。」
「違うんですマリー様、他のお客様が来られると面倒なので。」
そういう事なんだよ。
アッと何かを察してくれたようで申し訳ない顔をするマリーさん。
そしてその後ろからあの小娘が顔を出す。
今はマリーさんの大切なご友人。
オリンピア・・・様だ。
「こんな場所までわざわざどうも。」
「マリーさんに呼ばれたから来ただけです。」
「もぅオリンピアったら、恥ずかしがらないの。」
「とりあえず上に行ってくれ、アネット香茶を頼む。一番良い茶葉でな。」
とりあえず店の戸を開けて閉店の札を出す。
これで余程の事がない限り邪魔者は来ないはず。
ちらっと扉の横を見ると、頑丈な鎧を身に着けた兵士が俺を睨んでいた。
大丈夫だって何もしないから。
暑い中ご苦労な事だ。
二階に上がろうと階段に足をかけると、何やら上から楽しげな声が聞こえてくる。
女五人、姦しいを通り越して騒がしいだなこれは。
「何を盛り上がっているんだ?」
「オリンピア様が実は大の冒険者好きだという事が判明したんです。」
「しかもエリザ様の大ファンなんですって。」
「大ファン!?」
「あぁ、ご本人に会えるとは思っていませんでした。あの、サイン頂けますか?」
「サインなんて無いんだけど、ねぇ何で私のこと知ってるの?」
「えぇ、エリザ様はご存じないんですか?これですよ、これ!」
興奮気味にカバンから取り出したのは随分とボロボロになった雑誌だった。
なになに、凄腕冒険者特集?
「ギルドの出されてる雑誌ですね。」
「え、そんな事やってるの?」
「二・三年に一度出されていたと記憶しています。」
「この雑誌に載れるのはごく限られた冒険者だけなんです!」
「だ、そうだ。良かったなエリザ。」
「なんでエリザ様を呼び捨てなんですか!?」
「え、だってシロウの女だし。」
「え?」
「え?」
恐ろしい目で俺を見てくる妹と、それを見て驚いた顔をするエリザ。
もう知らん。
好きにしてくれ。
「ちなみにミラ様とアネット様はシロウ様の奴隷です。ミラ様は鑑定スキル持ち、アネット様は銀狐でありさらには凄腕の薬師でもあります。他にも、錬金術師の奴隷をお持ちなんだから。」
「いや、何でそんなに自慢げなんだ?」
「シロウ様のすばらしさをオリンピアにも知ってもらいたくて。」
「どう考えても逆効果だと思うぞ。」
怒るどころかむしろ引いている。
俺は一体どういう風に思われているんだろうか。
別に構わないんだけどさ、向こうで変な事を言われないかが心配だ。
まぁエドワード陛下は全部知っているのでそれだけが救いだな。
「あのね、私はシロウに助けられたの。だからその恩を返しているだけ。まぁ、惚れたってのもあるけどね。」
「私もお母様を助ける為に買って頂きました。」
「私もオークションで売られた所を助けてもらったんです。友人のビアンカも、非合法の連中に売られるところをご主人様が買ってくれたんですよ。」
「ようは人助けをしたって事ね。私達は誰も無理強いされてここにいる訳じゃない、それは覚えておいてよね。」
「ちなみに私はシロウ様の用意してくださった化粧品のお店で働かせて貰っているの。働くってとっても楽しいんだから。」
「てな感じなんだが、誤解は解けたか?」
「エリザ様とお姉様がそういうのなら。」
つまり誤解は解けても信じた訳じゃないってことね。
もうそれでいい。
「で、そもそも何しにここに来たんだ?」
「そうでした。オリンピアが明日の朝王都に戻るのでご挨拶に。」
「もう帰ってしまわれるんですか?」
「お兄様の亡くなった場所を見に行くという言い訳でここまで来ましたもの。それに、早く戻って新鮮な情報をお届けしないといけませんわ。」
「最新情報はオリンピアから随時送ってもらう事になりました。これで、流行に乗り遅れる事もありません。」
「ついでに、貴族からの注文にも対応できるわけか。すごいコネだなこれは。」
「王族直々の依頼もいただけるわけですしね。」
それはあまり頂きたくないが、まぁ金になるならいいか。
「いっそのことお姉様がこちらに来るのはダメですの?」
「私はシロウ様のいる所にいます。」
「俺は当分この街から出ないつもりだ、まぁ、観光にはいくかもしれないけどな。」
王都は遠いからなぁ。
よほどの用事がなければ行くことは無いだろう。
この街でやりたいこともできる事もまだまだある。
出かけるとしても隣町ぐらいなものだ。
「つまり当分はここって事ね。」
「そう・・・。」
「悲しまないでオリンピア、貴女が来てくれる分には大歓迎よ。次に来るときまでにお屋敷が出来ていると良いんだけど。」
「足りないものがあったらいつでも私に仰って、お姉様!」
「えぇその時はお願いね。」
普通はお屋敷の部分にツッコミをいれるものだが、さすが王族何とも思っていないようだ。
足りない物の単位がおかしいとは思わないのか?
