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306.転屋売は結果を見守る

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「はい?」

「もう一度言った方がいいかな、僕は女になりたかったんだ。」

二人きりの部屋。

いや、穴?

見渡す限りの穴穴穴。

ダンジョン最上層、例の石の魔物を超えた先にある百穴と呼ばれる穴の沢山開いた部屋。

そこで願いの小石をはめ込みながら俺は驚愕の事実を聞かされていた。

え~っと、どうしてこうなった?

あれはたしか羊男たちに連れられて、ローランド様のお屋敷に行った後だよな。


「ローランド、急な願いにもかかわらずよくここまで準備をしてくれた。」

「陛下の願いですから叶えないわけには参りません。」

「それでも僅か一週間で用意をするのは大変だっただろう。」

「この街には優秀な人材が多いもので、私が何をするまでも無く準備が整いました。」

「そうか。ならば問題はないな?」

「五日、いえ一週間は持ちこたえて見せましょう。」

「それだけあれば何とかなる・・・はずだ。」

ローランド様のお屋敷、その貴賓室にてのやり取りだ。

っていうか、何で俺がここに居るんだ?

ここに居るのは、王家のお二人にローランド様、アナスタシア様、そして俺。

いや、どう考えても部外者だろうが。

「はずですか。」

「我らが調べ上げた限りではそれで足りる。が、前例がない。」

「そもそもあの百穴にそんな使い道があったとは知りませんでしたわ。」

「私もだ。しかも使えば無くなり、また何処かのダンジョンに現れるらしい。今回は最上層で助かったが、下層ともなると難しかっただろう。我はともかくロバートはな。」

「襲いくる魔物からお守りしつつというのは中々に難しいものです。これも偶然、いえ必然だったのでしょう。」

「必然か。そうだな、ロバートがシロウと出会ったのも必然だったのだろう。なぁ、シロウ。」

「私ですか?」

「この度の準備、半分以上そなたがしたそうではないか。改めて礼を言おう。」

「お礼を言うのはこちらの方です。儲けさせていただきました。」

「はっはっは、礼を言うのはそこか。相変わらずだな。」

何が相変わらずかはわからないんだが、ともかく俺がここに居る理由を教えてくれ。

場違いすぎてしんどくなってきた。

特にこの空気。

なんだよ、いつにもなくピリピリして。

それにロバート王子の様子がいつもと全然違う。

前までは気さくな感じで俺の方を見てきたというのに、今はチラチラこちらを見てくるだけだ。

別に親しい間柄というわけではないが・・・。

何かしたっけか?

あぁ、ペーパーナイフを送ったか。

でもあれは男同士の友情の証であって、別に変な物でも何でもない。

はずだよなぁ。

「では、手はず通りに。今宵儀式に挑む。」

「畏まりました。ダンジョンの奥には冒険者を待機させておりますが、終わり次第その場を離れて頂けると助かります。」

「出口は目と鼻の先だ、大丈夫だろう。それに、シロウもいるしな。」

「はい?」

「こら、もっとシャキッと返事しなさい!」

「いや、なんで俺が?」

「そなたが願いの小石を集めたのだ、最後まで見守るのが筋というものだろう。」

「お父様、それはいきなり過ぎます。まずはしっかりと説明を・・・。」

ロバート王子が慌てて間に入る。

いきなり現場に立ち会えとか、王家の秘密を俺に漏らすようなものだぞ?

一体何を考えている。

いや、何をやらせるつもりだ?

「説明は不要だ。いや、現場でお前が直接話すが良い。これが最初で最後のチャンスだ。お前もおと・・・王家の一人なら覚悟を決めろ。」

「・・・分かりました。」

「私は兵士に指示を出してくる、ローランドついてこい。」

「アナスタシア行くぞ。」

「畏まりました。」

「私は?」

「シロウさんには話があります、聞いてもらえますか?」

早々に部屋を出ていく三人とは対照的に、ロバート陛下はかなり挙動不審だ。

こっちをチラチラ見ては、顔を伏せる。

手を体の前でモジモジと交差させ、まるで告白する前の子供のよう・・・ってまさか!

いやいや、流石にそれは無い。

いや待てよ、あの時買ったのは男の奴隷だったよな。

陛下が落札したのはドラゴンの奴隷。

あれも男だったが、元は王家に由来があるからって話で。

え、じゃああの時王子が買ったのは自分で楽しむため?

