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256.転売屋は幸運のお守りを依頼する
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四つ葉のフィオーラはそれなりの数が集まった。
これを加工して売り出そうと思うのだが、ルティエだと相性が悪い。
彼女は鉱石や金属関係が得意なのであって植物は専門外。
ってことは別の方法を考えないといけないのだが、ちょうどおあつらえの物が市場に来ているはず。
そんな感じで露店をうろうろしているのだけど、今日は来ていないのだろうか。
決まった場所はまだないはずなので、端から端まで仕入れを行いながら歩いていると・・・。
お、あった。
「よぉ、久しぶりだな。」
「あ!この前の買取屋さん!」
「シロウだ。」
「シロウさん、この前はありがとうございました!おかげで冬を越すことが出来ました。」
「そいつは何よりだ。」
「良くお礼を言うようにとお母さんとおばあちゃんに言われてるんです。これ、良かったら・・・。」
見つけたのは還年祭の前にお守りを売っていた露店だ。
綺麗な刺繍の入った巾着やひざ掛けも一緒に買ったが、ひざ掛けはミラのお気に入りだ。
アネットがもう一つ欲しいと言っていたな。
「これは、ひざ掛けか?」
「話をしたらお母さんがとっても喜んで、それで新しく織ったんです。」
「そいつはありがたい。ちょうど後一人分欲しかったんだ。今日もいつものを持っていたのか?」
「はい。この二か月は雪がすごくて外に出られないので、その間にいっぱい作りました。」
「商品は前と一緒だな、巾着にお守りに・・・お、これはなんだ?」
「それは新作のケープです。」
「まだまだ寒いからな、需要はあるだろう。俺が買い占めるのもあれだし、お守りとひざ掛けをもらえるか?」
「はい!ありがとうございます!」
売るのが仕事なんだから俺が買い占めても結果は同じ、むしろ売れ残る事を考えるとマイナスだろう。
だが、俺しかこの店を知らないのと他の人も知っているのとでは、俺がいないときの売れ行きが違う。
良い店は色んな人に知ってもらうべきだ。
代金を渡し商品を貰うと嬉しそうな顔をした。
まだまだ若い、モニカやルティエと同じ位の歳だろう。
「なぁ、このお守りの刺繍なんだが一つ一つ違うのには何か意味があるのか?」
「はい、一応・・・。」
「魔物避けの他に何があるんだ?」
「こっちが病気避けで、こっちがケガ避けです。」
「なるほど、ちゃんと意味があるんだな。」
たかが刺繍、されど刺繍だ。
こんな世界なんだから効果があってもおかしくない。
「おばあちゃんが仕込んだ呪い用の糸を使っているんですよ。」
「なるほどなぁ。じゃあ幸運の刺繍みたいなのもあるのか?」
「もちろんあります。」
「どれだ?」
「え~っと・・・これです!」
それはウサギの刺繍が施されたお守りだった。
可愛らしい感じだが、決して狙っている感じはない。
素晴らしい刺繍だ。
「この中にもキーライが入っているのか?」
「はい。」
「別の物を入れても構わないよな?」
「本当は四つ葉のフィオーラを入れるのが良いんですけど、なかなか見つからなくて。」
ふむ、となると決まりだな。
「なら、これを使ってもらえるか?」
「これは・・・四つ葉のフィオーラ!」
「ワケあって数が手に入ってな。」
「すごい、初めて見ました。」
「これを渡すからお守りを作ってもらえるか?依頼料はこんな感じで。」
そういいながら指を三本立てる。
「銀貨3枚ですか?」
「いや、30枚だ。」
「え、30枚!?」
「輸送代と材料費込みだからこんなもんだろう。」
「全部でいくつ作りますか?」
「全部で10個だ。」