思わないんだろうなぁ。
「この後はどうするんだ?」
「一緒に露店を見て回ります、それと時間があれば冒険者ギルドに。」
「それなら私も一緒に行くわ。あの場所にこんな美人が行ったら大変な事になるのは目に見えてるしね。」
「そうしてくれ。ついでにこの前の依頼も確認してくれると助かる。」
「はいはい、ボンバーフラワーね。」
「なんですか、それは。」
「まぁ見てのお楽しみ。というか、そもそも持って帰れるかもわからない。」
「楽しみにしていますね。」
「お姉様!」
「ふふふ、やきもち焼いちゃってオリンピアったら可愛いんだから。」
だからそういうのは俺のいない所でやれと。
はぁ、コネが出来たのは良いが随分と大ごとにもなりそうだなぁ。
商人であれば喉から手が出るほど欲しい物ばかり。
王都に属する貴族の家族関係に始まり、誰がどんなものを欲しているかとか、何が好きかとかその手の情報が10枚の紙にまとめられた。
そしてそれが今、俺の手元にある。
これを売ればどれほどの金を生み出すだろうか。
いや、金を得る前に殺されるかもしれない。
まさに門外不出。
恐ろしいものを手に入れてしまったものだ。
「では、これを元に仕入れを?」
「いや、いきなり自分の好みの物を送られても困るだろう。しばらくは様子見・・・と行きたい所だがこれを活かさない手はない。とりあえずは奥様をターゲットに化粧品を売り込むつもりだ。」
「妙齢の娘さんがいる所も狙い目ですね。」
「あぁ、結婚適齢期の女性はそういうのを気にするからな。リノンに頼んで特注の容器を何種類か用意してもらうか。」
「あぁ、また悲鳴が聞こえそう。」
「嬉しい悲鳴だろ?」
「その通りです。自分の作品が売れて喜ばない職人はいませんよ。」
ミラの言う通りだ。
若干、いやかなり大変かもしれないが、あそこは個人工房じゃないし最近は仲間にも仕事を振っているそうなので周りも大喜びしているはずだ。
うん、きっと、メイビー。
「職人で言えばルティエもそうだな。あいつのアクセサリーは王都でも売れる、俺が保証する。」
「涙貝はそれなりに知れ渡ったはずですが、王都となるとまだ手に入れていない人もいるはずです。それと、冒険者向けの品も売れそうですね。」
「ダスキーに言って多めに手配してもらうか。」
「それよりも直接仕入れられてはどうですか?」
「直接?」
「鉱山を紹介してもらって屑石を買うんです。駄目でしょうか。」
「あの妹なら出来そうだが、ちょっとなぁ。一応頭の片隅に入れておく。」
金があるとはいえ無限ではない。
特にアクセサリーなんてものは流行によって左右されるから、下手に在庫を抱える可能性もある。
やはり身の丈に合った商売が一番だろう。
「では化粧水とアクセサリーですね。」
「それと、滋養強壮剤と避妊薬もだ。」
「娼館に売り込むのですか?」
「いや、貴族相手に売る。前にノワールエッグを売った時にレイブさんが言ってたんだ、夏は色々と大変だってね。」
一夏の恋じゃないが、その時のお楽しみで子供を授かるのはまずいだろう。
それこそ適齢期の女性は気にするだろうし、楽しみたい男性にも売れるはずだ。
別に数が売れなくてもいい、名前が売れれば次に繋がる。
地道にコツコツが良い商売の基本ってね。
そんなことを話していると扉が開き、マリーさんが顔を覗かせた。
「失礼します、シロウ様はおられますか?」
「マリー様丁度いい所に。」
「さぁ、入って入って。」
「あの、実は・・・。」
「どうしたの?」
「オリンピアも一緒なんです、大丈夫でしょうか。」
ピタッと女達の動きが止まった。
違う止まったのは俺か。
大丈夫かと言われて大丈夫じゃないと言えるだろうか。
いや、言えない。
この炎天下に王族を外で待たせるとか、恐ろしくてできるはずがない。
とはいえここは小汚い街の買取屋。
そこに王族を招くのはどうかと思うはなぁ・・・。
いや、小汚いは言いすぎか。
「どうぞお入りください。」
「エリザ、二階に案内してくれ。」
「分かったわ。」
「そんな、下で結構です。」
「違うんですマリー様、他のお客様が来られると面倒なので。」
そういう事なんだよ。
アッと何かを察してくれたようで申し訳ない顔をするマリーさん。
そしてその後ろからあの小娘が顔を出す。
今はマリーさんの大切なご友人。
オリンピア・・・様だ。
「こんな場所までわざわざどうも。」
「マリーさんに呼ばれたから来ただけです。」
「もぅオリンピアったら、恥ずかしがらないの。」
「とりあえず上に行ってくれ、アネット香茶を頼む。一番良い茶葉でな。」
とりあえず店の戸を開けて閉店の札を出す。
これで余程の事がない限り邪魔者は来ないはず。
ちらっと扉の横を見ると、頑丈な鎧を身に着けた兵士が俺を睨んでいた。
大丈夫だって何もしないから。
暑い中ご苦労な事だ。
二階に上がろうと階段に足をかけると、何やら上から楽しげな声が聞こえてくる。
女五人、姦しいを通り越して騒がしいだなこれは。
「何を盛り上がっているんだ?」
「オリンピア様が実は大の冒険者好きだという事が判明したんです。」
「しかもエリザ様の大ファンなんですって。」
「大ファン!?」
「あぁ、ご本人に会えるとは思っていませんでした。あの、サイン頂けますか?」
「サインなんて無いんだけど、ねぇ何で私のこと知ってるの?」
「えぇ、エリザ様はご存じないんですか?これですよ、これ!」
興奮気味にカバンから取り出したのは随分とボロボロになった雑誌だった。
なになに、凄腕冒険者特集?