申し訳ないが俺は男に興味はないんだよ・・・。

「シロウさん。」

「え、あ、なんだ?」

「ちょっと座りませんか。」

「お、おう。」

「あはは、そんなに緊張しないでくださいよ。僕とシロウさんの仲じゃないですか。」

どんな仲だよとツッコミたくなるのを必死で抑えた。

偉いぞ俺。

誘導されるがまま、中央のソファーに向かい合って座る。

よかった、隣とかじゃなくて。

「今回はこんな事になってしまい申し訳ありませんでした。これは願いを叶えたい僕の我儘から始まったんです。」

「まぁ、やり方を教えたのは俺だしな。それに、かなり儲けさせてもらったのもまた事実だ。礼を言うのはこっちのほうかもしれない。」

「流石ですね、どんな時でもしっかりと稼ぐ。出入りしている商人にも見習わせたいものです。」

「商人なら誰でも稼ぎたいもんだろう。」

「いえ、うちに出入りするような商人は皆王家に取り入られたいだけ、稼ぎたいわけではないのです。」

「取り入って飯が食えるのならそれでいいかもしれないが、儲けのない商売をして何が面白いんだろうな。」

「だからシロウさんが請求書を同封してきた時は笑いました。」

やっとロバート王子の顔に笑みが戻る。

っていうかそんなにおかしいか?

物を先に送るんだから請求書を入れるのは常識だろ?

「そりゃそうだろう、口約束だったんだからな。」

「入っていたお菓子は中々に美味しかったですし、小物も妹が喜んでいました。有難うございます。」

「妹が居たのか。」

「えぇ、ご存じありませんでしたか?」

存じ上げないんだが?

そうか、妹が居たのか。

だからミラが可愛らしい小物を同封したんだな。

てっきりそういう趣味があるのかと思っていたんだが、違うようだ。

「あぁ、でも喜んでもらって何よりだよ。」

「本当は妹も連れて来たかったのですが、場所が場所だけに諦めました。」

「何かあると大変だからな。まぁ、そこに俺も連れていかれるわけだが・・・何故だ?」

「それは・・・。」

そこまで言うとまた黙ってうつむいてしまった。

うぅむ、変な感じだ。

この人は一体何をしたい、何を言いたい、そして俺に何をやらせたい。

「これは、私の我儘なんです。」

「それはさっき聞いた。」

「はい、ですのでその我儘ついでに無理を聞いて下さいませんか。数少ない、いえ唯一の友人であるシロウさん、貴方に見届けて欲しいんです。私の決意を。」

「決意?願いじゃないのか?」

「えぇ願いを叶えるという決意を見守って欲しいのです。我儘で多くの人を危険に晒すと分かっていながらこのような事を願うなんて本当に迷惑だとわかっています。でも、今回しかそれを叶える場所が無かった。いえ、時間が無かった。」

「時間?」

「はい。来年には何処かの貴族から妃を迎えることになるでしょう。その前に何としてでも終わらせたかったんです。」

つまりは妃を迎え入れる前に好きな事をしたかったと?

それでこれだけの人と命を動かすのは確かに我儘かもしれない。

でもまぁ俺の知ったこっちゃないな。

事実、俺は儲けさえ出ればそれでいい。

もちろんエリザの身に危険が及ぶのは困るが、本人は大丈夫の一点張り。

俺もそこは信頼しているので大丈夫だとは思う。

何かあったらそこまでだった話だ。

彼のせいでエリザが死んだと思うかもしれないが、それはそれ。

今回の件が無ければここまで大儲けできなかったっていうのもまた事実だ。

ううむ、俺も中々にドライだな。

「話は分かった。兎も角見守ればいいんだよな?」

「はい。どうか最後まで見守ってください。」

「まぁダンジョンの入り口だし、出口はすぐそこ。魔物が来るにしてもいくつもの要塞を超えてってことになる。余程の事が無かったら大丈夫だろう。」

「戦いには兵士たちも参加します。大丈夫…だと思います。」

「どんな願いかはその時まで聞かないでおく。まぁ、どんな願いであれ見守ると約束した以上見守らせてもらうさ。」

「ありがとうございます、シロウさん!」


ってな感じのやり取りがあってここに来たんだけども・・・。

女になりたかっただって?

それはさすがに想像していなかったなぁ。

「・・・それは昔からなのか?」

「そうだね、物心ついたころから違和感はあったけど、決定的になったのは妹が生まれてからかな。僕は・・・私は男物の服を着て、男としてふるまっているのに、妹は可愛らしい服を着て、女として好きなことが出来る。それがとてもうらやましくて、妬ましかった。何度もそれはおかしいと自分に言い聞かせたけど駄目だった、私は女で、男じゃない。何かの呪いをかけられて、男にされたんだ。そう言い聞かせながら生きてきたんだ。でも、ある商人から願いの小石を教えてもらって、決意した。」

「女になりたいと。」

「うん。これさえあれば私は本物の女になれる。だから必死になって集めたんだ、でもなかなか集まらなくてあっという間に時間が経った。来年には妃を取らされる。女の私がお妃様を?そんなバカな事・・・だって私は女なのに。そうやって困っていたところに・・・。」

「俺が現れたと。いやはやそんな事とは思いもしなかったなぁ。」

「あはは、ごめんねこんな願い事で。」

そう言いながら俺の方を見る瞳からは大粒の涙が溢れていた。

女になりたいと願う彼を、いや彼女を笑うことなどできるはずがない。

性の不適合。

そういう言葉を聞いたことがあるが、つまりそういう事なんだろう。

心の性別と体の性別が違う。

そこからくる違和感苦しみ、なにより王家の王子として産まれた事で押し付けられる数々の難題。

そりゃ願いの小石なんて物にすがりたくもなるもんさ。

「泣くことないだろ。」

「だって、こんな自分勝手な願いでシロウさんにも迷惑を掛けちゃったし。」

「迷惑?いやいや、たっぷり儲けさせてもらったよ。そしてこの後も儲けるつもりだ。」

「この後?」

「魔物が溢れるって事はそれだけ素材が集まる。それに、用意した酒も食い物も消費しなきゃならない。全部売れれば大儲けさ。」

「こんな時でもお金の事なんて、やっぱり凄いねシロウさんは。」

「それは褒めてるのか?」

褒められているようには感じないんだが、まぁ褒めてるんだろう。

どういう理由であれ、俺は金もうけが出来ればそれでいいのさ。

王子が王女に?

俺には関係のない話だね。

「もちろん。」

「そいつは光栄だね。それじゃあさっさと終わらせて、男の体からおさらばしようぜ。」

「シロウさんに見守ってもらえて本当に良かったよ。」

その後はお互いに無言のまま石を嵌め続けた。

「これで終わりっと。後はどうするんだ?」

「後は中心に立って願いを唱えるだけ。さぁ、シロウさんここから出て。貴方まで女になっちゃうよ。」

「そりゃ困る。」

慌てて百穴の外に出て様子を伺う。

てっきり国王陛下も様子を見に来ていると思いきや、本当に誰もいなかった。

人払いするのはいいが、いきなり魔物が現れたらどうするんだよ、全く。

俺は戦えないんだぞ。

そんな事を思った次の瞬間。

突然の閃光に目を閉じる間もなく、視界が真っ白に染まった。

「何だ!」

思わず声が出る。

間違いなく後ろの百穴が光ったんだろうが、中からは悲鳴も何も聞こえてこなかった。

くそ、何がどうなってる。

何とか視界に色が戻ってきたと思ったら、今度はドドドドと足元が揺れだした。

後ろを振り返るとぼんやりと視界ながら百穴がボロボロと崩れ出すのが見えた。

慌てて中に入ると、誰かが倒れている。

くそ、ハッキリ見えない。

が、とりあえず今は彼を助けなければ。

そう思ってからの行動は早かった。

慌てて駆け寄り身体の下に手を入れて無理やり引き起こす。

明らかに男と違う感触。

いや、今はそれを気にしている場合じゃない。

抱きしめ引きずるようにして部屋から出るのと同時に、天井を支えていた岩が崩れ部屋が押しつぶされた。

あっぶねぇ。

ドキドキと胸が大きくなるのは恐怖と驚きであって、決して目の前の感触に興奮したわけではない。

そう弁明したくなるのは、俺の胸元で絶世の美女が意識を失いながらも微笑みを浮かべていたからだ。

儀式は成功した。

後は代償が待っている。

ダンジョンの身震いのような揺れを感じながら、俺はこの美人をどう連れていくかを思案するのだった。
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