「え!?」
「他のお守りもいつものように作ってくれて構わない。前回も好評だったからな、今回はこいつを使わせてもらおう。」
カニバフラワーの下で見つかったフィオーラは全部で3つ。
合計10個の四つ葉フィオーラが手元にある。
また冬のようにお守りをつかったクジをすれば・・・。
儲けは確実だな。
思わずニヤリと笑ってしまったがその顔は見られなくて済んだらしい。
よかったよかった。
「そんなに・・・帰ったら皆喜びます!」
「頼まれてくれるか?」
「はい!」
よし、これでフィオーラの使い道は決まったな。
「納期はどうする?」
「この数ですので一か月もあれば。」
「じゃあ来月の頭に店に持ってきてくれ。」
「わかりました!」
任務完了。
でもなぁ、10個だけっていうのもあれだし・・・。
他にも何かないか探してみるか。
一度店に戻ってから図書館へと足を向ける。
今日もアレン少年は忙しそうに?本を積み上げていた。
「シロウさん、珍しいですね。」
「ちょっと調べものをな。幸運のお守りについて何か知らないか?」
「幸運のお守りと言えば四つ葉のフィオーラですが、それじゃないんですよね?」
「あぁ、それは知ってるんだが他にもないかと思ってな。」
「他のですか。そうだ確かこの本に・・・。」
いつものように本の山をするすると通り抜け目的の本へと向かうアレン少年。
よくまぁどこに何があるかわかるよなぁ。
この積み上げられた本の山でさ。
「この本は冒険者が書いたものなんですけど、幸運を呼び込んだという記述がいくつかあったはずです。素材か何かだと思いますから、シロウさんにぴったりじゃないですか?」
「貸し出しは無理だよな?」
「これはちょっと。」
「なら奥を借りるぞ。」
「えぇ、ごゆっくりどうぞ。」
奥の机はあまりつく人がいないのかいつも埃が溜まっている。
換気ついでに窓を開けてパラパラと本を捲った。
どうやら本というよりも日記の類のようだ。
いつどんな魔物を倒したか。
素材はどんなものがるのか。
出てくる魔物から推測するにまだまだ駆け出しの冒険者だと思われる。
っと、これか。
その中に幸運という単語が出てきた。
なになに・・・。
ホーリーベルという魔物が極稀に小さな金属の塊を落とす。
その中にさらに小さな何かが入っているらしく、振るとちりちりと音がする。
これを着けて歩くと珍しいものを良く発見する・・・らしい。
ま、そうなるわな。
チリチリと音がするって事は鈴か何かだろう。
何処かの国では音のするアクセサリーがお守り代わりになったってテレビで特集されていたな。
その後もぱらぱらとめくっていくと四つ葉のフィオーラ、そしてムーンキャットの髭も幸運を呼ぶと言われていることがわかった。
とりあえずこの二つを調べてみるか。
アレン少年に再び声をかけ先の二つについてさらに調べる。
ムーンキャットの髭は比較的簡単に手に入るようなので、どちらかというとおまじない程度の者なんだろう。
となるとだ、そのホーリーベルとかいう魔物が次の候補になるんだが。
「ん~、そういった名前は記憶にありませんね。」
「マジかよ。」
「もしかすると昔はそういう名前で、今は別の名前で呼ばれているのかもしれません。」
「形までは書いてないんだよなぁ、まいったな。」
「私も興味があるので調べてみましょう。」
「助かる。俺はギルドに行って確認してくるわ。ありがとな。」
「またのお越しをお待ちしています。」
図書館を出て冒険者ギルドへ。
この流れも慣れたものだなぁ。
お、何やら人が多いぞ。
冒険者が外にたむろすることはあっても、行列が外まで続いているのは珍しい。
何かあったんだろうか。
「あ、シロウさん!」
「よぉ、今日は随分冒険者が多いな。何かあったのか?」
「新人が増えたんですよ。」
「あぁ、春だからか。」
「これでまたダンジョンが騒がしくなる、当分は奥に潜るかぁ。」
「たまには戻って商品もって来いよ。」
「アタリが出ればなぁ。」
「お守りでも買ったらどうだ?」
「そんなの買う金があったら酒飲みますって。」
話を聞いていた周りの冒険者も声を出して笑いだす。
まぁダンジョンに夢を見なくなった冒険者らしい返事だ。
でもここに並ぶ新人たちはそうではない。
一獲千金を夢見たのか、それとも実力主義の世界にあこがれたのか。
理由は様々だろうが俺の客が増えるのはありがたい事だな。
「この感じだと職員も手が空きそうにないな。」
「なにかあったんっすか?」
「なぁ、ホーリーベルって魔物知ってるか?」
「知らないっすねぇ。なぁ、お前は?」
「俺も知らねぇ。」
「俺もだ。」
「だよなぁ。」
やはり名前が違うんだろう。
もしくはもういなくなった魔物か。
ダンジョンから魔物が居なくなるかは知らないが、そういう可能性もゼロじゃない。
追加のお守りはあきらめた方が良さそうだ。
「来月例のクジをまた売るからみんなに広めといてくれるか?」
「え、またやるんですか!?」
「今回の当たりは?」
「四つ場のフィオーラを使った幸運のお守りだ。」
「「「おぉ!」」」
「呪い糸を使った刺繍もされてるから、多少はご利益があるだろうって言われている。後はいつものルティエの作ったアクセサリーだよ。」
「また女達が群がるなぁ。」
「でも四つ葉のフィオーラっていえば効果があるって有名だろ?当たればそれこそラッキーだ。」
そういう考え方もあるのか。
なるほど。
「じゃあ頼んだぞ。」
「「「うぃーーーっす。」」」
宣伝はこれで良しっと。
後は、店に戻るだけだが・・・。
もう一度行列の方に目を向ける。
誰もが期待に目を輝かせて行儀よく並んでいる。
ここから何人生き残るのか。
ちがうな、何人俺の客に出来るのか。
どれ、たまには趣向を変えて儲けてもいいかもしれないな。
これを加工して売り出そうと思うのだが、ルティエだと相性が悪い。
彼女は鉱石や金属関係が得意なのであって植物は専門外。
ってことは別の方法を考えないといけないのだが、ちょうどおあつらえの物が市場に来ているはず。
そんな感じで露店をうろうろしているのだけど、今日は来ていないのだろうか。
決まった場所はまだないはずなので、端から端まで仕入れを行いながら歩いていると・・・。
お、あった。
「よぉ、久しぶりだな。」
「あ!この前の買取屋さん!」
「シロウだ。」
「シロウさん、この前はありがとうございました!おかげで冬を越すことが出来ました。」
「そいつは何よりだ。」
「良くお礼を言うようにとお母さんとおばあちゃんに言われてるんです。これ、良かったら・・・。」
見つけたのは還年祭の前にお守りを売っていた露店だ。
綺麗な刺繍の入った巾着やひざ掛けも一緒に買ったが、ひざ掛けはミラのお気に入りだ。
アネットがもう一つ欲しいと言っていたな。
「これは、ひざ掛けか?」
「話をしたらお母さんがとっても喜んで、それで新しく織ったんです。」
「そいつはありがたい。ちょうど後一人分欲しかったんだ。今日もいつものを持っていたのか?」
「はい。この二か月は雪がすごくて外に出られないので、その間にいっぱい作りました。」
「商品は前と一緒だな、巾着にお守りに・・・お、これはなんだ?」
「それは新作のケープです。」
「まだまだ寒いからな、需要はあるだろう。俺が買い占めるのもあれだし、お守りとひざ掛けをもらえるか?」
「はい!ありがとうございます!」
売るのが仕事なんだから俺が買い占めても結果は同じ、むしろ売れ残る事を考えるとマイナスだろう。
だが、俺しかこの店を知らないのと他の人も知っているのとでは、俺がいないときの売れ行きが違う。
良い店は色んな人に知ってもらうべきだ。
代金を渡し商品を貰うと嬉しそうな顔をした。
まだまだ若い、モニカやルティエと同じ位の歳だろう。
「なぁ、このお守りの刺繍なんだが一つ一つ違うのには何か意味があるのか?」
「はい、一応・・・。」
「魔物避けの他に何があるんだ?」
「こっちが病気避けで、こっちがケガ避けです。」
「なるほど、ちゃんと意味があるんだな。」
たかが刺繍、されど刺繍だ。
こんな世界なんだから効果があってもおかしくない。
「おばあちゃんが仕込んだ呪い用の糸を使っているんですよ。」
「なるほどなぁ。じゃあ幸運の刺繍みたいなのもあるのか?」
「もちろんあります。」
「どれだ?」
「え~っと・・・これです!」
それはウサギの刺繍が施されたお守りだった。
可愛らしい感じだが、決して狙っている感じはない。
素晴らしい刺繍だ。
「この中にもキーライが入っているのか?」
「はい。」
「別の物を入れても構わないよな?」
「本当は四つ葉のフィオーラを入れるのが良いんですけど、なかなか見つからなくて。」
ふむ、となると決まりだな。
「なら、これを使ってもらえるか?」
「これは・・・四つ葉のフィオーラ!」
「ワケあって数が手に入ってな。」
「すごい、初めて見ました。」
「これを渡すからお守りを作ってもらえるか?依頼料はこんな感じで。」
そういいながら指を三本立てる。
「銀貨3枚ですか?」
「いや、30枚だ。」
「え、30枚!?」
「輸送代と材料費込みだからこんなもんだろう。」
「全部でいくつ作りますか?」
「全部で10個だ。」
「え!?」
「他のお守りもいつものように作ってくれて構わない。前回も好評だったからな、今回はこいつを使わせてもらおう。」
カニバフラワーの下で見つかったフィオーラは全部で3つ。
合計10個の四つ葉フィオーラが手元にある。
また冬のようにお守りをつかったクジをすれば・・・。
儲けは確実だな。
思わずニヤリと笑ってしまったがその顔は見られなくて済んだらしい。
よかったよかった。
「そんなに・・・帰ったら皆喜びます!」
「頼まれてくれるか?」
「はい!」
よし、これでフィオーラの使い道は決まったな。
「納期はどうする?」
「この数ですので一か月もあれば。」
「じゃあ来月の頭に店に持ってきてくれ。」
「わかりました!」
任務完了。
でもなぁ、10個だけっていうのもあれだし・・・。
他にも何かないか探してみるか。
一度店に戻ってから図書館へと足を向ける。
今日もアレン少年は忙しそうに?本を積み上げていた。
「シロウさん、珍しいですね。」
「ちょっと調べものをな。幸運のお守りについて何か知らないか?」
「幸運のお守りと言えば四つ葉のフィオーラですが、それじゃないんですよね?」
「あぁ、それは知ってるんだが他にもないかと思ってな。」
「他のですか。そうだ確かこの本に・・・。」
いつものように本の山をするすると通り抜け目的の本へと向かうアレン少年。
よくまぁどこに何があるかわかるよなぁ。
この積み上げられた本の山でさ。
「この本は冒険者が書いたものなんですけど、幸運を呼び込んだという記述がいくつかあったはずです。素材か何かだと思いますから、シロウさんにぴったりじゃないですか?」
「貸し出しは無理だよな?」
「これはちょっと。」
「なら奥を借りるぞ。」
「えぇ、ごゆっくりどうぞ。」
奥の机はあまりつく人がいないのかいつも埃が溜まっている。
換気ついでに窓を開けてパラパラと本を捲った。
どうやら本というよりも日記の類のようだ。
いつどんな魔物を倒したか。
素材はどんなものがるのか。
出てくる魔物から推測するにまだまだ駆け出しの冒険者だと思われる。
っと、これか。
その中に幸運という単語が出てきた。
なになに・・・。
ホーリーベルという魔物が極稀に小さな金属の塊を落とす。
その中にさらに小さな何かが入っているらしく、振るとちりちりと音がする。
これを着けて歩くと珍しいものを良く発見する・・・らしい。
ま、そうなるわな。
チリチリと音がするって事は鈴か何かだろう。
何処かの国では音のするアクセサリーがお守り代わりになったってテレビで特集されていたな。
その後もぱらぱらとめくっていくと四つ葉のフィオーラ、そしてムーンキャットの髭も幸運を呼ぶと言われていることがわかった。
とりあえずこの二つを調べてみるか。
アレン少年に再び声をかけ先の二つについてさらに調べる。
ムーンキャットの髭は比較的簡単に手に入るようなので、どちらかというとおまじない程度の者なんだろう。
となるとだ、そのホーリーベルとかいう魔物が次の候補になるんだが。
「ん~、そういった名前は記憶にありませんね。」
「マジかよ。」
「もしかすると昔はそういう名前で、今は別の名前で呼ばれているのかもしれません。」
「形までは書いてないんだよなぁ、まいったな。」
「私も興味があるので調べてみましょう。」
「助かる。俺はギルドに行って確認してくるわ。ありがとな。」
「またのお越しをお待ちしています。」
図書館を出て冒険者ギルドへ。
この流れも慣れたものだなぁ。
お、何やら人が多いぞ。
冒険者が外にたむろすることはあっても、行列が外まで続いているのは珍しい。
何かあったんだろうか。
「あ、シロウさん!」
「よぉ、今日は随分冒険者が多いな。何かあったのか?」
「新人が増えたんですよ。」
「あぁ、春だからか。」
「これでまたダンジョンが騒がしくなる、当分は奥に潜るかぁ。」
「たまには戻って商品もって来いよ。」
「アタリが出ればなぁ。」
「お守りでも買ったらどうだ?」
「そんなの買う金があったら酒飲みますって。」
話を聞いていた周りの冒険者も声を出して笑いだす。
まぁダンジョンに夢を見なくなった冒険者らしい返事だ。
でもここに並ぶ新人たちはそうではない。
一獲千金を夢見たのか、それとも実力主義の世界にあこがれたのか。
理由は様々だろうが俺の客が増えるのはありがたい事だな。
「この感じだと職員も手が空きそうにないな。」
「なにかあったんっすか?」
「なぁ、ホーリーベルって魔物知ってるか?」
「知らないっすねぇ。なぁ、お前は?」
「俺も知らねぇ。」
「俺もだ。」
「だよなぁ。」
やはり名前が違うんだろう。
もしくはもういなくなった魔物か。
ダンジョンから魔物が居なくなるかは知らないが、そういう可能性もゼロじゃない。
追加のお守りはあきらめた方が良さそうだ。
「来月例のクジをまた売るからみんなに広めといてくれるか?」
「え、またやるんですか!?」
「今回の当たりは?」
「四つ場のフィオーラを使った幸運のお守りだ。」
「「「おぉ!」」」
「呪い糸を使った刺繍もされてるから、多少はご利益があるだろうって言われている。後はいつものルティエの作ったアクセサリーだよ。」
「また女達が群がるなぁ。」
「でも四つ葉のフィオーラっていえば効果があるって有名だろ?当たればそれこそラッキーだ。」
そういう考え方もあるのか。
なるほど。
「じゃあ頼んだぞ。」
「「「うぃーーーっす。」」」
宣伝はこれで良しっと。
後は、店に戻るだけだが・・・。
もう一度行列の方に目を向ける。
誰もが期待に目を輝かせて行儀よく並んでいる。
ここから何人生き残るのか。
ちがうな、何人俺の客に出来るのか。
どれ、たまには趣向を変えて儲けてもいいかもしれないな。
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