「ギルドの出されてる雑誌ですね。」
「え、そんな事やってるの?」
「二・三年に一度出されていたと記憶しています。」
「この雑誌に載れるのはごく限られた冒険者だけなんです!」
「だ、そうだ。良かったなエリザ。」
「なんでエリザ様を呼び捨てなんですか!?」
「え、だってシロウの女だし。」
「え?」
「え?」
恐ろしい目で俺を見てくる妹と、それを見て驚いた顔をするエリザ。
もう知らん。
好きにしてくれ。
「ちなみにミラ様とアネット様はシロウ様の奴隷です。ミラ様は鑑定スキル持ち、アネット様は銀狐でありさらには凄腕の薬師でもあります。他にも、錬金術師の奴隷をお持ちなんだから。」
「いや、何でそんなに自慢げなんだ?」
「シロウ様のすばらしさをオリンピアにも知ってもらいたくて。」
「どう考えても逆効果だと思うぞ。」
怒るどころかむしろ引いている。
俺は一体どういう風に思われているんだろうか。
別に構わないんだけどさ、向こうで変な事を言われないかが心配だ。
まぁエドワード陛下は全部知っているのでそれだけが救いだな。
「あのね、私はシロウに助けられたの。だからその恩を返しているだけ。まぁ、惚れたってのもあるけどね。」
「私もお母様を助ける為に買って頂きました。」
「私もオークションで売られた所を助けてもらったんです。友人のビアンカも、非合法の連中に売られるところをご主人様が買ってくれたんですよ。」
「ようは人助けをしたって事ね。私達は誰も無理強いされてここにいる訳じゃない、それは覚えておいてよね。」
「ちなみに私はシロウ様の用意してくださった化粧品のお店で働かせて貰っているの。働くってとっても楽しいんだから。」
「てな感じなんだが、誤解は解けたか?」
「エリザ様とお姉様がそういうのなら。」
つまり誤解は解けても信じた訳じゃないってことね。
もうそれでいい。
「で、そもそも何しにここに来たんだ?」
「そうでした。オリンピアが明日の朝王都に戻るのでご挨拶に。」
「もう帰ってしまわれるんですか?」
「お兄様の亡くなった場所を見に行くという言い訳でここまで来ましたもの。それに、早く戻って新鮮な情報をお届けしないといけませんわ。」
「最新情報はオリンピアから随時送ってもらう事になりました。これで、流行に乗り遅れる事もありません。」
「ついでに、貴族からの注文にも対応できるわけか。すごいコネだなこれは。」
「王族直々の依頼もいただけるわけですしね。」
それはあまり頂きたくないが、まぁ金になるならいいか。
「いっそのことお姉様がこちらに来るのはダメですの?」
「私はシロウ様のいる所にいます。」
「俺は当分この街から出ないつもりだ、まぁ、観光にはいくかもしれないけどな。」
王都は遠いからなぁ。
よほどの用事がなければ行くことは無いだろう。
この街でやりたいこともできる事もまだまだある。
出かけるとしても隣町ぐらいなものだ。
「つまり当分はここって事ね。」
「そう・・・。」
「悲しまないでオリンピア、貴女が来てくれる分には大歓迎よ。次に来るときまでにお屋敷が出来ていると良いんだけど。」
「足りないものがあったらいつでも私に仰って、お姉様!」
「えぇその時はお願いね。」
普通はお屋敷の部分にツッコミをいれるものだが、さすが王族何とも思っていないようだ。
足りない物の単位がおかしいとは思わないのか?
思わないんだろうなぁ。
「この後はどうするんだ?」
「一緒に露店を見て回ります、それと時間があれば冒険者ギルドに。」
「それなら私も一緒に行くわ。あの場所にこんな美人が行ったら大変な事になるのは目に見えてるしね。」
「そうしてくれ。ついでにこの前の依頼も確認してくれると助かる。」
「はいはい、ボンバーフラワーね。」
「なんですか、それは。」
「まぁ見てのお楽しみ。というか、そもそも持って帰れるかもわからない。」
「楽しみにしていますね。」
「お姉様!」
「ふふふ、やきもち焼いちゃってオリンピアったら可愛いんだから。」
だからそういうのは俺のいない所でやれと。
はぁ、コネが出来たのは良いが随分と大ごとにもなりそうだなぁ。
10
お気に入りに追加
332
あなたにおすすめの小説
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる